第三話~人間万事塞翁が馬~
魏領 陳留北西付近
華琳「それにしても驚いたわ・・・。」
秋蘭「そうですね・・、今まで私たちの足元にも及ばなかった一刀の武力が
桁違いになっていますからね・・・。」
久しぶりにあった一刀は今までとは別人のようだった。
顔は凛々しくなり、体は筋肉が引き締まっている細マッチョ状態。
そして武力が桁違いに上がっていた。今なら呂布にも勝てるだろう。
一刀「俺もここから消えて何もしてなかったわけじゃないよ。」
春蘭「それにしても変わり過ぎだろう・・・。」
季衣「でも兄ちゃん前よりももっとカッコよくなったよ!!ね、流琉?」
流琉「うん!兄様かっこいいです!!」
風「これはお城に帰ったときの皆の反応が楽しみですね~。」
華琳「ふふ、そうね。それじゃ、早く帰って皆に・・・」
一刀「!!!」
ガギィィィィィィンッ
????「ふ~ん、なかなか出来る奴もいるじゃねぇか。」
一刀以外「なっ!?」
一刀「まったく・・・殺気が漏れてたぞ・・。」
????「へぇ、気配は消してたつもりだったんだけどなぁ。」
一刀「・・・(こいつ、わざと殺気を漏らしてたのか)華琳、大丈夫か?」
華琳「え、えぇ。なんとか・・・。」
いきなり襲ってきた奴は肩を出したドレス(下は膝まで)のような格好をしていて、右手には武器である鉄扇が握られていた。
春蘭「おい貴様!!この方が曹操様と知っての狼藉か!!」
????「ああ、知ってるよ。だってあたしは曹操を殺しに来たんだからな。」
春蘭「貴様!!」
一刀「よせ春蘭!!」
春蘭「なぜ止めるんだ一刀!!」
一刀「落ち着け春蘭!!今突っ込んでもやられるのが関の山だ!」
春蘭「そんなものやらなければ分からんだろ!!」
一刀「おい!春蘭!!」
一刀の制止を振り切った春蘭は、敵に向かって七星餓狼を振りかぶった。
春蘭「チェストーー!!」
????「身の程知らずに用はないよ。」
ザンッ
春蘭「なっ!!?」
春蘭が持っていた七星餓狼は敵の鉄扇に弾き飛ばされ、
後方10メートルほどの位置に飛ばされていた。
秋蘭「姉者の一撃を・・・。」
????「まったく・・、あんたに用はないんだよ。
あるのは、そこの男さ。」
一刀「俺か・・。」
????「あんたは他の奴らとは違う匂いがする。あたしたちと闘えるほどの強さを持った猛者の匂いがね・・。」
一刀「・・・・。」
????「そんなに警戒すんなよ。もう曹操の暗殺には興味ねぇから。」
一刀「・・なぜ華琳を殺そうとした。」
????「答える義理は無いねぇ。だが、強いて言うなら邪魔だったと言っておこう。」
一刀「・・・なるほど。そういう事か。」
華琳「どういう事・・?」
一刀「この大陸の重要人物を邪魔だと感じるやつらは、盗賊かそれとも・・・。」
風「・・まさか、五胡ですか・・?」
一刀「そういう事だ。」
????「へぇ、よくわかったねぇ。そう、あたしは五胡の五大将軍の一人、芙蓉だ!よく覚えておきな!」
芙蓉はそう言うと、どこからか現れた馬に乗った。
芙蓉「あたしたち五胡は近いうちにこの領土を貰い受ける。
それまで、精々努力しておくんだね。」
春蘭「まて!!」
芙蓉と名乗った人物は、後ろを振り返ることなく走り去った。
・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
春蘭「くそっ、なんだあいつは!」
流琉「華琳さまを暗殺に来たって事は・・・。」
季衣「・・・どういう事?」
ズルッ
季衣「? 皆どうしたの?」
一刀「はは・・。」
流琉「すみません・・・。」
風「ですが、おかげで暗くなっていた雰囲気を吹き飛ばせました~。」
華琳「そうね・・。五胡についてはひとまず置いて、一刀が帰ってきたことを皆に伝えに帰りましょうか。」
秋蘭「御意。」
一刀「・・・・・。」
華琳「一刀?」
一刀「ん、どうした?」
華琳「どうしたはこちらの台詞よ。・・気になるんでしょ、あの芙蓉って奴の事。」
一刀「・・あぁ。(あいつの使っていた鉄扇、僅かに気を纏っていた・・。)」
華琳「・・・・・。」
バシッ
一刀「イタッ!?」
華琳「さっきも言ったでしょ、五胡の問題についてはひとまず置いておくって。」
一刀「でも・・・。」
華琳「・・私たちはあなたが帰ってくるのをずっと待ってた。
あなたとの時間を少しでも多く過ごしたいって思う事くらい・・
別に、いいでしょ・・?」
一刀「華琳・・・。」
華琳「さ、帰りましょ。私たちの家に。」
一刀「あぁ!!」
あとがき
海斗「どうも、風見海斗です。」
海斗「今回呼んでいるゲストは各国の筆頭軍師さんたちです。」
朱里「はわわ!?よ、よろしくでしゅ。」
冥琳「よろしく頼む。」
桂花「・・よろしく。」
海斗「一刀は引き続きよろしく。」
一刀「それはいいんだけど、お前センターに向けて勉強してんじゃないのか?」
海斗「・・言うな・・。」
桂花「どうせこいつの事なんだから、どうにでもなるとでも思ってんじゃないの?」
海斗「(ぐさっ)ナ、ナンノコトカナ~。」
冥琳「はぁ、子供のお守りは雪蓮で手一杯なんだが・・。」
海斗「子供じゃないも~ん!!」
桂花「そういうところが子供なんじゃない。」
朱里「はわわ・・話についていけません・・。」
一刀「(無理についていかなくてもいい話題だと思うけど・・。)」
海斗「・・ふふふふふふふ。」
桂花「な、なによ。」
海斗「もう自棄だ!センターとか知るか!桂花と一刀の(放送禁止用語)とか(ですので)、(お見せ出来ません)とか書いてやる!!!」
桂花「くぁwせdrftgyふじこlp!?」
朱里「はわわわわわ!?」
冥琳「・・・(スッ)」
バゴッ!!
海斗「!!?」
一刀「自業自得だな。」
海斗「・・・はっ!俺は一体何を・・。」
冥琳「・・海斗。」
海斗「なに、冥琳?」
冥琳「・・私が勉強見てやるから、センターに向けて頑張ってみろ。」
海斗「・・冥琳。」
朱里「わ、私も応援しましゅ!」
海斗「朱里・・。」
桂花「ま、まぁ私も協力してあげないこともないわ(一刀との***を書いてもらうために・・)。」
海斗「桂花・・。」
一刀「さて、まるーく収まったところで次回予告だ。」
一刀「次回は、俺がこの世界に返ってこれるまでの話になる。海斗はセンターに向けての勉強があるから投稿はかなり先になりそうだが、
まぁ気長に待っててくれ。」
一刀「それじゃ、またな。」
舞台裏
冥琳「そこの計算はベクトルの内積の定義を使え。」
朱里「はわわ、分母の有理化を忘れてますよ!」
桂花「ばか!そこは正弦定理じゃなくて余弦定理よ!」
海斗「やばい、頭が爆発しそう。」
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センターに向けての勉強をすっぽかしての投稿です。←ばか
誰か私に文才の才能をください・・・。