No.642264 【MGSD2nd】小栗はじめの覚醒・その蛇足 ~神速並びに同人誌への道~ノエルザブレイヴさん 2013-12-03 00:54:01 投稿 / 全1ページ 総閲覧数:780 閲覧ユーザー数:769 |
本日の対戦カードは夢影VS小栗はじめ。夢影がはじめに興味を示したことから実現したカードである。
パワーアップを果たしたとはいえはじめはまだ小学生、おまけに夢影はくのいちとしての経験も豊富。ということで試合は初めから夢影ペースで進んでいた。
(まずいのじゃ…速すぎる!)
特に夢影のスピードにはじめは対応し切れていないようだ。
「こうなったら、これしかないのじゃ!」
「む!(いよいよね?)」
はじめは意を決したように呪文を唱え、第二形態である剛力態に再変身した。
「これで決める!」
「ほほう、それが貴殿の新たなる力か…その力、しかと見極めさせてもらう!(はじめちゃんの覚醒モードキター!しっかり見て漫画の資料取りするぞー!)」
どうやら夢影の目的はそこにあったらしい。
「行くぞ!」
懸命に錫杖を振り回し、夢影に向かっていくはじめ。しかしながら夢影のスピードには、剛力態でもなおついて行けない。こうなるとはじめとしては打つ手が無くなる。やがて…
「い、いかん!」
はじめは魔力が足りなくなり、通常形態に戻ってしまった。
「どうやら限界のようだな…。悪いが決めさせてもらう!(はじめちゃん、ゴメン!)」
夢影は目にも留まらぬ早業で手裏剣をはじめに投げつける。手裏剣は見事にはじめの白衣と緋袴に命中、はじめは手裏剣によって壁に固定されてしまった。
「も、もうだめじゃ!降参じゃ!妾の負けじゃ!」
「ギブアップ…ギブアップね。…ただいまの勝負は、小栗はじめのギブアップにより、夢影の勝利!」
名物少女・ジャッジメント優の声が響き渡り、勝敗は決した。
その日の晩、甲の私室。
(うーん、今回負けたのは…。)
甲は夢影との戦いを振り返っていた。
(やはりスピードが全く違いすぎたからのう…。やはりそこを鍛えないといけないのじゃ。)
で、翌日。その日は甲が所属するミニバスケットボールチームの練習日であった。
「先生。」
「どうしたの小栗さん。」
甲はチームの監督に声をかける。
「バスケットボールではクイックネスが大事じゃのう。」
「そうね。(しかし相変わらず変な話し方ね…)」
「一人でクイックネスを鍛える練習方法って何かいいものは無いかのう?」
「(…やる気を出そうとしてるのかな?だとしたらいいことね)そうねえ…。例えば地面にはしごのような模様を描いてリズムを変えて走ってみるとか…。」
「ほほう!」
その日の夜。稲の葉神社の境内には魔法少女・小栗はじめに変身した甲の姿があった。
「まずは地面に…。」
早速トレーニングに励んでいるらしい。
それからさらに何日かが経過した後。
(今日も西京の街は平和ね…。)
夢影が見回り目的でM区を飛び回っていた。
(あれは確か甲ちゃんの実家の…あれ?)
夢影は見覚えのある人影を見咎めた。しかし、その服装は見慣れないものであり、気になった夢影は見回りを一旦打ち切り、稲の葉神社の境内に降り立った。
「はじめ殿!」
「…その声は、夢影殿?」
夢影に声をかけられ、はじめは振り向いた。そして確かにはじめの服装はやけに露出の多いものである。
「どうしたのだ、その格好は?(すっごいセクシー)」
「夢影殿に負けぬ速さを身に付けるための特訓の途中でのう…。速さを重んじた形態を編み出すのじゃ。名づけて神速態!」
「むっ!(え?新たなるパワーアップ?)」
どうやらはじめは新たなる第二形態を身に付けんとしているらしい。
「まだ完全ではないが、この神速態を編み出した暁には夢影殿と再戦したい!その時は負けぬぞ!」
「そ、そうか…。我もその時を待っておるぞ。それでは我は見回りを再開する。ごめん!(え!え!あたしがきっかけ?あたしがはじめちゃんを覚醒させたの?)」
夢影はあくまでクールに振舞い、稲の葉神社を立ち去ったものの…。
(あたしとの戦いではじめちゃんが覚醒!今度のイベントは「夢はじ」で決まりね!早く、早く家に帰らなきゃ!原稿原稿!)
心はもはやウッキウキ。帰宅後の夜宮彩の筆の進むこと進むこと(笑)。
おわり
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本編:http://www.tinami.com/view/642262
敗北を乗り越え、魔法少女として前向きになったはじめ。
夢影さんが更なるパワーアップを果たしたはじめに興味津々のようです。
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