No.682004

北郷一刀の外史紡ぎ二篭 第七話

ユウヤさん

第七話
題名を見て分かるだろう?
題名でネタばれとかバカなの?
題名を考えるの面倒なんだろう?

続きを表示

2014-04-27 17:56:57 投稿 / 全4ページ    総閲覧数:4052   閲覧ユーザー数:3175

北郷一刀の外史紡ぎ二篭 第七話―江東の麒麟児(遊び人)と江東の虎(戦闘狂)

 

 

 

 建業

 

 

 雪蓮「で?寿春は相当治安が良くなってるようだけど・・・どう言った方法をとってるの??」

 

 彼女は孫策伯符。江東の麒麟児、江東の小覇王と呼ばれる英傑の一人だ。

 

 冥琳「うむ、噂では此処よりも過ごしやすいそうだが・・・」

 

 彼女は周瑜公瑾。孫策の親友にして、孫呉の大都督である。

 

 冥琳「それで・・・だ。穏を寿春に向かわせようと思う。」

 

 雪蓮「へぇ、良いんじゃない?」

 

 冥琳「あと、祭殿には近ごろ多くなった黄巾を纏った賊の討伐に向かわせていたんだが・・・そろそろ交代させようと思ってな。」

 

 雪蓮「やっと私の出番ね!」

 

 冥琳「そうだな・・・とでも言うと思ったか?梨晏に行かせる。」

 

 雪蓮「ぶーぶー!どうして梨晏なのよ!!私も暴れた~い!!」

 

 冥琳「そうか・・・その竹簡の山を私に押し付けて・・・自分の好きな事をしたいと言うか・・・梨晏に雪蓮が王の責務を放棄したって報告していいんだな?」

 

 雪蓮「ちょ!?それだけは勘弁して!!冥琳は愛のある怒りだからまだしも・・・梨晏はシャレにならないんだから!!」

 

 冥琳「そうか、だったら・・・いいな?」

 

 雪蓮「はい・・・」(シュン)

 

 冥琳「まったく・・・半分手伝ってやるから、さっさと終わらせるぞ?」

 

 雪蓮「わ~い、冥琳だ~い好き!!」

 

 こうして断金の契りは今日も今日とて政務に励む。

 

 

 

 

 

 寿春

 

 

 穏「と、言う訳で私が使わされた訳なんです~」

 

 彼女は陸遜伯言、呉の第二の放火魔だ。・・・第一?勿論周瑜だg(ゴスゥ!!)・・・ど・・・何処から・・・棍が・・・

 

 七乃「一刀さん?お腹を押さえて・・・何なさってるんですか?便意ですか??だから謁見の前に厠に行っておいてくださいと・・・」

 

 一刀「そんな事は微塵もないし、言われても無い!」

 

 一体さっきのはなんだったんだろう?とにかくだ、彼女はどうやら周瑜さんに言われ、此処寿春の内部査定に来たみたいだ。なんか悪い事をしてる気分。

 

 穏「えっと~貴方達は初めてお会いしますね?私は陸遜、字を伯言です~。蓮華様は真名をお許しに?」

 

 蓮華「いや・・・まだだ。・・・・・・・・・・・・まだだったな。」

 

 あれ?もしかして忘れてました??

 

 蓮華「これもいい機会だ。北郷、私の真名、蓮華を預ける。いいか?」

 

 一刀「あ、あぁ。俺の事も一刀でいいよ。・・・あれ?結璃には??」

 

 蓮華「ああ、七乃救出の最中に・・・な。」

 

 あれ?俺除け者でしたか??泣いてもいいでしょうか?

 

 結璃「泣かないでください。」

 

 七乃「今は迷惑です。」

 

 おぉう・・・二人で心を読んだ挙句、心を抉ってきました。俺の嫁達が俺の心にやさしくないんですが誰か相談に乗ってもらえないでしょうか?

 

 思春「私はそう言うのには疎い。後私は思春だ。預けるぞ北郷。それと呼び方は変えんぞ?」

 

 此処にも心を読む人が一人!?そしてなんか真名を預けられた!!

 

 一刀「あ、ああ・・・預かりますよ・・・思春さん。」

 

 思春「敬語もいい。なんか気持ち悪い。」

 

 蓮華「あ、私も敬語は良い。何故か一刀からだと・・・気持ち悪い。」

 

 一刀「二人から気持ち悪がられた!?・・・ちょっと・・・厠に行ってくる・・・」

 

 結璃「だから・・・」

 

 七乃「あれほど先に厠に行って来て下さいと・・・」

 

 一刀「くぅ!!!」

 

 勿論泣いてくるんですよ!?本気で心抉られましたからね!?

 

 穏「・・・なんか楽しそうですね~」

 

 

 

 

 

 

 一刀「り、陸遜さん・・・先程は失礼しました・・・」

 

 俺は少し腫れた目をこすりながら陸遜さんに謝罪する。

 

 穏「いえいえ、お気になさらずに~。それと改めて・・・陸遜伯言、真名を穏です。よろしくお願いしますね?北郷さん。」

 

 一刀「あ、どうも・・・俺の事は一刀でいいですよ。姓を北郷、名を一刀です。字は有りません。国の風習で真名も無いので・・・よろしくお願いします。穏さん。」

 

 穏「へ~、それは珍しい・・・知識欲を駆られますね~。私も穏でいいですよ、一刀さん。」

 

 一瞬、寒気を感じたんだけど・・・なんだろう?

 

 七乃「えっと~、張勲です。真名を七乃です。」

 

 結璃「結璃です。訳あって真名のみになりますが・・・どうぞ受け取ってください。」

 

 穏「は~い、分かりました~。あ、七乃さ~ん。美羽ちゃんから伝言です。」

 

 七乃「お嬢様から?」

 

 穏「はい~『愛しの殿方とお幸せに』とのことです~。」

 

 全員「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

 

 ・・・何?此処の美羽って結構物分かりいい子なの?あ、七乃の教育の賜物か?

 

 蓮華「ま、幸せそうではあるがな。」

 

 思春「ですね。」

 

 そんな話をしながら少し場の空気が和んだ所で、穏が本題に入った。

 

 穏「それでは・・・蓮華様、冥琳様より伝言です~」

 

 蓮華「聞こう。」

 

 穏「寿春の統治に関しての報告書を上げてほしいそうです~。私はそれを持って建業へ帰りますのでよろしくお願いしますね~」

 

 蓮華「ん、分かった。一刀、纏めは七乃と明命とやっておいてくれ。」

 

 一刀「ん、分かった。」

 

 七乃「分かりました~」

 

 明命「はい!竹簡運びなどの雑務はお任せです!!」

 

 雑務何て・・・明命?写しとか、期待してるよ?ふふふ、結構数あるんだからね?

 

 結璃「あれ?私は??」

 

 蓮華「はぁ・・・結璃は私達と近くの街の査察だろう?」

 

 それを聞いた瞬間結璃は「あれ?私正ヒロインなのにこの扱い酷くね?」って呟いていた。誰が決めた?そんな事。(神ですが何か?それを覆すのも神ですがね?)

 

 何か声が聞こえた気がする。気のせいだろう。

 

 思春「私は粋怜殿と賊の討伐ですのでこれで。」

 

 粋怜「ん、行こうか思春。」

 

 思春「はっ!」

 

 粋怜さんと思春は賊の討伐だ。さすがに事務仕事がメインになっていたので、すごく嬉しそうだ。特に粋怜さんが。思春はたまに俺を追いかけまわしたりする。・・・よくよく考えたけど実力で言えば俺って結構高いのに・・・コメディ入ると戦闘力下がるのかな?

 

 蓮華「それではこれにて解散!・・・穏、お前はしばらく部屋で黙って、大人しく、具体的にはイスに座ってお茶をすすって、の~~~~~~~~~~~~~んびり待っていてくれ。くれぐれも!頼んだぞ?」

 

 何やら相当の念の入れようだ。

 

 穏「あ、あの~蓮華様?どうしてそんなに念を押すんでしょうか・・・」

 

 蓮華「・・・言わせたいのか?」

 

 穏「い、いいです~。分かりました。穏は一人寂しく・・・部屋ですすり泣いてますよ~だ!蓮華様のイケず~~~~~!!」

 

 そう言って穏は走り去る。彼女に何があると言うんだろうか?

 

 思春「・・・まぁ、気を付けろ北郷。一番心配なのはお前だ。」

 

 一刀「なにが!?」

 

 本当に心配だ。

 

 

 

 時はそのままで荊州某所

 

 ???「さて・・・怪我も治ってやっと帰れるんだが・・・」

 

 華陀「あまり無理をするな。怪我が治ったとはいえ長い間動いてないんだ。」

 

 ???「分かっているさ。だが・・・娘達が心配でな。噂では袁術の客将に身を落としていると聞く・・・我が娘達ながら・・・不甲斐無い。」

 

 華陀「ふむ?最近では袁術が帰順して建業と寿春で善政を敷いているそうだが?」

 

 ???「そうなのか?だとしてもだ・・・私が治めていた領土と比べれば小さい!やはり此処はお仕置きだな!!」

 

 

 

 

 

 

 蓮華「ひぅ!?」

 

 結璃「どしたの?蓮華。」

 

 蓮華「わ、わからない・・・なぜだろう、お母様に怒られる前と同じ寒気を感じた・・・」

 

 結璃「へぇ??何なんだろうね?悪い事の予兆じゃないといいけど?」

 

 蓮華「こ、怖い事言わないで。あれは・・・本当に怖いんだから。」

 

 

 

 

 

 雪蓮「・・・嫌な予感がするわ。冥琳、私しばらく旅にd」

 

 冥琳「死にたいのか?」

 

 雪蓮「うん、ごめん。だからその何処から出したか分からない、いまだ会った事のないはずの覇王様の鎌をしまおうか?」

 

 冥琳「分かっていただけて何より。それではこの竹簡の山を切り崩していこうか。」

 

 雪蓮「は、は~い。」

 

 

 

 

 

 

 ???「とにかくだ・・・まずは寿春に向かう。」

 

 華陀「ふむ、一応俺も付き合おう。最近冀州、揚州、荊州と不穏な動きがある。貴方について行かなければならないような気がする。」

 

 ???「へぇ?勘かい?」

 

 華陀「いや・・・『ごつごうしゅぎのはいりょ』・・・という言葉が頭に思い浮かんだ。何故だろう?」

 

 ???「いや、知らないよ。」

 

 

 

 

 あとがき

 

 

 さらに???が増えました。ま、題名で気付くでしょう。

 

 何気に台詞はこのルート初の雪蓮です。

 

 あとがきと言っていても何も書く事がないので・・・どうしよう?

 

 ま、次回までネタ考えときます。

 

 それではまた次回。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ヒイロ「友の為に書けよ。」

 

 ユウヤ「・・・うん。そうだよね。」

 

 

 


 
このエントリーをはてなブックマークに追加
 
 
27
1

コメントの閲覧と書き込みにはログインが必要です。

この作品について報告する

追加するフォルダを選択