No.687443

IS 2体の魔神皇帝

HIBIKIさん

久しぶりに戦闘(模擬戦)の描写を入れました。でも短い・・・。

2014-05-17 20:58:34 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:830   閲覧ユーザー数:823

土曜日になると清香は箒とともに実家に数日間戻る事にした。清香は一夏にも来て欲しかったようだが

「研究所の護りの事もあるから無理だ」といわれて寂しそうだったがもう一つの帰る場所を護ってくれている

と考えて放棄と2人で行く事になったのだ。

 

「一夏がスカルホースを貸してくれるというのだが破瑠覇に頼んで飛んでいくか?」

 

「ん♪免許は一応取ったけどスカルホースの運転難しいからね。破瑠覇、お願いね♪」

 

「ガウッ!」

 

破瑠覇は3メートルほどの大きさになると2人を乗せて清香の実家へと飛んで行った。

 

「家に帰るのがなんだか久しぶりに思えるよ」

 

「久しぶりだろう。前から2ヶ月は経っているはずだぞ」

 

「アハハ、確かにね。おじいちゃん達元気かなぁ・・・」

 

破瑠覇はおよそ時速80Km程のスピードで飛んでいる。

彼女の実家に到着するのは後2~3時間ほど掛かるだろう。

研究所に造られた闘技場では鈴とセシリアのチームがラウラとマドカのチームと模擬戦をしていた。

 

「ラウラ、マドカ!行くわよ!」

 

「うむ!」

 

鈴の言葉にラウラは力強く返す。

 

「CB、サポートお願いしますね」

 

『解りましたお譲様』

 

「負けない・・・」

 

『やったれマドカ!!」

 

ウルトラゴージャスコンピューターを備えた者同士でもやる気十分のようだ。

 

「ロケットパンチ!!」

 

「ブロウクンマグナム!!」

 

ロケットパンチ同士がぶつかり合いZのロケットパンチが若干のパワーの差で弾かれた。

ブロウクンマグナムをマドカは上手に回避した。

 

「やるわね・・・。セシリア!!」

 

「解ってますわ」

 

セシリアが椀部連装砲でマドカを攻撃する。砲弾は実体弾なのでかなりの衝撃がZを襲う。

 

「ダブルハーケン!!」

 

「ガジェットツール!Zブレード!!ウィルナイフ!!」

 

ダブルハーケンとZブレードがぶつかり合う。鈴はウィルナイフでラウラのグレンダイザーを

斬りつけようとしたが伊達に軍人をしていない様でZブレードを弾き飛ばされて回避された。

 

「光子力ビーーム!!」

 

「ビット射出!光子力ビーム!」

 

セシリアはマドカが光子力ビームを発射しようとするのを予測していたようでビットを6機射出。

⊿状に3機1組みの配置で2組を自身の両側に配置して光子力ビームを放つ。

セシリアの光子力ビームは螺旋を描き6本から2本、そして最後には1本の極太ビームとなり

Zの極太の光子力ビームと一瞬拮抗し、爆発を起こす。

 

「ルストハリケーン!!」

 

「させませんわ!」

 

マドカは鈴に向かいルストハリケーンを放つ。しかしセシリアはそれを黙って見過ごさない。

ピットを2機戻して大きな正方形になるように配置しビット同士を繋ぐ光線を発射させる。

するとピットの光線の内側の部分にバリアが発生してルストハリケーンを防ぐ。

 

「スペースサンダー!!」

 

「当って溜まるものですか!!」

 

ラウラがその隙を突こうとセシリアを攻撃するが紙一重で回避されてしまった、

 

「衝撃砲!!いっけー!」

 

鈴が掌に装備されている衝撃砲を使ってラウラにダメージを与えていく。

 

「やるな。ダイザービーム!!」

 

「プロテクトシェード!!」

 

ダイザービームが半透明のバリアにぶつかり星型にされて跳ね返ってくる。

 

「こなくそ!!」

 

ダブルハーケンを自分の前で高速回転させて跳ね返されたビームを弾く。

マドカも負けじとセシリアと戦っている。

 

「サザンクロスナイフ!!」

 

ゴットスクランダーの翼から光の十字手裏剣状の追尾機能付きの光線が発射される。

セシリアはミサイルを一発発射。ミサイルはセシリアの前方3メートルほどで小さな爆発を起こして

周囲に何かを撒き散らす。サザンクロスナイフはその何かに当ると消滅した。

 

「アンチビームミサイル。光子力ビームは無理ですが簡単な光線やビームは無効化出来ますわ」

 

「セシリア頭良い・・・。ドリルミサイル!!」

 

「此方もドリルミサイル!!」

 

マドカは肘にあたる部分からドリルミサイルを発射。セシリアも同じ様に肩のミサイルポットから発射。

2人の間で爆発が起こり視界が利かなくなる。

 

「はぁぁぁ!!」

 

鈴はマドカに高速で近づいてウィルナイフで斬り付ける。しかしマドカもただでは攻撃されない。

アイアンカッターを使ってナイフを受け止める。二人は組み合ったままセシリア達から離れていく。

ラウラはセシリアに接近する。

 

「このっ・・・」

 

「これでお前は武器をおいそれて使えまい!!」

 

「舐めないで下さいまし!!」

 

ラウラの横腹に強い衝撃が走り、弾き飛ばされた。セシリアが彼女を蹴り飛ばしたのだ。

装甲は及ばずともパワーはセシリアのストライク・ティアーズが上回っている。

 

「?」

 

セシリアは装甲がラウラのグレンダイザーより劣っている上にアレだけのパワーで蹴り飛ばして全くの

無傷である事に疑問を抱いた。流石にあれだけの事をしたので結構なダメージが入っていると思っていたので

少し驚いた表情をしている。

 

「くっ・・・性格に肝臓を狙ってきたか・・・私の負けだ」

 

「大丈夫ですか?」

 

負けを認めたラウラが倒れたのを見て急いで駆け寄るセシリア。

痛みは既に無い様でスヤスヤと眠っている。セシリアは急いでラウラをピットに運び込んだ。

 

「セシリア強い・・・」

 

「之で2対1ね」

 

『ほぉ、この状況を作り出すためにワシ等をラウラから引き離したな?」

 

「そりゃそうですよ。マドカは援護が上手ですから・・・。下手に援護されたらセシリアが危ないですよ」

 

『ハハハッ!マドカ、油断していると簡単に鈴の譲ちゃん達にやられるぞい!」

 

「ん。鈴達は昔ならまだしも今はとても強い・・・」

 

その後、マドカは何とかセシリアの援護を受けていた鈴を倒したがSEが残り少なく、セシリアの一斉攻撃

(GヘビーアームズCで言えばフルオープンアタック、SフリーダムGでいえばミーティアフルバースト)

を喰らって倒されてしまった。

 

「おぉう、マドカもラウラもやられちまっただわさ」

 

「あの2人も成長しているって証拠だろ」

 

一夏とボスが模擬戦の感想を言い合う。弾は食堂の手伝いをしているので居ない。

 

「清香と箒は今どのあたりなんだ?」

 

「大井川を越えたあたりだろ。多分後2時間しないうちに向こうに着くと思う」

 

「ほ~。んじゃおれはラウラとマドカの様子を見てくるぜ」

 

「仲良くいちゃついてろ」

 

「ブッ!!!」

 

以外にも『過保護とまでは行かないが妹限定のシスコン気味な一夏』にしてはあり得ないと思っていた

発言にボスは噴出してしまった。

 

「アイツ一体に何があった?」

 

「聞こえてるぞ。言っとくが何も無い。妹が兄離れしてくのを感じたからあいつ等より先に妹離れしただけだ」

 

あっけなく妹離れしてしまっていた一夏にボスは更に驚いたが割りきりが早い彼の性格を思い出し納得してしまったのだった。

 

地獄城では・・・

 

『Drヘル、光子力研究所には今はスカルカイザーとマジンガーZ、グレートマジンガーしか居らず戦力が低下しております』

 

「む?マジンカイザー達は如何したのじゃ?」

 

Drヘルは最もな疑問を口にすると鉄化面の偵察隊隊長がそれに答える。

 

『何処かへ出かけたのを確認しております。追跡はしたのですが気がつかれて撒かれました』

 

「むぅ・・・。仕方が無い。ブロッケン!!」

 

Drヘルはブロッケンを呼び出して幾つか指示を出す。

ブロッケンは敬礼をして飛行要塞グールで出撃して行った。

 

「巻物はないが置物を頂くとしよう・・・フフフフッ」


 
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