~エルドラント内部~
ルーク達がリグレットを倒したと兵士から聞き、
自分の下へ来るのを少年は待っていた。
シンクSIDE
シンク「もう直ぐだ、このくだらない世界で生きるのは……」
不適に笑うシンク、奴等を殺しヴァンの計画が成功すれば予言(スコア)は消える。
ローレライ諸共この世から消えるんだ。
そして彼は最後になろう戦いのばで待っていた……
だが……異変は突如訪れた……
彼の体を光が包み込む……
シンク「!!!っなんだこれは!ローレライ?ありえないヴァンの中にいるんだ!
外に干渉できるわけ……!!!!」
考える間もなく彼は光に飲み込まれた……
そしてシンクは途中で意識を手放した………
シンク「………うっ…」
意識をとり戻したシンクは如何なっているのか状況を整理しようと立ち上がった
だが目にしたのは一辺の荒野……エルドラントに居たはず……が目の前には荒野があるだけ
見渡す限り荒野でそこには何も無い…
シンク「如何なってるんだ……ボクの第七音素(セブンスフォニム)に干渉があったのか?
いったい誰が…ローレライ??違う……それに……」
シンクは自分の手を見た、そこには前につけていた仮面が握られていた。
シンク「冗談じゃないね、場所が分からない…」
シンクは仮面を着け色々と思い当たる可能性を考えたが、全て違うという結果になった。
シンク「ん?あれは……」
馬に乗った3人組みがこちらに向かった着ている
シンクは「ちょうどいい」と思い3人に場所を聞こうと思った。
男1「よう、兄ちゃん、珍しい服着てるな」
男2「高く売れそうですね、兄貴」
シンク「ちょっと、あんた達此処はどこだ?」
シンクの言い方にハラを立てたヒゲの男は「あぁ??」と言いシンクを睨む
男3「ひ、人にものを聞く態度じゃないんだな」
男1「お前、俺等に歯向かおうってか??命が惜しけりゃ身包み置いてさっさと消えろ」
男達が馬から降りシンクの前に立ち剣を抜きシンクに突きつけた。
シンク「ハア!」
シンクは猛スピードで男の懐へもぐり鳩尾に掌底を叩きこんだ
両サイドの男は唖然とし剣を構えてこちらを見ている。
シンク「此処はどこかって聞いたんだけど?」
依然なにも話さない男にシンクはもう一人のデブの男を蹴り飛ばした。
男3「うぐっ」
男2「ひっ」
男を蹴った事に怯えているようだ、シンクはべつの問いをした。
シンク「近くの町を教えろ」
男2「そ、それなら此処から北に行けば小さな砦に着く、こ、これでいいか?」
シェリダンやケセドニアの付近か…
などと思いながらの男たちを放置して北に方角に歩いていった
男2「よ、よし!ば、馬鹿め!!北の砦は俺たちのアジトだ300人はいるからな、あいつもこれで終わりだ」
彼が理解しているはずもなかった、この後どうなるかを……
曹繰SIDE
日が落ちて数刻、
???「華琳さま!!」
馬にまたがるこの女性、夏候敦元嬢である。
???「ご苦労様、春蘭。で、あとどの位で着くの??」
この人は曹猛徳である。
夏候敦「はっ!あの砦には、あと明日の昼過ぎには到着いたします。」
曹繰「そう、わかったわ、今日はもう休みなさい」
夏候敦「はい!」
彼女たちは砦の賊討伐に来ているのだ。
この会話も、その内容のものだ。
???「華琳さま」
曹繰「あら、どうしたの?秋蘭」
秋蘭と呼ばれた女性は、夏候淵妙才である。
夏候淵「少しお耳に入れたい報告が…」
曹繰「なにかしら?」
曹繰が問うと、夏候淵は報告を始めた。
夏候淵「実は先ほど、先行していた斥候からの報告で、今向かっている砦で戦闘が起こっているようです。
反乱なのか、敵なのかは分かりません。」
報告が終ると曹繰が考え込む、
曹繰「そう……分かったわ、秋蘭ももう休みなさい」
夏候淵「はい」
そう言うと夏候淵は下がった。
曹繰もその日は瞼を閉じた………。
シンクSIDE
シンクは男から聞き出した砦を目指ししばらく歩いたら夕方前に砦に着いた。
シンク「ここか……」
シンクは砦に着いたものの、その場の雰囲気が可笑しい事に気が付いた。
シンク「(なんだこいつ等……こんな服は見たことが無い……)」
疑問の目で見ているのは向こうも同じだった。
しばらくして、砦の中から体格のいい男が出てきた。
体格だけで言えばラルゴとおなじくらいだ。
デカイ男「貴様は誰だ、此処に何の用だ」
シンク「アンタこそ、誰さ、ここに来たのはさっきあったチンピラに教えてもらったからさ」
シンクの挑発に周りが切れそうになるが、デカイ男が沈め、自分から名乗った。
デカイ男「俺はここの砦の頭だ、名は猪昂(ちょこう)という、お前は?」
シンク「シンクだ、通称で言えば『烈風のシンク』って言われてる」
それからボクはこの男としばらく話、いろいろな事を聞いた。
分かったことが幾つもある、世界のこと、世界の状況、そして予言(スコア)がないこと。
シンク「(っはははは、ここに予言(スコア)はない、これでボクが生まれた理由はなくなったんだ………
だけどもし、ユリアが誕生する前だとしたら……そうなる前にボクが世界を潰してやる)」
話が終わりここの近くに街があることを聞きそちらに向かおうとした時に、その砦に居た奴等に囲まれた。
シンク「どういうつもりだい?」
猪昂「ただで返すわけにはいかねーな」
そう言うと全員が一斉に剣を抜いた。
シンク「いいよ。どうせ皆滅びるんだ。僕の手で葬ってあげるよ」
シンクは構え、そう言うと敵に襲い掛かった。
シンク「死ねぇ!」
得意の神速の体術で敵を次々と殺していった。
シンク「破ァ!!」
囲まれながらも攻撃をかわし敵を攻撃する。
敵の動きは単調で、直線的、初期の魔物と同レベルと言っても過言ではない。
シンク「流石に数が多いね、なら!」
シンクは一歩下がり譜術を唱え始めた。
周りは突如光りだした、仮面の男に戸惑い動きが止まる。
シンク「(おかしい…音素(フォニム)も溜りが遅い………溜まった!)唸れ烈風!!タービュランス!!」
シンクは戸惑いながらも譜術を使った。
突然風の刃に切り裂かれ少数ではあるが死亡した。
それを見ていた猪昂は驚きが隠せず、剣を構えて突進して行った。
シンクはそれを横にかわし猪昂の腹に技を入れた。
猪昂「うおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」
シンク「ごちゃごちゃうざいんだよ、吹き飛びな!!、双撞掌底破!!」
猪昂は吹き飛ばされ、壁に激突し、そのまま崩れ落ちた。
頭がやられて混乱し、戦意を喪失したものも居たがシンクはその場に居た全員を殺した。
砦の中に居た全員を殺した後、奪った砦の中でその日を過していた。
シンク「音素(フォニム)の溜りが遅かった……音素(フォニム)の数が減ってるのか……、
それとも劣化してるだけなのか………、譜術が少し弱くなっただけだ、それくらい構わない」
そういい終わるとシンクは眠りに着いた……
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真・恋姫無双とTOAのクロスです。
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