「メンマによるメンマのためのメンマの国を作る」
こう言い放ったのは、蜀の武将である趙雲その人である
「それは別にいいけど、どうするつもり?」
こう問いかけるのは蜀のメンマ戦士一号北郷一刀である。
「以前、主が話してくれたま●どなるどを使いまする」
以前、一刀はメンマの全国的主食化をしたいという星のためにマクドナル●の話をしていたのだ。
そのときは、そういうのもあるのかくらいだった星だが、今日は違った。
「あぁ~、あれね」
「この大陸にメンマをすぐに出せる店を作り、メンマなしではいられない人々を作り上げるので
す」
いろいろと途中の経過が抜けている気がするが、一刀は何も言わない。
いや、言えない。
なぜなら彼はメンマ戦士だからだ!
朝も昼も晩も肴もメンマだらけにされてはや二ヶ月…。
彼はもうメンマなしでは生きられない体になってしまっている…。
「でも、メンマだけでは普通の人は来てくれないんじゃないか?」
確かに、メンマだけ食べようなんて人間は二人を除いてそうはいない。
「だから、これがあるのだ、主。このメンマ丼が…」
「でも、丼だけじゃ、マクド●ルドみたいにはならないぞ、せいぜい松●くらいだ」
「そこで、メンマ屋の店主と考えたのがこれです。食べてみてくれるか、主?」
そう言って取り出したのが
メンマまん
メンマあんまん
メンマ肉まん
メンマおにぎり
メンマちまき
メンマ茶
メンマ酒(恋姫の四コマにあって、おもしろかったあのネタ)
メンマ菓子(メンマの形をしたお菓子)
メンマ麺メンマを麺に織り込んでいるver
メンマ麺メンマが麺のver
メンマ大福
メンマ水(コップの中にメンマが浮かんでいて、いいダシが出ている水)
メンマ豆腐(メンマと豆腐を麻婆風にしたもの)
メンマ茄子(同上)
「おお、おいしそうだなぁ。本当に食べていいのか?」
(こんな反応を取り始めたらもう帰ってはこれません、あなたもメンマ戦士です。)
「いいですぞ、これも主のおかげなのですから」
「俺のおかげ?星にそういってもらえるとうれしいな~」
そう言いながらも、一刀はメンマのフルコースを平らげていく。
「どうですか主?」
「最高だよ。水までメンマなのがありがたいよな~」
「そうでしょう、そうでしょう、これがわかるとはさすが主‼惚れ直しますぞ」
「いや、本当にこのメンマがおいしいんだよ」
そう言った一刀の前からはもうメンマのフルコースはなくなっていた。
「これなら、いけますかな?」
「いける、いけるドナ●ドなんて目じゃないよ」
「では、本格的に始動しましょう。主は価格の設定や、店の形式や内装を考えてくだされ。料理人
や食材はこちらで用意しますので…」
「わかった、任せろこの大陸にメンマの旗を立ててやろうぜ‼」
すでに一刀の頭にはメンマが湧いています。
目の中までメンマです。
ハートじゃありません、メンマです。
「その意気ですぞ主。では一緒にメンマの花園を作りましょうぞ」
「そうだな」
そうして、二人はメンマのために働いた。
その後、メンマのファストフード店が出来上がり、メンマ丼やメンマおにぎりのおかげで着々と売上を伸ばし、蜀を飛び出て魏へ、呉へと展開していった。
その後も一刀はメンマ戦士一号として新商品を開発(増えるメンマやメンマスープ、カップメンマ等)し、メンマの申し子となった。
そうして、三国は平定され、新たなメンマ国が生まれることとなったのだった。
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メンマルートです。
ノリだけで書きました。
おいしそうなものがあれば作って食べてみるのもいいかもしれません。
で、メンマ丼でググったら10万件以上あって笑いましたね。