第2話
刹那サイド
俺がザルバの示した方角に歩きだしてから早30分が経とうとしていた。
「なあ・・・・本当にこの方角でいいのか?町なんてもんひとつもないぞ。」
「いや、方角は間違っちゃいねえよ。只、少し遠いだけさ。あと4時間位だな。」
ザルバはケラケラ笑いながらとんでもない爆弾を投下しやがった。
あと4時間ってどんだけ歩くんだよ!?
そんなことを思っていると、歩いている向こう側から何かがこちらに向かってきた。
それはモンスターだった。スライムの体に犬の顔や犬の尻尾がついたモンスターが10匹程襲ってくる。
「なんだあのモンスター、すげー弱そうだぞ。」
「あれは確かスライヌとか言ったっけな。まあ丁度いいお前さんの初陣にしようや。俺の使い方を覚えるいい機会だしな。刹那、自分の頭の中で戦闘用の服と武器をイメージしな。そんでそれができたらセットアップと叫べ。あとは俺がなんとかしてやる。」
ザルバに言われた通りに俺はイメージを開始する。・・・・・・よし!イメージできた。
「行くぞザルバ!セットアップ!」
「OK!セットアップ!」
その瞬間、俺は眩い光に包まれた。
刹那サイド終了
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