No.625613

北郷外史伝 家族会議とブリーフィング

ユウヤさん

羽生なのです。
今回は魔女の登場です(やっとか)
では本編どうぞ

2013-10-06 11:45:25 投稿 / 全7ページ    総閲覧数:4635   閲覧ユーザー数:3681

  北郷邸 客室

 

 華琳「・・・・・う・・・・ん」

 

 一刀「!?貂蝉!!」

 

 貂蝉「戻ってきたみたいねん」

 

 華琳「か・・・ずと?」

 

 一刀「ああ。お帰り華琳」

 

 華琳「ただいま・・・一刀」

 

 一刀「華琳、おなかすいてるだろ?今おかゆ作ってくるからな」

 

 華琳「ええ。お願いするわ」

 

 一刀は華琳におかゆを作るべく客間を後にする。

 

 貂蝉「ご主人様の居ない外史はどうっだったかしらん。」

 

 華琳「ひどいものね。私自身も何かを焦っていたらしいし・・・一刀が居るのと居ないのとでは大きな差よね」

 

 貂蝉「ちょっと覗いたけど、あの子達はいい魂を持っていたわねん。」

 

 華琳「ええ。とてもいい子達よ。この子たちと一緒に一刀と戦っていけると思うと嬉しくてたまらないわ」

 

 貂蝉「羨ましい限りねん。そう言えばご主人様が新しい武器の調整中ネウロイと遭遇したらしいから詳しい事は本人に聞いてちょうだいねん」

 

 華琳「わかったわ。ありがとう」

 

 貂蝉「でゅふふ。華琳ちゃんにお礼言われるなんていつ以来かしらん♪」

 

 華琳「さあ?よく覚えてないわね」

 

 貂蝉「さてと・・・私はちょっと璃々ちゃんの所に行ってくるわねん」

 

 華琳「璃々の所?何か問題があるの?」

 

 貂蝉「それは気にする事じゃないわん。様子を見に行くだけよん。その間に帰る為の道具を揃えていればいいわん」

 

 華琳「そうね、そうするわ。まあ、今はおなかを満たしたいんだけどね」

 

 貂蝉「でゅふふ、大丈夫よん。ご主人様ちょっと料理には五月蠅くなってるらしいから期待できると思うわん」

 

 華琳「ふふふ、期待しておきましょう」

 

 それから数十分後、一刀はおかゆを持ってきて華琳に食べさせながら貂蝉が璃々の様子を見て来てくれる事を聞き一刀は貂蝉に伝言を頼んだ。『あまり無理はしない事』と一言だけであるが璃々を心配する一刀の気持ちを伝えるには十分と言える内容だった。それから一週間は華琳との空中戦の鍛錬を積んでいた。そして、これから何処でネウロイを狩るかの相談をする為北郷邸のリビングに一同が集まっていた。

 

 

  北郷邸 リビング

 

 プレシア「では北郷家家族会議を行います。まずはネウロイの核をどうやって集めるかを詳しく取りきめておきましょう。リニス」

 

 リニス「はい。カズトからの報告で砕く前に欠片にした核は飛散せず形を保っている事が分かりました。この事からまず核を露出、一口大に、もとい手のひら大に切り落としてから核の破壊をするのが効果的かと」

 

 プレシア「ならその方向で逝きましょう。次に狩り場について何か提案がある人はいる?」

 

 華琳(ビシッ

 

 プレシア「はい、華琳ちゃん」

 

 華琳「一刀が遭遇した場所じゃだめなの?」

 

 プレシア「カールスラントね。駄目って訳じゃないけど、今彼女達がカールスラント奪還作戦を画策中だったりするの。合流したいなら話は別だけど」

 

 華、リ「反対!絶対!」

 

 アリシア「カズ、愛されてるね」

 

 一刀「俺はそこまで無節操じゃない・・・・」

 

 リニス「どの口が言うんですか」

 

 華琳「どの本体が自制を利かすというの?」

 

 一刀「どっちも反論できませんorz」

 

 アリシア「ははは・・・・」

 

 プレシア「では、他に狩り場の候補がある人」

 

 アリシア(ビシッ

 

 プレシア「はい、アリシア」

 

 アリシア「行き当たりばったり大作戦でいいと思います!」

 

 プレシア「はい、次の人。何かいい案ありますか?」

 

 アリシア「スルー!?」

 

 プレシア「お馬鹿なこと考える暇があったら勉強しなさい!」

 

 アリシア「お馬鹿扱い・・・・これでも成績は・・・・・よくなかったです。ごめんなさい」

 

 一刀「ははは・・・カールスラントでいいと思うよ。アリシアじゃないけどそこからは行き当たりばったりでいいと思う。今までもそうだったしね」

 

 華琳「身も蓋もないわね・・・」

 

 アリシア「やっぱり合ってるじゃない!!」

 

 プレシア「アリシアは残念な子だからああいう扱いなのよ?」

 

 リニス「です」

 

 アリシア「納得いかない・・・」

 

 一刀「ひとまずこういう方針でいいかな?」

 

 全員「異議なし。」

 

 プレシア「なら次の議題。もしも合流してしまった場合・・・・もう合流すると思うから合流した場合何処まで協力するか基準を決めましょう。」

 

 アリシア(ビシッ

 

 プレシア「・・・・・いないかしら?」

 

 アリシア(ビシッ(泣)

 

 プレシア「・・・・アリシア、まともな案を頂戴ね?」

 

 アリシア「ま、任せてよ!!貂蝉が言ってたでしょう?于吉だっけか?そいつの気配があるって。だからそいつを倒すまでは居たほうがいいと思うの。材料がそろってもそいつが居たらこの外史は混乱しちゃうかもだし」

 

 一刀「確かにそうだね。アリシアの案を採用でいいと思うんだけどどうかな?」

 

 華琳「異論はないわね。」

 

 プレシア「いつもこうならいいのに」

 

 アリシア「いつもこうだよ!!」

 

 全員「それは無い」

 

 アリシア「orz」

 

 プレシア「これで決めるべき事は決めたわね」

 

 一刀「まだあるぞ?」

 

 プレシア「?」

 

 一刀「今日の夕飯は何がいい?」

 

 そうして北郷家家族会議は夕食のメニューを決めるのに1時間を掛け作る人間を決めるのにさらに1時間をかける事となった。どうなってるんだろうこの家族・・・

 

 

  ストライクウィッチーズ拠点サン・トロン基地

 

 一刀がカールスラントでネウロイを撃退して数日後の事・・・

 

 ???「皆に集まってもらったのは他でもないわ。数日前カールスラント国境付近の複数体現れたネウロイに関してよ」

 

 そう切り出したのはストライクウィッチーズ隊長のミーナ・ディーロリンデ・ヴォルケ(以降ミーナ)

 

 ???「観測班の話では未確認の飛行物体を観測したらしい。だが最近の観測班はたるんでるからな。信用できん」

 

 そう言って観測班を非難するのは我等がお姉さんゲルトルート・バルクホルン(以降バルクホルン)

 

 ???「複数体はそう珍しくないんじゃない?この前は戦艦型に中型が複数、小型がとにかくいっぱい居たし・・・」

 

 と珍しく真面目に話すのはエーリカ・ハルトマン(以降エーリカ)

 

???「しかし観測班の報告だと、ソニックブームを観測したらしいし。私以外の音速を超えたやつがいるなんてな」

 

 こちらの方はスピード狂のシャーロット・E・イェーガー(以降シャーリー)

 

 ???「スースー」

 

 寝息を立てるのはフランチェスカ・ルッキーニ(以降ルッキーニ)

 

???「ん~占いでもよくわからないんだよな~うまく出ないっていうか・・・・サーニャ~どう思う~?」

 

 タロットをめくるのはエイラ・イルマタル・ユーティライネン(以降エイラ)

 

 ???「・・・ん、エイラ。なんか言った?」

 

 眠い目をこすって聞き返すのはサーニャ・V・リトヴァク

 

 ミーナ「大型が複数現れるのは観測上はじめての事よ。その未確認の飛行物体も味方なのかどこぞの新兵器なのかは分からない。だから憶測を並べてもどうにもならないわ。カールスラント国境はかなり広い、よって私たちはこれから分隊を3っつ作ってネウロイに当たることにするわ。

 

『第一分隊は隊長に私、副長にハイデマリー・W・シュナイファー少佐、隊員にフランチェスカ・ルッキーニ少尉、シャーロット・E・イェーガー大尉』

 

『第二分隊は隊長にエーリカ・ハルトマン中尉、副長にエイラ・イルマタルユーティライネン中尉、隊員リネット・ビショップ曹長とペリーヌ・クロステルマン中尉』

 

『第三分隊は隊長にゲルトルート・バルクホルン大尉、副長にサーニャ・Vリトヴァク中尉、隊員に宮藤芳佳少尉、服部静夏軍曹、宮藤少尉と服部軍曹の専属教育係に坂本美緒少佐』

 

このような形にします。異論はありませんね?」

 ???「いいのか?まだ芳佳は復帰して間もないんだぞ?」

 

 同郷の芳佳を案じるのは坂本美緒(以降美緒)

 

 ???「な、なんで私と坂本少佐が一緒じゃないんですか!?宮藤さん!!」

 

 美緒と一緒でない事に芳佳に対して怒りを露わにするペリーヌ・クロステルマン(以降ペリーヌ)

 

 ???「そんな事言ったて・・・私だってリーネちゃんやペリーヌさんと離れるのは嫌だよ・・・」

 

 ペリーヌ「んな////////////」

 

 ペリーヌを赤面させる事を言い放ってるのは扶桑のほぼ最強のウィッチ(魔法力に関してだが・・・)宮藤芳佳(以降芳佳)

 

 ???「芳佳ちゃん、私もさみしいけど頑張って。(坂本少佐の訓練を・・・・)」

 

 心の内にちょっと黒い部分を醸し出したのは501内の芳佳の親友リネット・ビショップ(以降リーネ)

 

 ???「またミーナミーナ中佐と一緒・・・よかった」

 

 こちらの声が幾分小さい人はハイデマリー・W・シュナイファー(以降ハイデマリー)

 

 ???「わ、私がストライクウィッチーズに・・・光栄です!!宮藤さん、これからもよろしくお願いします!!」

 

 多少熱血が入ってそうなこの子は服部静夏(以降静夏)

 

 ミーナ「文句がある人もいるでしょうけど」

 

 エイラ「そうだぞ!サーニャと別だなんて!!」

 

 サーニャ「エイラ、しー」

 

 ミーナ「とにかく、こういう方針だから従いなさい!!もし従わなかったら・・・・」

 

 ミーナに怒られ組「ガタガタガタ」

 

 静夏「??????」

 

 美緒「はっはっはっはっは」

 

 バルクホルン「まったく・・・」

 

 こうしてストライクウィッチーズは3っつの部隊に分けて行動する事となる。

 

 

  北郷邸 キッチン

 

 北郷家家族会議から一月経って・・・

 

 一刀「~~~~♪」

 

 華琳「えらくご機嫌ね」

 

 一刀「ああ、向こうじゃ手に入らない食材が手に入ったからな。腕によりをかけて作ってるのさ」

 

 華琳「何を?」

 

 一刀「ティラミス」

 

 華琳「へえ、こっちに来て知識としては頭に入ってるけど食べた事はないのよね。楽しみだわ」

 

 一刀「おお、楽しみにしていてくれ」

 

 リニス「カズト、やはり私も手伝います」

 

 一刀「いいからいいから。俺の手作りを食べてほしいんだよ」

 

 華琳「リニス、此処は一刀の好意をちゃんと受け取りなさい。向こうでお話でもして時間をつぶしましょう?」

 

 リニス「・・・・仕方ないですね」

 

 一刀「そうそう、それでいいんだよ。リニスはちょっと働き過ぎなんだから、少しは休むことも覚えなきゃ」

 

 そう言うと一刀はまたキッチンに体を向け調理を再開する。リニスと華淋はそのままリビングに行き一刀は一人キッチンで鼻歌交じりに調理し続けるのだった。ちなみにアリシアとプレシアは買い物に出ています。日用品の買い出しなどやる事がいっぱいなようです。

 

 

  北郷邸 リビング

 

 華琳「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

 

 リニス「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

 

 華琳(気まずい!)

 

 リニス(よくよく考えたら二人きりなんて初めてでしたね・・・・・)

 

 華琳「ねえ、リニス」

 

 リニス「なんでしょう?」

 

 華琳「一刀とは何処まで言ったの?」

 

 リニス「直球ですね・・・」

 

 華琳「気になるじゃない」

 

 リニス「・・・・・です」

 

 華琳「え?聞こえないわ」

 

 リニス「キスまでです!!」

 

 華琳「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・なんですって?」

 

 リニス「そんな怒る事無いじゃないですか!!」

 

 華琳「怒って無いわ。・・・・・驚いてるの」

 

 リニス「驚いてる?」

 

 華琳「ええ・・・・だって一刀よ?あの一刀なのよ?」

 

 リニス「あの・・・言ってる意味が判りませんが?」

 

 華琳「なら教えてあげる。一刀はその気になれば二桁人を閨に連れ込み、その気がなくても雰囲気によって複数人閨に連れ込むそんな人間なのよ?それが・・・・キス止まり?あり得ない、あり得ないわ!!」

 

 リニス「えっと・・・・そこまで言えるんですか?」

 

 華琳「50人を超える嫁が居ると言えば納得できるでしょう?」

 

 リニス「・・・・・・・はぁ!?」

 

 華琳「知らなかったようね。あなた9年も一刀と一緒に居てキス止まりなんて・・・かなり貴重な事例よ?」

 

 リニス「・・・・これはカズトを問いたださないといけないようですね。」

 

 華琳「そうよ・・・私がいうのもなんだけどあなたは魅力的よ、なのに手を出さなかった。これは裏がありそいうね。」

 

 リニス「そうですね」

 

 二人「フフフフフフフフフフフフフフフフフフ」

 

 その頃の一刀

 

 一刀「っ!?な・・・・なんだ?今ものすごい寒気が・・・」

 

 その後、一刀は完成したティラミスを華琳達に食べさせた後、じっくり絞られてしまい華琳の命令で二人を閨で相手するように言われ自分の気持ちもあったので観念してリニスと関係を持つ事となるのでした。え?なのは達?彼女たちもまだキス止まりですよ?これから?まあ・・・それは追々に・・・ね?9年手を出さなかった一刀に敬意を表しましょう?

 

 

  カールスラント上空 ネウロイの巣(通常の巣は黒いがこちらのは暗い紫色をしている)

 

 于吉?「クフフフフフフフフ、サア北郷一刀。アナタノ大好キナ女ノ子ガ多ク居ルコノ世界デ殺シテ差シ上ゲマスヨ。フフフ、ハーハッハッハッハ」

 

 とても禍々しいオーラを纏い于吉と思われる“それ”は高らかに嗤い上げるのだった。

 

 

あとがき

 

 今回は北郷家家族会議にウィッチーズ出演とついに手を出してしまった一刀のお話

 

 最後は于吉?が出ましたね。なぜ“?”なのか。それは容姿がひどい故にです。

 

 前に出てきた于吉をもっとひどくした感じなので、もはや于吉では無くなりつつあるのです

 

 まあのセリフはもはややられるフラグと言っても過言じゃないですが?

 

 于吉?「過言デアッテホシイデスガ?」

 

 仕方ないじゃないですか!あなたはそう言う扱いなんですから!!

 

 于吉?「逆切レサレタ!?」

 

 さっさと戻りなさい!!え~い!!

 

 于吉?「ギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア」

 

 さて、邪魔者も居なくなりましたし。さらに注意事項をば・・・

 

 今回のウィッチーズは第三分隊のみを出演させる予定です。他の分隊は出てきません。

 

 ウィッチーズって無駄に人多いですから・・・

 

 あ、やめて!石を投げないで!!ちょ!?それはシャレにならん!!友人Aよ!!樽爆Gをピヨってる私の前に置いて爆破させるのは辞めて!!体力が!!ぎゃあああああああああああああああああああああああ!!

 

 ・・・・・ひどい仕打ちだと思いませんか?こんな内容をいった矢先いきなりこんなことするんですよ?

 

 それでは次回にまたお会いしましょう。チェリオー!

 


 
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