~ 第113話 †怒れる錦2.5† ~
私は翠(すい:馬超真名)や蒲公英(たんぽぽ:馬岱真名)達が無事撤退したのを確認した
一応菫(すみれ:龐徳真名)が付いてるし大丈夫だろう
【迎え】もあの子達が撤退したのを確認したはずだからそろそろ来るはずだ
それなら私はこの囲いを抜け出すとしますか
両手に持つ細身の双剣で前方を差し
「鋒矢陣で抜けます、脱落した者は
今後の為に耐えれきれないと判断しますので必死でついてきなさい」
駆け出そうと馬に足で蹴ろうとした時に彼女がやってきました
「剣を収めなさい韓遂(かんすい)!」
金色の髪をした覇王曹操(そうそう)が
離脱する機を逃したか?仕方がない【迎え】の方々に頼るしかないですね
「曹操殿ですか」
「率直に聞かせてもらいましょうか、貴方ほどの人物が
何故勝てもしない戦をしようとしたのかしら?
しかも、貴方なら私がやってないと分かる程度には調査したはずよ?」
「そこまで私を評価して下さるのは嬉しいですが
私も親友が暗殺されたとあれば仇を討つのが当然ですよ?
それに死ぬ前に本人や他の方からの証言もありましたからね
疑う余地はありませんよ」
「それでも!」
「ふぅ・・・注意力散漫ですよ!」
私は前に出てきた曹操に瞬時に歩み寄り剣を一閃して矢を防ぎ
すぐに元の場所まで下がる
「なっ!?どこから!」
「伝令!敵援軍が迫ってきてます!」
「どうやら【迎え】がきたみたいですね
我々も去らせてもらいます」
浮ついてるこの瞬間に一気にこの囲いを抜け出す
「こら、待ちなさっ!また矢が!」
前方を封鎖している曹操軍をなぎ払いながら迎えが来てる方向へと駆け出した
「ふぅ、なんとかなりましたか・・・
早く合流しないとまた酒浸りになってそうなのがいますからねぇ」
考えながら疾走してると【迎え】の人達がこちらの横を通り過ぎて
後ろの曹操軍の追っ手に突撃をしていく一糸乱れの無い動き
ここまでの動きは私達の近衛でも難しいかもしれない
瞬く間に曹操軍は敗走して撤退していく
一人の女が曹操軍を敗走させた軍の中からこちらへやってきた
「韓遂さんかな?白ちゃんの指令でやってきた高順(こうじゅん)だ
もう一人いるけど、あっちのちょっと離れた場所にいるよ」
高順・・・なるほど彼女が噂の陥陣営ですか
「助かりました。貴方の噂は涼州にも聞こえてますよ」
「ははっそいつは恥ずかしいな、とりあえずここは早く離れよう」
「そうですね、早く合流しないと酒浸りの人物がいるでしょう?」
「えーっと・・・ははは、手遅れかもしれないよ?」
その後ちょっと離れた場所から矢を放ち牽制していた太史慈(たいしじ)と合流し
私は彼が拠点としている漢中へと向かった
余談
「今日も酒がうめぇぜ!うるさいやつがいねぇ・・・と?」
「うるさい奴がいないと・・・なんですか?」
「いや、うん・・・仕事がな終わった後の酒はうめぇってな?」
「ほほぉ?まだ日が高い内に仕事が終わったと?おかしいですねぇ~
私は着いたばかりなのですがちらっと貴方の部屋にいくと書簡が積まれてましたが?」
「あ、あれは全部お、終わったやつなんだよ!」
「それはそれは・・・追加で色々と運ばれてきてましたが?」
「これを飲み終わったらやるつもりだったんだよ!ほんとだからな!?」
「では、先に終わらせてから飲みましょうか?
ええ、私が来たからにはちゃ~んとみてますからね?」
「くっそ~!!俺の平和は終わりかよ!!!」
その日から漢中にある街では日の高いウチから酒を飲む大馬鹿が一人居なくなったとさ・・・
~あとがきっぽいもの~
今回は残された人がどうなったかの視点なので2.5です
ちなみに自分の中での弓術の上手さを書かせてもらいますと
長距離まで打てる人 太史慈>黄忠>夏侯淵
正確さ 黄忠>夏侯淵>太史慈
威力 太史慈>黄忠>夏侯淵
近距離での多彩さ 夏侯淵>黄忠>太史慈
曲打ち 夏侯淵>黄忠>太史慈 みたいな感じになっています
といってもかなりの差があるわけではなく微妙な差と思ってもらえれば・・・
後華琳様の台詞ですが某無双ゲーの一幕です、あのシーン自分の中で結構なツボなんですよね
地獄モードで良く、馬超さんが本陣に危険⇒10秒足らず我が覇道がー とトラウマステージですが
上記の順位を見てもらい本文を見てもらいますと子義嬢すげー!ってなれるかと思います
大寒波?のせいで路上でスリップして手を強く捻ったので更新遅れました
皆さんもスリップなどには気をつけてくださいね!次回も駄文をよろしくお願いしますm(_ _)m
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この物語はオリ主メインの外史です
視点は基本オリ主となっています
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大丈夫な人は駄文にお付き合いください、更新は基本日曜になります
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