No.675656

九番目の熾天使・外伝 =蒼の物語 刻の幻影=

Blazさん

西と南の大攻防!

イメージソング

OP2「BLUE SANCTION」 BLAZBLUE -CHRONOPHANTASMA- より

続きを表示

2014-04-02 17:53:15 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:864   閲覧ユーザー数:785

CP第十四話 「己が欲の為に」

 

 

 

 

紅蓮の炎の中、Blazとmiri、ラグナ達の前に三人の人物が現れた。

 

一人は第七機関の「赤鬼」、テイガー。

 

弟を探し、ここまでやって来たキリヤ。

 

 

そして、ハザマとは切っても切れぬ縁の朱音。

 

 

 

キリヤ「大丈夫か、二人とも。」

 

Blaz「あんた等・・・・どうして・・・!?」

 

 

朱音「切っても切れぬ縁と言うやつさ・・・これがな。」

 

 

ハザマ「あれま。面倒な連中が来ましたねぇ・・・」

 

リバインズ「・・・・・・・。」

 

miriにマインドイーターを仕掛けるのを中止した二人。

彼らにとって朱音とキリヤは面倒な相手に他ならなかったのだ。

その中、朱音は余裕そうにBlaz達に声を掛けるのだった。

 

朱音「お前ら、大丈夫か?」

 

Blaz「何とか・・・・がっ・・・」

 

キリヤ「・・・相当ボロボロだな。平気か?」

 

ラグナ「うっせーよ・・・てか、何で赤鬼まで居んだよ・・・」

 

 

 

 

ココノエ『それは私がやった事だからだ。』

 

其処に、ディスプレイが突如出現し、テイガーの横にはココノエの顔が映ったモニターが浮かんでいたのだ。それを見て三人は納得はしたが、どうしてなのかとココノエに聞くのだった。

 

Blaz「ココノエ・・・・けど、んなら朱音姉さんとキリヤだけで十分だろ?」

 

ココノエ「保険だ保険。それに・・・」

 

 

刹那。急にBlaz、ラグナ、ハザマは身体の異変ほ感じ取った。

ラグナとBlazは右目と右腕の調子が悪くなり、ハザマは吐き気を感じていたのだ。

 

リバインズ「・・・ハザマ大尉?」

 

ハザマ「っ・・・何だ・・・このクソ猫・・・何しやかっだ!?」

 

 

Blaz「何だ・・・・目が・・・・腕が・・・・?」

 

朱音「Blaz。」

 

朱音に肩を貸してもらったBlaz。その隣でキリヤがラグナに肩を貸して立たせていたのだ。

miriはテイガーの磁力で吸い寄せられ、彼に片手で掴まれていたのだ。

そして、Blazは朱音に何が起こっているのかと尋ねたのだ。

 

Blaz「朱音姉さん。こりゃ・・・・?」

 

 

朱音「何、少しアイツ等の困った顔が見たくてな。悪いが少し我慢しててくれ。」

 

Blaz「・・・・・?」

 

 

テイガー「ココノエ。用意はいいぞ。」

 

ココノエ『了解した。』

 

 

 

 

 

 

刹那。ハザマ、否テルミは自分の感覚の不調が強くなっているのを感じていた。

それはBlaz達も同じであった。右腕と右目が機能停止し、全く動かなくなったのだ。

 

それはテルミにとって覚えのある感覚だったのだ。

「100年前」に一度経験した。

 

 

 

瞬時に答えをはじき出したテルミは冷や汗をたらし始める。

 

これは不味い。不味すぎる。

 

テルミは瞬時に撤退の二文字を頭に浮かべ、リバインズに持ち掛けたのだ。

 

 

テルミ「り・・・リバインズ!直ぐに個々から消えるぞ!!」

 

リバインズ(・・・・・?)

 

テルミ「ふ・・ファントム!転移だ!早くしろッ!!」

 

しかし。二人は転移されず。

リバインズはテルミの慌て様からイワン達を盾にする様にして自分達の前に立たせる。

そして、そのテルミの焦る原因が姿をテイガーの中から現したのだ。

 

Blaz「なっ・・・・・女・・の子・・!?」

 

miri「一体、あの子は・・・!?」

 

 

 

ココノエ『教えてやる。これが、お前達「蒼の魔道書」の決定的な弱点だ。』

 

Blaz「弱て・・・・・っ!?」

 

Blazの右目が疼く。その痛みが全身に響き渡る様に。

赤いどす黒い感覚だ。それにはBlazも覚えがあったのだ。

以前、自分が修行の旅で習得した魔法。

その一つの力だ。

 

Blaz「ルビー・・・アイ・・・・!?糞ッ・・・抑えがっ・・・・!」

 

 

 

 

キリヤ「姉さん・・・・あの子が・・・・・」

 

朱音「そう。テルミや、Blaz、そして其処のラグナ=ザ=ブラッドエッジの弱点だ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・アレッ・・・ココは?」

 

テイガーの中から現れたのは一人の少女だった。

声はまだ少し幼く、茶色の髪にポニーテールをしている。

純粋な眼差し。やさしい肌。

 

朱音「さて。気分はどうだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

セリカ=A=マーキュリー。」

 

 

セリカ「ほえっ!?」

 

少女、セリカは朱音の声に少し驚いた。周りを見ればイキナリ戦場。

しかも後ろで三人負傷者が居て、更には正面には恐ろしい何か(イワン達)

そんな状況な訳で、セリカの返答は・・・

 

セリカ「アレ・・・私疲れてる?」

 

と、言った具合だった。

 

朱音「よし。大丈夫か。」

 

キリヤ「アレで!?」

 

ボケと突っ込みをする朱音とキリヤ。しかし、その反対側ではテルミが以前として焦っており、リバインズは彼等の弱点があんな少女だと言うのに、顔は冷静でも驚きを隠せなかったのだ。

 

リバインズ(アレが・・・・蒼の魔道書の弱点・・?どういう事だ・・・・)

 

テルミ「お・・・おいリバインズ!お前テレポートでんきだろ!今すぐ俺を・・・俺だけでも転移させてくれ!!」

 

リバインズ「・・・・・・解りました。彼女はどうします?生け捕りにしますか?」

 

テルミ「い・・いや駄目だ!アイツは絶対殺せ!絶対にだ!!」

 

焦りながら答えるテルミ。リバインズはその表情と言い方に嘘偽りは無く、更にはそんな事を言う余裕が無いというのを確信した。そして、リバインズはテレポートをテルミに使用して、その場から転移させようとするが・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

ジジジッ・・・

 

 

テルミ「っ!?な、何で・・・・なんでだよ!!?」

 

 

突如その場に居た面々の頭に頭痛が走った。

そして、全員の目に見えるものが、突如砂嵐の様なものが出始めていたのだ。

 

朱音「っ・・・事象干渉!?」

 

ココノエ『くっ・・・テルミ達を最初から来なかった事にさせる気か!』

 

テルミ「ちっ・・・・・出しゃばったのが仇になっちまったか・・・・!」

 

リバインズ「その様で。」

 

セリカ「その声・・・やっぱりあなたは・・・!」

 

テルミ「・・・・じゃあな。婆さんよ。次会った時に・・・ゼッテーテメェの息の根を止めてやる・・・!!」

 

 

刹那。ハザマとリバインズは電磁波の様な物に包まれ、姿を消した。

事象が干渉され、ハザマとリバインズは最初からココに来なかった事にされたのだ。

しかし、それは目撃した面々には無効化で、全員はその後を見て唖然としていたのだ。

 

キリヤ「・・・取り合えず、危機は去った・・・?」

 

朱音「の様だな。」

 

テイガー「大丈夫か。」

 

朱音は戦闘体勢を解き、miriは自分で立って体勢を立て直した。

だが、ラグナとBlazは未だに右半分が動けず、Blazは未だに右目が痛んでいたのだ。

 

Blaz「っ・・・・・・」

 

キリヤ「Blaz?大丈夫か?」

 

Blaz「ああ・・・・・・糞ッ・・・収まれってんだよ・・・・」

 

 

セリカ「あの人・・・・ラグナと・・?」

 

朱音「・・・・・ココノエ。」

 

ココノエ『多分な。朱音、セリカを連れて少し放れてくれ。』

 

セリカ「えっ・・ココノエさん、どういう事?」

 

ココノエ『お前の力が裏目に出たんだ。少し待ってろ。』

 

セリカ「は・・・はい・・・・」

 

セリカかそう言われると、朱音と共にその場から少し放れた。

その間、彼女はどうしてこんな状況なのかを朱音から聞いていたのだ。

対し、ココノエはモニターをBlazに近づけ、Blazに声を掛けたのだ。

 

ココノエ『Blaz。今すぐ赤眼の魔王(ルビーアイ)とのリンクを切れ。でないと痛みは一生続くぞ。』

 

Blaz「ウルせぇ・・・・解ってるっての・・・・・けど・・・・魔素が・・・・あつまんねぇ・・・」

 

ココノエ(っ・・・しまった・・・セリカを近づけた所為で魔素が浄化されたんだ・・・仕方ない・・・)

 

 

ラグナ「おい、ココノエ。コイツ、どうしたんだ?」

 

ココノエ『お前とは少し事情が違うのでな。キリヤ。あの魔法陣紙は持ってるな。』

 

キリヤ「魔法陣紙・・・・アレか!」

 

キリヤが何かを思い出すと、ポケットから一枚の紙を取り出した。其処には魔方陣が描かれており、それをBlazの額に当てたのだ。すると、其処から水色の魔法陣が表れ、見る見るうちにBlazの中に入っていったのだ。

そして、次第にBlazの顔色も良くなり、落ち着いていったのだ。

 

Blaz「っ・・・・はぁっ・・・・」

 

キリヤ「・・・・大丈夫か。」

 

Blaz「ああ・・・今度はマジで大丈夫だ。」

 

ラグナ「・・・ココノエ。その魔法陣紙って何だ?」

 

ココノエ『そうだな。それについては少し後に説明する。今は事態の収拾が先だ。』

 

テイガー「既に北と南は収まったが・・・どうやら西と東が面倒なことになっているそうだぞ・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

西地区・・・

 

その西地区にて戦っていたデルタ達は、信じられない光景を眼にしていたのだ。

 

デルタ「・・・・・・・・・。」

 

げんぶ「・・・・・・・・・・。」

 

彼等の眼に映っていたのは倒れている忍と局員。そして・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

二匹の悪魔が居たのだ。

 

 

 

 

 

その内の一匹はその場に居た全員が知る人物。

だが、問題はそのもう一匹であった。

そのもう一匹を見て、支配人は震え声で口を開いたのだ。

 

支配人「お・・・・オイ・・・・何かの冗談だろ・・・・ありゃ・・・・・」

 

aws「知ってるのか、支配人・・・?」

 

支配人「ああ・・・話しには聞いていたが・・真逆、マジで来ていたとはな・・・・・・」

 

デルタ「アイツは一体・・・・・」

 

支配人「・・・かつて、このイカルガの内戦でイカルガ、図書館双方から恐れられた男・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

狂犬「アズラエル」・・・・!」

 

 

 

(BGM”The Tyrant”)

 

 

 

己が乾きを満たす為に参上した狂犬、アズラエル。

その表情は傍から見れば悪魔同然で、紅く光る眼と、餌を見つけたという捕食者の笑みだった。

 

げんぶ「なら・・・・何故、その狂犬とお前が其処に居る・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ZERO・・・・・・!!」

 

その隣では同じ様な表情でデルタ達を見るZEROが居たのだ。

二人によって放たれる覇気は最早覇気と言うよりも狂気と殺気が入り混じった何かだった。

 

悪鬼羅刹。彼等にはこの言葉は相応しい。いや、正にこの言葉その物であり、あるいわその言葉でも物足りないと言ったものであった。

 

アズラエル「ほう・・・・確かに良い獲物だ。」

 

ZERO「そうだろ?が・・・目的の獲物が無いって言うのは・・如何せん残念だがな。」

 

げんぶ(目的の・・・・?)

 

アズラエル「仕方あるまい。奴がココに来ていると言う情報だけを頼りに来たのだ。元より当たるとは思ってはいなかった。だが・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その代わりに相応しい獲物は居たがな。」

 

 

 

 

 

狂気の笑みが浮かぶ。デルタ達はその狂気を感じ、冷や汗を垂らす。

唯でさえZEROだけでも面倒なのに、狂犬であるアズラエルまでも其処に居る。

彼と一緒に居ると言うことは、性格も同じだと言う事だ。

 

げんぶ「・・・・・・・。」

 

aws「一応聞くけどよ、ZERO。団長はこの事知ってんのかよ?」

 

 

ZERO「・・・・さぁな。今の俺には知った事じゃねぇ。」

 

夜深「・・・マジかよ・・・・・」

 

 

アズラエル「御託はいい。とっとと始めよう・・・・・」

 

アズラエルはそう言い、手を鳴らし、首を回した。

そして、デルタ達は臨戦態勢を取る。

喧嘩っ早い二人が居るのだ。言葉を並べるだけ無駄なのだろう。

 

aws「支配人。あのアズラエルってどれだけ強い?」

 

支配人「解らん。だが、あの二つ名とZEROとの喋り方からすれば・・・」

 

夜深「ZEROと同じパワータイプか・・・」

 

デルタ「なら、距離取って戦えば・・・」

 

 

 

 

 

刹那。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

どごんッ!!

 

 

ZEROとアズラエルが足を地面に叩き付けると、半径二キロは軽く超え、辺りの地面にヒビが入ったのだ。

それを見て、デルタ達は完全にその戦法が無意味と言う事を理解した。

馬鹿力の域を優に越す破壊力。正直洒落になってない。

 

げんぶ「一人でアレだと・・・」

 

夜深「・・・帰っていいか?」

 

デルタ「帰ったら先延ばしになるだけだ。こうなれば意地でもあの二人を止めるぞ・・・!」

 

デルタがそう言うと、ZEROは笑みを浮かべ、アズラエルと共に五人に向かって突進していった。ガタイに似合わず、アズラエルは猛スピードで突進していったので、その対象であったげんぶは思わずスラスターを吹かしてジャンプし、回避したのだ。

 

げんぶ「っ・・・!!」

 

しかし。

 

 

 

ヴンッ!!

 

 

げんぶ(っ!!ボソンジャンプッ!!)

 

ZEROがげんぶの後ろにボソンジャンプし、げんぶを蹴り飛ばしたのだ。

そして、そのまま一直線にアズラエルの所に飛ばされ、追撃を受けるかと思われたが、間一髪、awsがジャンプしてげんぶの首元の装甲を掴んで救出したのだ。

 

ZERO「チッ・・!」

 

反撃にデルタと夜深がアズラエルへと攻撃を仕掛け、支配人が銃でZEROを攻撃する。

ZEROはそれをボソンジャンプで回避し、支配人へと反撃を仕掛ける。

 

掠っただけでも危険なダメージの攻撃を回避し続け、CQCでZEROにカウンターを入れる。

そのままトドメとしてデザートイーグルをZEROに入れようとするが、再びボソンジャンプし、支配人の上を取ったのだ。

 

支配人「っ・・・!!」

 

ZERO「もーらったッ!!」

 

右ストレートを叩き込もうとする。だが、支配人を紙一重で回避する。

局員から強奪したブレードで反撃するが、片手だけで破壊されてしまう。

 

支配人「何っ・・・・!?」

 

ZERO「脆いんだよッ!!」

 

反撃とばかりに左腕を振りかぶるZERO。

しかし、支配人は直ぐに回避し、距離を取ったのだ。

 

ZERO「チョロチョロ動くなっ!!」

 

支配人「っ・・・!!」

 

 

 

 

 

げんぶ「燃え上がれッ!!」

 

刹那。突如、げんぶが二本の鉈を持ってZEROに突進していった。

それにはZEROも反射で回避し、距離を取ったのだ。

 

ZERO「チッ・・・バリエーション増えてねぇか?」

 

げんぶ「まぁな。作者が「スパロボ入れようぜ」って言ったが、流石に俺は知らなかったから増えた種類は少ないがな。」

 

支配人(メタだ!メタ過ぎる!!つかお前のキャラ壊れてるっつーの!!)

 

 

そう言って、げんぶは新たな姿である「ザクアメイジング」のヒートナタを構え、支配人と共にZEROと対峙したのだ。

 

 

 

 

 

 

その近くではアズラエル一人に対し、デルタ・夜深・awsの三人が相手をしていた。

しかし、アズラエルの尋常ではないスタミナに唯驚いていたのだ。

 

デルタ「っ・・・・まだ平気なのか・・・・・」

 

aws「奴さん・・流石にチート過ぎるだろ・・・」

 

夜深「どうする?このままじゃ俺達が先にお陀仏だぜ?」

 

デルタ「・・・・・・・・。」

 

 

 

アズラエル「どうした?もう終わりではあるまい・・・」

 

デルタ「・・・・・・考えてても仕方ない様だな・・・」

 

夜深「・・・・・マジ?」

 

再度、アズラエルが突進する。

それを三人はそれぞれ回避し、awsは拾ったブレードで、夜深はモーニングスター。

そして、デルタは対戦車ライフルで攻撃をした。

 

しかし、ブレードは壊れ、モーニングスターでもダメージは微々たるもの。

そして、ライフルは逆に弾かれるといった事になったのだ。

 

デルタ「っ!?」

 

aws「嘘だろ!?」

 

夜深「コイツ本当に人間かよ!?」

 

アズラエル「ハハハハハハハハハ!!足掻け!足掻けば足掻くほど味は増すのだ!!」

 

デルタ「くそっ・・・・!」

 

圧倒的過ぎる力の前にデルタは、仕方が無いと思い、ある決意をした。

それは、今はまだ出したくなかった「力」でそれを出し惜しみしていたが、相手が相手だと言う事で、決断に踏み切ったのだ。

 

デルタ「・・・・・・・仕方ないか・・・!」

 

夜深「えっ!?」

 

 

刹那。デルタは足元に術式を展開。

昆虫の様なデザインの術式を足元に広げ、其処から周りの魔素を集めていった。

 

アズラエル「ほう・・・・・それが貴様の術式か。」

 

デルタ「まだまだ序の口さ・・・・行くぜ・・・!」

 

デルタの右腕にエネルギーが収束される。

そのエネルギーはみるみると右手の拳に収束していく。

 

 

 

 

そして。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

デルタ「これが俺のぉ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

進撃のスタートブリットだああああああああああああああああああああああああ!!!」

 

刹那。その一撃が猛スピードでアズラエルにへと叩き込まれていくのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その頃、東地区では

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

バング「ぬ・・・・ぬうっ・・・・・・」

 

カグラ「・・・・・・・。」

 

地面に倒れるバングとカグラが居ており、その張本人は無邪気な笑みを浮かべていたのだ。

 

 

 

 


 
このエントリーをはてなブックマークに追加
 
 
3
0

コメントの閲覧と書き込みにはログインが必要です。

この作品について報告する

追加するフォルダを選択