No.671025

管理者からの御遣い 魏√ 1

ZZさん

恋姫作品第二弾

2014-03-15 20:59:03 投稿 / 全2ページ    総閲覧数:4924   閲覧ユーザー数:3810

 

此処は、境界の狭間。

 

 

??「ご主人様、貴方が行く外史が決まったわぁ」

??「決まった・・・・・って、どうせ恋姫の世界じゃないか・・・・・」

??「一刀君、そう言わないで」

 

 

一人の女性は、一刀と呼ばれる男を母親のような眼差しで見ていた。

 

 

一刀「はぁ・・・・・・仕方ない、結衣に言われては行くしかない」

??「あら、私ではいけないのかしらぁ」

 

 

漢女は、腰をクネクネさせた。

 

 

一刀「貂蝉!気持ち悪い!腰をクネらすな」

結衣「そうよ。やめて頂戴!」

貂蝉「酷いわぁ」

 

 

一刀と結衣は、汚物でも見るような眼差しで貂蝉を見ていた。

 

 

一刀「貂蝉・・・・・左慈、干吉どうした?」

貂蝉「彼らなら、別の外史に行っているわぁ」

一刀「そうか・・・・・一言くらい挨拶を交わしたかったが・・・・・」

結衣「一刀君、そろそろ時間よ」

 

 

結衣は荷物を持って、一刀に話しかける。

 

 

結衣「一刀君。知っている通りあちらには、真名が存在するわ。ですから、姓名、字を私が用意しておいたわ」

貂蝉「それと、向こうで必要な物を此方で用意しておいたわぁ、ちゃんと活用してねぇ」

一刀「貂蝉、この武器は?」

 

 

一刀は一つの刀を手にして、貂蝉に聞く。

 

 

貂蝉「それは、私とお師匠様が鍛え上げた、刀よ」

結衣「銘は、私が決めたのよ」

 

 

貂蝉は刀を手に取り、鞘から引き抜く。

 

 

貂蝉「桃色の刀身が"桜華"」

結衣「淡い青の刀身が"月影"」

 

 

一刀は貂蝉、結衣から"桜華""月影"を受け取り腰に収める。

 

 

一刀「ありがとう、貂蝉」

貂蝉「いいわよ、貴方の為だもの」

一刀「卑弥呼によろしく伝えておいてくれ」

貂蝉「わかったわ」

 

 

一刀と貂蝉は握手を交わし、結衣の方に向く。

 

 

一刀「結衣、暫しの別れだ元気で」

結衣「えぇ、こっちは大丈夫よ。うまくやって見せるわ」

一刀「そういえば、薫が見ないが・・・・・・」

結衣「薫なら、占いで世界中を飛び回っているわ。さぁ、一刀君仕事の時間よ。いってらしゃっい」

 

 

結衣は一刀の頬を両手で添え、口付ける交わす。

 

 

結衣「んっ」

一刀「・・・・・・んっ」

結衣「一刀君、貴方の姓は黄、名は飛、字は桜華、真名は一刀」

一刀「黄飛桜華・・・・・か、良い名だ。いってきます」ニコッ

 

 

一刀は、笑顔で空間に飛び込む。

 

 

貂蝉「行ってしまったわねぇ」

結衣「えぇ、でも一刀君なら大丈夫よ」

貂蝉「そうね、私達の信じたご主人様だもの」

結衣「頑張ってね・・・・・一刀君・・・・・」

一刀「はぁ・・・・・やっぱりこうなるのか・・・・・」

 

 

一刀は、今絶賛落下中である。

 

 

一刀「結構な速度で落ちているな、巧く着陸できればいいのだが・・・・・」

 

 

ドコーーーーーーーン

 

 

一刀「ごほっ、ごほっ、着陸できたが砂埃が激しいなぁ。此処はどの辺りだ・・・・・・・」

アニキ「お前、いい服を着ているな、持っているもの。全部渡しなぁ!」

チビ「そうだなぁ、早くアニキに渡しな!」

デブ「そうなんだな!」

 

 

三人の黄巾は、剣を抜き、一刀に迫る。

 

 

一刀「脅し文句が幼稚過ぎる。出直して来い!!」ゴゴゴゴゴゴゴッ

 

 

一刀は、殺気を出し黄巾族にぶつける。

 

 

アニキ「ひっ、覚えていやがれ!」

チビ「アニキィー、待ってくださーい」

 

 

黄巾は、剣を投げ捨て一刀の前から足し去っていく。

 

 

一刀「はぁ・・・・・・つまらない・・・・・・・・ん?其処にいるのは誰だ」

 

 

一刀は、人が居るであろう場所に小さな殺気を放つ。

すると、物陰から一人の女の子が出てきた。

 

 

??「すまぬ、助太刀に行こうと思っていたのだが貴殿一人で十分だったので少々隠れさせていただいた」

??「星さーん、腰が抜けてしまってので手を貸していただけませんかぁー」

 

 

一刀は、声のした方へ行き少女に手を差し出す。

 

 

一刀「ほら」

??「ありがとうごさいますぅー」

星?「稟殿も、立たれよ」

稟?「ありがとうございます。星殿」

 

 

少女を立ち上がらせて、質問をぶつける。

 

 

一刀「ちょっと、聞きたいのだけれど」

??「はいー、何でしょうかぁー」

一刀「此処は、どの辺りかわかるか?」

稟?「此処は陳留の辺りです」

 

 

稟と呼ばれる少女は、メガネをくいっと上に上げて答える。

 

 

一刀「陳留・・・・・か(ということは、曹操)」

星?「処で、貴殿の名は?」

一刀「人に聞く前に、自分が名乗るべきじゃないか」

星?「そうであったな。某は趙子龍と申す」

??「風は、程立ですぅ」

??「私は、戯志才といいます」

 

 

三人の女の子は、一人一人名前を言っていく。

 

 

一刀「ふむ、趙雲、程立、戯志才・・・・・か、よろしく」

趙雲「こちらは、名乗りましたぞ」

一刀「あぁ、俺は黄飛、字は桜華だ・・・・・・ん?何だあの軍勢だ」

程立「陳留を収めている、官軍ですよぉ。お兄さん」

 

 

程立という少女はそういって教えてくれた。

 

 

戯志才「風、星殿、見つかる前に引きますよ」

程立「お兄さん、また何処かでぇ」

趙雲「失礼する」

 

 

三人は、官軍から離れるように素早く退散する。

 

 

??「止まれ!!貴様此処で何をしている」


 
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