岳「はぁ・・はぁ・・」
厳「ふっはっはっはっ、まだまだじゃな岳よ。」
岳「化け物じいさんめ、・・ちっとはこたえろよ」
厳「なんのなんの、この程度どうとでもなるわ
(しかし、この儂をここまで追い込むか・・)
それにしても、花流の剣技も使えるし、
忍術も使える、お前の方が化け物じゃよ。」
岳「それでも、勝てないんですけど」
厳「それはな・・・」
厳はさっきまでとはうってかわって真剣な表情を
浮かべた、風の音だけが聞こえる。
厳「お前にはセンスも力も知恵もある、
お前に足らないのは"覚悟"だ。」
岳「"覚悟"・・か、」
厳「そうじゃ、いつになるか分からんが、
お前は大切なものができるだろう、
その時、お前はそれを守れるか?
命をかけてでも、そして人を殺してでも」
岳「・・・・・」
厳「お前が優しいことは知っている、それは
良いことであり、欠点でもある。
それでも、おま「出来るよ」え・・
何故じゃ?」
岳「だって、大切なものが消える方が
辛いからね。それに、もしものはなし
だから。」
厳「ふっはっはっはっ、面白い!
これを持っていけ」
岳「これって・・・・・」
じいさんが渡してきたのは、時雨と秋雨と
呼ばれる刀だった。
うちの家にある名刀だ
岳「良いのかよ、こんなもんもらって、
じいさんの刀だろ?」
厳「ふっはっはっはっ、これから
始まる物語をお前に語り継いで貰う
なら、それぐらいせんとな♪」
岳「物語?なんの事だよ?」
厳「いずれ分かるわ」
そういって、俺の夏休みは過ぎていった。
新たなる始まりを告げて
厳「あとは、頼むぞ・・・・・貂蝉!」
貂蝉「ぶるああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ
うふっ、久しぶりね厳ちゃん」
厳「・・・・・岳を頼むぞ、
暴走したら止めてくれ」
貂蝉「分かったわ」
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