No.707670

咎を受けし御使いの最後の旅~二人の御使いと二人の劉備~

ユウヤさん

どんどんととんでもない事になって言ってる気がするが・・・
気にせず逝ってみよう!
それでは本編どうぞ。
え?一刀の設定??そう言えばそんなのもありましたね。
ですが・・・まだ全部出きって無いのでまだ載せないよ~

2014-08-10 18:07:48 投稿 / 全7ページ    総閲覧数:2642   閲覧ユーザー数:2112

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 二人の劉備と二人の御使い~咎を受けし御使いの最後の旅

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

賊討伐戦

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 For紫苑side

 

 

 紫苑「はっ!」

 

 ヒュヒュヒュン!!

 

 兵士A「黄忠様、第一陣撃ち尽くしました。」

 

 紫苑「なら下がりなさい、第二陣まで下がったら各々所定の位置で迎撃再開。」

 

 兵士A「はっ!」

 

 一騎さんから敵が来たと言われて私達はそのまま森の中へと入っていった。それから一晩明けて予定の場所まで敵とは遭遇しなかった。

 

 敵は賊軍、統率も取れてないその軍は行軍速度もはっきり言って遅すぎるの一言に尽きる。

 

 私達は街道を進む賊達を攻撃、撤退しながら敵を少しずつ削っていった。

 

 紫苑「100は減らせたかしら?」

 

 作戦の内容はこうだ。

 

 第一陣で敵を森に引き込む。

 

 第二陣で敵を森の中で確実に仕留める。

 

 第三陣も同様。

 

 この三つの作戦・・・と言っていいかはさておき、三か所に矢をあらかじめ隠しておき所持してる矢が尽きたら次の場所に移動するのを繰り返すことで矢が完全に尽きるのを防いでいる。

 

 矢の総数は1000(私の分は別)を用意。残りは700。残り約900の敵に対してまずまずといった所ですか・・・

 

 紫苑「第二陣の矢は300第三陣は400。これで敵を500まで減らせれば・・・」

 

 次の陣に撤退しながら敵の動きを森の動きからどう来るかを察知、そこから部隊の展開を臨機応変に変えている。

 

 兵士B「黄忠様、敵来ます。」

 

 紫苑「各自散開。各個撃破。安心しなさい。貴方たちなら必ずやれますわ。」

 

 兵士B「はい。」

 

 第二陣にて矢を補給した各兵はまた散っていく。

 

 紫苑「敵も一つ覚えの追撃、しかも深追いし過ぎている。これが正規の軍なら・・・罰則物ですわね。」

 

 まあ、生きて帰れればの話ですが。

 

 紫苑「一騎さん、貴方の期待に応えて見せますわ。黄忠漢升、今は身を潜め、狙い撃たせてもらいますわ。」

 

 そこから私は息をひそめ、確実に敵の急所に矢を打ち込み続けた。

 

 正直、今まで以上に調子がよく、第三陣を終えるころには私の放った矢、300本中外れたのが3本という結果でした。

 

 一騎さん、褒めてくれるかしら?

 

 

 

 For一騎side

 

 

 紫苑達が森の入って三日、予定ではそろそろ来る頃だ。

 

 一騎「劉戯、そっちの準備はどうだ?」

 

 劉戯「問題ねえな。一刀と桃香も配置についた。」

 

 一騎「今はあの二人には期待してないがな。」

 

 劉戯「手厳しいこって・・・」

 

 一騎「さて・・・ん?帰って来たようだな。」

 

 劉戯「1・・・2・・・3・・・4・・・ん、ちゃんと十人生きて帰ってきたな。」

 

 一騎「樹、矢を彼等に。」

 

 樹「了解!」

 

 俺の指示で樹が大量の矢を抱え黄忠隊の所に駆けて行った。

 

 劉戯「さて、敵さんはどれぐらい減ったかね?」

 

 一騎「紫苑のあの顔を見るに・・・予定数は減らせたみたいだな。」

 

 劉戯「・・・見えんのかよ。」

 

 一騎「ふ、女性の顔なら二里(約800m)先でも見て取れるさね。」

 

 劉戯「お前って・・・女好き?」

 

 一騎「ん・・・まあ、自覚はしてるよ。どうやら天然タラシらしい。それでいて大事な女性なら何人でも大切にしたいと思えるから困る。」

 

 劉戯「難儀な性格だ。」

 

 一騎「重々理解しているよ。さて・・・出てくるぞ。」

 

 そう言って森に視線をやると。

 

 賊「「「「「おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」」」」」」

 

 劉戯「よし、お前ら、よぉく聞け!!あいつらは俺達の村を襲う獣だ!容赦はするな!お前らは俺の特訓について来た精鋭だ!!あんな賊どもなんかさっさと討ち果たして酒を飲むぞ!!」

 

 劉戯兵「「「「「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」」」」」

 

 劉戯の号令と共に80人余りの兵が森から出てきた奴等に襲いかかる。

 

 一騎「樹、叢雲。さっさと終わらせるぞ。」

 

 樹「了解です。大将。」

 

 叢雲「ウチ等に掛かればあんなん赤ん坊も同じや!」

 

 一騎「油断だけはしないように・・・」

 

 二人「「はい!」」

 

 二人も敵に向かって走り出した。俺はひとまず全体を見ることにした。

 

 一騎「ちらほら居るな・・・黄色い布」

 

 そう、明らかに混ざっている。黄色い布を頭、無いしは腕に巻いた賊達。その中に俺は見覚えがある三人組を見つけていた。

 

 ???「ほわあああああ!!」

 

 ???「ほわあああああ!!」

 

 ???「ほわあああああ!!」

 

 一騎「はいそこまで。」

 

 三人「「「誰だ!」」」

 

 一騎「鄧艾士載。この村を守る一人だ。・・・ヒゲ、チビ、デク。お前らに聞きたい事がある。」

 

 デク「お、おでを一目見てデブ扱いしないのアニキ以外では初めてなんだな・・・」

 

 チビ「た、確かに俺はチビだけどよ・・・」

 

 ヒゲ「ヒゲってなんだ!?せめてのっぽとかあるだろうよ!?」

 

 一騎「・・・聞いてもいいか?」

 

 三人「「「あ、どうぞどうぞ。」」」

 

 三人息ぴったり、漫才トリオか?

 

 一騎「お前らは“誰の歌を聞きに来た”?」

 

 ヒゲ「な!?・・・お前も張角ちゃん達を知ってるのか?」

 

 一騎「そうか、それが答えか。」

 

 ヒゲ「だとしたらどうだってんだ!」

 

 一騎「なあ・・・なんでこんな事をするんだ?」

 

 ヒゲ「そんなの張角ちゃん達の歌を聴く為に決まってんだろう!」

 

 一騎「いや、決まって無い。略奪をする理由では無い。だろう?」

 

 ヒゲ「彼女たちの歌を聴く為に俺達は食って行かなきゃならねえ。その為に奪う!」

 

 一騎「暴論だな。俺はお前たちの彼女たちの歌に対する愛を信じていはいる。だがな・・・それを踏まえて聞くぞ?それは“彼女たちの歌の為になるのか”?」

 

 ヒゲ「・・・どう言うこった?」

 

 一騎「お前らみたいなのが増えた時どうなると思う?彼女たちが賊を扇動してるってことになったら?彼女達に責任が降りかからないか?」

 

 ヒゲ「・・・そ、それは・・・」

 

 一騎「何より・・・彼女たちの歌は“そんな事を望んで無い”彼女たちの歌は“平和を歌っている”。違うか?」

 

 ヒゲ「ぐ・・・」

 

 一騎「なあ、彼女たちを救いたくはないか?」

 

 ヒゲ「どう言う事だ!?」

 

 一騎「考えても見ろ、このままお前らみたいなのが増えたらどうなる?彼女たちの歌は平和を歌っているからこそ、この腐った王朝より彼女たちを慕う奴等が増えるだろう。だが・・・」

 

 ヒゲ「それを王朝は黙って見てねえってことか?」

 

 一騎「なんだ、分かってるじゃないか。」

 

 ヒゲ「・・・だが、どう救う?」

 

 一騎「お?聞く気になったか?」

 

 ヒゲ「今の張角ちゃん達の行動はどこかしらおかしいのは確かなんだ。それもこれもあの波才って野郎が来てからな。」

 

 一騎「・・・なるほど、お互いに色々情報を交換できるってわけだな。」

 

 ヒゲ「・・・チビ、デク。俺はこいつについて行くぞ。」

 

 チビ「へ!?」

 

 デク「アニキ、いいんだか?」

 

 ヒゲ「こいつは相当強い。俺達が束になっても勝てねえだろうさ。それに後ろを見てみろ。」

 

 二人「「??」」

 

 ああ、見せちゃうんだ。あの地獄を・・・

 

 

 

 叢雲『ウチは女やああああああああああああああ!!!!』

 

 樹『そうだ!彼女は女だ!!誰だ!彼女にひょろい男って言った奴は!止めるこっちの身にもなれえええええ』

 

 賊『『『『『ぎゃあああああああああああああああああああああああああああ!!!!』』』』』

 

 チュドーーーーーーーーーーーーーン

 

 

 

 二人「「喜んで降らせてもらいます!」」

 

 一騎「ははは・・・」

 

 女性のコンプレックスを刺激すればああなる。分かり切ってる事だ。

 

 ヒゲ「信じて、良いんだよな?」

 

 一騎「もち。」

 

 ヒゲ「なら・・・信じるぜ。」

 

 一騎「おう、お前らに最高の三姉妹の歌を聞かせてやんよ。・・・もちろん助けた後でな。」

 

 ヒゲ「約束だかんな?」

 

 一騎「任せろ。後で情報を聞きに行く。それまでは俺の後ろに居ろ。」

 

 ヒゲ「分かった。」

 

 思わぬ収穫。天和達を討伐隊が組まれる前に保護できそうだ。

 

 一騎「さて・・・俺も参戦するかね。」

 

 俺は外套の中から弓を取り出す。

 

 一騎「『龍牙爪』展開。」

 

 カシャン、カシャン、ジャキン!

 

 一騎「一矢滅殺、我が弓の前に屍すら残すこと叶わず。」

 

 ギリギリギリ・・・バシュ!!!

 

 俺の手から放たれた一本の矢が未だ交戦していない賊の集まりの中央に着弾。

 

 どぉぉぉおおおおおおん!!!!!

 

 一騎「滅殺」

 

 チビ「なあ、アニキ。俺ら・・・此処に居て良かったな。」

 

 ヒゲ「だな・・・本当に良かった。」

 

 後ろで何やら安堵の声が聞こえるが、気にしない。

 

 一騎「さて・・・残るは100ぐらいか?こっちの被害は・・・20って所か。」

 

 

 

 叢雲『アハハハ、アハハハハハハハハハハ』

 

 樹『く、誰か止めるの手伝え!!叢雲、落ち着け。落ち着くんだ!!』

 

 劉北『淩統!女性は胸では決まらないぞ!!そう悲観するな!!』

 

 劉備『そうだよ。ムーちゃんは女の子らしい男の子だよ!』

 

 叢雲『・・・ウニャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!』

 

 劉北『桃香!?まだ男だと思ってたの!?!?本当に女の子だから!!』

 

 劉備『え?えええぇぇぇぇぇぇぇぇ!?!?!?!?!?』

 

 樹『その反応にこっちが驚きだよぉぉぉぉぉ!!!』

 

 

 

 遠くで目を逸らしたくなる騒動が起こっているが・・・気にしない。と言うかそのせいで俺の攻撃の印象が小さくなってるんだが・・・年甲斐も無く泣いちゃうぞおじさん・・・

 

 

 

 

 賊討伐戦はこちらの圧勝で終わった。こちらの被害は死者20、重傷者20、軽症者30と、歩兵部隊で動ける人間は居なかったが、黄忠隊、紫苑、樹、叢雲、劉三兄弟、俺とかなりの手練が残っていたのでさほど問題無いだろう。

 

 賊はあの三人を残して全滅。圧倒的ではないか我g(ry

 

 さて、ちなみに俺はあの三人組を外套の中にしまいこんでいる。え?ばらしていいのかって??大丈夫、あいつらはこれから此処で暮らすんだからな。

 

 チビ「なななな」

 

 ヒゲ「(あんぐり)」

 

 デク「ひ、広いんだな。」

 

 一騎「さて・・・お前らには此処で俺達について学んでもらう。三姉妹を救ったら彼女たちも此処で暮らして貰う算段だから、しっかり学ぶように。」

 

 ヒゲ「・・・・・・はっ!あ、あんた何者なんだ!?」

 

 一騎「鄧艾士載、咎を受け、世界を旅する放浪者。最後の旅をしている最中さ。さて、自己紹介をしようか?」

 

 俺はそのまま指を鳴らす。すると三人組の後ろに魔方陣が現れ、此処に住む代表格が現れる。

 

 三人「「「!?!?!?!?」」」

 

 一騎「さあ、紹介しよう右から茶々丸、藍、セイヴァー、アーチャー、小ちゃん、左慈、クソ眼g・・・于吉だ。」

 

 于吉「ちょ、北郷殿?今なんと??」

 

 左慈「間違ってねえだろ。」

 

 于吉「ああ・・・左慈の愛の言葉が痛い(悦)」

 

 左慈「なあ・・・こいつ殺してもいいよな?な??」

 

 一騎「自己紹介が終わったらな。」

 

 于吉「北郷殿!?」

 

 ヒゲ「・・・俺は張曼成だ。」

 

 チビ「俺は周倉ってんだ。」

 

 デク「おでは、廖化って言うんだな。」

 

 おっと、思いのほか大物だったか。

 

 一騎「よし、連れてっていいぞ左慈。」

 

 左慈「応、すぐ戻る。」

 

 于吉「おや?左慈??なぜ私のメガネだけを持って行くのですか??左慈???」

 

 左慈は于吉の眼鏡を取り上げ俺達から少し離れた場所に移動すると。

 

 左慈「そいやぁぁぁぁ!!!!」

 

 その眼鏡は人工太陽に吸い込まれていった・・・

 

 于吉「うぎゃあああああああああああああ!!!熱いぃぃぃぃぃぃ!!!!!」

 

 一騎「いやいやいや!熱いじゃ済まないから!って言うか于吉本体やっぱあれだったの!?」

 

 さすがに突っ込んでしまった。

 

 左慈「さて、張曼成、廖化、周倉。お前らはもはや後戻りはできない。真実と真理を知り、それを力としなければならないんだ。」

 

 一騎「三姉妹を救うために覚悟しろ。」

 

 張曼成「・・・いいぜ。もとより覚悟の上だ。俺の真名は(すう)だ。」

 

 周倉「アニキが覚悟してんだ俺っちが覚悟しないでどうすんだってんだ。俺の真名は(あん)ってんだ。よろしくな。」

 

 廖化「お、おでの真名は(こう)なんだな。」

 

 一騎「俺の本名は北郷一刀だ。今は鄧艾士載、真名を一騎と名乗ってる。その理由も左慈達に聞くがいい。それじゃ、俺はこれで失礼する。連絡の仕方も教えてやってくれ、于吉。」

 

 于吉(黒焦げ)「お任せください。」

 

 一騎「じゃ、これで。」

 

 俺はそのまま魔方陣を展開し、宿にとってある自分の部屋に転移した。そこで、とんでもない事故が起こるとは思ってもみなかったのだ・・・

 

 

 

 

 あとがき

 

 華琳「ふんふふ~ん♪」

 

 一刀「ご機嫌だな?」

 

 あ、ああ・・・やっと華琳編を書き始めたからな。

 

 一刀「そうか・・・ご苦労様。」

 

 労いの言葉はいらん・・・金をくれ。

 

 一刀「いきなりだな?」

 

 給料日前・・・もう・・・酷い・・・寒い・・・

 

 一刀「・・・ファイト」←某ノーライフ妹風に

 

 殺すぞ?可愛くないからな??それとあの子をネタにするな。後で兄が怖いぞ。

 

 一刀「ふ・・・兄VS兄・・・望む所だ。」

 

 ゲームでは勝てないぞ?

 

 一刀「誰がゲームでやると??腕、力、勝、負!!」

 

 大人気無いな!?

 

 一刀「はっはっは!!」

 

 華琳「一刀~、早く来なさ~い!!お祝いにケーキ食べに行くわよ~~」

 

 呼んでるぞ。

 

 一刀「・・・なあ、ユウヤ。」

 

 なんだよ。

 

 一刀「俺も懐が寂しくなりそうだ。」

 

 何故に?華琳はそんなに食べないだろう???

 

 一刀「ふ・・・華琳居る→春蘭来る→季衣も付いて来る→春巻き効果で鈴々が来る→美味しい者に吸い寄せられ恋登場→俺の懐オワタ」

 

 ・・・だいじょ~ぶ←某ノーゲームの小学生風

 

 一刀「orz」

 

 

 


 
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