No.657862 転生先は魔法少女リリカルなのは……何だそれ?7-11店員さん 2014-01-26 18:42:46 投稿 / 全4ページ 総閲覧数:20861 閲覧ユーザー数:17655 |
ども!7-11店員です。
前回は沢山のメッセージ・コメントありがとうございます。
改めて自分の作品が多くの人に楽しんで頂いている事を感じました。
注※今回の話は心が穏やかな人には見るのをオススメしません、激しい怒りで伝説の戦士に覚醒しても自己責任でお願いします(笑)
では、どうぞ!
「良し…今日こそ龍君に、すっ…す!好きって言わなきゃ」
【頑張って下さい、マスター】
今日は待ちに待った夏祭り、朝起きた私は自分の持ってる恋愛関連の本を読み返しています。
「先ずは二人きりに…彩羽ははやてちゃんとアリサちゃんが居れば問題ないけど……二人きりかぁ」
でもどうしたら二人きりになれるのかな?…それに不安要素も有る、昨日フェイトちゃんからメールが届き内容は聖君が遠征から戻ってきたとクロノ君から教えて貰った、と…私も直ぐに武装隊の知り合いに連絡したら間違いないと言われた。
「なんでこんなタイミングで帰ってくるの…はぁ」
私は溜め息を吐いた…他の皆も同じ様に溜め息を吐いてる気がするなぁ
~はやて視点~
「…ほな作戦の内容をもう一度確認するで?あの馬鹿が私の彩羽にもし手を出したら先ずザフィーラが動きを封じる」
「承知」
「ヴィータとシグナムでボコボコにして」
「任せろ!」
「一切手を抜きません」
「シャマルの強制転移魔法で海へ」
「任せて、はやてちゃん」
「リインと私は彩羽から離れずに行動」
「了解ですぅ!」
朝から今日起こるかも知れへん最悪の状況に備える…彩羽は私が守るんや
~アリサ視点~
「鮫島、準備は抜かり無いわね?」
「大丈夫ですアリサお嬢様、SPの方も準備万端でございます」
朝食を取りながら私は鮫島と今日の打ち合わせの確認をする…そうあの馬鹿の対策の打ち合わせを
「急な事で悪いわね、でも何もしないよりは良いと思うの」
「彼の今までの経緯を考えれば当然です、それに彩羽様があの天音のご令嬢ならば尚の事」
魔法の事は鮫島も内密という事を条件に話している、一般人のSPじゃ相手にはならないけど監視位は出来る…居場所を把握出来れば対処が少し楽だわ
「鮫島、天音だからじゃないわ彩羽だからよ」
「解りました」
私が出来る事はこのくらいしか無いけど今回だけは黙ってる訳にはいかないわ!
~フェイト視点~
「それじゃあクロノ悪いけどお願いね」
『解っている、花見の時の様な事が起きないとも限らないし警戒はしておくさ』
「うん」
『それはそうと……母さんどうしたんだ?』
「あ……あれは」
朝、私はクロノに聖がまた龍に余計な事をする可能性を考えて連絡をしているんだけど、クロノは後ろでソファーに横になりクッションに顔を埋めた母さんの状況を訪ねてくる。
「実は急にレティ提督に呼び出されて御昼から本局に行かないとダメで…母さん、彩羽と夏祭りに行くんだって凄く張り切ってたから」
『全く……』
クロノは頭を抱える…母さんは未だにショックを隠しきれないでいる
「とにかく聖の方お願いね……お兄ちゃん」
『お兄ちゃんは止めてくれ』
~龍視点~
「お兄ちゃ浴衣は、浴衣~!」
「まだ朝だろ…ほら、さっさと飯を食べろ」
彩羽は起きてからずっと〈浴衣着たい〉〈お祭りまだ?〉〈花火楽しみ〉と言って落ち着きの無い状態だ。
「龍、今日の祭だが俺も行こうと思う」
「珍しいなベスター、お前からそんな事言ってくるなんてよ」
「気付いてるだろ、隠そうともしない大きな魔力が昨日の晩から現れた事」
「あ~……で?」
「またこの前みたいな事に成ったらどうする」
「さぁな…俺のやりたい様にやるだけだ」
「……呆れた奴だ」
朝飯を食いながら俺はベスターと話をする、彩羽は夏休み朝のアニメ何とかで再放送中のアニメ(リリキュア)を見ている。
「お兄ちゃ、ケチャップ~」
「はいはい」
玉子焼きにケチャップをかける彩羽…俺は醤油だ、まぁ塩だったりソースだったり日によって色々だけどな
~すずか視点~
「ごちそうさま」
「食器片付けますね」
朝御飯を食べ終わった私はファリンが淹れてくれた紅茶を飲んでいます。
「すずかちゃん、お祭りは夕方からですよね?それまでどうしますか」
「マリエルさんが御昼前に来てくれるからお祭りまで勉強かな」
私はファリンの質問に答える…以前からマリエルさんとは連絡を取り合ってる、通信用の端末を頂いたのでデバイスや技術関連の事を解りやすく教えてもらっている。
「すずかちゃん楽しそうですね」
「簡単なデバイスの作成なら何とか出来る所まで来てるよ、まだまだ初級クラスなんだけど楽しいよ♪」
子供の頃から機械系のお仕事に就けたら良いなぁ~って思ってたし、やっぱり私に合ってるのかな?
~セイバー視点~
「良し、早速サーチャーを飛ばしてなのは達を見守るか…フヒ」
【マスターやはりこれはストーカー行為に当てはまると思われます…やめましょういい加減に】
「あ゛?お前みたいなデバイスに人の恋愛が解んのか?!あ゛あ゛ん」
【そ……それは】
「……ったく音声はfateのセイバーなのに中身はダメダメだなマスターに逆らうんじゃねぇよ」
【……はい】
「デバイスはデバイスらしくしてろ」
【はぃ…マスター】
起きて早々にマスターはなのは様達をサーチャーで見守ると言い出す、私が止める様に言ってもマスターは聞き入れてくれない…私はあの日から微かな望みを心に誓った、昔はマスター以外の転生者というのは王神しか知らず、転生者というのは身勝手な人しか居ないと思っていました……だけど沢原龍様という人を知り気付きました、私が諦めなければマスターもきっと変わってくれる筈だと
「ちゃんと録画しとけよ~」
【……わかりました】
今は我慢です……そう私がマスターを信じなければ、私はマスターのデバイスなんですから
~なのは視点~
【マスター、フェイトからご連絡が入っています】
「フェイトちゃんから?」
夏休みの宿題が全部終わっているか確認していたらフェイトちゃんから連絡が入る。
「どうしたの? フェイトちゃん」
『なのは、今クロノから連絡が入って聖がまたサーチャーを私達に向けて飛ばしたって』
「えっ?!またぁ!」
子供の頃から飽きもせずに何度も何度も……私が魔法の事を知らない頃からやっていた可能性も有るし…と言うより絶対してる、思い当たる節がいくつも有るもん。
『アリサとすずかの所には散歩中のヴィータとザフィーラが行ってくれるって』
「解った、私は自分で処理するから」
【マスター来ました】
「ホント…」
通信を終えたと同時にレイジング・ハートがサーチャーの接近を知らせてくれるので、私は部屋の窓を開けて…
「気持ち悪い!」
左手の人差し指から魔力弾を放ちサーチャーを狙撃する。
~ヴィータ視点~
「ぶち抜けぇえええ!!!」
【シュワルベフリーゲン】
ザフィーラと散歩の途中、はやてから連絡を受けて私はアリサの家の庭の上空でゴミ掃除の最中だ。
「これで全部か?」
「ヴィーターー!終わったー?!」
「おう!」
聖のバカが飛ばしたサーチャーを片付けるとアリサに呼ばれっから返事をしてアリサん所に行く。
「悪いわね、態々来てもらって」
「別に良いって……にしても」
「えぇ、ホントしつこいわね…アレは捕まんないの?管理局に被害届出せばどうにか出来たりしないわけ?」
「出来んならとっくの昔にやってるって……まぁあの二人無駄に能力高っけぇかんな、それに上層部の人達にゴマ擦ってっし」
「実力主義なんて珍しくも無いけど……はぁ、もう良いわ」
アリサと話をするけど、今更考えても無駄骨だ、聖と王神の成長なんて期待できないの解りきってるし。
「それよりこれから遊ばない?お祭り迄は時間有るんだし」
「はやての飯が待ってるからダメだ」
「じゃあ私がはやての所に遊びに行けば問題ないわね」
「まぁまたサーチャーが来ないとも限らねぇし、一緒の方が良いかもな」
「決まりね♪ちょっと待ってて、浴衣も次いでに持っていくから」
アリサは小走りで家の中に入ってって私はアリサの執事の鮫島さんにリムジンへ案内された…そういやザフィーラはどうしてんだろ?
~すずか視点~
ニャー
ニャー
ニャー
ニャー
「ごめんねザフィーラ…ほら皆こっちおいで」
「いや、大丈夫だ…気にやむな」
聖君のサーチャーを壊した後、家の猫がザフィーラに集まってきて背中に乗ったりする。
「すずかちゃ~ん!マリエルさんがいらっしゃいましたよ~」
「こんにちは、すずかちゃん…ってザフィーラ?!どうしたの、猫だらけで」
「む……何でも無い」
「あははは……」
ファリンに案内されたマリエルさんはザフィーラの姿に驚き、私は只々苦笑いをしました。
「あの男の事だ、また何かしてこないとも限らない、暫く此処に留まるが良いか?」
「ありがとうザフィーラ、それじゃあはやてちゃんには私から連絡するね♪ファリン、御昼はザフィーラの分もお願い」
「お任せ下さい」
「えっと…話が良く見えないんだけど?」
この後、私は部屋でマリエルさんに説明すると苦笑いをされた…皆の所にもサーチャーが行ってるんだよね、お祭りの時位は静かにしててほしいな~
~龍視点~
「何かやってんな」
「気になるのか?」
「……そうだな、面倒事に成るかどうか気になるな」
さっきから複数の場所で魔力の衝突を感じる、高町の家・ハラオウンの家・月村の家……数的に残りの二つは八神とバニングスの家で良いとして…
「あのマヌケか…」
そういや昨日現れた魔力と同じ場所から散り散りに他の所に魔力が向かって行ったしな
「お兄ちゃ~、なのはお姉ちゃんの所に遊びに行こ~」
「ダメだ」
「むぅー!」
「そんな顔してもダメだ」
今行ったら、それこそ自分から面倒を引き起こしに行くような事に成る…祭は行くって言っちまってるから、あのマヌケと鉢合わせするかもな
「はぁ……何か隠すことが面倒く成ってきたな」
何か良い案ねぇのか?……
「あ゛~~~……寝るか」
俺は一瞬考えるが直ぐに止めて寝る事にした。
~セイバー視点~
「チッ!…キショォォォオオ!!!」
【マスター落ち着いて下さい】
「うるさぁい!何でバレたんだよぉ、セイバーお前の所為か?!」
【違います!私は言われた通りに…】
「じゃあ何で見付かった!」
飛ばしたサーチャーが全て破壊された事でマスターは怒り狂いますが、私は内心良かったと思っていました。
【それは……?!マスター、クロノ提督から通信が】
「何ぃ?!……そうか、あのシスコン変態野郎か!」
クロノ提督から通信が来ている事をお教えするとマスターは直ぐに部屋の窓を開けて外を見る。
「やっぱりか…シャイニングシュート!」
そして今まで外に有ったサーチャーに魔力弾を放ち破壊した。
【マスター、通信は……】
「無視しろ!…フゥまぁ良い、祭の前に会いに行くのはアレだが仕方無いな」
【えっ?】
「祭まで時間は有るんだ、先ずはなのはの所に行くぞ」
ニヤニヤと笑いながら、マスターは腕にシルバーのアクセサリーをジャラジャラ付け始める。
「良く知らねぇが邪魔な王神が病院で寝てるんだ、今こそ俺がオリ主としてハーレムを築いてやるぜ☆」
待機状態の私を首から下げ、マスターは意気揚々と出掛ける。
~彩羽視点~
「いろはちゃんはお祭りお兄ちゃんと行くの?」
「うん♪後ね、なのはお姉ちゃんとフェイトさんとはやてさんとアリサさんとすずかさんと~…」
御昼ご飯が出来るまで私は友達のきらりちゃんとあすかちゃんと一緒に公園で遊んでる。
「ねぇねぇいろはちゃん、なのはお姉ちゃんってもしかして翠屋さんの所の人だよね?」
「そうだよ!」
「何でいろはちゃん、その人の事お姉ちゃんって呼んでるの?」
「なのはお姉ちゃんがお姉ちゃんって呼んで良いよって言ってくれたから~」
「「そうなんだ~」」
「エヘヘ~♪」
なのはお姉ちゃんの事をお姉ちゃんって呼んでる理由を教えたら二人は「良いなぁ~」とか「綺麗な人だよね~」って話をしてる。
「なのはお姉ちゃんさんにこれから会いに行かない?」
「わぁ~それ良いね」
あすかちゃんの提案にきらりちゃんが良いねと言う。
「良いよ~それじゃあなのはお姉ちゃんのお家に行こう!」
「「おー!」」
お兄ちゃにはダメって言われたけど、ちょっとだけだもん。
神様の雑談…のコーナーです~
うぅーー!
最近サボっていた所為で書類がこんなに溜まってしまったです~
では、ゴッドスマイルでリリカル☆マジカル、さよならです~
忙しいです~、取り敢えず書類が終わってから映像を見る事にするです~
まぁそう簡単に変な事なんか起きないですよね~(笑)
※読者の方へ※
彩羽視点で彩羽ちゃんの友達のあすかちゃんが「なのはお姉ちゃんさん」と言っていますが、これは誤字ではごさいません。
なのはお姉ちゃん
なのはお姉さん
だと、在り来たり過ぎな感じがしたので、お姉ちゃんさん……という風にしました。
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第六十七話…そう私がマスターを信じなければ