No.665319

真・恋姫†無双 ~鬼が支えし者~

義弘さん

こんばんは!
今回から新章に入ります。
それでは幼稚で駄文劇場の始まりですよ!

2014-02-22 21:45:20 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:1916   閲覧ユーザー数:1695

‥‥‥頴川の街を発った和弘達義勇軍は、荊州に向かって行軍中であった。

 

そして、和弘達は軍の中間に陳到を除く主要の人物を集め馬上で軍義をしていた。

 

「みんなに聞きたいんだけど、このまま兵を進めれば新野城に着いてしまうんだけど、

 

その前に何処かに邑か街に寄りたいんだけど知らない?」

 

和弘が皆に訪ねるが全員が知らないらしい、

 

しかし其処に、

 

「あ、あの!宜しいですか!」

 

皆が声のする方へ顔を向けると、

 

「確かアンタ‥私の隊にいた、」

 

そう桂花が答えると、

 

「は、はい!荀イク様の隊に所属、『子遠』と言います、」

 

と、答える和弘より少し歳上と思われる男の兵がいた。

 

「わかったわ、で、何の用なの、」

 

「はい!先程島津様が言っておられました、邑か街ですが、」

 

その言葉にいち早く反応し直ぐ様和弘を見た、

 

その和弘も桂花が見てきたと同時に話をうながした、

 

「此処から半日程行った所に廃邑になった‥‥私が笑まれた邑の後地があります‥」

 

「何故廃邑に」

 

聞いたのは呂岱だった、

 

「はい、最初は役人による重税から始まりました、そしてその当時の新野の太守による無断で宛城への出兵のによる徴兵により、働き手がい

 

なくなりました、

 

そして宛城攻略が失敗により太守は逃亡しました、

 

その後近隣から集まった犯罪者や山賊に襲われ、この新野周辺の幾つもの小さい邑が廃邑に追い込まれ、そして‥‥‥」

 

「‥‥‥そう、ごめんなさいね、辛い事を思いださせて、」

 

話を振った呂岱が子遠に謝罪した、

 

「いえ、それでは邑の話ですが、」

 

そして子遠が話し出した、

 

50人位の小さな邑、

 

そして邑の裏には漢水がながれている、

 

邑は漁村だった、

 

たまに、上庸に向かう商船が立ち寄っていた、

 

和弘は子遠の話を聞いて思った、

 

(小さいながらの港邑)

 

すると和弘は桂花に馬を寄せ、

 

「桂花、ちょっといい、」

 

桂花と少し皆から離れると、

 

「どうしたの」

 

「うん、もしかしたら計画を早めるかもしれない」

 

和弘がそう言うと桂花は計画の事を思い出した、

 

「‥‥そう、‥なら新野は諦めるの」

 

「うん、そうなるね、‥‥それと、30日ほどその廃邑に滞在して調査したいんだ」

 

そう言うと桂花は少し思案し、

 

「‥‥‥‥わかったわ、それとさっき子遠が言った賊退治も忘れちゃだめよ」

 

「うん、それは優先順位は一番だから、後、桂花の調査も忘れちゃだめだよ」

 

「ええ、分かってるわ、」

 

そう言うと二人は皆の所に行き、近くにいた兵に先頭にいる陳到に来るように言った、

 

「子遠」

 

「ハッ!」

 

「子遠にはこれから来る陳到と合流して道案内して欲しい」

 

「ハッ!」

 

子遠は和弘に礼をして列に戻ろうとしたとき、

 

「あ、子遠、君の名前って字?」

 

「はい、字です」

 

「‥‥ふーん、良かったら姓と名を教えて貰える」

 

「ハッ!姓は呉、名は懿、字は子遠、と言います!」

 

その名前を聞いて和弘は驚いたが、次第に声を大にして笑い出した、

 

いや、笑わずにはいられなかった、

 

「(劉章の義兄にして、将の呉懿が何故此処にいる!何処までこの世界の歴史は狂ってやがる!)」

 

和弘の笑いに周りにいた桂花達や兵は一斉に和弘を見る、

 

「ヒロ、いきなりどうしたのよ!」

 

桂花が代表して和弘に聞くと、

 

「ハッハッ・ハッハッハッ、あーすまん、こんなに苛立たしく、嬉しくてね!」

 

和弘の言葉に皆は何の事か分からずキョトンとしているが、桂花はなんとなく察したらしい、

 

そして和弘に馬を寄せて皆に聞こえないような小声で、

 

「また知ってる人物なの、」

 

「うん、李厳と廖化に関係してるかな」

 

「そう」と言うと調度陳到が来た、

 

「殿、御呼びでしょうか」

 

「うん、子遠!」

 

「ハッ!ここに!」

 

「今から子遠には道案内してもらうから、それを聞いて兵を率いて貰いたいんだけど、頼める、」

 

「分かりました、では直ぐに向かいます、」

 

「うん、お願い、」

 

すると陳到は子遠を連れて行った、

 

「よし、向かう場所も決まったし皆配置についてね、」

 

「「「ハッ!」」」

 

桂花以外は自分の隊に戻って行った、

 

「桂花、多分これからどうなると思う?」

 

「えっ、ヒロの方が分かってるんじゃないの?」

 

和弘は一人思案しながら、

 

「‥‥‥そうなればいんだけど、」

 

その呟きは桂花にも聞こえず、馬の蹄の音に書き消された‥‥‥


 
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