No.668744 魔法少女リリカルなのは Extreme(エクストリーム) 第五十六話Blazさん 2014-03-07 11:40:32 投稿 / 全2ページ 総閲覧数:1383 閲覧ユーザー数:1312 |
Strikers編 第五十六話 「過去と未来と」
合同模擬戦終了後・・・
霊太「アレ?零人、何処に行くんだ?」
零人「ん?何・・・少し・・・・」
零人は歯切れの悪い回答をし、その場を後にした。
それを見た霊太とマサキは顔を合わせ、疑問を持つのだった。
その行き先が、今行けば大変な事になるのかも知れない場所と知らず・・・
死神移動中・・・
零人「さてと。今回の用事は・・・」
イクス『地上本部に行き報告書と修理申請書の提出。そして・・・』
零人「今回の合同模擬戦の報告書を六課に確認させる事・・・ね。」
その頃、零人は一人バイクに跨り地上本部に向かっていた。バイクは開発班が一部改造したバイクでどうやら何か仕掛けがあるらしい。だが、それは非常用らしく、それについては内心、心配する零人だった。
零人「にしてもよ。何で模擬戦バレたんだ?」
イクス『恐らく、何処かで中将が見ていたのでは?』
零人「・・・かねぇ・・・・」
イクス『いずれにしても、それは全て地上本部に行けば解る事ですよ、零人。』
零人「・・・だな。」
零人はイクスと会話をしつつ移動の時間を潰し、地上本部に向かったのだった。
地上本部、レジアスの部屋・・・
レジアス「・・・・・・・。」
地上本部の実質のトップであるレジアス。その彼も今はこうして静かにしている事が多い。
その理由は来るべき時まで力を温存するということ。そして、自分が黙っていればあまり火の粉は飛んで来ないからである。
かつて、管理局が掲げた「法と秩序の守護者」。その姿はもう無く、今は秩序の番人として存在している。それにより、管理世界でのいざこざは減っていたのだが、反対に局内部での反論が多かった。それもその筈で、本局の高官の大半の目的は自身の地位など。それを完全にミッド政府に奪われたも同然の状況では自分の地位も金にも満足はしない。
本局には有能な局員が居る。それを武器に政府に正面切って挑むのだが、そうしてしまったら自分に火の粉が飛びかねない。
対し、地上本部は有能な局員が少ないのであまり迂闊な行動は出来ない。
だったら、トップが黙れば、何もしなければ何も起こらない。
そんな理由でこんな事をする。正直言えば彼にとっては屈辱意外に何でもなかったのだ。
レジアス「・・・・・・・。」
オーリス「失礼します、中将。」
すると。その部屋に一人の女性が入ってきた。レジアスの秘書をしているオーリスだ。
彼女を見たレジアスは椅子にキッチリとした姿勢で座り、トップの威厳を示す為の態度で話しを始めたのだ。
レジアス「・・どうした?」
オーリス「岡本三佐が到着しました。」
レジアス「そうか・・・通せ。」
オーリス「はい。」
すると。零人がドアからひょっこりと現れ、そのまま一直線にレジアスの元に歩いて行った。そして、敬礼をすると二枚の紙をレジアスに渡したのだ。それこそ、零人の今回レジアスの元に訪れた理由。
いつの間にかバレていた「合同模擬戦」の報告書と。
そのせいで壊れたシュミレーターの修理申請書である。
それを受け取ったレジアスは少し横に置き、零人に話しかけたのだ。
レジアス「随分と・・・派手にやったそうだな。」
零人「まぁ・・そうッスね。」
レジアス「それに、お前の所の部下のワンサイドだったと聞くが?」
零人「その結果シュミレーターに穴開けたんすケド・・・」
レジアス「・・・それ位で見返りは十分にある。これ位は目を瞑ってやろう。」
零人「・・・・・ありがとうございます。」
オーリス「それよりも岡本君。あの「四機」のデバイスって、七課オリジナルなの?」
零人「正確には七課発足前にロールアウトしたデバイスです。それに、一応あれ騎士団の人と一緒に作ったんで。」
オーリス「なるほど。それならあのスペックは理解できるわ。」
イクス『デバイスなどの技術は本局よりも騎士団の方が十年前から差がありましたからね。』
ちなみに、何故オーリスは零人の事を「岡本君」と呼ぶのか。それは騎士団経由で零人とオーリスは知り合い、其処からのコネで零人は七課の正式設立の糸口を掴んだのだ。対しオーリスも有能な人材は欲しいと言う事で零人と知り合ったが気付けばそんな呼び方になっていたという。
零人「んじゃ、俺たちはこの辺で。失礼します。」
その後、零人はそう言って退室し、残ったレジアスとオーリスは黙っていた。しかし、レジアスは椅子を窓側に向け、独り言を呟いたのだ。
レジアス「さて・・・これで管理局はどう転ぶか・・・・・・」
零人「で。ついに着ちまったな・・・・・」
イクス『そうですね・・・・・』
とうとう六課に着いてしまった零人とイクス。先ほど模擬戦であんな事をしたので「どの面下げてやって来た。」などと言われても可笑しくなかったのだ。そして、それを解っていた零人はイクスと共に意気消沈していたのだった。
零人「うーん・・・・このまま行くのか・・・そんな事したら確実にバトルだしなぁ・・・・・」
イクス『と言っても。総合報告を後でしろと中将に言われてますもんね・・・・』
零人「けどよ。六課の報告も誰かが出てんだろ?それで後は司令官同士で確認して結果どうなったって報告するけどよ・・・流石にこれ作為だろ・・・・」
イクス『たかが模擬戦でこんな事をするとは・・・・』
「あれ。アンタ確か・・・・」
零人「ん?誰だお前。」
そんな事をしていると零人の後ろに一人の男が。そして、その男は零人の顔を見て睨んでいたのだ。
「・・・・・あんた・・・犯罪者?」
零人「殴るぞテメェ。」
「ってのは冗談で・・・アンタ局員か?」
零人「ってことはお前もか。」
「ああ。俺はヴァイス・グランセニック。六課の局員だ。」
零人「ヴァイスねぇ・・・・俺は零人。岡本零人だ。」
ヴァイス「え・・・零人?」
零人「・・・・ああ。」
ヴァイス「すんませんっした。」
すると。ヴァイスは一瞬にして土下座し、何故か土下座をさせられている事に零人は驚いていた。
零人「え・・・俺が何かしたか?」
ヴァイス「いや、そう言う訳じゃないんすよ。話は聞いてたんスけど・・・まさかココまで悪人面とは・・・・・」
零人「取り合えず、お前を殴ればいいのか。」
そんな会話をして少し親睦を深めた二人。そして、零人は恥ずかしながらヴァイスに司令室に案内してもらい、零人はヴァイスと共に六課の本部の中を歩いていたのだ。
零人「へえ・・・やっぱこっちも新品なんだな。」
ヴァイス「ええ。多分建設はそっちと同時期じゃないかと思います。」
零人「なるほど。だからかなり内部構造が似てるんだな。」
そして、二人は司令室に着き、ヴァイスはドアを軽く二回叩いた。直後、中から「どおぞー」と言われ、二人は中に入って行ったのだった。
ヴァイス「失礼します、八神司令。」
はやて「何や、ヴァイス君かいな。どないしたん?」
ヴァイス「実は・・・・・」
零人「どうも。」
はやて「あ・・・・・・・・・・」←察した。
その後。はやては無言で零人の肩を叩いていたのだった。
零人「んじゃ以上で総合報告はいいですか。」
はやて「はい。よろしくお願いします、岡本三佐。」
はやてとの報告書の確認を終えた零人はそのまま退出して帰ろうとした。
だが、内心聞きたい事が双方あった為、零人は少し立ち止まったのだった。
零人「・・・背、伸びたな。」
はやて「そんな何時までも子供とちゃうんやし。零人兄ぃこそ・・・結構伸びたな。」
零人「互いに餓鬼じゃねえからな。」
はやて「・・・そうやな。」
はやてがそう言って苦笑し、零人も少し笑った。そして、息を吐くと零人はまた話し始めたのだ。だが、その話は少しずつ深くなっていったのだ。
零人「それに・・・・・お前等は変わってなかった。それだけで・・・・俺は嬉しい。」
はやて「零人兄ぃ・・・・・・・」
零人「けどよ・・・・・変わってねぇ奴も居れば・・・・・・・」
はやて「言いたい事は解る。けど、なのはちゃんにだって事情はある。それだけは・・解って欲しい。」
零人「・・・・わってる。けど・・・俺はそれを知らない・・・だから・・・・・」
はやて「何時かは話す。絶対に。」
零人「・・・・ああ。」
零人はそう言い、軽く手を振ってその部屋を後にした。
そして、はやては零人の言葉を聞き、改めて、自分が薄々思っていた事受け止め、再確認するのだった。
六課を急いで出ようとしていた零人。その時、誰かに呼び止められたのだ。
「待って、零人ッ!」
零人「あん?ってフェイトかよ・・・脅かすなよ・・・」
フェイト「えっ・・あれで驚いてたの?」
零人「悪いか?」
フェイト「いえ・・・・・・」
零人「・・・で。どうしたんだ。」
呼び止めたフェイトだったが、自分の用事をどういえばいいかと思い、「あ・・・」と声を漏らしていた。零人は少し呆れたが、そこで一枚の名刺カードをフェイトに渡したのだ。
それをみたフェイトはキョトンとし、零人に問いを投げるのだった。
フェイト「・・零人・・これ・・・・・」
零人「今日の十一時。そこな。」
フェイト「え・・・?」
零人「プリズムにあるから。其処で話そうぜ。」
フェイト「え・・あ・・・うん・・・・」
流れに乗れなかったのか、フェイトはそのまま承諾し、零人はその場を後にしたのだった。
そして、改めてフェイトがカードを見ると「ノーマッド」と言う店の地図が書かれたカードだったのだ。
フェイト「
歓楽街「プリズム」・・・
ミッドの東の郊外にある歓楽街「プリズム」。其処に初めて足を踏み入れたフェイトはその賑わいと光景に少し驚いていた。其処に居るのは傭兵などが多く、その中に混じって管理局員の姿がちらほら見えていたからだ。
プリズムは郊外の街の中でも特に情報の交換が多く、ミッドの路地裏などにあるバーよりも盛んな所でもあり、言うなれば全ての情報の集約点でもある街なのだ。
そんな中にフェイトは一人カードに書かれた地図を頼りに街を歩いていた。そして、その場所に辿り着くと更に地下にある階段を降りて行った。降りると、其処には確かに「ノーマッド」と書かれた看板があり、フェイトはその店のドアを開けたのだった。
カランカラン・・・
羊などが持つ鈴の音と共に中に入ると其処には円形のテーブルが数台とアニメとかで良く見るカウンターがあり、其処に一人の客とマスターの様な男性が居たのだ。
フェイト「あ・・・・・」
マスター「いらっしゃい、お嬢さん。」←(イメは速水さんヴォイスです。)
フェイト「あ・・あの・・・ココに零人は・・・・」
零人「居るぜ。」
気付けば、そのたった一人の客が零人でフェイトは恥ずかしかった。
零人はグラスの酒を飲んでおり、そのグラスをもって「よっ。」と軽い挨拶をしたのだ。
そして、その隣にフェイトは座り、どうするべきかと内心焦っていた。
零人「マスター。コイツ酒駄目だから。」
マスター「承知しました。ではレモネードでよろしいですか。」
フェイト「あ・・・お願いします・・・・・・」
フェイトはその言葉を最後に黙った。
その間少しの沈黙が流れたがやがて、再びフェイトは口を開いたのだ。
フェイト「・・・言いそびれたけど・・・久しぶりだね。」
零人「何がだ?」
フェイト「また会えた。」
零人「ああ。その事か。」
フェイト「その・・・さ。零人も変わったね。色々。」
零人「そりゃお前・・・こっちは色んな所、回ってたからな。そりゃ変わるぜ。」
零人がそう言うとフェイトの前にレモネードが置かれた。それを軽く飲むとレモンのすっぱさが体を走り、頭の中が少しスッキリした感じがフェイトの中を走ったのだ。
フェイト「美味しい・・・・」
マスター「採れたてのレモンですから。」
零人「流石だな。マスター。」
イクス『確かご自身でレモンなどを栽培していたと聞きましたが・・・』
マスター「はい。実家が果物を栽培しているので、それを店で出しているのですよ。」
フェイト「あ、イクス。」
イクス『お久しぶりです、フェイト。お変わり無いようですね。』
フェイト「零人。どうしてイクスのデバイスの待機状態が変わっているの?」
零人「ん。それは・・・・・・・・」
零人はグラスをカウンターに置くとイクスを右手で持ち、自分の経験した事を思い出しつつ話し始めたのだ。
零人「イクスのこの形はコイツが気に入ったから。けど・・この十字架は元々、ある奴が持っていたモンなんだ。」
フェイト「ある奴・・・・?」
零人「・・・・・・・星奈。」
フェイト「っ・・・・・・・・。」
零人「星奈が俺にコイツを託して、俺は一人でケジメ付けに行った。けど・・全部終わってから知ったよ。あいつが死んだって。」
フェイト「・・・・・・・。」
零人「正直。俺、駄目だなって思ったよ。仲間一人・・・家族一人守れないんだからな・・・」
フェイト「・・・・・・・・・・・。」
零人「けどよ。だからと言って、俺は止まりたくなかった。それは俺だって・・・アイツ等だってそう言うと思ったしよ。」
フェイト「・・・・そうだね・・・零人ってそう言う人だし・・・私もそれが正しいと思う。」
零人「・・・・・。」
フェイト「けど・・・一人で背負わないで。でないと、零人もそうなるかもしれないって・・・思っちゃうから・・・・」
零人「・・・・・そう・・・・だな・・・・・・」
そして。零人は再びグラスを取ると酒をノドに流し込んだ。
飲み干した零人は軽く息を吐くとフェイトに質問を投げた。
零人「お前等も・・あんま変わってなくてよかったぜ。」
フェイト「そうかな?」
零人「まぁ・・・一部の奴は除くとしてもだ・・・・・」
フェイト「・・うん・・・・・・・」
零人「・・・フェイト。はっきりと聞きてぇ。
何でなのはは、ああなっちまった。」
その言葉を聞き、フェイトの表情は一気に暗くなった。そして、自分が答えられる精一杯の答えを零人に告げたのだった。
フェイト「・・・・・解んない。あの日を境に・・・なのはも変わっちゃったから・・・・」
零人「変わったって言うよりよ・・・・・・・「戻った」って言った方が正しくねえか。」
フェイト「・・・そう・・・だね・・・・・」
戻った。
どうやら、零人はなのはの変化に気付いていたのだ。
そして、その言葉の方が正しいと思い、フェイトも肯いた。
零人「あの日・・お前等と再会した時にはあんま解んなかったけど、模擬戦とかして気付いた。ありゃハッキリ言って餓鬼の頃、それもお前のお袋さんの事件の時のアイツだった。」
イクス『PT事件ですね・・・』
零人「ああ。力で解決出来るって時のアイツだ。」
フェイト「・・・・・。」
零人「あの戦車の一件。今のなのはなら手出さないか他の方法を使った筈だ。けど。アイツは正面からディバインバスターを撃つって言う馬鹿をやった。」
フェイト「・・・そう・・・・・なのはならそれ位は解った筈。けど・・・最近はそう言う行動が多いんだ。」
イクス『力任せに行う事が・・ですか?』
フェイト「・・・・うん。力で全てを解決しようとする。自分の考えは他人の考え。正直これは言いすぎだと思うけど・・・私はこう思う。」
零人「・・・・・なるほど。で、「あの日」って何だ。」
フェイト「・・あの日って言うのは・・・・・・」
すると。突然通信が鳴り響き、フェイトは少し驚いて声を漏らした。
どうするべきかと思ったフェイトだったが、零人が指差すほうにあるテーブルに移動し、其処から通信に応答した。相手ははやてだった。
はやて『フェイトちゃーん。今何処に居るん?』
フェイト「あ、はやて。どうしたの?」
はやて『いや、実はまた任務が入りそうやったからそのミーティングをと思って・・・』
フェイト「・・・・・・・。」
フェイトは零人の居る方向を見た。零人は無言で顔を縦に振り、フェイトも少し顔を肯いた。暗黙の了解と言うやつらしい。
フェイト「解った。直ぐに戻るよ。」
はやて『そっか。ごめんな、急に呼び出して・・・』
フェイト「ううん。大丈夫、直ぐに戻るから。」
はやて『解った。それじゃあなー』
通信を切ったフェイトは息を吐き、零人とマスターが居る方向を見るとマスターは笑顔で見ており、零人も仕方無いという顔だった。
零人「大丈夫だ。代金は俺が払うから。」
フェイト「ありがとう・・また・・・会おうね。」
零人「おう。」
そして、フェイトは急いで店を後にし、残った零人は考え込んでおり、マスターが口を開いた。
マスター「優しい子ですね。」
零人「ああ。アイツはな。」
「と言うより。六課の子は優しいわよ。みんな。」
話に加わり、いつの間にか居たソルナも、グラスを持ってカウンターに座った。
零人は苦笑し、ソルナもクスクスと笑っているのだ。
先ほど、性格がどうのと言っていた零人にとっては少し納得しがたい答えであった。
七課、オフィス・・・
一方、七課のオフィスでは不在の零人に代わり、霊太が通信に出ており、相手はオーリスだったのだ。どうやら、こちらにも次の任務の話が持ちかけられていたらしく、霊太もそれにより話し方は仕事の態度だった。
オーリス「以上が次の任務の内容です。」
霊太「と言う事は、七課は六課などと共にそのホテル・アグスタでのオークションの警備をしろと言う事ですね。」
オーリス「ええ。六課は隊長などが会場に直接行きますが、七課は警備の局員達と共に会場周辺の警戒をして下さい。もし、会場内から出られないと言う事があれば愚の骨頂ですから。」
霊太「・・・了解しました。では、司令官にもそう伝えます。」
オーリス「頼みます。不知火一佐。」
ゼクス『・・・霊太。どう思う?』
霊太「どうって・・・・・明らかに本局の馬鹿なデブ共の作為だろ。それに、オーリスさんの話じゃMSWATまで出すって話だし。」
ゼクス『混乱に乗じて七課を潰す・・か?』
霊太「やったらやったで自分達に飛び火は来るだろうけどな。」
ゼクス『今は政府にとっては大事な時期でもあるからな。ようやく活動が軌道に乗ってきたんだ。ここでくじけたら、確実に政府は崩れ、管理世界も混乱に陥る。』
霊太「それで喜ぶのは悪人のデブ共だけだろうな。」
霊太はそう言い、自分のデスクに置かれていたコーヒーを喉に流し込んだ。
そして、夜が更ける街を窓の外から見つめていたのだった。
「さて・・・・それでは一つ。パーティと行きましょうかね。」
次回予告ッ!!
ライラ「姉さん。ホテルでオークションって大丈夫なの?」
レイ「さぁな。けど、何かヤバイのは確かだろ。」
霊太「あ。グリードアイランド。」
零人「マジで!?」
イクス『そんな物ないですよ。次回「ホテル・アグスタ」。』
「さぁ・・・素敵なパーティと洒落込もうではないか!!」
「さて・・・どうあがきますかね。彼等は。」
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一つの区切りから十年。
今、成長した者達と新たな者達による新たな戦いが始まる。
そして、彼らは再び進化していく。
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