春蘭も遂に倒されてしまった…………
響窃の力の大きさがよーく分かったわ
準備が出来たわ………いざ!
『覇王』・曹操、参る!!!
六節 〜覇王、最後の抵抗〜
響窃「ようやくか………待ちわびたぞ…………曹操」
華琳「私もよ…………だけど、終わりにしてやるわ」
響窃「それは…………こちらの台詞だ!!」
ピュン!!
華琳「はっ!!」
フォン!!
ガキンッ!!
私は『極死の閃光』の軌道をずらした
響窃「ほぅ、よく夏侯惇が出来ないことを出来たな………流石、曹操…………」
華琳「春蘭は『極死の閃光』を斬ろうとしたからよ
私は弾いたの」
響窃「今までと違い楽しめそうだ……」
響窃がそう呟いた時
左慈「(おい、華琳……聞こえてるか?)」
華琳「っ!?」
頭の中で左慈の声が聞こえた
だが、今は戦闘中…………話しかけることなど出来ないはず
左慈「(聞こえてるか!?)」
華琳「(聞こえてるわよ!何なのよ?何で声が聞こえるの?)」
左慈「(『心語術【しんごじゅつ】』ってやつでな、心の中に語りかけるものだ
こうでもしないと響窃の野郎に感づかれちまうからな)」
華琳「(そう……で、何?今あまり手が離せないんだけど………)はあっ!!」
フォン!!
響窃「ふっ!!」
シュンッ!!
私は左慈と会話をしながら響窃に斬りかかった
だが響窃は『空走』で遠ざかっていった
左慈「(あぁ、分かってるさ
だけどな、これだけは知らせておこうと思ってよ)」
華琳「(っ!!もしかして………)」
左慈「(大体わかると思うけどよ
もう少しで北郷が完治するぜ、于吉がそう言ってる)」
華琳「(ようやくね………)」
左慈「(だからよ、もう少し粘って抵抗してくれ)」
華琳「(分かったわ………)ふっ!!」
私は『空走』をすると、左慈の声が聞こえなくなった
響窃「ふっ………はあっ!!」
フォン!!
華琳「はあっ!!」
フォン!!
ガキンッ!!
華琳「くっ!!」
響窃「そういえば…………貴様等、北郷を回復させて何をするつもりだ……?」
得物を押し付けあい響窃が口を開いた
華琳「あら?仲間を……私のものを回復させて何が悪いのかしら?」
響窃「確かにそうだが、入れ替わってこの響窃に戦いを挑み、更には全員一対一の勝負を挑んでくる………
武人の誇りとはいえ少し妙ではないか………?っと思ってな」
まずいわね………少し感づいているわね
華琳「そう思ってるのは貴方だけと思うわよ」
響窃「ふっ………確かにそうかも、な!!」
ブォン!!
華琳「っ!?」
響窃は右手で私の得物と押し合っていると、響窃はなんと左手にもう一本『極死の剣』を出現させ
響窃「そらっ!!」
フォン!!
『極死の剣』で斬りつけてきた
華琳「っ!!はっ!!」
ガキンッ!!
シュンッ!!
ギリギリのところで受け止め、『空走』をして距離をおいた
華琳「まさか『極死の剣』を二本出すなんて………」
響窃「単純な事だ………二本出す必要性が感じなかったからだ
だが、曹操………貴様には使わなければな」
華琳「………いい迷惑よ」
響窃「そうか………残念、だ!!」
フォン!!
フォン!!
響窃は二本の『極死の剣』を振ると
ビュンッ!!
ビュンッ!!
二つの紫色の斬撃が飛んできた!
華琳「なっ!?くっ!」
シュンッ!!
シュンッ!!
瞬時に『空走』を行い、緊急的に回避した
華琳「今のは………」
響窃「『死の斬撃(しのざんげき)』………いや、『極死の斬撃(きょくしのざんげき)』だな………今の状況なら」
華琳「『死の斬撃』………どれだけ技の種類があるのよ………」
響窃「生憎だがまだあるぞ………折角だ、貴様で試させてもらうぞ」
華琳「くっ!」
お願い于吉………早くして!!
……終……
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春蘭も倒されしまい
そして遂に華琳が出陣!!
響窃も今までと違う技や力を出し
華琳との一騎打ちが始まった!!