No.639698

七日間 稟

lieさん

※タイトルとは関係ありません、七日間の出来事では決してありません。

魏エンドの後日談的なものって事にしておこう。


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2013-11-24 23:20:23 投稿 / 全7ページ    総閲覧数:2144   閲覧ユーザー数:1862

 

 

華琳様を泣かせましたね?

 

 

私は一刀殿を許しません。

 

全員が泣いていました。

 

あの風さえ人前で涙を流したのです。

 

 

今すぐ戻ってくるなら許します。

 

 

 

仕事が大変です。

例え難しい文字が読めなくても、仕事をする人が減るのは困ります。

 

というか、仕事に手がつかないです。

 

 

これでは困ります、早く戻って来てください。

 

最近鼻血がでなくなったのです。

 

これは凄いことですよ?

 

 

華琳様に褒められても、何かが引っかかるのです。

 

 

一刀殿、私に「稟、よくやったな!」と言ってください。

笑顔で頭を撫でてください。

そうして私は一刀殿に向かって鼻血を吹きだすのです。

一刀殿は「うわぁぁあ!俺の制服がぁああ!」と言いながらも私を介抱の手を止めないのです。

 

 

あれ、涙が・・

 

 

 

 

最近城のお金の減りが早くて、とても困っているのです。

なぜかわかりますか?

 

 

一刀殿がいないせいで霞が毎日お酒ばかり飲んでいるのです。

 

結局一刀殿がいないせいです。

一刀殿のいないせいです。

一刀殿のせいです。

 

 

あれ、涙が・・・

 

 

本日流星がこの地に落ちたとの報告有り。

 

一刀殿は私達で遊んでいるのですか?

どうして流星などを落とすのですか?

・・すみません、一刀殿は悪くないですよね。

最近、苛々が止まらないのですよ。

 

お願いです、戻って来てください。

 

涙が止まらないのです。

 

今日はなぜか城に人が少なかったです。

あと、私の仕事も少なかったです。

久しぶりにたくさん寝ようと思います。

一刀殿、今、そちらへ。

行けなかったですね。

目を閉じたら一瞬で次の日になってましたよ。

 

まったく・・よっぽど疲れていたのですね。

さぁ、顔を洗いに行きましょうか。

 

 

 

この痕を洗い落とさないと。

 

この日はとても忙しいです。

でも幸せです。

だって仕事が一つもないのですよ?

あれ、華琳様?

華琳様が泣きながら・・・・ぶはっ!

声が聞こえます。

慌てる声と首筋を叩かれる感覚。

忘れていたこの情景。

また、見れて良かったです。

 

 


 
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