No.649817 真・リリカルなのは 第十一章 機動六課設立編 第七十七話 目覚めるもう1人のタイプゼロohatiyoさん 2013-12-30 12:05:55 投稿 / 全1ページ 総閲覧数:737 閲覧ユーザー数:724 |
スバルがギンガを発見する前に一体何が在ったのか?
ギンガは戦闘機人モードとなり、自身のIS
ノーヴェを圧倒する
しかし、忘れてはいけないのはチンクの存在である
彼女が介入したのだった
チンク「どうした? ノーヴェ。もう戦えないか?」
ノーヴェ「まだ…………まだ」
ギンガに大分ダメージを与えられていたノーヴェだが、何とか立ち上がる
チンク「無理はするなよ? アレは姉が倒す」
ギンガ「殲滅行動に移行します」
ギンガはウイングロードを展開し、チンクに猛ダッシュで近づく
チンク「はぁ!!!!!」
チンクは走ってくるギンガに向けて固有武装であるスティンガーを投げつける
しかし、ギンガの回りに風のフォールドが展開し、ナイフを弾いて行く
チンク「あのISは厄介だな」
矛にも盾にもなれる………………まさに万能型の能力だな
ギンガ「!!!!!!!!!!!!!!!」
そして、ギンガの拳が迫る
ノーヴェ「させるか!!!!」
横から乱入し、ギンガを蹴り飛ばす ノーヴェ
チンク「ここ!!」
さらに追い打ちを仕掛けるように、ナイフを投げつける
チンク「IS発動!!!!」
投げられたナイフは、ギンガに当たる前に爆発する
チンク「爆風でダメージを負ってくれればいいが……………」
煙が晴れると、体中から火花が散っているギンガが立っていた
ギンガ「損傷率50%越え……………危険領域」
チンク「どうやら、方が付きそうだな」
チンクは勝利を確信した…………それが油断だった
ギンガ「っ!!!」
ギンガが両腕をクロスさせ、一気に振り上げた
すると、ギンガを纏っていた風が一斉にチンクに襲い掛かる
チンク「っ!!!」
ノーヴェ「チンク姉!!!」
鎌鼬がチンクを切り裂いていくようだ
ノーヴェ「野郎!!! 図に乗ってんじゃねぇ!!!!!!」
ノーヴェはチンクを助ける為、ギンガに向かって走り出す
ノーヴェ「いい加減に潰れやがれ!!!!」
精一杯の力を込めた渾身の蹴り
ギンガは左腕で受け止める………………しかし
ザシュッ
ノーヴェの蹴りの威力が思った以上に強かったのか、ギンガの左腕の耐久力が持たずに、引き千切れてしまう
真っ赤な血が飛び散る
切断面には機械らしき物が見える為、ギンガが普通の人間ではない事がわかる
ギンガ「左腕の破損を確認……………これ以上の戦闘は不可能と断定し、スリープモードに移行します」
そして、ギンガは地面に倒れる
スリープモード
戦闘機人達に適用されているシステムであり、人間で言うならば仮死状態だ
この状態になると、まるで死んだかのように動かなくなる
修理しなければ、ギンガの命が危うい
ノーヴェ「はぁ、はぁ、はぁ、チッ 予想以上に手間取らせやがって」
チンク「やったな、ノーヴェ」
ギンガがスリープモードになった為、鎌鼬から解放された チンク
ノーヴェ「チンク姉、大丈夫なのか?」
チンク「ああ、思ったよりダメージは少ない………それにしても、まさか妹に助けられるとはな」
というものの、何所か嬉しそうな チンク
ノーヴェ「取り合えず、私達のノルマはクリアだ……………一旦ドクターの元へ戻ろうぜ」
チンク「そうだな」
2人はスカリエッティのアジトへ帰ろうとする
2人の任務はギンガを連れて帰る事
あわよくばスバルもだったが、ギンガ1人でも手柄だ
欲張る必要もないと考えたのだった
ノーヴェは、倒れているギンガを持ちげ用とした時、
ノーヴェ「ん?」
ノーヴェが顔を上げると、そこにはスバルが立っていた
ノーヴェ「一足遅かったな」
ニヤけながらそう言う ノーヴェ
スバル「ギン姉ェェェェ!!!!!!!」
スバルがどれだけ大きな声で叫ぼうとも、ギンガは決して目を覚まさない
チンク「ふむ、アレはセカンドだな」
ノーヴェ「ああ、こいつの妹だ」
ノーヴェはギンガを背負う
チンク「欲張りたい所だが、ここは撤退するぞ」
ノーヴェ「わかった。じゃあな!! セカンド!!」
そう言い残し、2人は去ろうとする
スバル「……………離せ」
2人には聞こえないぐらいの小さな声で言う
スバル「離せ……………ギン姉を離せぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!!!!!」
スバルの雄叫びが空気を振動させる
そして、目の色が黄色に変わる
スバル「うぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!!!!!!!」
2人に向かって走って行く スバル
彼女も戦闘機人モードとなったのだ
しかし、スバルの場合はギンガと違い、敵味方の区別は付く
つまり暴走というわけはない
ノーヴェ「チッ 仕方がねぇ…………私がぶっ倒してやる」
チンク「いや、お前はファーストを連れて帰れ。ここは私がやろう」
ノーヴェを先に行かせようとする チンク
ノーヴェ「チンク姉?」
チンク「早く行け」
ノーヴェ「………わかった」
ノーヴェは、チンクに疑問を持ちながらも言われた通り去って行く
チンク(コイツはファーストより強い。私の勘がそう告げている。2人まとめてやられるよりかは、私が囮になった方がいいだろう)
チンクは恐れていた
目の前にやってくるスバルを
彼女の本能がこのままでは皆殺しにされると訴えていた
だからこそ、スバルの足止めをする事を選んだ
ノーヴェを生きて返す為に
チンク「悪いがここからは通行止めだ」
スバル「退けぇぇぇぇ!!!!!!!」
スバルの目的はあくまでギンガの奪還
つまり狙いはノーヴェだった
しかし、目の前にはチンクが立ち塞がる
チンク(恐らくセカンドのISは食らってしまえばアウトだろうな)
スバル「はぁぁぁぁ!!!!!!」
乱暴に拳を振るう スバル
何時も以上に大振りであり、威力は凄まじいだろうが、当たるようなものではない
スバル「うぉぉぉぉ!!!!!!!!!」
完全に頭に血が上り、且つ見えなくなってしまったノーヴェを早く追いたいという焦りから、このような事になったのだろう
チンク「ふむ、どうやら私の本能は役に立たんな。この程度、恐れるに足らん」
チンクは1本だけナイフを投げ、それがスバルの右腕に突き刺さる
チンク「ランブルデトネイター!」
そしてISを発動させ、スバルに突き刺さっていたナイフが爆発
スバル「グッ!!!」
普通の人間ならば、右腕が消し飛んでいただろう
しかし、スバルは戦闘機人
常人よりも遥かに頑丈であり、腕は消し飛んでいない
しかし、右腕からは内部の機械が露出しており、もう使えないだろう
スバル「ギン姉ェェェェェ!!!!!!!!」
しかし、それで諦めるスバルでは無かった
チンク「欲張るのは良くないと思っていたが…………折角だ、お前も回収しよう」
スバル「絶対に許さんぞ!!! 貴様らぁぁぁ!!!!!!!!!」
右腕が使えない状態で、チンクに向かって突っ込む スバル
チンク「まるで的だな!!」
スバルに向かってナイフを投げ、爆発させる
しかし、まるで無意味と言わんばかりに、スバルは突撃してくる
チンク「っ!!!!!」
流石のチンクも、これには驚きを隠せなかった
しかも、右腕を振り上げている
右腕を乱暴に扱えば、二度と使い物になるかもしれない
しかし、今のスバルにとってはどうでもいいことだった
スバル「はぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!!!」
そして、スバルの拳がチンクの腹に決まる
ただのパンチならば、これで勝負は決まっていなかっただろう
しかし、すでにスバルのISは発動していた
チンク「そうか……………これが、お前のISか」
大量に血を吐き、地面に倒れる チンク
スバルのIS 振動破砕をまともに受けた為だ
彼女のISは簡単に言うならば、振動を相手の体内に叩きこみ、完全に粉砕する
チンクは、見た目のダメージは無いが、内部はかなり破損いるだろう
スバルのISは対象を何でも破壊する事が出来る
まさに一撃必殺の能力なのだ
チンクはもう動く事もままならないだろう
スバルの右腕が負傷していた為、チンクの機能は停止までは行かなかったが、もし万全の状態で食らったのならば、チンクは木端微塵になっていただろう
チンクに勝利したのはいいものの、スバルにも限界が訪れる
スバル「ギン…………姉」
スバルはノーヴェが向かった方向を見つめながら、地面に倒れていく
ギンガ救出…………………………失敗
はい、と言う訳で今年最後の投稿となります
私が投稿し始めたのは2月でしたので、ほぼ1年ですね
この話で丁度300回になります
まさか1年で300回も投稿することになるとは驚きです
まぁ1話1話が短いからでしょうが…………
次の投稿は来年になります!
次回は再びキャロ視点です
では、読者のみなさま、良いお年を~
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スバル、目覚めの時!