No.683047

真・恋姫無双 外史に降り立つ仮面ライダー

北河静さん

これは真・恋姫無双の二次創作です。

オリキャラ、独自設定等ありますのでご注意ください

2014-05-01 14:08:19 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:1681   閲覧ユーザー数:1542

 

聖フランチェスカ学院歴史資料館。そこには聖フランチェスカ学院の制服に身を包んだ三人の学生がいた。

 

一人は黒に紅が混ざったような色をした髪の制服を着崩した少年。

 

一人は人の好さそうな笑みを浮かべている茶髪の少年。

 

一人は他の二人に比べて頭半分程小さい少年。

 

 

「あ〜クソッ!なんで態々資料館まで来て三国志について調べ無きゃ行けないんだよ………何考えてんだ?うちの理事長は?」

 

「まあまあ、落ち着きなよ零児。……どうせ、実物を見て歴史を感じろってことだよ、………血生臭い歴史をね」

 

「おいおい、((水月|みつき))あんまり物騒なこというなよ………」

 

零児と呼ばれた制服を着崩している少年の呟きに物騒な言葉を返す水月と呼ばれた背の低い少年に苦笑いしながらツッコミを入れる茶髪の少年。

 

「なに?一刀。僕はただ事実を述べてるだけだよ?人類は血に塗れた道を歩んで来てるんだから……今までも、これからもね」

 

一刀と呼ばれた茶髪の少年の言葉にも水月は冷たい言葉を返す。

 

「……その辺にしとけ、黒峰。言い過ぎだ……全く、お前も北郷がそういう話苦手なの知ってるだろうが」

 

「おっと、御免御免。戦争とかの話をするとつい…ね?」

 

零児が止めると、水月は申し訳なさそうな顔をして、一刀に謝る。

 

「いや……別に気にしてないから大丈夫だ、ほらさっさと済まそうぜ?いつまでもここにいても仕方ないし」

 

一刀は苦笑しながらも他の二人を急かしつつ先へと進んでいく。

 

「………ま、確かにこんなとこに長居する必要は無いな。行くぞ黒峰」

 

「あ…うん。分かったよ零児」

 

 

 

 

 

「………あれ?何してるんだろ、アイツ」

 

「………ん?どうした?水月」

 

二人が一刀に追いつき、暫く館内を巡っていると水月が足を止めた。

 

零児が水月の見ている方を見ると、そこには1人の学生が展示されている銅鏡に手を伸ばしかけていた。その動作は近くで見るというより、何かしらの悪意が込められているように見える。

 

「な?!あいつ何するつもりだ?!」

 

その学生の手は今にも銅鏡に触れようとしている……がその手は銅鏡に触れることはなかった。

 

「おい……テメェ今何しようとしてた?展示物に触れるなってすぐそばに書いてるだろ」

 

「ええっ!?れ、零児?!いつの間に……」

 

「流石、行動が早いね。零児は」

 

先ほどまで横にいたはずの零児が学生の手首を掴んでいるのを見て、一刀が驚いている一方、水月は感心していた。……実際、彼らから学生の所まで凡そ十メートル。その距離を一瞬で詰めたのだから、驚くのは仕方がない。

 

「………チッ、邪魔が入ったか。仕方あるまい」

 

「あ?何ブツブツいってんだよ」

 

如何やら零児には目の前の学生の呟きは聞こえなかったようだ。

 

「………………別に何でもない、離せ。………興味深くてつい手を伸ばしてしまっただけだ」

 

「……………そうか。悪いな、早とちりして。………だが気を付けた方がいいぞ?あと数センチ手を伸ばしてたら警報システムに引っ掛かってたぞ?」

 

そう言って零児は学生の手を放す。……が、その眼は変わらず学生の事を疑っているようだ。

 

「………ああ。以後、気を付ける」

 

そう言うなり、その学生は踵を返し、出口へと向かう。

 

その途中、学生は一刀達のそばを横切る。

 

「…………邪……が入っ……まぁ……夜に………忍び…………」

 

「………なんだ?あいつ、なんか呟いてたけど…水月聞こえたか?」

 

「………いや?僕にも何にも聞こえなかったよ…………………本当はしっかりきこえてたけどね……………これは後で零児に伝えないといけない…か」

 

水月は少年が呟いていた言葉を聞き取れたようだが、一刀に対してはそれを隠すようだ。

 

「ん?どうした?水月」

 

「何でもないよ、一刀。……もう大体見終わったよね?零児連れて寮に戻ろうよ」

 

「それもそうだな。……お~い零児!そろそろ帰ろうぜ~」

 

「ん?おう!今行く!!」

 

三人は合流し、揃って寮への帰路に着く。………そして、そんな三人の後ろ姿を見つめる影があった。

 

「……………北郷一刀、黒峰水月……そして、緋霧零児。この世界では彼らが……の発端を作ることになるのですか?」

 

「ええ、そうよん。……極めて特異なパターンよん。御主人様はともかくとして、他に二人も起点になるとはね~。………しかもそのうちの一人は……………だからねぇ~」

 

話す影は二つ、一つは一般的な体格だが、もう一つは二メートル弱の筋骨隆々の大男だ。

 

「………では、念の為に何らかの対策を施しておきますか?」

 

「そうねん……人の身でありながら化け物を退治するなら打ってつけの物があるんじゃないかしら?」

 

「……成程、『アレ』ですか。いいですね、では彼らに相応しい物を用意しましょうか」

 

「了解よん。『彼』は兎も角、御主人様と御主人様の可愛いお友達はどうしましょうか?」

 

「折角ですし、『アレ』も用意しましょうか」

 

影二つの相談は続く。その相談の対象である三人にはそれを知る術はない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

どうも、作者の北河静です。………前振りが長いし意味深なこと言い過ぎですね!!どうもスイマセン!!

 

で、この作品についてなんですが……主人公一刀じゃないですからね?まぁ主人公格ではありますけど。主人公は零児です。水月君は……マスコット?

 

まぁそれはさておき、次の話でやっと外史突入になるかな~ってところです。

 

その時にでも零児達が変身するライダーについて書きましょうか。

 

ヒントを挙げるなら零児のベルト。フルーツですね。

 

次に一刀。彼は一つだけ、ヒントは剣ですね。これで大体わかると思います。

 

最後に水月。彼も一つだけです。ヒントは……一番劇場版に出演してる方ですね。

 

まぁ今回はこの辺で。ご覧いただき誠にありがとうございます。次回も見ていただけると嬉しいです。それでわ~

 

 

 

 

 

 

 

 

 
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