No.625927

ALO~聖魔の剣~ 第48剣 木綿季、逝く

本郷 刃さん

第48剣です。
ついに、木綿季に限界が訪れます・・・人によってはハンカチ必須。

どうぞ・・・。

2013-10-07 09:52:32 投稿 / 全3ページ    総閲覧数:9653   閲覧ユーザー数:9002

 

 

 

 

 

 

第48剣 木綿季、逝く

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

九葉Side

 

4月まであと数日だという3月のある日。

2月の内に進学先の高校も決まり、受験を終えていたオレは中学校を卒業したことを利用して桐ヶ谷家に宿泊していた。

理由は勿論、ALOだけでなくリアルでも木綿季と長く過ごす為だ。

お陰で木綿季とはどちらの時間を合わせても長くいることが出来た。

そして、オレが桐ヶ谷家に宿泊してから5日が経った3月末、日曜日の午後2時頃。

オレの元に1通のメールが送られてきた。

メールを送ってきた相手は倉橋医師で、その内容は……木綿季の容態の急変だった…。

 

「そっか……もぅ、なのか…」

 

弱々しくもそう呟き、オレは身支度を整える。行かないといけないな、木綿季のところに…。

 

「九葉。木綿季のところに行くのか?」

「うん、行ってあげないと、な…」

「そうか…。分かった、またあとで…」

 

和人さんに声を掛けられながらまたあとで(・・・・・)と言った和人さんの言葉の意味が解らなかったけど、とりあえずは急ぐことにした。

タクシーを呼び、横浜港北総合病院へと急いでもらった。

 

 

病院にタクシーが辿り着いた時、後ろにもう1台のタクシーが停まり、中から明日奈さんが姿を現した。

いまにも泣きそうな表情をしている彼女もオレに気付いたようで、

互いに顔を見合わせてからすぐさま病院の中へと駆け込む。

受付には既に話が通っていたようで、オレ達のことを確認した看護婦はすぐにプレートを渡してくれて、

中央棟の最上階へ急ぐように言われた。

エレベーターに乗り込み、辿り着いた中央棟最上階……前に来た時には厳重に閉じられていたはずの無菌室が開いていて、

そこから1人の看護師が足早に出てきた。

 

「早く中へ…」

 

看護師にそう言われ、オレは力無さげに歩く明日奈さんを支えながら無菌室の中へと入る。

『メディキュボイド』を囲んでいた無数の機械類は全て壁際へ押しやられていて、

中央のジェルベッドを囲むように2人の看護師と1人の医師が付き添って、横たわってる小さな姿を見守ってる…。

隣に居る明日奈さんが小さく息を呑み、肩を震わせてるのに気付いた。

 

「倉橋、先生…」

「九葉君、明日奈さん…。こちらへ…」

 

オレは先生の名前を呼び、それに気付いた先生が来るように促したので、明日奈さんを支えながらベッドに近づく…。

ベッドの上には白いシーツを首元まで掛けられてる痩せた少女が横たわっていて、僅かにだが胸を上下させてる。

傍にある心電図の波形は弱々しい。

 

「木綿、季…」

「間に合って、良かったです…」

 

“間に合う”…その意味を理解したオレはやはりもう取り返しのつかない段階に入っているのだと、

改めて理解させられた。

 

「40分前に、心臓が1度停止しました…。投薬と除細動によって、なんとか脈拍が戻りましたが……次は、もう…」

「っ…なん、で……なんで、ですか…。だって……ユウキは、まだ…」

「明日奈さん」

 

重々しく言葉にする先生、なんとか声を絞り出しながら言葉を紡ぐ明日奈さん。

オレはただ静かに彼女の名前を呼んで止めさせた。

 

「『長くても3ヶ月』、木綿季は確かにそう言ったはずだよ。

 逆を言えば、それ以内なら何時こうなってもおかしくなかったってことだ…。

 オレ達と出会った時から、木綿季はずっとギリギリな位置に居たんだ…」

「九葉君の言う通りです…。お二人がここに訪れた時から、彼女にこの状態が何時来てもおかしくない状態でした…。

 『HIV消耗性症候群』による発熱、『脳原発性リンパ腫』の進行、

 それらの影響で木綿季君の命はずっと薄い氷上を歩くような状況だったのです…」

「そん、な…」

 

オレと先生の話しを聞いた明日奈さんは、もう言葉にならないようだった。

 

「それでも、この3ヶ月間は私達が驚くほどの頑張りを木綿季君は見せてくれました。

 おそらく、いえ……絶対にお二人やお友達のみなさんが居たからこそ、彼女はここまで頑張ることが出来たのでしょう…」

 

温かな眼差しでオレと明日奈さんを交互に見る先生がそう言った。そうであったのなら、嬉しいとしかいえないな…。

 

「木綿季君にとって、この15年間の生そのものが、長い長い闘いだったのですよ…。

 HIVと様々な病、周囲の冷酷な現実、そしてメディキュボイドの臨床試験も、

 彼女にとっては苦痛の1つだったのかもしれません」

 

そう、木綿季は生まれてからずっと、闘い続けてきたんだ。

身体を蝕む病気は勿論、それを遠ざけようとする周囲の人間、

他の人には共有することの出来ないメディキュボイドというマシン。

どれだけの苦痛だったのかはオレでさえも全部理解してあげることが出来ない。

 

「ですが、木綿季君は頑張り抜きました…。

 彼女が居なければ、メディキュボイドの実用化は確実に1年は遅れていたと思います。

 だからもう、ゆっくりと休ませてあげましょう…」

 

僅かに言葉を震わせながら話す倉橋医師。と、その時……木綿季が微かに頭を動かした。

薄い瞼が震えて、小さく持ち上がり、既に光を失ったはずの瞳が僅かな光を湛え、オレと明日奈さんを交互に捉えた。

唇が小さく動いて、シーツの下の右手がぴくりと震えてから、オレ達へと差し伸べられた。

 

「九葉君、明日奈さん…」

 

先生の呼びかけは手を握るようにということ。

オレと明日奈さんは木綿季の細い右手を握り、彼女も僅かな力で握り返してきた。

その瞬間、オレ達は確かに感じ取った……彼女の望んでいることを…。

 

「先生……いま、メディキュボイドは使えますか?」

「それは、電源を入れれば可能ですが…。けれど、木綿季君も最後の時は機械の外で…」

「いえ、木綿季はあの世界に行きたがってますよ」

「わたしと九葉君には分かるんです…」

 

木綿季の頑張りをいままで見てきたこの人だからこそ、分かることがあるかもしれない。

だが同時に、オレだからこそ、明日奈さんだからこそ、分かることもあるんだ。

 

「「お願いします。メディキュボイドを使わせてあげてください」」

「……分かりました…。あとのことは、お二人にお任せします」

 

同時に頭を下げたオレと明日奈さんの想いを汲んでくれたようで、先生はOKしてくれた。

すぐに2人の看護師に指示を出し、起動には1分ほど時間が掛かるとのこと。

そこで、オレ達は隣の部屋にある2台のアミュスフィアを借りてダイブすることになった……が。

 

「明日奈さん、先に行っててくれ…。オレもすぐに行くから…」

「うん。分かったよ…」

 

そう伝えると明日奈さんは隣のモニタルームに入っていった。

オレは準備している間も木綿季の手を握り、彼女の傍に付いた。

空いている左手で木綿季の頬を優しく撫でる。

 

「リアルのファーストキス、もらってもいいだろ? オレも、ファーストだからな」

 

オレは彼女の唇にそっとキスをして、顔を離した。

その時、木綿季の瞼がそっと開き、その端から涙が流れたことに気付いた。

さらに唇も僅かにこう動いた…。

 

―――あ・り・が・と・う…

 

それを確認してから苦笑して、すぐさまモニタルームに駆け込む。

その時には既にメディキュボイドの電源が入れられた。

 

九葉Side Out

 

 

 

ユウキSide

 

なんとか意識を動かしてALOにダイブして、意識の力を振り絞ってやってきたのは、

辻デュエルを行っていた小島の樹木の下。

ここでクーハやアスナ、キリトやみんなと出会ったんだよね…。

あの日、みんなと出会ったこと、アスナとスリーピング・ナイツのみんなと一緒に戦ったこと、

クーハとキリトとクラインとケイタに助けてもらったこと、クーハとアスナに心を支えてもらったこと、

みんなでたくさんのイベントをやったこと、デュエル・トーナメントのこと、

そして……クーハとの思い出を思い返していく…。

そこに、一筋の風が吹いてから、後ろで誰かが降り立った。

振り返るとそこには泣きそうなアスナが居て、だけどボクが笑顔を浮かべると彼女も泣き笑いの表情を浮かべた。

 

「ありがとう、アスナ。ボクね、アスナに大事な物を渡すのを忘れてたんだ。だから、どうしてもここで会いたかったの」

「わたしに渡すものって、なに?」

「いま作るから、待っててね…」

 

いまにも崩れ落ちそうな体を、なんとか力を振り絞って持ち堪えさせる。

アスナも泣かないように必死で明るい笑顔を作ろうとしてくれてるからね。

ボクも、まだ頑張らないと…。ボクはウインドウを操作して、あるアイテムを選択する。

そして、いままで愛用してきた黒曜石の剣『ダルクブレイド』を抜き放って、体中の力を振り絞って集中する。

途中、身体がフラッとなったけど、なんとか踏ん張る……あはは、大分、きつい、かな…。

でも、だけど…!

 

「やあっ!!」

 

裂帛の気合いと共に、右手で大樹の幹に向かって構えていた剣を動かす。

右上から左下に高速の突きを5発、剣を引き戻して今度は左上から右下に高速の突きを5発、

そして十字が重なった部分に最後の一突きを行う。

すると、幹に突きつけた剣尖を中心にして小さな紋章が展開した。

四角い羊皮紙も出てきて、その紋章を写し取って、端から巻き上げられて、1つの巻物(スクロール)が出来上がった。

これで完成、だね……左手を伸ばしてスクロールを掴んだ、その時。

 

「あ、れ…?」

 

右手の剣が手から離れて、地面に倒れた。そしてボクも体から力が抜けて、倒れそうになる。

それを一陣の黒い風が抱きとめてくれた。

 

「まったく、無茶しすぎだっての…」

「クー、ハ……あはは、ありがとう…」

「ユウキ!」

 

ボクの大好きな人、クーハが抱きとめてくれたんだ。アスナも心配そうに駆け寄ってきた。

痛くも、苦しくもないのに、全然力が入らないや……もう、厳しいのかも…。

 

「アスナ……これ、受け取って…。ボクの、OSS…だよ…」

「わたしに、くれるの…?」

 

声も途切れ途切れになっちゃう。だけど、まだ頑張れる…。

 

「アスナに、受け取って……ほしいの…。ほら、ウインドウを…」

「っ、うん…」

 

アスナが左手を振るってOSS設定画面のウインドウを開き、

ボクはスクロールを握った左手を震えながら持ち上げてウインドウの表面に置いた。

すると、スクロールが光になって消滅したので、ちゃんとアスナのOSSとして設定されたみたい…良かった…。

 

「技の、名前は……《マザーズ・ロザリオ》…。アスナを、みんなを……きっと…守って、くれるよ…」

「うん…ありがとう、ユウキ。約束する……もし、いつかわたしがこの世界を去る時が来ても、

 必ずこの技は誰かに伝えるから…。あなたの剣は、絶対に途絶えさせないから」

「ありがとう、アスナ…」

 

涙を流しながら、それでも必死で笑顔を浮かべるアスナに、お礼を言う。

その時、幾つかの飛翔音が響いてきて、誰かが近くに降り立ったみたい。

なんとかそっちを見てみると、そこには…。

 

「みん、な…」

 

シウネー、ジュン、テッチ、タルケン、ノリ…スリーピング・ナイツのみんなが居た。

 

「なんで……みんな…。最後の、見送りは……しないって…」

「喝を入れに来たんだよ…次の世界で、俺達抜きでしょぼくれたら困るからな」

「でも…少しでも長く、来ないでよ…」

 

確かにジュンの言う通り、みんなが抜きだと落ち込むかも…。

「あんまりウロウロしたら駄目だから」

「探すのが大変ですからね」

「ジッとは、してられないと…思う…。だけど、待ってるよ……それが、長い間だと、いいけど…」

 

テッチはまるで迷子にならないようにと言わんばかりに言ってくる。

でも、テッチだって限界が近いって、自分で言ったのに…。

タルケンには出来るだけ遅くきてほしいかな…女の子を、悲しませてほしくないから…。

 

「だめだめ。リーダーはさ、あたしらがいなきゃなんも出来ないじゃない。だから、大人しく、待って……待っ…ぁ…」

「だめ、ですよ…ノリさん。泣かない、約束……なんですから…」

「ノリは、心配性…だよ…。シウネーも、ボクは大丈夫……だからさ…」

 

ノリとシウネー、2人にもまだまだ希望はある。

だから、ジュンとタルケンには2人を悲しませないでほしいし、2人にもジュンとタルケンを悲しませないでほしい…。

 

「ボクは……姉ちゃんと、クロービスと、メリダと、4人で待ってるから…。出来るだけ、遅く来るんだよ…?」

 

6人で手を重ねて、何時か来る再会の時を誓う。これなら、姉ちゃん達と待っていられるや…。

シウネー達が立ち上がると、また飛翔音が聞こえてきて、降り立った。

それはギルド、アウトロードのみんなだった…。

 

「逝くのか?」

「うん……ごめんね、キリト…。再戦、出来なく…なっちゃ、って…」

「……また、再会出来た時にやろう…」

「…そう、だね…。約束…」

 

デュエル・トーナメントのあとに、また再戦をしようと約束したボクとキリトの戦いは次の世界に持越しだね…。

 

「ユウお義姉ちゃん…」

「リンク……ありが、とう…。お義姉ちゃんって、呼んで……くれて…」

 

リアルでは違ったかもしれない、短い間だったかもしれない…。

それでも、ボクのことをお義姉ちゃんと呼んでくれたボクの大切な義妹の(リンク)

キリトとリンクだけじゃない、ユイちゃん、ハクヤ、リズ、ヴァル、シリカちゃん、ルナリオ、リーファ、

ハジメ、シノン、シャインさん、ティアさん、カノンさん、みんながボクと握手をしてくれた。

そして今度は大きな反響音と一緒にその人達が現れた…。

 

 

先頭を飛ぶケイタとサチが率いる月夜の黒猫団、クラインが率いる風林火山のみんな、

シンカーさんとユリエールさんが率いるMTD、シルフ領主のサクヤさんとシルフのみんな、

ケットシー領主のアリシャさんとケットシーのみんな、

サラマンダー領主のモーティマーさんと将軍のユージーンさんとサラマンダーのみんな、

それにウンディーネ、ノーム、インプ、スプリガン、レプラコーン、プーカの領主とプレイヤーのみんな。

色んな人達がこの小島とその上空に集まった…。

 

 

その光景にボクは目を奪われる…。

 

「すごい……妖精が、こんなにたくさん…」

「ユウキは嫌がるかもって思ったんだけど、わたしがリズ達にお願いしたの」

「嫌なんてこと、ないよ…。でも、どうして……なんで、こんなにたくさん…」

 

アスナの気持ちは嬉しくて、だけどこんなにもたくさんの人達が集まったことが不思議だった。

それに集まった人達は小島に降り立つと、次々に片膝を着いてから頭を垂れていく。

 

「だって……だっ、て…あ…ぁぁ…」

 

涙を堪えきれなくなったアスナをキリトが抱き締めて、彼女が紡ごうとした言葉をクーハが続けた。

 

「ユウキ、キミはこの世界に降り立った最高位の剣士だ。キリトさん(最強)と渡り合い、最高位(黒衣衆)と並び立つ剣士。

 それほどの剣士が現れることは多くはない…。そんな人を寂しく見送るよりも、

 みんなで祈りを込めて……ユウキの新しい旅が、この世界と同じように、素晴らしいものになるようにと…」

「ボク、嬉しいよ……すっごく…嬉しい…」

 

そこで、ボクはまた力が無くなったのを感じて、クーハの腕に頭を預けた。

ボクが感じた、思ってきた思いを、クーハに、みんなに……伝えるんだ。

大きく息を吸い込んで、言葉にする。

 

「ずっと、考えてたんだ…。死ぬために生まれてきたボクの……世界に存在する意味は、なんなんだろうって…。

 何も生み出せなくて、与えられなくて、薬や機械を、たくさん無駄遣いして…。

 周りの人を困らせて、自分も悩んで、苦しんで……結局、消えるだけなら、もっと早くに消えたほうがいい…。

 何度も、何度も…そう思った……なんで、ボクは生きてるんだろう…って…」

「っ……無駄なんかじゃ、ない…。薬は、新薬の効果を率先して試しただろ…?

 機械も、新しい物の効果を試した…。それは新しい薬や機械の開発に関わって、

 同じ病気で苦しむ人を助けることに活かされたはずだ…」

 

辛かった、そんなボクの言葉にクーハは他の人を助けていたと、そう言ってくれた。

そっか、ボクは、同じ病気の人達を助けられてたんだ…。

 

「うん、そうだよね…そう、だったんだよね…。それに…ボク、答えが見つかったんだ。

 意味なんてなくても……生きて、いいんだって…。

 だって……最後の瞬間に、こんなに、たくさんの人に…囲まれて……大好きな人の腕の中で、旅を……終えられる、から…」

「あぁ……ここにいる人は、みんな…ユウキのことを、思ってくれてる…。オレも、お前のことを、想ってるから…」

 

嬉しい…ボクを想ってくれてるクーハの言葉と想い、それが全部伝わってきて、全てを満たしてくれる…。

クーハは涙を流しながらも、綺麗な笑顔を浮かべている。

 

木綿季(ユウキ)と出会えて、木綿季(ユウキ)を好きになれて、本当に幸せだった…。

 オレはいまも、これからも……木綿季(ユウキ)を愛してる…」

「っ……ボク、も……九葉(クーハ)を、愛してる……よ…///」

 

最後に、本当に力を振り絞って、ボクはそう言葉にした。

もぅ、眼が、開けて、られない、や…。

ゆっくりと、みんなの顔を見て、アスナを見て、最後にクーハを見て、ボクは瞳を閉じた…。

 

 

―――おやすみ……それと、いってらっしゃい…木綿季…

 

―――おやすみなさい……いってきます、九葉…

 

ユウキSide Out

 

 

 

To be continued……

 

 

 

 

 

 

 

 

後書きです。

 

ついに訪れた別れの時、木綿季が新たな世界へと旅立ちました・・・。

 

原作と違って、視点を九葉と木綿季にし、最後の言葉も明日奈ではなく九葉に掛けさせました。

 

やはり、愛する人に見送られるのが一番だと思いましたからね。

 

あぁ、それと今日の10月7日という日は和人さんの誕生日でしたね。

 

物語はシリアスでしたが、和人さんの誕生日はめでたいと思います。

 

次回は最終話となります、最後までお付き合いいただければ幸いです。

 

それではまた・・・。

 

 

 

 

 


 
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