No.673314

Element fairy22話

雷光夢幻さん

雷幻の片足に異常が起こります

登録タグはありません

2014-03-24 06:03:46 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:225   閲覧ユーザー数:223

2体のフェンリルが現れてから1日が経ったある日

雷幻は氷牙達を含めたメンバーを集めた

「氷牙達は知ってると思うが、昨日2体のフェンリルが一般人を襲った。

そこで、俺からの命令というよりは頼み事だ、今日から外を歩く時は1人で行動しないでくれ必ず4人か5人で行動してくれ

結界班の1人を必ず仲間に入れておいてくれ奴らと出会った時

結界を張り俺を呼べ。

決して戦おうとするな

そしてわかってることはフェンリルは仲間を食うことによりパワーをあげ素早さもあげてしまう、だが、俺が必ず奴らの弱点を見つける、だから、死なないでくれお前ら全員俺の家族みたいなもんなんだ、だから、俺との約束を守ってくれ」

最後の方を弱々しい声で喋る雷幻を見て皆は黙った

だが、そこにとんでもない情報が入ってきた

「た、たいへんです!今すぐテレビを見てください!」

突然入って来た一般市民の人の声を聞き雷幻は会議室のテレビをつけたするとそこには

「見てください!つい先ほど路上を歩いていたこちらの10代の男性、何者かによって腹部を引き裂かれ頭も食いちぎられています、犯人はおそらく最近現れたフェンリルによる物だと思われます、それにしてもエレメンタルサーヴァントは何をしているのでしょうか?このような悲劇をいち早く察知してこのようなことを起こさないためにあるはずの組織なのにこれでは意味がありません。」

アナウンサーの人はさらに言葉を続けているがこれを聞いた雷幻は

「くそっ!会議をしている間に人が襲われるなんて!これじゃあ何のために会議を開いたのかわかんねーよ!」

怒り狂っていた。

それを見た氷牙は

「落ち着けよ兄貴!」

と言って雷幻を思いっきり殴った

周りは驚いていたが氷牙は言葉を続けた

「兄貴がそんなんだと皆は何をしていいのかわからないだろ!頼むからいつもの冷静な兄貴に戻ってくれよ!」

氷牙の拳と言葉が効いたのか雷幻は平常心に戻り口を開いた

「そう、だな、氷牙お前の言う通りだよ。俺が怒りに身を任せてたら意味ないよな、悪かった。

これから皆に指示を出す今すぐにフェンリルを捜索する

見つけたら直ちに結界を張り俺に連絡しろ!

いいか、決して1人で戦うな俺が行くまで待ってるんだぞ

わかったグループから出撃しろ!」

その言葉を聞き雷幻、理子、萌香、氷牙、燐香、隼人、聡子以外のメンバーはグループを作り飛び出して行った

雷幻は他の6人で先に行っててくれといい何処かへ向かった。

着いた場所は誰もいないであろう廃墟だった

「さて、多分ここにいるだろうな」

雷幻がそう口にすると同時に廃墟の天井から一体のフェンリルが現れた

「やはりいやがったか、さーていっちょやるかな」

雷幻が波動の剣を作り出した時

フェンリルは目にも止まらぬ速さで動き回っていた

「おいおい、これは反則だろいくらなんでも速すぎる」

そう雷幻が話している最中にフェンリルは襲いかかって来た

「くっ、考える時間も無しってことかよ」

雷幻はなんとか応戦するがやはりスピードアップしてるだけあって素早さは異常なほど速かった。

だが、雷幻は怯まずに応戦し続けた

しかし、雷幻が少しの隙を見せた瞬間フェンリルが爪を尖らせて雷幻の左足を貫いた

「っつ」

雷幻の左足を激痛が襲う

そして、フェンリルの爪の先につけられているであろう麻痺毒で左足がまともに動かない

ここで終わりか、と思った瞬間

「雷幻をやらせるかー!」

と、ものすごい勢いで波動で作られた槍が飛んできてフェンリルにあたりフェンリルは吹き飛んだ、雷幻が槍の飛んできた先を見るとそこにいたのは

「雷幻大丈夫!?」

雷幻の恋人の理子だった

「理子なんでここに!それよりどうして波動を」

そう雷幻が問いただすと理子は

「話は後!先ずはフェンリルを倒さないと!」

理子はそう言って

波動で二丁の銃を作り出しフェンリルに向け発砲した。

弾丸は全てヒットしフェンリルが怯みその隙に理子は二丁の銃を解除して長い槍を6本作り出しフェンリルに向け投げ

フェンリルの両手、両足、腹部、頭にヒットしその勢いでフェンリルは壁に埋め込んだ

そして理子が

「雷幻!今よ!」

そう言い放つのを聞いて雷幻は立ち上がり波動の剣を発動させフェンリルを斬り裂いた

そして、フェンリルは消え戦いは終わり雷幻はその場に膝ま付いた

「さて、理子聞かせてもらおうかどうしてここがわかったそして、なぜお前が波動を使える」

その言葉を聞いた理子は

「まず、どうしてここがわかったかと言うとあの後、雷幻を付けて行ったのそしてここに着いたってわけ、後、なぜ波動が使えたかはわからない、雷幻を守りたい、守る力が欲しいって思ったら自然と使えてた」

その言葉を聞いて雷幻は驚いたが雷幻は理子に会った時から気づいていた、理子が波動を使えるようになりいずれは力になると

「そうか、ありがとな理子。

そして、また、心配かけちまったな」

今回雷幻は左足の怪我だけで済んだものの1体以上いたら間違いなく重傷だったのは間違いない、そして、今回は理子が助けに来てくれたからこの程度で済んだ。

だが、もし、理子が来てくれなかったら雷幻は死んでいた。

廃墟から離れてエレメンタルサーヴァントと縁のある病院に行った雷幻と理子

雷幻は自身が信頼する医師に診察してもらっている

そして医師から言われた一言は

「完全に神経がやられています

今すぐに手術をして左足を切断しなければ命が危ない」

その言葉を聞いて理子は顔を真っ青にして雷幻はわかっていたかのようにその言葉を聞き受けた

「手術後は我々が全力でバックアップをし、雷幻さんの義足を手配します、また戦えるように協力いたします」

医師の言葉を聞いた雷幻は

「わかりました、では、お願いします」

そう答えた、それを聞いた理子は、氷牙、萌香、隼人、聡子、燐香を呼び事情を説明した

それを聞いた5人は驚いていたが隼人と聡子は反対するかと思っていたが雷幻の傷を見て

賛成した

流石の2人も切れた神経を繋ぎ止めるのは至難の技だ。

一本二本ならまだなんとかなるが左足の神経が全てやられているので流石に不可能だった

そして、すぐさま雷幻の手術は行われた

雷幻が手術室に入って数時間後

雷幻が杖をつきながら右足でけんけんするような感じで歩いてきた

「雷幻!」

1番に声をあげたのは理子だった

そして、雷幻はしばらく入院になるかと思っていたが

雷幻に合う義足が届いたという報告を受けすぐさまそちらに向かい

雷幻は義足を付けた

付ける瞬間痛みはあったもののそれを我慢し

雷幻は歩いてみせた

それを見た医師は

「流石は雷幻さんですね。まさかここまで回復が早いとは、

流石の私もここまで回復の早い方は初めてです。

義足の方は大丈夫ですか?」

医師の言葉を聞き雷幻は

「大丈夫です、少し違和感はありますがこの程度ならすぐに慣れます、ありがとうございした

手術費用はこの病院の講座に振り込んでおきます」

と、雷幻の言葉を聞いた医師は

「いえいえ、私どもはあなた様達に助けていただいてるのですからその方達におかねをもらうなど出来ません。

それに今回は私どもも大変感謝しているのですよ。

死んでしまった男性は本日退院した方でした、ですが貴方は彼の仇をとってくださったそれだけで充分です」

医師の言葉を聞いた雷幻は

「わかりました、では、振り込ませていただくお金は手術費用ではなく貧しくて手術を受けられない方達への寄付という形で受け取ってください」

と、雷幻はそう医師に話した

それを聞いた医師は

「わかりました、振り込まれるお金は患者さん達への寄付という形で受け取らさせていただきます」

そして、雷幻達は病院から出てそれぞれの自宅に戻った

 


 
このエントリーをはてなブックマークに追加
 
 
1
0

コメントの閲覧と書き込みにはログインが必要です。

この作品について報告する

追加するフォルダを選択