原作通りにネギがやって来た。初日早々に魔法が早速バレてるし。ホントに原作通りに進んでるよな。俺がいる以外は今のとこ。因みに、何故かネギが女の子だった。
ツバサ「ま~取り合えずは様子見だな。さて、俺もそろそろ出ないと。」
女子寮を後にし、学校へと向かった。向かってる途中でネギ達と会った。
ネギ「お兄ちゃん、おはよ~!!」
明日菜「おはようございます杜皮先生。」
木乃香「センセーオハヨーさん。」
ツバサ「おはよう。相変わらず朝から元気だな。」
木乃香「元気が取り柄やからな~明日菜は。」
ツバサ「ま~いい。さっさと教室に向かうぞ。」
四人で教室に向かった。教室に入り神楽坂と近衛は席につき、俺は、教卓の横に陣取った。
のどか「き、起立~。気をつけ~。」
ネギ「あ・・・ども・・・」
のどか「礼ぃ~。」
一同「おはよ~ございます。」
ネギ「お・・・おはよ~ございます。」
のどか「着席~。」
明日菜(しっかりやんなさいよ。)
ネギ「(わ、わかってますよアスナさん。)じゃあ、1時間目を始めます。テキスト76ページを開いてください。The fall of Jason the flower. Spring came. Jason・・・」
英語の英文を聞いて、改めてネギは凄いと思った。俺も英語は駄目だが、10歳にしてここまでとは。実際は9歳か。
ネギ「今の所、誰かに訳してもらおうかな?え~と・・・」
ネギがそう言って当てる生徒を探している。皆はあからさまにネギから顔を背けてるよ。神楽坂に限っては大きく顔を背けながら、器用にペンを回してるよ。
ネギ「じゃあアスナさん。」
明日菜「なっ・・・何で私に当てるのようっ!?フツーは、日付とか出席番号で当てるでしょ!!」
そう言いながら観念したのか、和訳を始めた。
明日菜「ジェイソンが・・・花の上・・・に落ち春が来た?ジェイソンとその花は・・・えと・・・高い木で食べたブランチで・・・骨・・・が百本?え~と・・・骨が・・・木の・・・」
ネギ「アスナさん英語ダメなんですねぇ。」クスクス
明日菜「なっ・・・!?」
おいおいネギ、その台詞は教師として駄目だろ?他の連中も笑ってるなよ。お前らも出来ない教科あるだろ。
美砂「アスナは英語だけじゃなく数学もダメで・・・」
夕映「国語も・・・」
超「理科社会もネ。」
あやか「要するにバカなんですわ。」
雪広がそう言った。そのときに、俺の何かがキレた。
ガーン!!
大きな音を立てて、俺の座っていた机が真っ二つに割れた。
ツバサ「お前ら少し調子に乗りすぎだな。ここが何処か分かってんのか?学校ってのはな、分からない事を教わるために来るんだ。覚えは個人差がある。しかし、だからと言って出来ない奴を笑う権利がお前らにあるのか?それに神楽坂を笑った奴、神楽坂が体育の時に笑ったりしたか?俺が覚えてる限りそんな記憶は無いが?そんな奴に神楽坂を笑うしかくはない!!それにネギ。」
ネギ「は、はい!!」
ツバサ「教師が生徒を侮辱するなんて言語道断!!そんな奴は教師になるしかくはない!!」
ネギ「ご・・・ごめんなさい。」
ツバサ「・・・授業を続けろ。」
そのまま職員の席についた。しかし、先程までの和やかなムードとは一転して静かな中授業は行われたのだった。
ネギside
ネギ「うぅ~、お兄ちゃんが怒ったの始めてみた。凄く怖かったよ。(駄目だな。折角教師になるために麻帆良に来たのに、授業どころかアスナさんにまで迷惑かけちゃった。どうにかして謝りたいな。)」
と考えていると、コートのポケットから何かが落ちた。
ネギ「こ、これは・・・!?昔おじいちゃんがくれた【魔法の素丸薬七色セット(大人用)】・・・!?こ、これがあれば惚れ薬みたいなのを作れるかも!!」
おじいちゃんから貰った丸薬で早速アスナさんの為に惚れ薬を作り始めた。
ネギ「ラス・テル・マ・スキル・マギステル。アゲ・ナスカートウル・ポテイオ・アモーリス!!で・・・できた!!早速アスナさんに持っていこう!!」
ツバサside・・・
ツバサ「あ~まさか、あそこまで怒ってしまうか。あいつらに悪いことしたな。」
そう言いながら歩いていると、誰かとぶつかった。
ツバサ「悪いな。前を見ていなかった。」
ネギ「い、いえ・・・僕の方こそすみません。」
ツバサ「ん?ネギか。そんなに慌ててどうしたんだ?」
ネギ「あっお兄ちゃん。実はアスナさんを探してたんだ。」
ツバサ「神楽坂か。アイツならまだ教室にいたはず・・・」
すると、上から何か落ちてくる感じがした。ネギと上を向くと、ネギが上げたであろう液体の入ったビーカーがふたを開け、俺に向かって落ちてくる。油断した俺は、ビーカーの中身を飲んでしまった。
ツバサ「ゲホッ・・・な、なんだこれは?」
ネギ「あわわわ!!」
ネギの慌てぶりを見ると、嫌な予感がした。すると、後ろから気配を感じた。振り向くと、そこには近衛が立っていた。
木乃香「センセー、ウチな・・・前からセンセーの事が好きやってん。」
ツバサ「こ、近衛・・・」
ネギ「お兄ちゃん・・・僕もお兄ちゃんの事が。」
ツバサ「落ち着けネギ。近衛だ!!」
悪いことは続くもので、そこに追い討ちをかけるように、次々に生徒が集まってきた。
真名「ツバサにぃ、私の思いを受け取ってくれ。」ガチャッ
楓「ツバサ殿、いい加減に拙者の思いを受けっとってほしいでござるな。」
エヴァ「ツバサ!!お前といいナギといい、そんなに私の思いを踏みにじって楽しいのか!!」
茶々丸「ツバサさん。私の思いは受け取ってもらえないのですか。」
刹那「先生、ウチ・・・ウチを見捨てんといて!!」
ツバサ「だ~!!」
俺はそう叫ぶと、そのまま走り去った。が、走り去るだけで逃げれる訳はない。このまま薬の効果が切れるまで逃げ切ってやる!!
木乃香「センセー待って~!!」
刹那「逃がしませんよ!!」
真名「この私から逃げれるとでも。」
楓「思っているでござるか?」
エヴァ「待てツバサ!!」
茶々丸「マスター、お乗りください。」
和美「ツバサ兄待ってよ!!」
アキラ「待ってツバサ先生。」
ネギ「お兄ちゃん!!」
ツバサ「ぎゃ~!!なんか人数増えてるし!!ネギ!!飛んでる飛んでる!!龍宮、拳銃を向けるな!!長瀬、その巨大な手裏剣はなんだ!!エヴァに茶々丸、攻撃する準備をするな!!朝倉、お前そんなに体力あったのか!?とにかく皆落ち着け~!!」
こうして、俺を追いかける鬼ごっこは、1時間近くも行われる事となったのだった。ようやくあと少しで薬の効果が切れる。それまでここに隠れてるか。と思っていた矢先に、背後から人の気配がした。
佑奈「んにゃ?ツバサ先生、こんなところでなにしてんの?」
ツバサ「明石か。いや、少し追われててな。数分隠れれる場所をさがしてるんだ。」
佑奈「なら、暫くここに隠れてたらいいよ。部活も終わって皆帰ってとこだし。」
ツバサ「なら、暫く厄介になるよ。」
そう言って更衣室に入ると、何故か鍵がかけられた音が聞こえた。
ツバサ「明石・・・何で俺に引っ付いてるんだ?」
佑奈「ツバサ先生・・・私ツバサ先生が好き。」
ツバサ「(まだ薬の効果が切れてなかったのか!?)お、落ち着け明石!!お前は明石教授が好きなんだろ!?」
佑奈「そんなの関係ないにゃ~!!」
叫びながら明石は、俺を押し倒す。
佑奈「ふふふっ、覚悟してね先生。チュッ。」
ツバサ「んむっ!?」
ツ・佑「んちゅ・・・ちゅぱっ・・・」
明石と何故か濃厚なキスをしている俺。次第にキスは激しくなり、明石は俺の服に手をかけた。
佑奈「ん・・・あれ?私なにして・・・!?」
ツバサ「落ち着け明石。取り合えず降りてくれ。」
佑奈「ああああっ!?う、うん!!わかったよ!!」
慌てて俺の上から降りる明石。見ると顔が物凄く真っ赤である。
佑奈「もも、もしかして・・・私・・・先生を押し倒した///」
ツバサ「あ~・・・」
佑奈「そそ、それにキキキ、キス・・・したよね。私から・・・」
ツバサ「・・・」
佑奈「///!!うわ~!!お父さん以外にキスしちゃったよ!!」
ツバサ「なんだ・・・その・・・すまなかった?って言えばいいのか?」
佑奈「・・・ま~でも、別に先生の事嫌いじゃなし。初めてが先生で良かった///」
ツバサ「そうか?」
佑奈「うん!!先生、私のファーストキスだったんだから、責任とってよね♪」
ツバサ「やれやれ。」
こうして、触れ薬騒動は収まった。二人で寮に帰ることにしたが、何故か明石が俺の腕にしがみついてくる。
ツバサ「おい明石・・・」
佑奈「佑奈。」
ツバサ「・・・佑奈。いい加減に離れろ。」
佑奈「別にいいじゃん♪」
ツバサ「こんなとこ誰かに見られたら・・・」
???「誰に見られたら?」
突然背筋が凍る思いをした。ゆっくりと後ろを振り向くと、そこには先程まで俺と追いかけっこをしていた連中がいた。しかも、これでもかと言うくらいに機嫌が悪い。俺死ぬかも・・・
楓「随分と仲がよさそうでござるな・・・」
真名「それに腕を組んで・・・」
和美「名前で呼んでたね・・・」
エヴァ「貴様、いい度胸だな・・・」
茶々丸「・・・許せません。」
アキラ「ゆーな・・・」
刹那「先生・・・覚悟はよろしいですか?」
刀子「ふふふふ・・・大丈夫ですよ先生・・・」
シャークティ「悪いようにはしませんから・・・」
まずい・・・皆の目のハイライトがない!!確実に死の宣告を受ける。俺一人だけだと勝てるが、佑奈がいるので力を見せれない。大河内もいる・・・となれば、とる手段は1つ!!
ツバサ「佑奈、逃げるぞ・・・」
佑奈「で、でもどうやって?明らかにこのメンバーじゃ逃げ切れないよ・・・」
ツバサ「任せろ。」
俺はおもむろに佑奈を抱き抱えて逃げた。
一同「あああああああっ!!!!」
後ろから物凄い叫び声が聞こえたが無視だ。そのまま走る。
エヴァ「待たんかツバサぁ!!」
楓「待つでござるツバサ殿!!」
真名「私を本気にさせたようだな。」
刹那「逃がしません!!」
刀子「追うわよ!!」
シャークティ「えぇ!!」
和美「茶々ちん、私たちも乗せて!!」
茶々丸「了解です。ターゲットを追います。」
アキラ「ゆーなお姫様抱っこ・・・」
そう、ツバサが佑奈を抱き抱えたが、その体制がまずかった。女性なら誰もが憧れるお姫様抱っこだったのだ。それを見た彼女達は更に怒りを増幅させたのだった。こうして第二回、ツバサ争奪鬼ごっこはゴングもなしに開始された。
ツバサ「何で今日はこんな目にあうんだ~!!」
佑奈「頑張ってね。ツバサ先生♪」
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ネギが作った惚れ薬をオリ主が飲み・・・