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真・恋姫†無双 ~孫呉千年の大計~ 第2章 19話

雪月さん

常連の皆様&お初の方もこんばんは いつもお世話になっております

この作品は真・恋姫†無双・恋姫†無双の2次創作となっております
主人公は北郷一刀 メインヒロインは雪蓮と蓮華と仲間達でお送りしております
※猶、一刀君はチート仕様の為、嫌いな方はご注意を! ※オリキャラ紹介は本文下記参照のこと

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2013-09-18 21:17:31 投稿 / 全6ページ    総閲覧数:4708   閲覧ユーザー数:3797

第2章 反董卓連合編 19話 『 反董卓連合終幕 其の3 一計 』

 

 

 

 

月、詠、霞達が白蓮、華雄と別れを惜しんでいた同時刻

一刀が主催する”一計”が、洛陽の大通りに面した玄関口に店を構えている魯家・洛陽支店 最上階にて

今密かに行われようとしていたのだった

 

「ようこそ お越しくださいました! 曹操様、荀彧様 ささっ 奥へ 紅さん 案内お疲れ様でした」

 

「あら? 一刀 今日は真名で呼んでくれないの? フフフ」

とイタズラ心溢れる物言いで一刀の様子を伺っている様子だ 

一方桂花の方はというと、華琳様に馴れ馴れしいと不機嫌な表情を隠そうともしない

 

「主催なりの礼儀を尽くすべきかと思いましてね」

と一刀が畏まる様子に、挨拶での一時の戯れはこれまでと気持ちを素早く切り替えた華琳

 

「そう それなら案内よろしく頼むわね」

「・・・」

 

「こちらの部屋でございます 曹操様、荀彧様」

 

紅に部屋へと案内された華琳達が、目的の部屋の入り口へと差し掛かり、中へと視線を移すと、中央に大きな円卓と椅子が配置されており

すでに入り口からみて奥に雪蓮、左に桃香がすでに着席していたのである

 

桃香、朱里の案内は、顔見知りで気心が知れている藍里が案内の担当であったので、華琳や桂花を案内するより事が早く進んだのであろう

 

桃香が着席する斜め後ろに立った朱里が控え、雪蓮の後ろに藍里が控え、共に談笑し合っていたのだった

すぐに右に空席があるのを確認した華琳は、紅の案内に従い雪蓮と桃香に目礼をしそちらへと足を運ぶ

 

「これだけの将を集めて宴・・・という訳ではなさそうね」

と軽く溜息をつきつつ、華琳に用意されていた席に着席し、桂花は朱里に倣い主人である華琳の斜め後ろに立つ

 

一刀は奥にいる雪蓮の横まで移動を終えると、藍里が一刀の椅子を素早く引き着席の補助をし

雪蓮の補佐に紅、一刀の方は藍里が担当しているようであった

 

「もちろんです 本日はここにお集まり願いました皆様へ

 今後を左右するご提案をさせて戴くお話があったからこそ、付き添いを一人つけて欲しいと書簡にてお頼みしました次第」

 

一刀は雪蓮の横に座り、今日招いた理由を集ってもらった華琳、桃香、桂花、朱里に向かって理由を述べていた

 

「私はずっとこのまま立ってなくちゃいけないの?」

ちょっと不機嫌そうな声で、桂花が一刀の話に割って入ってきた

 

「いえ こちらとしては一向に構いません 予め皆様に用意させて戴いていたのですが

 諸葛亮様の方から、劉備様と相談したいことも出てくる故、椅子をご辞退なされたのですが・・・

 なので・・・荀彧様もそうなされるかと思いまして・・・ 藍里! 荀彧様の為に椅子のy・・・」

 

「いいわよ! 用意しなくて・・・ 少し聞いてみただけよ!」

と一刀の言葉を途中で遮り、不機嫌な様子から少し照れ隠ししている様へと変わる桂花

 

「では改めまして、話を進めさせて戴きます 

 董卓連合軍が解散された今、今後を見据えた戦いが、もうすでに・・・始まっていると言っても過言ではありません

 そこでこの度お集まり戴きました皆様に対し、俺の方から”ある提案”をここに提示したいと考えております

 

 この後、群雄割拠した大陸の諸侯達が、血で血を争う戦いを強いられる事になるでしょう

 ”ある提案”とは、ここにいらっしゃる皆さんと『提案する形となるまで”軍事同盟”を結びたい』と思っているのですよ」

 

発している一刀の言葉に、即座に桂花が反応を見せる

 

「提案する形?」

桂花が首を傾げ怪訝そうな声で聞いてきた

 

 

「ええ 先ずは華北を曹操様 巴蜀、漢中の地を劉備様、荊州、豫州は孫呉 

『 天下三分 』と称する形に納まるまで、我ら三者で軍事同盟を締結することをここに提案いたします」

 

 

「そう・・・」

「天下・・・を三分ですって!?」

一刀の天下三分の計の提案に対して、華琳と桂花のそれぞれの反応である

 

華琳は元々、全ての諸侯を打ち倒して大陸を制す”覇道”を実現するべく、只管突き進んできたのだ 

今その過程で天下を三分しようと提案している一刀の案には、別段驚きもなかったのである

 

 

全ては私の下で大陸は一つとなる運命なのだから・・・ 

そう心底に秘めつつ、一刀が提案するこれからの未来を想像し、笑みを浮かべて楽しそうに聞いていたのだった 

 

 

そして桂花が驚きの声をあげたのは、天下を三分する必要がどこにあるのか?との意味合いが大きい

 

今の勢力の中では、自身が属する曹操、南に確固たる地盤を持った孫策、資金力が豊富な袁紹が大陸を制する有力候補で

この度、地の利を活かし陳留から洛陽までの地は、ほぼ曹操軍が制圧できるだろう こちらには劉協という隠し玉すらあるのだ

 

曹操軍が華北を制するには、遅かれ早かれ麗羽率いる袁紹軍と決着をつけなければならず

勢力的に大陸を曹操軍、孫策軍の南北に2分割にするのならば、話が判ると思っていた桂花だった

 

今、宮中の火事で焼きだされた者達を支援している諸侯は別にして

豫州を基盤としている袁術が今、洛陽を離れる事に少しごねてはいるが

寿春から隔離されている洛陽に、兵糧がいつまでももつ筈もなく

いつまでも駐屯させている訳にもいかないので、遠からず撤退すると読んでいた

 

事実この数日後に、兵糧が尽きそうになっていると七乃に説得され、袁術軍も撤退を開始している

 

孫呉がこの度提案している同盟を組み、華北一帯を曹操軍、華南を孫策軍で2分割するという策であるならば

どちらにも利があり組むに値すると、桂花は提案を聞いた瞬時にすぐさまそこまで思考を走らせていたのだ

 

しかし何故そこに弱小である劉備を加え、態々3つに割る必要があるのだろうか? 何処にもないじゃない!

それが桂花が驚きの声を出した理由であったのだが、桂花がその事実を質問する前に一刀がその答えを発したのだった

 

「この三分の策の真意は、大陸の安定化を最優先課題としております 

 

 旧十常時派の面々である蜀の劉璋は現在、跡目争いに端を発した内戦に突入して国内が混乱しております

 また確かではありませんが、劉表が病に臥しているとの報もあり

 残念ながら孫呉が荊州、巴蜀の地を単独で制し安定化させるには、余りにも膨大な時間と労力が掛かり過ぎてしまうのです

 

 なので実は失礼ながら、劉備様より先に馬騰様に密かにお声をかけさせて戴いたのですが

 我は漢帝国の臣であり、大陸を三分するまでの広大な領土的野心を持たぬと

 そうおっしゃられたが為、優秀な人材を揃えていらっしゃる劉備様方に、お声をかけさせて戴きました次第です」

 

桂花1人に向かってという訳ではないが、一刀の説明で一応の筋が通った為大人しく引き下がるのであった

自身の思考に浸るべく、桂花はダンマリを決め込むのであった

 

 

 

 

「てっ天下三分・・・の計」

一方、劉備陣営の頭脳である朱里は、一刀の提案を聞いた瞬間に、稲妻に打たれた如く大きく瞳を見開き硬直してしまう

 

それはそうだろう この度一刀が提案した内容の本来の提案者は朱里であった筈なのだから・・・

そして自身の計の実現が困難であると・・・

琥珀との会話の中で評した冥琳の計とは、即ち『 天下二分 』の計に他ならない              ※第2章 11話参照

 

そして董卓連合が解体された現在の朱里は、桃香の理想を叶える為の方策を、ここ数日うっすらとではあるが思い描いていたのだ

そう一刀が提案した『天下三分』の計の基礎部分を・・・

 

だが皇帝陛下が行方不明で、この度の恩賞が期待できない劉備軍で・・・

しかも今は華北の地である平原国の相という弱小勢力が、現在の劉備軍の位置付けであり評価であった

 

密かに陶謙様から徐州の州牧への打診があったものの・・・その後雛里とも何度話し合ってみても

北には麗羽の袁紹軍、西に華琳の曹操軍 南には雪蓮の孫策軍と、強敵に囲まれて容易に身動きが取れないと判断していた

 

主である桃香が陶謙からの話を保留扱いにしたのは、朱里とはもっと別の・・・桃香らしい意味合いを持っていたのであろうが・・・

 

桃香の思いは少し置いておくとして

現在置かれている劉備軍の状況では、とても一刀が提案する漢中~巴蜀の地を単独で制することなど実現不可能であった

 

朱里の思考を読まれたか・・・ 姉の藍里が、間髪入れずに朱里へ合いの手を差し伸べてきたのだった

 

「曹操様に関しては説明通りでしょうから、まずは劉備様の方から詳細を説明して参りましょう 

 一刀様の提案はこの際少し置いておくとして、今後、劉備様達はどのような攻略を目指すおつもりなのですか?」

 

「それは・・・ ここで説明しなくてはいけないのでしょうか?」

機密事項ゆえ一刀達や華琳達に話すのを躊躇う朱里であった しかし一刀が・・・

 

「出来れば話が進まないので話して欲しい処なのですが、言い難い事なのも重々承知しておりますので俺から・・・

 おそらく次は徐州・・・あたり・・・でしょうか?」

 

「えっええっ どっどうしてそれを・・・」

「とっ桃香様! 声に出されては意味が!」

「はぅぅぅ 朱里ちゃん ごめんなさい・・・」 

 

あまりの驚きについ声を発してしまったのであろうが、実に桃香らしい遣り取りを朱里との間で行われていたのだった

歴史を知る一刀だから この突っ込みが出来たとも言えるのだが・・・

機密事項があっさり漏れて肯定してしまう不敵際を犯してしまった桃香と雛里でありました

 

華琳と桂花の主従は、桃香や朱里が慌てる姿をニヤニヤして面白そうに見つめ、話の推移を楽しげに耳を傾けているようであった

一刀の話を引き継いだ紅は、動揺する桃香や朱里に対し更なる揺さぶりをかけてきた

 

「ただ徐州となると・・・ このまま勢力を拡大するには、南に私達、西に曹操様、北に袁紹様と困難が待ち構えております

 そこで我々孫呉が劉備様に”道”をお示ししたいと存じます」

 

紅の一言一言の言葉に、嫌が上にも胸が高まり、軍師である朱里はいつしか焦らされ、意識を散漫にさせられそうになってしまう

ここまでの流れと勢力分析は朱里にも計れてはいた 重要なのはここからなのである

 

その後、紅から示された”道”は、朱里や雛里にとって驚天動地の方法であり、一朝一夕に真似のできるというものではなかった・・・

それは領土を拡大し確固たる地位を築き、己の力を示し続けている孫呉だからこそ、取り得る事が出来る手法と言えた

 

朱里や雛里が同じように行動を起こしたならば初期から手詰まり、如何しても劉備軍の損害が軽微でなくなり・・・

仮に漢中まで辿りつけたとしても、愛紗さんに星さん、鈴々ちゃんと優秀な猛将が揃ってはいても

とても漢中を落とせる程の余力が残せるとも思えなかった まかり間違えば、劉備軍が瓦解する恐れすらあったのだ

そんな博打のような戦略が取れるはずもなかったのである

 

 

紅が示したその”道”の正体とは・・・その内容とは一体!?

 

 

「このまま洛陽から西へ進軍し”漢中”を落とされる事をお奨めいたします そして次は劉璋が治めている巴蜀の地を」

という劉備軍にとってとんでもない茨の道とも取れる内容であったのだ

 

「・・・・・・・本気で言っていらっしゃるのですか?」

 

集中し本気で方策を聞いた私が馬鹿だったのだろうかと落胆し

朱里は紅の言を妄想の類と位置付け、少し怒りの混じった言葉を紅に向けて吐いていた

 

・・・そんな妄想ならば、簡単に誰にでも出来ると

 

しかし怒りを混じえる朱里に、姉の藍里が少しも態度を変えず笑顔を交え語りかけた

 

「朱里? お怒りの様子ですが、軍師であるのなら最後まで冷静に・・・ね?

 これから詳細を一刀様に語って戴きますから、最後まで聞いて戴きそれから判断してからでも結構でしょう?」

 

姉の藍里の制しが聞いたのか 朱里は静かに頷き、話を聞く態勢になる

 

「では一刀様 よろしくお願い致します」

後ろから静かに一刀へ語りかけ促す藍里

 

「では始めるとしましょう 北郷一刀がこの度提唱する劉備軍の漢中までの道程を

 

 まずここから長安までですが、我ら孫呉、劉備軍、そして我らと今、”単独で同盟関係”にある馬騰様に協力を仰いでおります

 ここで曹操様、馬騰様の境界線を洛陽西の函谷関までは曹操様、以西は馬騰様の領土と位置付けております」

 

「なっ何勝手に私達の境界を決めてるのよ!」

劉備に関する事なので関係ないだろうと、聞き流して自身の思考に沈んでいた筈の桂花が、間髪居れず一刀の言に異を唱えたのだった

 

「では篭城された函谷関、並びに長安の守備隊を早急に蹴散らす事の出来る兵数を出して戴けますので?」

怒髪天を衝く勢いの桂花の異に対して、冷静な一刀は馬騰軍の協力を得られない場合の代案を求めたのだった

 

「ぐっ」

先ずは門まで相手に警戒させてはダメなのだ 馬騰軍無しでそんな事が出来る筈がないじゃない!と

桂花は心の中で一刀を呪いながら、言葉を詰まらせ黙り込んでしまう

 

「一刀 貴方の提案では、私達は兵を出さずに西の函谷関まで我が領土にしていいのね?」 

桂花を見かねたのか 華琳がより具体的に、自身が得られる領土の境界情報を一刀に確認していた

 

本音を言えば、桂花の考えと同じく長安まで欲しい処であったが、交渉相手の馬騰としても堅牢な函谷関が欲しかったに違いない

一兵も出さずに堅牢を誇る函谷関まで得られるのならば、仮に西からの脅威が迫ったとしても、暫くの間強固な防衛で相殺できると

素早く判断した華琳は、一刀の馬騰との境界線の提案を受けいれる決意をする

 

「はい 馬騰様にもその旨をすでにお伝えし了承を得ております」

「そう 馬騰側も了承しているのならば、私に否はないわ 結構よ 話を続けて頂戴」

 

「では曹操様の了承も得ました事ですし、話を続ける事に致します

 馬騰様の隊に化けた我々が、函谷関、長安を制圧した後、劉備軍は漢中へ 私達の軍は劉備軍の後詰を致します

 

 長安と今、漢中を制している張徴軍の情報の詳細は、”戦前”にすでに私の部下(瑠璃)に偵察させており     ※第2章 4話参照

 今の劉備軍でも完全に制圧出来る類の規模であるとの確証を得ておりますが・・・

 

 張徴軍が劉璋、劉表陣営と同盟を結んでいる万が一の場合も想定し

 我らが後詰として控え、劉備軍が漢中を制するまでのお手伝いをさせて戴きます

 

 漢中を制すればそこを足がかりとし、巴蜀の地を徐々に切り取り劉備様が支配していく そこから先は諸葛亮様にお任せ致しますが

 以上で今後の劉備軍の”実現可能な道”を示したつもりですが、劉備様、諸葛亮様からみていかがですか?」

 

「巴蜀を制する劉璋殿は私と同族・・・」

「それは・・・」

 

桃香は一刀の提案された内容に躊躇を覚え、朱里は姉の言う通り、妄想の類と早々に決め付けてしまった自身の考えを恥じていた

 

一刀の語った戦術面の話ならば、涼州へと帰還する馬騰軍がこちら側に属している今ならば

相互の連絡を断ってさえいれば、函谷関と長安内部へ易々と侵入を果たす事ができ

大した損害を出すことさえなく長安、函谷関を制し、私達は漢中攻略に全兵力を集中し投入させる事が出来る

 

しかも北郷様は先程・・・漢中を制している張徴軍の情報の詳細を、『 戦前 』に掴んでいたと確かに言っていた

 

孫呉に属するこの人達は・・・ 現時点で一体どこまで・・・この大陸の先を見通しているというのだろうか? 

しかも妄想の類で終わらせるのではなく、次の実行可能な作戦にまで昇華してしまっているのだ

 

彼らの提唱する『 天下三分の計 』が仮に成ったとて、軍事同盟が解かれた後も劉備軍は果たして存在しえるのか?

否、是が非にでも存在し続けねばならないのだ この飛躍の機会を逃してしまっては劉備軍に未来はない

 

朱里の思考は漸くそこまで辿り着き、孫呉の勢いに恐怖を感じずにはいられなかった

 

 

 

 

「劉備様方に決断を急かせるのもなんですから、少しお考え戴く時間をお取りする為、先に曹操様の方の話もしておきましょう

 曹操様の皆様に関しましてのご説明は、ごく簡単なものなもので恐縮なのですが、華北を制して戴きたくお願いするだけ 

 

 我々は宿敵である荊州の劉表、豫州の袁術を除きます 曹操軍の背後を脅かすようであれば、盟に従い我らがその背後を突きましょう」

 

 徐州に関しまして、孫呉は現在の処、領土的介入をするつもりは更々ありませんが 

 介入する必要に迫られたなら、曹操様に事前に連絡を入れる事をお約束させて戴きます

 

との紅の提案に対して

 

「公平じゃないのは好きじゃないわ 私達の方も介入する際には事前に連絡を入れさせてもらうわ」

との華琳から提案に頷く雪蓮と一刀 納得のいく回答を両者得る事が出来た事もあり

曹操軍への話はここで終了となった筈なのだが・・・

 

「この同盟話を仮に私達断ったとすれば、どうなったのかしら?」

華琳がうす笑いを浮かべ、一刀にそう問いただしてきたので、藍里が答えようとするものの一刀が制して

 

「そうですね 曹操様が”仮に”断ったのなら、公孫賛様に話をお持ちする予定でおりました 

 四方を敵に囲まれている曹操殿としても、こちらの提案は願ってもないと思い、この度”先”にお誘いした訳なのですが・・・

 劉備様がこの度の話をお断りする流れになれば・・・ 私共の頭脳である周瑜が推す『 天下二分 』の計を実行に移すまでですから」

 

華琳のイジワルな問いかけに対して、一刀は表情を一切変えるような真似はせず、即応して答えたのだった

 

「ふふふ あははは あ~~~~楽しい なんと愉快な事なのかしら! 今すぐにでも私の傍に欲しい逸材だわ」

 

「貴方達は公孫賛が・・・ あの袁紹に勝てるとでもホントに思っているの? 袁紹の大兵力と財力を甘く見すぎていない?」

との桂花の嫌味を多分に含んだ突っ込みに対して

 

「その言葉はそのまま荀彧様にお返しいたします! 公孫賛様を甘く見てると痛い目をみますよ?」

と一刀に代わり藍里が、桂花に対して嫌味を多分に含んだ応酬を試みる

 

「フフフ ハハハハ ホント油断のならない勢力だこと・・・軍事、政治、経済、そして人材と・・・孫呉はホント隙がないわね

 虎牢関で張遼を私から奪い取った借りを、何処かでキッチリと返してあげようと密かに狙っていたのだけれど?」

と嫌味と妬みを多分に含んだ物言いで返す華琳であったがそれも・・・

 

「軍事同盟が解かれる日を心待ちにしております」

と拍子抜けするほどあっさりと一刀に躱されてしまう

 

「フッ 言ってくれるわね ・・・ほんと食えない男だこと 

 武といい智といい、そして度胸もまた・・・ ホント孫策にはもったいない

 何度でも言うわ 今からでも遅くない 私に仕えてみないかしら?」

 

華琳の艶美な笑みを湛えた誘いに対して、一刀は視線だけを横にいる雪蓮に移す

今まで黙って機嫌良く酒を嗜み、会議の行方を静かに俯瞰していた雪蓮であったが・・・

 

「ふふふ 絶対にあげないも~ん~♪」

「それは残念」

笑って少しも意に介していない風を装いつつも、華琳が雪蓮を睨む瞳には鋭い輝きを尚も湛えていた

 

「桂花 張紘、一刀の言を全て聞いた貴方の所見を述べなさい」

鋭き輝きに満ちた瞳を閉じ、後方に控えている桂花へ声をかけた

 

「はいっ 華琳様 孫呉側の提案に反論する余地などありません 公孫賛を買っている点は不明ですが我らの敵ではないでしょう

 ただ現在、馬騰、袁紹、袁術、陶謙、劉表と囲まれている我々にとって、この同盟は劉表、袁術を脅かす事となり

 背後を余り気にする事もなく、華北の制圧に集中できる点が良き点かと

 

 もし仮に背後の劉表や袁術と戦っていれば、袁紹が必ずやこちらに手出しして来るに違いありません

 かといって袁紹にかまってると、背後の劉表や袁術が脅かしてくるのは間違いありません

 よって私はこの北郷が提唱する『 天下三分の計 』の不戦同盟に賛成の意向です」

 

「よく出来ました 我が子房」

「あぁーーーー 華琳様」

 

周りにいる4人を尻目に、2人だけの世界に入り込み、桃色吐息状態の曹操陣営でございました 

 

「あとは・・・劉備様方はいかがなされますか?」

との一刀の問いかけに対し

 

「朱里ちゃん・・・どうしよう?

 劉璋殿とは同族だし・・・ それに漢中だって取れるかどうかも・・・」

と未だに不安を顕にする桃香であった しかし・・・

 

「私は・・・私の意見は!是非、御遣い様のお話を受けるべきです! 

 私の頭の中で薄っすら想い描いていた戦略と御遣い様のご提案がほぼ同じなのです 桃香様!

 そして漢中を落とし拠点とする所まで、高い確率で実現可能とみるべきです!

 これは桃香様にとって、千歳一遇の好機だと思います!

 

 此度の功で戴ける恩賞はなくなった訳ですし・・・

 この度先に決まりました孫策軍、曹操軍の軍事同盟の締結により

 華北でちっぽけな私達の存在を残すことなど・・・無理に等しく

 

 この度お話を戴きました徐州に仮に移ったとて、白蓮様と曹操様に先んじて華北を制するなんて事が可能とも思えません

 そして華北を制した勢力と南の孫呉に挟まれた状態では、私達の独力で徐州を守りぬく事も出来ず・・・おそらくは・・・

 

 なれば桃香さま 御遣い様からこの度ご提案戴いた戦略をとったほうが

 より桃香さまの理想を叶えられる確率が高いと思いましゅ・・・はぅ」

 

巴蜀、漢中の地を得たならば、曹操、孫策の陣営とも互角に渡り合える可能性が出てくる

そう思った言葉を今は飲み込む朱里であった

 

「朱里ちゃん・・・」

 

同族の者を蹴散らしてまで領地を得ることに、戸惑いをみせる桃香であったが

朱里の助言が正しいことも理解出来ていた そして弱小ながらこれまで色々と我が軍を配慮してくれていた

一刀に対しての好意も感じていた

 

自身の理想とは何ぞ?と静かに目を瞑り、そっと自身の心に問いかけてみる

 

それは大陸の皆に笑顔を平和を実現する事だと・・・ 

それが桃香の願いであり、義姉妹である愛紗、鈴々と美しき桃園で堅く誓いあったのではなかっただろうか?

 

同族とはいえ内戦を誘発し、そこに住まう皆さんに多大な迷惑をかけている人達に配慮し遠慮する謂われはない

 

私の理想を実現する為、今は無心に前に進もう、そう決断した桃香は静かに瞳を開いた

その瞳に決意の炎を赤々と滾らせ、桃香は大きな胸を張り躯中に意思を漲らせる

 

「一刀さんのご提案、有り難くお受けしようと思います 漢中陥落までよろしくお願いします」

 

と元気に皆へ頭を下げる桃香 そしてそれを後方から安堵の表情でみつめ喜ぶ朱里であった

 

「よくご決断くださいました劉備様 ここに三者による軍事同盟締結と相成りました事、謹んでお喜び申し上げます

 以後、『 天下三分 』が実現できるよう、三者互いに協力しあい実現しようではありませんか!」

 

一刀の言に呼応し、雪蓮、華琳、桃香の代表者3名が一斉に立ち上がり、丸い机の中央で3人が固く互いの手を取り合い誓い合ったのである

 

「それじゃ同盟を祝してお祝いといきましょ?」

と隠し持っていたワインの栓を豪快に開ける雪蓮でありました

 

それから皆は遅い食事を取ることとなり全員分の椅子が用意され

雪蓮と華琳、紅は芳醇なワインに酔いしれ、桃香、朱里、藍里、桂花の4人は、束の間の戦時食から開放され

久々に食す絶品料理に舌鼓をうつ

 

会議はこの後同盟を祝う宴会と化した訳なのだが、いずれこの三者によって大陸を一つにする戦いへと突入する可能性も残されているが

今この時だけは三者の思惑が上手く重なり、見事お互いの絆が同盟という形で結実したのだった

 

これから群雄達によるサバイバルが、一層激しく大陸中に次々と火花を散らすこととなる

その中でお互い利害関係により、歴史を大きく動かすウネリを生み出す事ができ、成し遂げた充実感で高揚する一刀であった

 

 

 

 

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●『真・恋姫†無双 - 真月譚・魏志倭人伝 -』を執筆中

 

※本作品は【お気に入り登録者様限定】【きまぐれ更新】となっておりますので、ご注意を

人物設定などのサンプル、詳細を http://www.tinami.com/view/604916 にて用意致しております

 

上記を御参照になられ御納得された上で、右上部にありますお気に入り追加ボタンを押し、御登録のお手続きを完了してくださいませ

お手数をおかけ致しまして申し訳ありませんが、何卒ご了承くださいますよう、よろしくお願いいたします<(_ _)>

 

■■■【オリジナル人物紹介】■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

 

 

 ○孫堅 文台 真名は緋蓮(ヒレン) 

 

  春秋時代の兵家・孫武の子孫を称し、各地で起こった主導権争いに介入し

  『江東の虎』の異名で各地の豪族を震撼させた

  優秀な人材を率い転戦、やがて軍閥化し孫家の基礎を築いた

 

  容姿:髪は桃色で、孫家独特の狂戦士(バーサーカーモード)になると、右目が赤色に変化するのが特徴で、平時は量目とも碧眼である

  祭と同じく胸が豊満で背は祭より高い 体格は祭よりすこし大きい 顔立ちは蓮華というより雪蓮に似ているだろうか

 

 ○張紘 子綱 真名は紅(コウ) 

 

  呉国の軍師の一人で主に外交を担当。 魏の程昱(風)の呉版と考えていただけると理解しやすいだろう

   『呉郡の四姓』と呼ばれる有力豪族の張氏の出 雪蓮直々に出向き、姉の張昭と共に臣に迎え入れられる

  張昭と共に『江東の二張』と称される賢人

 

  ※史実では、呉郡の四性でも張昭と兄弟でもありませんのでお間違い無きように。。。 

   呉郡の四性の中で張温しか見当たらなかった為、雪月の”脳内設定”です

 

  容姿は青眼で背丈は冥琳より少し低い 顔は姉の王林とは似ておらず童顔で人に安心感を与える顔立ちである

  髪は腰にまで届こうかという長く艶やかに保った黒髪を束ね、ポニーテールと呼ばれる髪型にしている事が多いが

  その日の気分により、長髪を肩辺りで束ね胸の前に垂らしている場合もあるようである

  服装は藍色を基調とした西洋風ドレスを身を纏っている

 

 ○魯粛 子敬 真名は琥珀(コハク)

 

  普段は思慮深く人当りも良い娘で、政略的思考を得意とし、商人ネットワークを駆使し情報収集・謀略を行う

  発明に携わる時、人格と言葉遣いが変化し、人格は燃える闘魂?状態、言葉遣いは関西弁?風の暑苦しい人に変化する

  このことから「魯家の狂娘・後に発明の鬼娘」と噂される

 

  ※穏(陸遜)は本をトリガーとして発情しちゃいますが、、琥珀(魯粛)は発明に燃えると・・・燃える闘魂に変身って感じです

 

  容姿は真名と同じく琥珀色の瞳をもち、髪は黒で肌は褐色がかっており月氏の特徴に似通っている

  背は明命と同じくらいで、服装は赤を基調としたチャイナドレスを身に纏っている

 

 ○張昭 子布 真名は王林(オウリン) 

 

  呉国の軍師の一人で主に内政を担当。 冥琳とはライバル同士で互いに意識する間柄である

   『呉郡の四姓』と呼ばれる有力豪族の張氏の出 雪蓮直々に出向き、妹の紅(張紘)と共に臣に迎え入れられる

  張紘と共に『江東の二張』と称される賢人

 

  妹の紅は「人情の機微を捉える」に対して「政(まつりごと)の機微を捉える」という感じでしょうか

 

  容姿は冥琳より少し高めで、紅と姉妹でありながら顔立ちが似ておらず、冥琳と姉妹と言われた方がピッタリの美人系の顔立ちである

  眼鏡は使用しておらず、服装は文官服やチャイナドレスを着用せず、珍しい”青眼”でこの眼が妹の紅と同じな事から

  姉妹と認識されている節もある 紫色を基調とした妹の紅と同じ西洋風のドレスを身を纏っている

 

 ○程普 徳謀 真名は楓(カエデ)

 

  緋蓮旗揚げ時よりの古参武将であり、祭と並ぶ呉の柱石の一人 「鉄脊蛇矛」を愛用武器に戦場を駆け抜ける猛将としても有名

  祭ほどの華々しい戦果はないが、”いぶし銀”と評するに値する数々の孫呉の窮地を救う働きをする

  部下達からは”程公”ならぬ『程嬢』と呼ばれる愛称で皆から慕われている

 

  真名は・・・素案を考えていた時に見ていた、某アニメの魅力的な師匠から一字拝借致しました・・・

 

  容姿は祭と同じくらいの背丈で、端正な顔立ちと豊かな青髪をうなじ辺りでリボンで括っている

  均整のとれた体格であるが胸は祭とは違いそこそこ・・・ちょっと惜しい残念さんである

 

 ○凌統 公績 真名は瑠璃(ルリ) 

 

  荊州での孫呉崩壊時(※外伝『砂上の楼閣』)に親衛隊・副長であった父・凌操を亡くし、贈った鈴をもった仇がいると

  知った凌統は、甘寧に対して仇討ちを試みるものの・・・敵わず返り討ちにあう間際に、一刀に救われ拾われることとなる

  以来、父の面影をもった一刀と母に対してだけは心を許すものの・・・未だ、父の死の傷を心に負ったまま

  呉の三羽烏の一人として日々を暮らしている

 

  容姿はポニーテールに短く纏めた栗色の髪を靡かせて、山吹色を基調とした服に身を包んでいる小柄な少女

 (背丈は朱里や雛里と同じくらい) 真名の由来で目が瑠璃色という裏設定もございます

 

  ○朱桓 休穆 真名は珊瑚(サンゴ)

 

  『呉郡の四姓』と呼ばれる有力豪族の朱氏の一族

  槍術の腕を買われ、楓の指揮下にいた 一刀の部隊編成召集時に選抜された中から、一刀に隊長に抜擢された『呉の三羽烏』の一人

  部隊内では『忠犬・珊瑚』の異名がある程、一刀の命令には”絶対”で元気に明るく忠実に仕事をこなす

 

  容姿:亞莎と同じくらいの背丈で、黒褐色の瞳に端正な顔立ちであり黒髪のセミロング 人懐っこい柴犬を思わせる雰囲気をもつ  

  胸に関しては豊満で、体格が似ている為よく明命から胸の事で敵視されている  

 

  ○徐盛 文嚮 真名は子虎(コトラ)

 

  弓術の腕を買われ、祭の指揮下にいた 一刀の部隊編成召集時に選抜された中から、一刀に隊長に抜擢された『呉の三羽烏』の一人

  『人生気楽・極楽』をモットーにする適当な性格であったが、一刀と他隊長である珊瑚と瑠璃・隊長としての責に接していく上で

  徐々に頭角を現し、後に部隊内では『猛虎』と異名される美丈夫に成長を遂げていくこととなる 

 

  容姿:思春と同じくらいの背丈で黒髪のショートヘア 体格も思春とほぼ同じく、遠めからでは瓜二つである 

  二人の区別の仕方は髪の色である(所属部隊兵談) またしなやかな動きを得意としている為、思春の弓バージョンと言える 

 

  ○諸葛瑾 子瑜 真名は藍里(アイリ)

 

  朱里の姉 実力にバラツキがあった為、水鏡から”猫”と称される

  その後、水鏡と再会時に”猫”が変じて”獅子”になりましたわねと再評価される

 

  天の御遣いの噂を聞きつけた藍里が冥琳の元を訪れ、内政・軍事・外交とそつなくこなす為、未熟であった一刀の補佐に転属させられる 

  初期には転属させられた事に不満であったが

  一刀に触れ与えられる仕事をこなす内に(わだかま)りも消え、一刀に絶大な信頼を寄せるようになる

  後に亞莎が専属軍師につくと、藍里の内政面への寄与が重要視される中で、藍里の器用な才を愛し、軍師としても積極的に起用している

 

  容姿は朱里より頭一つ高いくらい 茶髪で腰まであるツインドテール 朱里とよく似た童顔でありながらおっとりした感じである

  服装に関しては赤の文官服を着用しており、胸は朱里と違い出ている為、朱里とは違うのだよ 朱里とは・・・

  と言われているようで切なくなるようである(妹・朱里談)  

 

  ○太史慈 子義 真名を桜

 

  能力を開放しない雪蓮と一騎打ちで互角に闘った猛者  桜の加入により瑠璃が一刀専属の斥候隊長に昇格し

  騎馬弓隊を任されることとなった(弩弓隊・隊長 瑠璃→子虎、騎馬弓隊・隊長 子虎→桜に変更)

  本来の得物は弓で、腕前は祭を凌ぎ、一矢放てば蜀の紫苑と互角、多矢を同時に放てば秋蘭と互角という

  両者の良い処をとった万能型である

 

  武器:弓 不惜身命

  特に母孝行は故郷青州でも有名であり、建業の役人街が完成した際に一刀の薦めもあって一緒に迎えに行く

  隊長として挨拶した一刀であったが、桜の母はその際に一刀をいたく気に入り、是非、桜の婿にと頼み込む程であった

   

  容姿はぼん・きゅ・ぼんと世の女性がうらやむような理想の体型でありながら身長が瑠璃ぐらいという美少女系女子

  眼はブラウン(濃褐色)であり、肩下までの黒髪 気合を入れる時には、白い帯でポニーテールに纏める

  一刀の上下を気に入り、自身用に裁縫し作ってしまう程の手先の器用さもみせる

 

 ○高順

 

  「陥陣営」の異名をもつ無口で実直、百戦錬磨の青年 

  以前は恋の副将であったのだが、恋の虎牢関撤退の折、霞との友誼、命を慮って副将の高順を霞に付けた

  高順は恋の言いつけを堅く守り続け、以後昇進の話も全て断り、その生涯を通し霞の副将格に拘り続けた

 

 ○青(アオ)

  白蓮から譲り受けた青鹿毛の牝馬の名前

 

 ○馬騰 寿成 真名を翡翠(ヒスイ)

 

  緋蓮と因縁浅からぬ仲 それもその筈で過去に韓遂の乱で応援に駆けつけた呉公に一目惚れし

  緋蓮から奪おうと迫り殺りあった経緯がある

 

  この時、緋蓮は韓遂の傭兵だった華雄にも、何度と絡まれる因縁もオマケで洩れなくついて回ることとなるのだが・・・  

  正直な処、緋蓮としては馬騰との事が気がかりで、ムシャクシャした気持ちを華雄を散々に打ちのめして

  気分を晴らしていた経緯もあったのだが・・・当の本人は、当時の気持ちをすっかり忘れてしまっているが

 

  この事情を孫呉の皆が仮に知っていたのならば、きっと華雄に絡まれる緋蓮の事を自業自得と言いきったことだろう・・・

 

 

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今回で第3回目となります【 上位5名 】を第2章の拠点候補ヒロインとして決定するこの企画(1週毎リセット) 

投票形式、【”雪蓮と蓮華が除外”】は前回と同様ですが、前回以上に人数も増えておりまして

熾烈さが数段UPしておりますサバイバル投票(大泣 

 

この中から選ばれるヒロイン【 上位5名 】とは果たして一体 誰なのか!?

 

下記に20名控えていますので、コメント欄に1位~10位までの順位付けをお願いいたします(前回と同様に1週毎にリセット)

 

◎旧候補キャラ名: 緋蓮(孫堅)・小蓮・祭・楓(程普)・思春・明命・桜(太史慈)・瑠璃(凌統)・珊瑚(朱桓)・子虎(徐盛)

          冥琳・穏・亞莎・藍里(諸葛瑾)・琥珀(魯粛)・紅(張紘)・王林(張昭)

 

◎新候補キャラ名:霞、月、詠

 

 

一例:01位:緋蓮 02位:祭 03位:冥琳 04位:藍里 05位:紅 06位:王林 07位:瑠璃 08位:思春 09位:明命 10位:小蓮

といった具合に、コメント欄にカキコ、よろしくお願い致します<(_ _)>

 

※【得点配分は1位を10点 以下9・8と続き、10位が1点となり、次週との総得点の上位5名が第2章の拠点候補に決定

   5位が同得点の場合、重なった人数分制作致します】

 

【第2章 拠点候補 前半戦 集計】

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※修正必要有りの方がお二方 前回の得票の自身の"人選を重複"しないよう、気をつけて再投票をお願い致します<(_ _)>

修正記述がない場合、以下の点数を"無効"と致しますので、ご了承くださいませ

 

(観珪様投票)    03点 蓮華    理由:蓮華はすでに”決定済”除外候補なので

(西湘カモメ様投票)04点 月と詠   理由:お気持ちは痛いほど判ります・・・が、どちらかを選択してください(泣

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冥琳 34点(5票)08、10、09、03、04

瑠璃 29点(4票)10、02、09、08

霞   29点(4票)05、10、05、09

思春 28点(5票)01、09、05、10、03

緋蓮 26点(4票)08、06、05、07

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明命 24点(5票)02、04、08、09、01

亞莎 23点(3票)08、08、07

藍里 22点(4票)07、07、 06、02 

祭   21点(4票)10、01、06、04

月   19点(3票)09、05、05

穏   16点(2票)10、 06

桜   14点(2票)07、07

詠   12点(2票)06、06

紅   09点(3票)04、03、02

小蓮 04点(1票)04

楓   04点(2票)03、01

珊瑚 03点(1票)03

琥珀 03点(2票)01、 02

王林 02点(1票)02      

子虎 01点(1票)01

 

序章、第1章とぶっちぎりだった冥琳さんは、今回は瑠璃や霞に5点差に迫られているものの、トップを維持しているのはさすがの貫禄

冥琳さんとはうって変わり、祭さんと穏さんの得票が、この度霞と瑠璃に飲まれた感じかなと印象を持っております

 

霞と瑠璃が前半戦大健闘を見せておりますが、このまま後半戦勢いを維持できるのか? 祭さんと穏さんが滑り込むのか?

安定感のある思春さん、緋蓮さん、明命、亞莎、藍里といったメンバーが絡んで、火花を散らし当落を争いそうです

 

また”観珪様”、”西湘カモメ様”の前半戦の修正点数が加点されますと、ドンデン返しもありそうな気がしなくも・・・

 

後半戦に突入となりますが、他の皆様方からの御投票、感想ドシドシお待ちしております<(_ _)>

 

 ー 皆様の投票が第2章の拠点を変える! -

 

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【あとがき】

 

常連の読者の皆様、お初の皆様 こんばんは 雪月でございます

いつも大変お世話になっております

 

本日の話の中心は一刀が提案した”天下三分の計”を中心としたお話となっております

呉ルートの場合、冥琳の天下二分がお話の中心となる訳なのですが・・・

 

現在の一刀の構想では、馬騰軍も入れれば、”天下四分”になりそうなのですけどね・・・(滝汗

 

第3章となる今後は、有力諸侯達による大陸を制する為のサバイバルとなりますので

”天下3分”にまで集約するのかが、次章となる第3章の最大の焦点になるかと思います

 

先週から2週に渡って、第2章の拠点候補ヒロインを決める投票を行っております

一週毎のリセットですので、先週入れてくださった皆様もドシドシ御投票くださいませ~

皆様からの投票をお待ちしております<(_ _)>

 

皆様のご期待に出来るだけ添える内容となるよう、鋭意制作して参りたいと思っております

 

これからも皆様の忌憚のない御意見・御感想を、制作の糧にすべくお聞かせ下さいませ

作品の完結まで皆様のご支援、何卒よろしくお願い致します<(_ _)>

 

それでは次回更新まで(*´∇`)ノシ マタネ~♪


 
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