No.678073 九番目の熾天使・外伝 =蒼の物語 刻の幻影=Blazさん 2014-04-11 22:49:52 投稿 / 全1ページ 総閲覧数:795 閲覧ユーザー数:759 |
Extra Story 「Attention! 季節の花粉にご注意を!」
春。
陽気な季節となり、様々な生き物達が活動を再開する季節。
人にとっても、また良き季節でもある。
しかし。そんな季節にはある物がつき物である。それは・・・
ニュー「くちゅんッ!!」
くしゃみをすると近くにあったティッシュで鼻をかむニュー。
そして、ちり紙をゴミ箱に捨てるのだが、そのゴミ箱には大量のちり紙があったのだ。
それを見て、鈴羽は唖然とし、ニューに尋ねたのだ。
鈴羽「ニュー。もしかして花粉症?」
ニュー「にゅうぅ~・・・」
クロガネ医務室・・・
ライチ「あらあら。ニュー花粉症になっちゃったの?」
医務室に向かい、ライチに花粉症についての処方を聞くことにした鈴羽。
ライチはそんなニューの頭を撫でていたのだ。
ライチ「所で、鈴羽ちゃんやアルトちゃん達は大丈夫なの?」
鈴羽「はい。私達は特に・・・」
ライチ「そっか・・・
ニュー「うう・・・・前にぶれじゅと前にはたけぇ行った・・・・」
ライチ「畑・・・・なるほど。イネ花粉ね。」
鈴羽「イネって・・・あの稲のですか?」
ライチ「そう。一般的にはスギ花粉が有名だけど、花粉症は他にもヒノキや稲からも起こるの。だから、多分ニューは大量にあった稲の花粉で・・・」
鈴羽「花粉症になっちゃったって訳か・・・」
ライチ「そんな所ね。取り合えず、軽い対策としてあったかいタオルを乗せておいて鼻通りを良くしたりして出来るだけ適度な湿気を保たせる事。わかった?」
鈴羽「はーい。」
ライチから花粉症の処置法を聞いた鈴羽は取り合えず、温めたタオルをニューの頭の上に乗せた。すると、気持ちよかったのかニューは直ぐに鈴羽の膝の上で眠ったのだ。
それを見て、鈴羽は気持ちが和やかになり、気づけば自分も眠っていたのだった・・・
と。ここまでは普通なのだが、旅団に普通と言うのはまず少ない。
そんな訳で・・・
ロキ「にえきしっ!!」
ルカ「だ・・大丈夫かよ・・・・・・兄貴・・・」
ロキ「オイ。その間何だ。」
しかし、最近よくクシャミをするロキはルカに心配されていたのだ。多少。
竜神丸「全く・・・花粉症ですか。」
ロキ「あ、竜神丸。」
其処にルカの隣に竜神丸が座り、興味半分で話しに加わった。
唯話しに加わっただけではなく、竜神丸は何処からかマグカップを置き、それを飲んでいたのだ。それが気になったルカは竜神丸に尋ねた。
ルカ「・・・・それ・・何?」
竜神丸「これですか?生姜入りのお湯ですよ。少し味は辛いですが、花粉症には効果ありますよ。」
ルカ「そっか。よく言うもんな。生姜は花粉症にいいって。」
ロキ「ううっ・・・・それくれぇ・・・・」
竜神丸「駄目です。これ、僕が作ったのですし。あと、この生姜、市販のものですから。」
ロキ「・・・自分で買って飲めと。」
竜神丸「それ以外にあります?」
ロキ「・・・・・解ったよ・・・ったくよ・・・・・」
そう言うとロキは立ち上がり、食堂を後にした。
それにルカも付いていき、竜神丸はそんな二人を見つつお湯を口に流し込むのだった。
竜神丸「・・・・・・。」
其処に、Falsigがやって来て、話しを聞いていたのか、竜神丸に話しを振ったのだ。
Falsig「最近花粉症流行ってんなぁ。」
竜神丸「そうですかね。」
Falsig「話じゃアン姉さんにokaka。げんぶ、ディアーリーズ、夜深。最近じゃ朱音姉さんもだってさ。」
竜神丸「・・・。半分近くのメンバーがたかが花粉症に悪戦苦闘ですか・・・」
Falsig「ま。花粉症って基本無害だしな。」
竜神丸「・・・そうですがね・・・ま。事前に対策している方がベストですかね。」
Falsig「そうだな。支配人もそう言って生姜、生で食ってたし。」
竜神丸「・・・・馬鹿ですか、彼。」
支配人「ぶえくしっ!?」
Blaz「ん?支配人も花粉症か?」
支配人「いや・・・絶対誰か噂している・・・・」
デルタ「誰が噂してるんだか・・・」
ライチ「皆も花粉症には気をつけてね。ね、作者さん?」
作者「・・・・はい。」
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気晴らしの短編です。