No.645637 真・リリカルなのは 第十一章 機動六課設立編 第六十三話 迫り来るスカリエッティ一味ohatiyoさん 2013-12-16 08:56:11 投稿 / 全1ページ 総閲覧数:609 閲覧ユーザー数:608 |
フェイトが罠に嵌められ、悪戦苦闘している頃、はやて達は未だに消火活動を行っていた
また、さらに増え続けるガジェットを破壊する為、ルナとヴィータ、シグナムがそろぞれ南北へと飛んでいく
一向に消える気配が無い炎
それをあざ笑うかのように攻め来るガジェット
さらに追い打ちを掛けるが如く、戦闘機人らもやって来る
そして、はやての前にはナギが立ちはだかった
ナギ「今日こそ決着を付ける」
双刃剣を構え、はやてを見つめる ナギ
はやての瞳には怒りが映っているのがわかる
はやて「こんなことしてまで、ウチと戦いたいか? 赤の他人を苦しめてまで…………ウチとやり合いたいんかい」
ナギ「…………………」
ナギは、はやての言葉を黙って聞く
その言葉1つ1つに怒りが籠っているのがわかる
はやて「ナギ、こんな事をするスカリエッティに付いてまで、叶いたい願いがあるんか? 答えろ!!!」
ナギ「私は…………スカリエッティの味方になった訳じゃない」
はやて「………………」
ナギ「クアットロは、私を道具として扱っている。八神はやて、お前を倒す為のな」
はやて「それがわかっていながら!!!!」
ナギ「それでも、お前と言う人間を知りたいからな。この状況がどれだけ酷い事かはわかる。だが、これは私にとっては好機でもある……………有効活用させてもらう」
はやて「このっ! 大バカ野郎が!!!!!!」
ナギ「今回で終りだ……………もう逃げも隠れもしない。決着が付くまでここに留まる」
怒れる はやて
ナギを止める事が出来るか?
~シグナム視点~
ガジェットを全て倒し、はやての元に戻ろうとしている シグナム
しかし、燃えている建物の屋上に人が立っている事に気づく
シグナム「逃げ遅れた人か!?」
シグナムは急いで、その人の元に向かう
シグナム「大丈夫か!!!」
男「…………………」
男はシグナムの声に反応し、静かにこちらを向く
かなり大柄の男で、デバイスと思われる槍を持っている
シグナム「ん? お前は魔導師か? 空は飛べないのか?」
シグナムは男に近づき、話しかけるが、
男「っ!!!」
男はいきなり槍を振るい、シグナムを切り裂こうとする
シグナム「何!?」
だが、その程度の攻撃にやられるシグナムではない
男の攻撃を躱し、一旦 距離を取る
そして、レヴァンティンを抜き、男を睨みつける
シグナム「何をする!!! 貴様は逃げ遅れた魔導師ではないのか!!!」
男「………………」
男は何も答えない
シグナム「おい、返事ぐらいした「この状況になっても、動く人数が少ないな」何?」
漸く男が口を開いたと思えば、よくわからない事を言う
男「これだけの大火災だ、少数でどうにかなると思っているのか?」
シグナム「………………」
男「管理局も落ちたものだな」
男は何故か、諦めたような顔をする
シグナム「……貴様は一体何者だ!」
警戒を強める シグナム
彼女の本能が、目の前の男は強いと叫んでいるのだ
男「お前はそこそこ出来る様だな、ならば俺が相手をしてやる」
槍を構える男
彼は嘗て、アグスタでセレス、そしてカイトと戦ったゼストだ
シグナム「そうか、貴様は天城が言っていたゼストという奴ではないのか?」
ゼスト「だったどうした?」
シグナム「やはりそうか、是非一度戦ってみたいと思っていた所だ」
ゼストは少し呆れる
彼女の発言で、シグナムが戦闘狂ということはわかった
しかし、今の状況を考えた発言とは言えないはずだ
街が燃え盛っていると言うのに、消火よりも戦いを優先するとは……………
ゼスト(悉く腐ったな管理局)
シグナム「それに、スカリエッティの部下だろ? 貴様は何がなんでも捕える」
ゼスト「奴の部下と言う訳ではないがな。捕えれるものならやってみろ」
シグナムとゼストが今、ぶつかり合う
~エリオ&キャロ視点~
2人の前にはトーレが立ちはだかる
シグナムやフェイトですら苦戦する彼女に勝てるか?
トーレ「私の相手は子どもか…………」
複雑そうな顔をする トーレ
敵と言えども、子どもを倒すことに罪悪感があるのだろう
エリオ「キャロ! サポートをお願い! 僕があの人の相手をする!」
ストラーダを構え、トーレに向かう エリオ
キャロ「我が乞うは、疾風の翼! 若き槍騎士に、駆け抜ける力を! ブーストアップ・アクセラレイション!!」
キャロのブーストによって、機動力がアップし、スピードでトーレを翻弄しようとする エリオ
しかし、トーレには通用しなかった
トーレ「はぁぁぁ!!!!!!!!」
ザシュッ
インパルスブレードで切り裂かれる エリオ
エリオ「グッ」
キャロ「エリオ君!!」
トーレ(ライドインパルスを使うまでも無い)
トーレはスカリエッティのラボに居る間、常にISを使いこなす為に修行し、見事ライドインパルスをものにした
その為、動体視力が跳ね上がっており、エリオの高速移動も遅く感じたのだった
エリオ「クッ」
再びストラーダを構える エリオ
トーレ「少年、確かに普通の魔導師に比べれば早かった。しかし、私には遠く及ばん。死にたくなくば、この場から去れ」
トーレは、エリオやキャロの様な子どもは殺めたくないのか、警告する
しかし、この程度で諦める様なエリオ達では無い
エリオ「まだまだ!!」
エリオはトーレに切り掛かるが、
ガシッ
ストラーダをトーレに掴まれる
エリオ「仕舞った!!」
トーレ「致し方ない!!」
トーレの拳がエリオの腹に決まり、吹き飛ぶ
建物の壁に激突し、倒れる エリオ
トーレはエリオを殴った自身の拳を見る
トーレ(あまり、いい気分ではないな)
先の一撃でエリオは死んだ、トーレはそう思っている
しかし、その予測は外れだ
エリオ「まだ戦える!!」
エリオは立ち上がった
トーレ「何!?」
トーレは驚きを隠せなかった
腹を貫く勢いで殴ったのにも関わらず、大したダメージが無いのだ
その秘密はキャロにある
エリオがトーレの殴られる瞬間、エンチャント・ディフィンスゲインという魔法を使って、エリオの防御力を刎ね上げていたのだ
エリオ「戦いはこれからだ!!!!」
~スバルVSノーヴェ~
再び戦う事となったスバルとノーヴェ
拳と蹴りがぶつかり合う
スバル「やぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!」
ノーヴェ「オラァァァァ!!!!!!!!!!」
2人の攻撃がぶつかるたびに、その衝撃で地面がひび割れる
それだけで、互いの攻撃力の高さがわかる
まともに受ければ、ひとたまりもないだろう
お互いに一撃一殺、つまり一撃で沈めることを狙っているのだろう
ノーヴェ「いい加減に倒れやがれ!!!!」
スバルの脇腹を狙い、蹴りを繰り出す ノーヴェ
しかし、スバルはそれを読んでいたのか、両腕で蹴りをガードし、
ノーヴェ「っ!!!!!」
ノーヴェの足を抱える
ノーヴェ「テメェ!!! 離しやがれ!!!」
スバルに殴りかかろうとするが、
スバル「はぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!」
ジャイアントスイングで、ノーヴェを回転させる
ノーヴェ「グッ」
流石にこの体勢では、スバルを殴る事は出来ず、されるがままだった
スバル「ええい!!!!!!!!」
何度か回転した後、ノーヴェをブン投げる スバル
吹き飛ばされるノーヴェだが、
ノーヴェ「エアライナー!!!!!!」
スバルの魔法であるウイングロードの様な技を使い、空中に道を創った ノーヴェ
そこに着地し、建物への激突を回避する
スバル「だったら!!」
マッハキャリバー【ウイングロード!!】
スバルも空中に青い道を創り、ノーヴェの所まで向かう
ノーヴェ「いいじゃねぇか」
私のIS
~アマルVSウェンディ~
ウェンディ「これでも食らえっス!!!!」
ウェンディは、アマルにエネルギー砲を撃つ
アマル「……………」
しかし、アマルは何事も無いように躱し、ウェンディに接近する
アマル「っ!!!!!」
自身のデバイスであるフェリング(剣)で、ウェンディに切り掛かる
ウェンディ「食らわねっス!!!!」
ライデングボードで、斬撃を防ぐ ウェンディ…………………しかし
ザシュッ
ウェンディ「痛った!!!!!」
何者かに背中を斬られる
ウェンディ「誰っスか!?」
後ろを振り向くが、誰も居ない
アマル「!!!!」
そして、アマルがウェンディに切り掛かる
ウェンディ「危ねえっス!!!」
即座に反応し、アマルの斬撃をバックステップで躱す
ウェンディ「っ!!!!」
ウェンディは何かを察し、しゃがみ込む
すると、ウェンディの頭の上を何かが通過する
ウェンディ「あれは………影」
そう、先ほどウェンディを切り裂いたのは影である
アマルのレアスキル
ウェンディ「影を自在に操るんっスか? めんどくさいっスね」
ウェンディは、再びアマルに向けてエネルギー砲を放つ
アマル「っ!!!!!」
ギリギリの所で躱したが、髪の毛が少し焦げてしまった
アマル「…………」
気にしていないのか、それとも怒っているのかは分からないが、ウェンディに対して剣を向き、倒そうとしているのはわかる
ウェンディ「アタシも負けるわけにはいかねえっス!!」
遂に動き出したスカリエッティ一味
果たして、この戦いの意図とは?
クラナガンでの激闘は長くなりそうです
次回は漸くクラナガンに彼が到着する!
お楽しみに!!!!
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燃え盛るクラナガンでの激闘