No.672983

仮面ライダー 打ち砕け! 暗黒魔術師の野望 63

地獄大使により連れ去られてしまった華琳を助ける為本郷猛、一文字隼人は罠があることを承知でゲルショッカーのアジトに忍び込む。
そして二人は地獄大使の卑劣な罠に引っかかり危うく倒され掛けるが一文字と一緒にいた本郷は結城がイリュージョンアームで変装した姿であり、本物は奴隷を閉じ込めていた牢屋を破壊していたのだ。
作戦に失敗し激怒した地獄大使はガラガランダに変身し、1号と闘うも形勢が不利になり、死の吹雪作戦を決行するため基地を放棄し、ダブルライダーはライダーマンと共に華琳を救出すると逃亡したガラガランダの後を追うのであった。

2014-03-23 00:40:49 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:1556   閲覧ユーザー数:1489

 

トリプルライダー対二大怪人 Bパート

 

 

(ル・ル・ル~ルルルルッ!『アイキャッチ 新一号&新二号&ライダーマン』)

 

その頃、曹魏では人々は曹魏誕生祭のメインイベントである「張三姉妹」の

 

歌を楽しんでいた。

 

しかし、中に恐るべき悪魔の装置が取り付けられ、ひとたびそれが作動すれば自分達を

 

凍死させる吹雪が出る事を知らないでいた。

 

春蘭、秋蘭、季衣、流琉、桃香、愛紗、鈴々、星は最悪の事態が起こった場合に備えて

 

武装をして、いつでも

 

人々が避難できるようにしていた。

 

そして桂花と凪は外の警備を担当していた。

 

桂花

「不気味なまでに静かね・・・・・」

 

「ええ・・・・しかし華琳様がさらわれた今、魏の民達をゲルショッカーから守

れるのは私達だけです 気を引き締めなくては・・・・」

 

桂花

「武人としていい心がけね・・・あの力任せに戦うだけの脳筋にも見習って

ほしいわ」

 

会場内

 

春蘭

「ハックションッ!」

 

秋蘭

「風邪か姉者?」

 

春蘭

「いや誰かが私の噂をしているみたいだ」

 

そして外

 

桂花と凪が辺りを警戒していると

 

遠くに見覚えのある男が歩いているのが見えた。

 

桂花

「はっ!?」

 

「どうしました桂花殿?」

 

桂花

「あの男見て」

 

「えっ?・・・・・・はっ! あいつは!?」

 

凪はその男をみて驚いた。 

 

その男は・・・・

 

桂花

「あいつは確か地獄大使っ! あいつがここにいるってことは?」

 

桂花は頭の中である事が想定できた。

 

アジトに戻った筈の地獄大使がここにいる理由

 

それは地獄大使の目論見が失敗し、華琳がダブルライダー

 

に助け出された事。

 

非常に喜ばしい事だが、それは同時に『死の吹雪作戦』が決行

 

される事を意味していたのだ。

 

桂花

「ま、拙いわ! きっと地獄大使の奴 作戦の決行を伝える為に

怪人と合流しようとしているのよ!」

 

「ええっ!?」

 

桂花

「怪人と合流する前に何とかしないとっ!?」

 

「では春蘭様達に連絡を・・・」

 

桂花

「そんな時間もないわよ とにかくあいつを何とか足止めしないと」

 

桂花は必死に考え始め、そしてある事を思いついた。

 

桂花

「そうだ! 以前、結城丈二へのいやがらせ用に作ったあれのある場所まで

あいつを誘い込む事ができれば・・・・・」

 

「桂花殿?」

 

桂花

「行くわよ凪 私の指示通りにあの男をある場所まで誘導するわよ」

 

「あの男を誘導? どうやって」

 

桂花

「以前、本郷猛から聞いた話だけどあの地獄大使は恐ろしい敵だけど

冷静さに欠け、簡単な挑発に弱いらしいのよ だから思いっきり

馬鹿にすればきっとついてくるわ!」

 

桂花はそういうと地獄大使の所まで向かい、そして石を投げた。

 

(ドゴッ!)

 

地獄大使

「痛っ! 誰だ!?わしに石を投げつけたのは!」

 

桂花

「私達よ!」

 

(バンっ!)

 

何と桂花と凪は堂々と地獄大使の前に姿を見せたのだ。

 

地獄大使

「貴様らは荀彧っ! 楽進っ! なぜここにいるんだ!」

 

桂花

「そんな事はどうでもいいでしょ? それよりもアンタがここにいるってことは

自分の思惑が失敗したって事よね?」

 

地獄大使

「ぐっ!」

 

悔しいがそのとおりであった。

 

桂花

「ゲルショッカーの大幹部が聞いて呆れるわ 所詮貴方は恐ろしい幹部でも

お馬鹿なのよ そんなんだから本郷猛達にも負け続けるんじゃっなくって?」

 

地獄大使

「何だと貴様ッ! 人が気にしている事を!」

 

桂花

「あら? そんな小さい事を気にしていたの? 春蘭みたいにてっきり自分のお馬鹿な所を気にしない奴かと思っていたわよ でも自分で馬鹿を自覚しているなら今日から地獄大使じゃなくって『お馬鹿大使』って名乗った方がいいわよ!」

 

(ブチッ!)

 

地獄大使

「お・おおおおお・・お・馬・鹿・大・使だとおおおおおおおおっ!?♯」

 

桂花

「ひいっ!?」

 

桂花は本気で怒った地獄大使に思わず怯んでしまう。

 

元々怒らせてこっちに向かわせるのが目的だったのだが

 

ここまで挑発に弱いとは思っていなかったのである。

 

地獄大使

「貴様、よくも最高幹部の一人であるわしを侮辱してくれたな!

優秀な貴様を消すのは忍びないが・・・・いいだろう! 作戦決

行前にわしを侮辱した罪で貴様らはわしが直々に処刑してくれるわ!」

 

桂花

「ふ、ふんっ! お馬鹿のアンタに殺される私達じゃないわよ!

さあっ! 凪! 逃げるわよ!」

 

「はっ!はいっ!」

 

桂花はそういうと凪におんぶされてそのまま地獄大使が向かおうとしていた地点とは

 

逆の方向に逃げ出す。

 

桂花は知力は高いが体力は武人より低い為、凪におんぶされて逃げる事にしたのだ。

 

地獄大使

「こらっ! 待たんか小娘達ッ! 正々堂々と戦わんか!」

 

桂花

「べ~だっ! 極悪人のアンタに正々堂々という言葉は似合わないわよ!」

 

地獄大使

「何だとおおおおおおっ!?♯」

 

地獄大使はそういうと必死に追いかけ始める。

 

これが桂花の策である地点まで誘導されているとは知らずに・・・・

 

そして凪におんぶされている桂花は後ろを見て鬼の様な形相で

 

こっちを追ってきている地獄大使の姿を確認した。

 

桂花

「よし上手くいったわ凪 大丈夫よね?」

 

「はい・・・・」

 

桂花

「次そこを曲がってしばらく走ったら、そこでこけたフリをするのよ」

 

「こけたふり? 何故?」

 

桂花

「いいから言うとおりにしなさい!」

 

「は、はいっ!」

 

凪は桂花にそう言われしばらく走り続けて

 

そしてある地点を曲がった後、そこで

 

桂花

「きゃあっ!」

 

「うわっ!」

 

凪は桂花の指示通りこけたフリをする。

 

桂花

「いたたたたっ! ちょっと! こけてんじゃないわよ!」

 

「す、すみません! 石に躓いてしまって・・・ 痛っ!」

 

凪は足を躓いたふりをしだした。

 

地獄大使は曲がった先で二人がこけたのを知ると、不敵な笑みになり

 

今度は歩きだして桂花達の前に姿を見せた。

 

地獄大使

「ハッハッハッハ・・・・どうやら悪運尽きたみたいだな?

小娘達?」

 

 

桂花

「し、しまった! 追いつかれた!」

 

地獄大使

「楽進は足を怪我して、荀彧・・・・貴様はワシから逃げ切れるほど

体力は持っておるまい?」

 

桂花

「くっ!」

 

地獄大使

「さあ・・・・死刑執行前にこの鞭で貴様らをいたぶってくれるわ

ワハハハハハハ・・・・」

 

地獄大使は不気味に笑いながらゆっくりそしてまた

 

ゆっくりと歩み寄って行った。

 

そこに桂花の罠があるとはしらずに

 

そして、罠がある位置まで地獄大使が来たその時

 

桂花

「(ニヤリッ・・)」

 

地獄大使

「?」

 

(ズボッ!)

 

地獄大使

「何っ!? わあああああああああっ!?」

 

何と地獄大使はなぜかそこにあった落とし穴に落ちてしまったのだ。

 

「お、落とし穴?」

 

桂花

「はははっ! やったわ! こんな単純な挑発に引っ掛かるなんて、大幹部もたいしたことなかったわね 以前私に変な服を着せてくれたお返しよ!」

 

どうやら桂花は怪人塾計画で戦闘員の服を着せられた事をまだ根に持っていたようだ。

 

「な、なぜこんな所に落とし穴が?」

 

桂花

「さあ、どっかの悪ガキが掘ったんじゃないの?」

 

(じと~~~~~っ・・・)

 

凪は呆れた目で桂花を見ていた。

 

落とし穴がある用途に若干勘付いていたようだ。

 

桂花

「とにかく今は春蘭達と合流するわよ この落とし穴、かなり深く掘ってあるから1人では出られないはず・・・・」

 

桂花がそういい落とし穴の中を見てみたが

 

桂花

「えっ!? い、いない!」

 

「どうしました桂花殿ッ?」

 

桂花

「地獄大使がいないのよ!」

 

「そ、そんな馬鹿な! 奴は確かにこの落とし穴に落ちた筈ですよ!」

 

凪は桂花の言っていた事が信じられず、一緒に落とし穴を見てみると

 

確かにそこに地獄大使の姿はなかった。

 

しかし代わりに大きな横穴があったのだ。

 

桂花

「な、何なの? あの大きな穴は・・・・」

 

桂花が横穴に驚いていたその時

 

(シャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカ・・・・・)

 

桂花

「な、何なの!? この鳥肌の立つ音は!?」

 

「まるで獣が地中を這うような音ですね・・・」

 

桂花と凪は本能的に嫌な予感を感じ取った。

 

何故ならその音には聞き覚えがあり、聞いただけで震えが止まらないのだ。

 

その時

 

ガラガランダ

「グワラアアアアッ!」

 

桂花

「い、嫌あああああっ!?」

 

「へ、蛇の怪人っ!?」

 

地獄大使の正体であるガラガランダが勢いよく地中から姿を現したのだ。

 

ガラガランダ

「地獄大使の真の姿ガラガランダだ! 小娘達よくも俺を落とし穴に落としてくれたな!

たっぷりとお礼を・・・・ん?」

 

ガラガランダが何かを言おうとしたその時

 

桂花

「こ、来ないでええええっ! 蛇、蛇いいいいいっ!」

 

「じ、自分 蛇だけは苦手です・・・・(ガクガクブルブルっ!)」

 

突如目の前の少女の様子が変わったのだ。

 

それはただ怪人を見て驚いている反応ではなく、蛇である

 

自分に驚いた反応だったのだ。

 

ガラガランダ

「ほう?・・・そうか小娘ら・・・貴様ら蛇が嫌いなのか? なら、貴様らを蛇の改造

人間にしてやろうか!? グワラアアッ!」

 

桂花

「へ、蛇の・・・・・?」

 

「改造人間・・・・・・?」

 

二人は思わず改造されてしまった自分達の姿を思い浮かべる。

 

ヘビ桂花

「ニョロニョロニョロロ~ン・・・♪」

 

 

「シャアアアアアアアアアアアッ♪」

 

二人が想像したのはゲルショッカーではありえない改造をした

 

可愛らしい姿をした怪人の二人であったが、

 

桂花

「嫌あああああっ! それだけはやめて~!」

 

「そ、そんな恐ろしい姿にされるくらいなら殺された方がマシです!

(ガクガクブルブルッ!)」

 

大嫌いな蛇の改造人間にされるのは二人にとってはたまったものではなかった。

 

ガラガランダ

「グワラアアアアッ! ははは いい気味だ 作戦決行前に

貴様らをアジトまで連れて帰って改造してやる」

 

桂花

「ひいっ!」

 

蛇が嫌いな桂花は足がすくんでうごけず、唯一の頼りである凪も

 

「(ガクガクブルブルッ!)」

 

彼女もまた蛇が苦手であった為、とてもガラガランダとは戦えそうではなかった。

 

ガラガランダ

「さあ勘念しろっ!」

 

ガラガランダがそう言ったのと同時に

 

桂花

「だ、誰か助けて~っ!」

 

桂花は残った力を振り絞って助けを呼ぶ。

 

しかし無駄だと分かっていた。

 

何故なら今日は曹魏誕生祭であり、民はほとんど祭りがおこなわれている場所まで

 

出かけており、桂花達が来ていたのはほぼ人がいない場所だったのだ。

 

このままでは捕まり、仕返しで蛇の改造人間にされてしまうだろう。

 

だがその時

 

?????

「ロープアームッ!」

 

(ガキンッ!)

 

ガラガランダ

「グワラッ!?」

 

何かがガラガランダの胴体に巻き付き

 

そして

 

(ブンッ!)

 

ガラガランダ

「グワラアアアアアッ!?」

 

何かに引っ張られた転倒したガラガランダは立ち上がり、

 

振り返るとそこには

 

ガラガランダ

「ガラアアアアッ! き、貴様はっ!?」

 

ライダーマン

「その子達の嫌いな者に無理やり改造しようとするとは

いい趣味ではないな 地獄大使・・・いや、ガラガランダッ!」

 

そこにはモンスーンから降りたライダーマンがいたのだ。

 

彼はダブルライダー、華琳と共に曹魏に戻った後、逃げた地獄大使を

 

探す為、三手に分かれて地獄大使を探していたのだ。

 

そして偶然、桂花達に襲いかかるガラガランダを発見し

 

間一髪二人を助けに入ったのであった。

 

(挿入曲:僕のライダーマン)

 

ガラガランダ

「貴様はライダーマンっ!」

 

ライダーマン

「どうやら俺の事は知っていたみたいだな」

 

ガラガランダ

「暗黒魔術師と左慈から貴様の事は聞いた デストロンでも優秀だと評価されながら

ライダーになった恥知らずの裏切り者だとなっ! ガラアッ!」

 

桂花

「デストロン?」

 

「裏切り者?」

 

二人はガラガランダの言葉に疑問を持った。

 

桂花

「何よあいつ 元は奴らの仲間だったの? 」

 

「さ、さあ? でもあいつはデストロンと言っていますから

ゲルショッカーとは関係ないのでは・・・(隊長が裏切り者とは

どういう意味なんだ?)」

 

ライダーマン

「裏切り者か・・・確かに誇り高いお前から見れば俺は裏切り者だろうな

だが、お前の様な悪を倒す為なら俺は裏切り者の名をあえて背負う!」

 

ガラガランダ

「グワラアッ! 小癪な若造め! いいだろう! 貴様は俺が殺してやる!

考えてみれば貴様がいなければダブルライダーを倒す事ができたのだ!」

 

ライダーマン

「それは違うガラガランダッ! 貴様はいかに卑劣な作戦を立てようとも

何度も強力な怪人達に勝利してきたあの二人に貴様が勝つ事は絶対に

ない」

 

ガラガランダ

「なんだとおおおおっ!?」

 

ガラガランダからライダーマンに向かってきて、そして

 

右手の鞭を振り回す。

 

ガラガランダ

「ガラアアアアアアアアッ!」

 

(ブンブンブンッ!)

 

しかし

 

 

ライダーマン

「フンフンフンッ!」

 

全ての攻撃が避けられてしまったのだ。

 

ガラガランダ

「く、くそっ! 何故当たらない!?」

 

ガラガランダの鞭攻撃はどんなに身体能力があろうとも

 

人間、ましては不完全な改造人間であるライダーマンに

 

避けられるわけがないのだ。

 

それなのになぜか攻撃が当たらなかったのだ。

 

ライダーマン

「無駄だガラガランダ・・・今のお前には冷静さが欠けている。

今のお前の攻撃は俺でも簡単に避けられるぞ!」

 

ガラガランダ

「何っ!?」

 

ライダーマンから自分の攻撃が当たらない理由を言われ、ガラガランダは

 

愕然としてしまう。

 

なぜこんな単純な原因に気付けなかったのか。

 

ライダーマン

「そろそろこちらもいかせてもらう。 パワーアームっ!」

 

ライダーマンは右腕に武器を装着させた。

 

ガラガランダ

「くっ! パワーアームという奴か」

 

ライダーマン

「そうだ! いくぞおおおおっ!」

 

今度はライダーマンの方からガラガランダに向かっていき

 

ライダーマン

「ヤアッ! ヤアッ! ヤアッ!」

 

パワーアームと、パンチ、蹴りのコンボ攻撃でガラガランダを

 

追い詰めていく。

 

ガラガランダ

「ガラアッ!? ガララッ! くそっ! 不完全な改造人間の

分際でっ!」

 

本来ならライダーマンの怯むわけがないガラガランダだが、今は

 

計画を実行するため、イエティンモスと合流しなければならない。

 

そう思った彼は不本意ながら・・・

 

ガラガランダ

「ガラアッ! くそっ! もう作戦決行まで時間が無い

覚えていろっ!ライダーマン!」

 

撤退することを決意し、腕をクロスすると地面に潜り

 

姿を消すのであった。

 

ライダーマン

「逃げたか・・・・」

 

ガラガランダが逃げた後、ライダーマンは桂花と凪に近づいた。

 

ライダーマン

「2人とも大丈夫か?」

 

「は、はい大丈夫ですライダーマン・・・」

 

桂花

「何よ 随分親しそうね こいつと知り合いなの?」

 

「あっ・・・あ、あの・・・その・・・」

 

凪は危うくライダーマンの正体がばれそうになりとっさにごまかそうとするが

 

ライダーマン

「気にするな凪・・・・・今は非常事態だ・・・正体を隠していても

いつかは話さなければならないときが来ると思っていた。」

 

桂花

「あ、あんたっ! 凪の真名をなんで知っているのよ!? 一体何者

なのよ!?」

 

ライダーマン

「それはですね・・・・」

 

そしてライダーマンはマスクを取り自身の正体を見せた。

 

結城丈二

「こういう者だからですよ 桂花さん」

 

桂花

「あ、アンタッ!? 結城丈二っ!

アンタがライダーマンだったの!?」

 

桂花が驚いているとき

 

??

「やっぱりそうだったのね」

 

突如後方から声が聞こえてきて一同が振り返るとそこにはダブルライダー

 

そしてサイクロンから降りた華琳が近づいてきた。

 

結城丈二、凪、桂花

「か、華琳様っ!?」

 

華琳

「丈二・・・・初めてあった時から貴方はタダの人間じゃないと

思っていたけど、やはり貴方も仮面ライダーだったのね?」

 

結城丈二

「はい・・・どうやらずっと前から俺の正体に気づいていたようですね・・・・

今まで正体を隠していて申し訳ございませんでした。」

 

華琳

「貴方の事情は後で聞くわ それに今は逃げたあの蛇の化け物を追わないと」

 

華琳はどうやら、ライダーマンとガラガランダの戦いをダブルライダーと共に

 

見ていたようである。

 

仮面ライダー一号

「まずは奴がどこに逃げたが調べないといけないな」

 

一号はそういうとガラガランダが姿を消した穴に耳を向けた。

 

すると一号の目が点滅しだしたのだ。

 

華琳

「何をしているの?」

 

仮面ライダー二号

「俺達仮面ライダーの聴力は人間の40倍だ 地面に耳を当てることで

地中に逃げた敵の動きを察知することが出来る」

 

桂花

「よ、40倍っ!?」

 

桂花は仮面ライダーの人間を超えた聴力に驚愕した。

 

その時、一号が地面から起き上がった。

 

仮面ライダー一号

「ガラガランダがどこに向かっているのか分かった

コンサート会場だ!」

 

仮面ライダー二号

「何だとっ!?」

 

仮面ライダー一号

「きっとそこにはイエティンモスもいる 合流したと同時に

死の吹雪作戦を決行するつもりだ」

 

結城丈二

「ならすぐに追わないとっ!」

 

仮面ライダー一号

「そうだ! 行くぞ結城君ッ!」

 

結城丈二

「分かりました  でもその前に・・・

凪、桂花さん ありがとう 二人が奴を足止めしてくれた事で

死の吹雪作戦を遅らせることができて、俺達が間に合うことが出来た」

 

「い、いえ隊長・・・自分は魏を守る武人として当然の事を

したまでです」

 

凪は結城に感謝された事を素直に受け止め

 

桂花

「ふ、フンっ! 私はただあいつに以前変な服を着せられた仕返しを

したかっただけよ!(何よこいつ、普段から嫌なことしかいわない

私にも感謝するっていうの?)」

 

桂花を普段から嫌なことしか言わない自分に感謝した事に驚き

 

思わずいつもの口調で結城に話しかけた。

 

そして結城は立ち上がり両手を天に掲げた。

 

結城丈二

「フンッ!」

 

すると突如仮面ライダーを模したマスクが現れる。

 

(ぱっ!)

 

そしてそのマスクを結城が身につけるとその姿は仮面ライダーに酷似した姿になった。

 

結城丈二はこのマスクをつける事によって、ライダーマンとなって手術した

 

腕が電導し、アタッチメントを操る事が出来るのである!!

 

ライダーマン

「ライダーマン!!」

 

ライダーマンに変身した彼はモンスーンに乗り、一号は後ろに華琳、二号は後ろに

 

桂花(彼女は不本意)、そしてライダーマンは後ろに凪を乗せてガラガランダが向かった

 

と思われるコンサート会場まで向かうのであった。

 

 
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