No.626462 真・リリカルなのは 第十一章 機動六課設立編 第五話 真打ち登場!!そして目覚めの時ohatiyoさん 2013-10-09 11:19:55 投稿 / 全1ページ 総閲覧数:683 閲覧ユーザー数:672 |
ティアナ達が、ガジェットⅢ型に手間取っている間、エリオとキャロ、アマルは、ガジェットⅠ型を次々と倒していた
エリオ「ええい!!!!!」
ザシュッ
キャロのサポートを受け、貫通力を増したストラーダで、ガジェットⅠ型を破壊していく
アマル「…………………………………………………」
アマルは飛べるので、飛んでいるガジェットⅡ型を撃退している
エリオ「全然減らない…………………………」
もう何機倒しただろうか?
このままでは魔力と体力が切れる
キャロ「…………………………………………………」
どうしよう…………………………
キャロ(このままじゃ、エリオ君とアマルさんが負けちゃう)
私も戦えればいいけど………………………
キャロには戦う力がある
キャロ(でも、もし制御に失敗したら…………………)
しかし、その力はあまりにも強大すぎる
その為、キャロ自身が扱えきれていないのだ
その力を持って生まれた為に、村のみんなからは恐れられ、村長に追い出されてしまう
各地を転々としていたときに出会ったのが、フェイトであった
フェイトは彼女を保護し、親代わりとなって育てたのだった
そして同じく保護されたエリオと一緒に暮らすようになり、フェイトへ恩を返したいと思い、機動六課に参加したのだった
彼女は村の人から忌み嫌われ、村を追い出される原因となった自分の能力が嫌いなのだ
キャロ「…………………………………………………………」
でも、見捨てるわけにはいかない……………………………家族であるエリオ君を!!
仲間であるアマルさんを!!
キャロ「竜使役……………」
キャロのレアスキル 竜使役
それは、ル・ルシエ一族の中では神と崇められている竜を僕として扱う能力
しかし、キャロは未熟ゆえ、竜を使いこなせず、暴走させてしまうかもしれないのだ
キャロ「召喚行使!! 来たれ! 我が竜!!」
嘗て
これで竜を呼び出し、竜使役で支配する
キャロの召喚行使によって竜が召喚される…………………………が
「お前の力は、村を脅かす災いでしかない」
キャロ「!!!!!!」
嘗て、村を追い出された時に言われた一言
その言葉が脳内で再生されてしまう
無意識の内に能力を中断してしまい、竜は中途半端な状態で召喚される
フリード「キュル~」
本来なら、人間よりも遥かに大きい竜だが、小さい状態で召喚されてしまう
キャロ「あ…………………」
失敗…………………………
小さい状態なので暴走はしなかったものの、とても戦える姿ではない竜に、自分の無力感を重ね、絶望してしまう
キャロ「………………………………………………………」
その場で膝を地に付けてしまう
キャロ「やっぱり私は…………………………………」
役に立たない………………………………………
ガジェットは一斉にキャロに襲い掛かる
しかし、キャロは気が付いていない
エリオ「キャロ!!!!」
キャロ「え?」
エリオに叫ばれ、初めて自分の状況を理解した
しかし、反撃する術を持たない
フリード「キュルック~」
フリードは口から火を吐き、ガジェット達を倒そうとするが、全く意味を為さない
アマル「っ!!!!」
アマルが、キャロを助けるために動くが、
アマル「!?」
足を触手で掴まれ、ガジェットⅡ型の攻撃をまともに受けてしまう
キャロ「アマルさん!!」
私の所為だ……………私の……………………
エリオ「キャロ!!! 自分を責めちゃダメだ!!! 戦うんだよ!!!」
エリオはキャロに叫ぶ
ガジェット「!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガジェットⅠ型の攻撃が、エリオの足下に直撃してしまう
エリオ「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
その衝撃で吹き飛ばされ、列車の上から落下する
幸か不幸か、現在列車が走っているのは、橋の上であり、エリオは地面に叩きつけられることはなかったが、下は湖
落ちれば命の保証は無い
キャロ「エリオ君!!!」
さらに追い打ちを仕掛けるように、ガジェットⅠ型がキャロに迫る
キャロ「あ、あ…………………………………………」
キャロは諦めてしまうが…………………
カイト「バニシングバレット!!!!!」
炎の弾丸が、次々とガジェットを破壊していく
カイト「無事のようだな?」
アマル「…………………………………………………」
アマルは何も言わず、頷く
そして、カイトとアマルはキャロの近くに降り立つ
カイト「おい、ガキ…………………貴様、今すぐ飛び降りろ」
キャロ「え?」
カイト「落ちた奴を救いたくないのか?」
カイトは冷静にキャロに語りかける
カイト「自分の力を信じない者に戦う資格は無い………………自分の力が恐ろしければ、ここから失せろ。邪魔だ」
キャロ「エリオ君………………」
キャロは勇気を振り絞り、列車から飛び降りる
アマル「…………いいの?」
カイト「ああ、奴の竜使役は切り札になる。使いこなせるようになってもらわなくては困る」
アマル「…………そう」
カイト「行くぞ、アマル……………………殲滅する」
カイトとアマルが、ガジェット達を破壊している間、飛び降りたキャロは、
キャロ「エリオ君」
先に落ちたエリオに追いつき、抱きしめる
エリオは意識がないようだ
キャロ「そうだ……………私は破壊する為に、ここにいるんじゃない…………………守る為にここにいるんだ!」
フリード「キュク?」
フリードも一緒に居たようだ
キャロ「行くよ! フリード!」
キャロは今度こそ竜使役を成功させる為、詠唱を行う
キャロ「我がルシエの名において、再び顕現せよ! フリードリヒ!!!」
フリードはキャロの魔力を受け、体が巨大化していく
カイト「フン、どうやら成功のようだな」
巨大な竜に跨るキャロと、キャロの抱きかかえられている エリオ
近くにいたガジェットⅡ型を粉砕し、列車の所まで戻ってくる
カイト「上出来だ、ガキ」
キャロ「は、はい……………………………………」
カイト「起きろ! 何時まで寝ているつもりだ!」
気を失っているエリオに怒鳴る カイト
エリオ「うっ…………………ここは?」
カイト「そのガキは貴様を救ったぞ、貴様はそのまま寝ているのか?」
エリオは、カイトの言葉で意識がはっきりとする
エリオ「キャロ、助けてくれたんだね! ありがとう!」
キャロ「ううん、エリオ君が落ちたのは、私の所為だから」
カイト「後は自分たちで出来るな?」
エリオ「あの、どなたでしょうか?」
カイトの事を知らないエリオは、一体誰なのかを問う
カイト「……………天城カイトだ」
エリオ「っ!! セイヴァーの隊長!」
名前を聞き、漸く理解したようだ
カイト「俺はもう行く。アマル! 残りのガラクタを処分しておけ!!!」
そう言い残し、何所かに飛び去る カイト
アマル「行くぞ…………………」
エリオ「え?」
アマルがエリオに話しかける
アマル「ガジェットを殲滅する…………………」
エリオ「は、はい!」
いきなり喋ったアマルに驚いたエリオだが、ガジェットを倒すため、ストラーダを構える
エリオ「キャロは休んでいて、今度こそ僕が守る!!」
キャロ「うん……………」
どうやら魔力切れが近いようだ
アマル「
アマルの影が、人型となり、ガジェットに切り掛かる
アマル「行け」
影はガジェットを次々と撃退して行った
フォアード達は、列車を止め、ロストロギアを無事に回収することが出来るか?
次回で列車暴走事件は終わりそうです
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帰って来た、あの男!
そして、キャロの力とは?