第11話
刹那サイド
あれから念話のやり方を教わった俺は本題を思いだし、ザルバに聞いた。
「ザルバ、なぜ俺の体質のことを知っていたんだ?もしかしてお前は俺の前世を知ってるのか?」
「・・・・ああ、そうだよ。俺はお前が転生する前、神の奴からお前の前世を見せられたよ。だからお前の体質もその無鉄砲な正確もしってる。」
ザルバは諦めたように話しはじめた。
「お前の前世を見た時、俺は思った。絶対にお前は死なせない。お前はこの世界で前世の分も幸せに生きなきゃいけねえ。だから、刹那。お前も今回見たいな命を無駄にするような事しないでくれ。」
「ザルバ・・・・ごめん。知ってると思うけど、俺前世で色々あって自分の命なんてどうでもいいって思ってたんだ。でも、今のザルバの気持ちすごく嬉しかった。ありがとう。俺、この世界でもう一度頑張ってみるよ。」
俺はザルバの気持ちに涙を流しながら礼を言った。そうだ、もう一度、もう一度だけ頑張ってみよう。
そう思いながら俺は、前世も含めて数年ぶりに自分の顔に笑みを浮かべた。
「ザルバ、これからもよろしくな?」
「おう!」
刹那サイド終了
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