No.681452

魔法少女リリカルなのは ある意味チートな転生者 第二話

真庭銀孤さん

朝食後にカオスな回想と事件の影あり

2014-04-25 20:32:30 投稿 / 全2ページ    総閲覧数:4567   閲覧ユーザー数:4396

「おふぁよう……」

 

「おはようございます」

 

料理を作ってる途中、二人分の気配を察知したので振り返ると、腰まで伸ばした俺と同じ色の髪を寝癖であちこちがボサボサにしている少女ー『泉瑠奈(るな)』と兎の耳を生やした女性ー『メル』がリビングに入ってきていた。

瑠奈は俺の双子の妹で朝に弱い為、大抵はこの状態だ。

メルは俺の使い魔で素体は『ネザーランド・ドワーフ』の成獣。その為、人のでは俺より身長が高い。兎なので野菜が好物だが、最近になって「肉も良いですね。しかし、それでは兎としてのアイデンティティが……!」と言ってた。一回肉食ったからアイデンティティはないと言いようがないからと思ったのが記憶に残ってる。

後、瑠奈も魔法が使える上にレアスキルを持っている(両親は魔法の素質がない)が、俺達のステータスが異常すぎる為にその強さの存在が薄い。俺は転生特典、狂華は忍法があるが、メルは『ソードワールド2.0』のルールブックのⅠとⅡ(どちらも改定版)とⅢに記載されている全ての技能・戦闘特技と一部を除く種族特徴が使え、『アシュラウトの無限工房』に出た合成師の技能も持っている。故に戦闘では魔法で味方を巻き込む事なく敵のみを殲滅するのが可能だ。それに加えて干渉不可の一個人(シャットアウトガーディアン)の干渉を防ぐ能力を持っているから催眠術や機械等で操られない。使い魔としてはかなり強力な存在だ。

瑠奈のレアスキルは東方projectのオリジナル能力に当たる『自然災害を操る程度の能力』と『結果を変える程度の能力』だ。前者は名の通りのもので、後者は『運命を操る程度の能力』に近く、“転んで擦り傷を負った”の結果にあたる“擦り傷を負った”を“怪我してない”の結果に変えて怪我しなかったと言う結果に変えられる。使い方次第じゃ寿命以外では死なないわけだ( 何でもありな調整者(オールチューニング)で食ったバカの転生特典を調整して創っためだかボックスのスキル『目で見えるものだけが真実ではない(マッドアナライズ)』で見た結果)。

 

 

「おはよ。瑠奈はこっちに来な。ブラッシングするから」

 

「メルは料理を乗せた皿を持っていってくれ。俺と狂華は別物だ 」

 

 

両手が塞がってるので視覚をリンクさせて料理を見る。これは使い魔として契約した際に付加させたもので元ネタは『ゼロの使い魔』だ。

 

 

「わかりました。それと主、狂華さんと模擬戦したのですね」

 

「まあな。狂華は腹部の内臓が潰れて俺は頭が破裂。お陰で朝食は軽めにしないとキツい」

 

「まったく…。次からは程々にしてください」

 

 

呆れと少々の憤りを含んだ溜め息を吐きながら料理をリビングに持ち運んで行ったメルを軽く見て苦笑する。俺と狂華は度々特典の確認やイレギュラーに対応できるようにしている=あの模擬戦になるからどうしようもないからだ。

 

 

『メルの小言は大抵は遠回しなお叱りだね』

 

「……だな」

 

 

デバイスの的確なツッコミを受けながら俺と狂華の朝食を仕上げる。狂華は小さく切ったトマト入りお粥で俺のはそれのギガ盛り(米4合分)。メルと瑠奈のは和食だ。それらをリビングに運ぶと三人はテーブルの周辺にある椅子に座っており、瑠奈の髪はツインテールになっていた。

 

 

「そんじゃ、食べるか」

 

「「「いただきます」」」

 

 

 

 

 

 

「さてと、何が釣れるか? まあ、何でもかんでも釣れるからいっか」

 

『だよねー』

 

 

朝食を食った後、俺は港で釣りをしていた。瑠奈とメルはデパートで買い物、狂華は『シャマルの家事スキルを上げないとってはやてちゃんに呼ばれてるから』と八神家に行ってる。A’s編については時期がくる前に原作ブレイクした。八神家は泉家の近所ではやてと俺達(俺と瑠奈)は幼馴染の関係だったから何回か互いの家で遊んでる内に闇の書が起動。ヴォルケンリッター(と言うか主にシグナム)と俺のアニメ知識等を話し、納得させた上で闇の書にあるバグを俺と融合させる事でバグは一応取り除けた。それと同時に、闇の魔力変換資質が加わり、何気に俺が強化されたのと、闇の書から原作では故人だった『クライド・ハラオウン』が夜天の書から当時の姿で出てきたの二つの出来事が起こり、その直後に『ギル・グレアム』の使い魔の『リーゼ姉妹』に見つかってさらにてんやわんやしたものだから混沌(カオス)な出来事としてインパクトが強い思い出(と言う名の黒歴史もどき)になっている。

 

 

「ん? あれは蓮夜(れんや)か?」

 

 

一瞬とはいえ、今いる場所に影が差したので目を調整しながら上を見ると、味方の転生者である黒影(くろかげ)蓮夜(れんや)が使われていない倉庫にまで飛んでいたのを目撃した。

蓮夜はTRPGの一つ、『神我狩』の世界の住人で本人曰く『“大悪魔” メフィスト・フェレス”』の協力者だった半妖のカミガカリで、彼女(神我狩の世界では女性だったらしい)の目的を果たす直前で邪神(アラミタマ)の不意打ちから彼女を庇って死んだ。が、何故か目覚めるとバニングス家の庭に倒れてたのを発見され、色々あってアリサのボディガード(本人はお嬢の刀と言ってる)になったと聞いた。現在はそのアリサに何かあったようだな。

 

 

「行ってみっか」

 

『もしかしたら事件かもね。それもアリサかすずか、はたまた両方に関係のあるものかも』

 

「だな」

 

 

まずはアイツんとこへ向かって、犯人共をフルボッコヒーロー並にボコしますか。

データが更新されました。

 

・『自然災害を操る程度の能力』

瑠奈が持つオリジナルの東方の能力。地質や気象の自然災害はもちろん、伝染病の蔓延・バイオハザードなど生物による自然災害や天文現象の災害まで自在に操れる能力。本人は能力の存在を自覚しているが、完全に操れるものじゃないので條が調整して操れるものを制限されている。

 

・『結果を変える程度の能力』

瑠奈が持つもう一つのオリジナルの東方の能力。レミリアの『運命を操る程度の能力』に近いもので、、“転んで擦り傷を負った”の結果にあたる“擦り傷を負った”を“怪我してない”の結果に変えて怪我しなかったと言う結果に変えられると示されているように、本来起こるべき結果を別の結果にしてしまう能力。影曰く使い方次第で寿命以外では死ぬことはないとのこと。

 

・『目で見えるものだけが真実ではない(マッドアナライズ)

影が踏み台転生者を食い殺した際に奪った転生特典の精神干渉系のものを 何でもありな調整者(オールチューニング)で調整+改造して作ったスキル。目で見えるもの(生死種族種類問わず)の状態・年齢・保持能力などの情報を得るスキル。ぶっちゃけるとプライバシーの権利を完全に無視している。普段は使われていないが、戦闘や解体作業にはもってこいである。


 
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