No.648990

リリなの世界に逝ってきて ~八神家の秘密兵器~

23話になったよ

2013-12-27 20:21:26 投稿 / 全2ページ    総閲覧数:1926   閲覧ユーザー数:1831

長らく更新せず申し訳ございません

就活始まり、忙しくなりました作者です

働かなければお金は得られず、お金がなくては生きていけない、なのに就職は難しい

鬱になりそうですね

生きていくために金が必要なのにブラック企業では給金をもらうために命を削る

本末転倒ですね

最近ではよくあるファンタジーとかにある冒険者にでもなれたら楽(に死ねる)だろうなとか考えてます

生きるも死ぬも自分の力量しだい、現代では死ぬことすら難しいです

俺たちは生きることを強いられているんだ!!

 

あとしばらく就活に伴い更新が途絶えます

上手く就職できたら投稿再開しますので、読者様にはしばらくお待ちいただくことになりますことをお詫びします。

 

今回も短いですが、お楽しみください

「なぁ進、それは何なんだ?」

ヴィータ嬢が指差すのは、異様な威圧を放ち、静かに鎮座する軍用バイク

この軍用バイク、ZundappKS750は大戦中、異常なまでの殺人狂であるシュライバーの愛機であったために常軌を逸した数の血を浴びて聖遺物となったものだ。

指差すヴィータ嬢と見つめるシグナムの顔がかすかにだが引きつっているのは、鎮座するそれから漂うむせ返るほどの血の臭いゆえか、はたまたその機体に貯めこまれた18万5731もの魂を感じたがためか定かではないが……

 

 

「はやてから聞いてるだろ? 俺のいくつかある能力の一つだよ」

 

 

「……なんで今まで使わなかったんだ?」

ヴィータ嬢の声に険を帯びる。

俺を見つめるその眼には猜疑の念が揺らめいている。

 

「それは……」

 

「はやてが大変な時に、なんで使わないんだよ…… 他にもいろいろできるんだろ! なんでだよ!!」

 

「ヴィータ、落ち着け」

 

「黙ってろ、ジグナム!! なぁ、答えろよ、進……。 答えて、くれよ……」

 

「悪いと思っている。 だけど、見ただろ? これの威力を」

 

「……ああ、すさまじいものだった」

 

「俺が突進を食らわせた奴、どうなったか知ってるか?」

 

「いや、そういえばかなりの距離、吹き飛ばされていたな。確認したのは、おまえだったか?」

 

「ああ、どうなってたと思う?」

 

「勿体つけないで言えよ!」

 

「……死んでたんだ」

 

「!」

 

相性がいいとはいえ、本来の持ち主ではない俺では、あれの力を十全に使うことはできない。

できたとしても全体の2割がいいところだ。

その2割をさらに抑えて、この威力だ、今回の蒐集において、この力はあまりに使い勝手が悪いのだ。

言ってはなんだが、もらった能力の戦闘用のもの全てがオーバーキルレベルの威力しかないのだ。

こうなれば戦闘用以外のものを無理やり転用するしかない。

別に隠していたわけではないし、勿体つけていたわけでもない。

単に向いていないから使わなかっただけなのだ。

そう説明するとヴィータ嬢は顔を真っ赤にしながら、謝ってきた。

 

「か、勘違いして、わ、悪かったな」

 

「ちゃんと説明してなかった俺も悪いから」

 

「これでは埒があかん、ここはお互いが悪いということにしておけ」

 

ナイス采配だ、シグ姐さん!!

 

「そ、そうだな……」

 

「さぁ、もう少し頑張ろうか。 主を助けるために!」

 

「ああ!!」

 

「おう!!」

 

 

他にも教えていないが一撃で空間を破壊できるほどの威力の武器や、レアスキルも持っているが、今ここで教えるべきだっただろうか?

まぁ、次の機会にでも伝えればいいさ

一番やばい代物は最後の対ナハトヴァールで以外は使う気はない

一時的に使う程度なのだから説明もあとでいいや

何より面倒だし……

どうせ管理局の執務官殿が最後に説明を要求してくるだろうから、その時にでも説明兼脅しとけばいいだろう

 

その時は全員そろって笑いあえていることを願おう…… 


 
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