No.622580

真・恋姫†無双 ~孫呉千年の大計~ 第2章 20話

雪月さん

常連の皆様&お初の方もこんばんは いつもお世話になっております

この作品は真・恋姫†無双・恋姫†無双の2次創作となっております
主人公は北郷一刀 メインヒロインは雪蓮と蓮華と仲間達でお送りしております
※猶、一刀君はチート仕様の為、嫌いな方はご注意を! ※オリキャラ紹介は本文下記参照のこと

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2013-09-25 19:38:20 投稿 / 全6ページ    総閲覧数:4726   閲覧ユーザー数:3648

第2章 反董卓連合編 20話 『 反董卓連合終幕 其の4 後日譚 』

 

 

 

 

三国による軍事同盟が成った数日後、馬騰軍、孫策軍、劉備軍は出陣の準備を整え終え、漸く出発の時に至ろうとしていた

 

劉備軍は虎牢関で吸収し再編制した全兵力8000、 孫呉は15000を後詰に帯同させている

孫呉の残りの霞や緋蓮、瑠璃等の傷病兵を含む13000余りの将兵に関しては、行きと同じルートを辿り、建業まで帰途の予定であった

 

華琳達、曹操軍の大部分の部隊は、この後洛陽を離れ、陳留へと帰還の途につくようで

桂花と一部の部隊のみが、洛陽の駐屯と函谷関を制した時の受け渡しの為に同行するようであった

 

「それじゃ 母さん、瑠璃 しばらくの間、呉にてゆっくり養生しておいて

 霞、 月と詠、恋の家族を含めた皆の護衛よろしく頼むよ」

 

月と詠も見送りたいと申し出たのだが、もし誰かに見られては事だからと、現在は馬車にて恋の家族と共に先に待機中であった

 

「ええ そうさせてもらうわ」

「いってらっしゃいませ 一刀しゃま」

「うちに任しとき!」

 

緋蓮、瑠璃、霞の快活な声が辺りに響くと同時に、緋蓮は自身が今感じた”直感”をふと言葉にしたのだった

 

「大丈夫なの? 漢中の方は」

緋蓮には珍しく心配の声をあげたことに一刀は

 

「まぁ 確かに漢中を偵察した瑠璃がいないのは痛いが、瑠璃の代わりに月の護衛から任の解けた明命がいるし大丈夫さ

 それに孫呉が戦うなんてことは、まずないと思うけどね」

と緋蓮達に心配は無用と笑顔を振りまく そこへ・・・

 

「一刀様 蓮華様からの言伝でそろそろ出発したいと翡翠様から・・・」

と明命が伝令に来たようで・・・

 

「そうか 明命すまない それじゃ翡翠様に軍勢を進めてもらってくれ」

と明命に素早く返答をする一刀

 

「承りました 一刀様」

そう明命は一言頷くと皆へ目礼し足早に去っていく

 

「それじゃ 皆 建業でまた会おう」

 

一刀の別れの言葉に皆が笑顔で頷き、建業での再会を誓い合い別れる事となった

こうして再編制を終えた孫呉将兵達は、洛陽から西に進路を取る事となる

 

それからの翡翠の指揮は見事なモノで、馬騰軍は電光石火の快進撃をみせる

 

函谷関に到着するや明命を中心とした斥候部隊を自軍に紛れ込ませ隊を編制し

翡翠率いる自軍が、何食わぬ顔で函谷関の通過手続きをしている間に、翠と蒲公英の少数精鋭部隊が大門を即座に確保してしまう

 

あとは翡翠の部隊に紛れ込ませた明命の斥候部隊が

混乱する函谷関内へと楽々と潜入を果たし、次々と守備兵を殺すことなく縛りあげていった

さすがにこの状況では、函谷関を守備する兵達が、危急を告げに長安へと奔ったり

援軍の要請をする暇など全くなかったのである

 

縛り上げていた函谷関の守備兵の後始末を、桂花達、曹操軍の者達に後事を託すと

馬騰、劉備、孫策軍一同は意気揚々と函谷関を進発

 

函谷関と同様の手筈で長安へも楽々潜入を果たし、馬騰軍の将兵達は労せずして、長安における各省庁と各門を次々に制する事に成功

ここまで劉備軍の将兵の損耗は0と、あっけないくらいに作戦が成功したのである

 

そして長安の後始末を翡翠、翠、蒲公英達、馬騰軍の面々に任せ、劉備軍と孫策軍は一路、南の漢中へと進路を取ったのである

 

そんな函谷関、長安を電光石火の陥落劇で制した事を知らないというのも当然な話で

漢中を治めている張徴軍がこの事実を知ったのは、いち早く長安から逃亡し逃げ延びた商人から聞き及び

劉備軍と孫策軍が漢中へと迫る僅か一日前の事だったのだ

 

「馬騰が長安を落としただけでなく、りゅ劉備に孫策軍がここ漢中に侵攻だと!? 兵力はいかほどだ!?

 一体どういうことなのだ!? 連合軍は解体されたのではなかったのか!? 漢王朝は!? 十常侍・張譲殿はどうなったのだ!?

 しかもあと一日足らずでこちらに到着するだと!? いっ急ぎ”あの者”へ使者を送れ!」

 

「ハハッ」

 

張徴の頭の中の混乱の度合いは酷く、怒鳴り声をあげて部下へと命令するという慌しさであったのだ

漢中の街は上へ下への大騒ぎとなっており、明命率いる斥候部隊は何の障害もなく、この時すでに街中へと紛れる事に成功していたのである

 

そうした事情を一切知らない張徴は、守りに堅いと自負している漢中を囲む城塞の門を堅く閉ざし篭城の構えを見せるのであった

漢中を東西南北の各城門を取り囲むには、劉備軍の兵数を分けていたのでは僅か2000足らずとなり、到底力を出し切れないと判断した

 

ならばと、昔から長い戦火があった為、補修しても脆くなっている北門を桃香、愛紗、朱里の兵4000

劉表との長年争いのあった東門を鈴々、星、雛里の兵4000が担当し

戦力を2分割に集中させ、細かく交代分業させながら、一大攻勢をかけて攻城戦に臨んでいたのだった

 

なので、比較的弱い北門と東門に劉備軍の兵力を集中させ、西門と南門、主に援軍に来るかも知れないと予想した劉璋軍対策として

西門と南門には孫呉の軍勢が配備されることになったが、所詮、敵軍が劉備軍に対して集中しない為の引き付け役に過ぎなく

要するに、囲むのを手伝いはするけれど、ほぼ劉備軍独力で漢中を落としなさいというサインでもあったのだ

 

そして西門、南門を取り囲む旗は孫呉軍の物ではなく、劉備軍からの借り物、軍装も外套だけ緑色に統一させているという

なんともお粗末なモノであったが、遠目から矢で門へと射掛ける分には、これで何の問題もないと判断されたのである

 

事実、張徴達は劉備軍の兵数を掴み損ねており

孫呉軍が劉備軍の後に控えているものとばかり思っていたのだから・・・とんだお笑い種である

 

西門に雪蓮、紅が率いる5000 南門に蓮華と楓、穏が率いる5000 各部隊への補助、後詰に一刀、亞莎、藍里が率いる5000

三つに分けて陣を構成し、万全を期して臨んでいた孫呉軍である

 

だがここに、緋蓮が危惧した通りの情報が、劉備軍に飛び込む事となる

張徴が発した”あの者”、上庸方面から未確認の部隊が、張徴軍の援軍に来ているとの一報が舞い込んできたのであった

 

 

 

 

上庸方面から未確認の部隊に関しての情報は、東方面へと斥候を放っていた朱里を介して

すぐさま藍里の元へと届けられ、後詰部隊を率いる一刀の元へともたらされる事となった

 

後詰部隊では、急遽藍里、亞莎といった首脳が緊急召集され、対策を練るための会議が開かれるのであったが・・・

 

「亞莎 どうだ?」

「明命が漢中に潜入してしまっているので・・・情報の入手が遅く・・・

 一刀様 未確認の部隊には今の処、我が軍の後詰5000だけで何とか対処するしか・・・ないのでしょうか?」

亞莎は困った表情を隠そうともしないで、そう一刀に進言した

 

「ふぅ~~~ そうなるだろうな・・・ 西と南の各門から援軍を要請しては、北と東門の劉備軍の被害が大きくなるだけだしな

 未確認の部隊は方角的にいっても劉表軍ではないのか? それ以外に考えられないんだが未確認っていうのが厄介だな 

 

 瑠璃が離脱したのが是ほど厄介とはな・・・ 瑠璃の有り難さが身に染みるよホント・・・ 

 しかも母さんの心配が当たった格好か それにしても母さんといい雪蓮といい・・・二人の”勘”は本当馬鹿に出来ん」

 

深く飲み込んでいた息を長く静かに吐いて、愚痴りつつ自身の考えを即座に纏めていく一刀であったが、そこへ劉備軍からの追加情報が届く 

 

相手は深紅の呂旗、総兵数は1万ほどとの驚愕の事実が一刀達にもたらされ

後詰本陣に集っていた一同を凍りつかせるのに十分な内容であった・・・

 

虎牢関を離脱した恋達は、劉表達が一向に兵を出さず抵抗しない事を確認すると

新野、川の浅瀬、襄陽と騎馬で一気に駆け抜け、さすがに都市としての防衛機能が高い漢中に攻め入るのは無謀であると判断したねねは

上庸にいた劉表軍を蹴散らして、そこを拠点と見定め兵を駐屯させたのであった

 

劉表から領土を切り取るのも良し、西の漢中をジックリと押さえるのも良しと考えていたねねであったが

ちょうどその時、張徴から同盟の申し出の使者がやってきた為、盟を結び行動指針を上庸から東の劉表の領土を切り取る算段をしていた処に

まだ舌の根も乾かぬ内に、盟があることを利用し援軍を送ってきて欲しい等と

調子の良いことを言って来た張徴に、渋々ながらこうして出張ってきた訳だったのだ

 

そんな呂布軍の事情を一刀達が知る由もなく、ここに来て全ての計画がひっくり返され

台無しとなる可能性がある、危機的な状況を迎えていたのであった

 

「それにしてもまさか・・・ これは予想外でした

 南から反転し西へと向かった呂布軍が、新野や襄陽を通り越して上庸にいたなんて・・・

 しかもこんな短期間の間に、張徴と同盟を結んでいる手腕・・・正直恐れ入りました」

 

藍里もまた悲痛な面持ちで感想を述べ終えると、主である一刀を心配そうに見つめていた

 

「各城門の援助を受け、今囲みを解けば張徴の勢いが増して被害が拡大するのは必定 ならば・・・覚悟を決めるしか・・・」

と亞莎は藍里の言葉を受け、一刀に決心を促しているようであった

 

「ここに至ってはしょうがあるまい・・・ ・・・そうだな 高順がいたな 彼を至急呼んでくれないか? 」

「高順さんですね 承知いたしました では早速」

といい終えるや、僅かの時間も惜しいので、後詰本陣を急いで走り出て行く藍里

 

半刻もせずに高順が見つかったのであろう 藍里が高順を伴って本陣へと帰ってくる

 

「あの・・・ 御遣い様 何か御用で?」

 

霞の代理の将として、この度の戦に帯同していた高順であったが

一刀に呼ばれるような用があるとは思っていなかっただけに、ビックリした様子で藍里に従い本陣へとやってきていた

 

「フッ 御遣い様は止してくれと言ってるだろうに・・・まぁ それは後にするとして・・・

 高順 君は確か以前は恋の副将だったよな?」

 

「はい そうですが?」

一刀の質問の意図がまだ見えない高順は首を傾げつつ問いに答える

 

「緊急だ 東から深紅の呂旗が迫ってきているとの報告を劉備軍斥候から得た」

「!?」

高順の眼が大きく見開かれる 高順としてもさすがに恋達がこの戦いに参加するとは夢にも思っていなかったのだろう

さすがは飛将軍呂布、味方であり久しく忘れていたが、常人が持つ常識という概念を軽く覆す飛び越えた存在と再認識する高順であった

 

「できる事ならここで戦いによる消耗戦は是非とも避けたい処なんだ

 斥候が掴んだ報告では、相手は我々後詰部隊の兵数の倍1万程との報告があった

 霞が今いないので、恋と顔見知りの人物である君に、俺の側にいて説得の補助を頼めないか?」

 

「委細承知!」

 

一刀の頼みにすぐさま拱手し答える高順であった

 

「亞莎!、藍里!」

 

「「はいっ!」」

 

「万が一も有り得る 雁行の陣に陣替をしておいてくれ ダメな時は指示を送るので、弓と弩弓を使い周りから兵を削いでいくつもりだ

 西門の雪蓮と南門の蓮華に至急伝令を送って、兵1000づつ、計2000の援軍をこちらに遣してくれと伝えてくれ

 

 それと東門を攻める劉備軍と共に挟み込む事になろう そう東門を指揮する星に伝えておいてくれ」

 

「「承知致しました」」

 

この危機的状況に素早く対応する一刀を補佐すべく、それぞれ行動に移していく高順、亞莎、藍里の三人であった

 

この漢中での戦いの最大の山場と言える危機的状況が、今静かに幕が開かれようとしていたのだった・・・

 

 

 

 

一刀達がこうして恋の対処を練っている間に、情報通り突如として漢中東より現れた呂布軍、漢中への進軍を阻むべく軍を展開させる孫呉軍

深紅の呂旗と赤々と燃え出づる孫旗が対峙し静かにはためいていた・・・

 

すると孫呉軍から二人の姿が両軍中央付近へと進み出でてきた

その姿を確認した恋が、怒りの眼差しを向け、猛然と赤兎を疾駆させ、中央の二人の前へと踊り出てきたのである

 

恋の身体中には今も尚、包帯が巻かれ痛々しい姿であったが

気丈にも方天画戟を一刀に突きつけ、庇おうとする高順を静かに手で制する一刀

 

「お久しぶりだねと言ってもそんなに経っていないか・・・ 出来れば君と争いたくはない ここから退いてはもらえないだろうか?」

そう静かな声で恋に語りかける一刀に対し

 

「切り刻まないだけマシに思え! 張徴と盟があったから恋達はここへ来ただけ!」

と一刀へイライラを隠そうともせず、怒りを露わに答える恋であった

 

「盟? いつの間に・・・ それに何をそんなに怒っているんだ? 恋」

 

怒りの矛先が解らないだけに、尚も冷静に対処しようと恋へと更に近付こうとする一刀であったが

方天画戟をさらに前へと突き出し一刀が動く事を制する恋

 

「一刀 恋に嘘言った! 霞や高順を取り込んだだけでなく、おまえ(・ ・ ・)は月も詠も見棄てて殺した! 絶対に許さない!」

恋は途中から怒り故か、一刀の事をおまえと言い罵り怒りをぶつけて来た

 

「恋様に対して御遣い様は嘘を申しておりません!」

「高順・・・」

一刀を猶も庇う高順を見て、恋はもの悲しげな表情でこちらを見つめてきた

 

「いいんだ 高順 そうか・・・ それで君は怒っていたんだな? そちらの事情は全て察した 

 

 ・・・じゃ 答えよう 虎牢関から去った君達の動向を我々は追っていなかったんだ

 だから君達が今、上庸郡にいるなんて事を我々は把握していなかったし、張徴と同盟を組んでいた事も知らなかった

 

 そして本題だが、月と詠の死亡を流布した事に関しては

 人々の頭から記憶を抹消させる為に、敢えて死んだと誤認させる必要性があったからだ」

 

一刀は恋の質問に対し、虎牢関で別れてからの事実を淡々と話していた訳なのだが・・・

 

「そんなの嘘!」

 

恋の心は月も詠も友、家族さえも失って冷え切っており

一刀の真実の言葉が、恋の心の奥底にまで浸透していかなかったのである・・・

 

「嘘ではありません! 御遣い様はすべて事実を言っておられていらっしゃいます!」

 

物静かな青年の高順の叫びに、少し動揺の色をみせる恋ではあったものの・・・

表情を弛める事はなく、キッと二人を睨みつける恋であった

 

「俺の言っている事が信用出来ないのであろう? ならば、こちらからも恋に対し一つ提案をしよう 

 

 後日となってしまうが、霞の方から君宛に書簡を送らせるよう手配させる もちろん月と詠の書簡も含めてだ

 これならば二人が生きている証となろう?」

 

「そんなの・・・ 今を逃げるためだけの口実・・・」

恋は眉間に皺を作り、未だに苦渋に満ちた堅い表情を崩そうとしない

 

「君達との過日の約束通り、月も詠もそして洛陽にいた”君の家族という動物達”も無事に霞と共に助け出し

 今建業へと移動してもらっている最中だ

 君の家族のセキトと張々だっけ? 賢い子で皆の移動を先導し手伝ってくれたよ」

 

「・・・!?」

恋の怒り一色に染まっていた表情が、刹那に戸惑いの色を瞳に宿したのだった・・・

 

「俺が知っている事情と情報はこんな処だが・・・ どうだろう? 怒りを静めて出来れば撤退してもらえないかな?」

 

そう笑顔を交えながら一刀が一心に最後の言葉を恋へと紡ぐ これでダメなら戦うしかしょうがあるまい そう心に決意しながら・・・

尚も一刀に方天画戟を突きつけつつ、恋は怒りの眼差しを一刀に送り続けていたが・・・

 

一刀が嘘を言っていない事を信じたのか、或いは何を見抜いたのかは判らないが、突きつけていた方天画戟を下ろし

 

「ありがとう・・・」

 

恋の怒りが一瞬にて霧散し、少し俯き加減にそう一刀に一言言い残し呟き終えると

赤兎は主人の意を察し、馬首を返して颯爽と自軍へ駆け戻っていったのだった・・・

 

一方、方天画戟を突きつけていた筈の恋が、一刀達に何もせず突然こちらに帰ってきた事に、驚きを隠せないねねであった・・・ 

こちらへ帰ってきた恋が、ねねへたどたどしく何時もの口調で説明を終えるや・・・

 

「恋殿・・・ それはあの男が我らを誑かし嘘を言って・・・」

恋から事情を聞いたねねは、即座に一刀が嘘をつき我らを誑かしたと反論しようとしたが、恋は素早く首を横に振って否定の意を表した

 

「一刀 セキトと張々が先導し引越し手伝ったとそう言っていた・・・

 セキト達には一度も会った事がない一刀が、”先導”出来る事実を知りよう筈ない

 それにあの高順が・・・命をかけてずっと一刀を庇ってた 仮に月や詠を本当に殺したというのなら・・・

 霞や高順はきっとあそこにいる筈ない 命をかけて一刀を庇ったりなんてしない・・・」

 

気のせいかもしれないが、そう言い切った恋の表情は、少し嬉しそうに微笑んでいるように見えたねねであったのだ

 

「うっ・・・ 家族の動物達を”先導”出来るのはセキトと張々だけ・・・

 それは霞や高順といった身内ですら知らない、恋殿とねねだけが知る事実です

 それを北郷が知っているという事は・・・ しかもあの高順まで庇うとは・・・ ぐぬぬぬ」

 

恋に説明された事は一々最もで、少しも反論のしようがなく、一刀に対する怨念を飲み込むねねであった

 

「家族の受けた恩義は、張徴との盟より重い ねね・・・だから退く!」

ねねに対して、今度は力強くハッキリとした口調で撤退を指示する恋

 

「はいです 恋殿・・・ そういうことならば、致し方ありませぬ ねねも同じ想いです

 皆の衆 聞きましたな? 上庸へ急ぎ退くのです!」

 

「しかし・・・同盟の件で派遣されたのでは?・・・」

と尚も側近の者が口を挟んでくるものの・・・

 

「死人に口なしですぞ! 弱き落人となった張徴如きが、我々に何を言おうとも無駄な行為なのです! 

 それとも盟を重視し、我々の恩人に弓引きここで争う事の方が、貴方は重要・・・だとでも言うのですか?

 

 恋殿やねねは、其処まで恩知らずではなく、また人としてそこまで落魄れていないのです!

 これ以上 恋殿やねねに文句があるのなら、勝手に張徴を助けに行けばいいのです! 恋殿やねねは止めはしませんぞ?」

 

「・・・うっ!?」

 

そうねねに言い放たれては、注進した部下は沈黙せざるを得なくなり、追従する者がいなくなった所で

恋とねねの指示に従い、呂布軍は対峙していた孫呉軍から一斉に兵を退き、粛々と上庸へと引き返していったのである

 

 

「危機は・・・去ったのかな? これ?」

「・・・でしょうかね?」

と高順とお互いの顔を付き合わせ、危機が回避できた事に静かに胸に溜まった息を吐き、安堵する二人であった

 

「あはは・・・ さすがに最後は全滅の覚悟をしたよ・・・ 身体中冷や汗でベットリだよ・・・」

「・・・心中お察し致します」

と淡々と一刀に答える高順の様子に

 

「高順 君は表情一つ変えないねぇ 君ほどの強心臓を俺は持ちたいものだよ・・・」

「・・・ご冗談を 私とて槍を持つ手に汗がベットリですよ・・・ 槍を落とさないか気が気でありませんでした」

 

そう一刀に答え、手のひらを一刀に突き出す高順 高順がそっと差し出した手の平と槍には

太陽に照らされ光り輝く雫が、一刀の眼に飛び込んできたのだった

 

「お互い様・・・」

「ですね」

 

「「アハハハハハハ」」

 

恋達が立ち去っていく様子を、死線を見事潜り抜けた一刀と高順は、互いの顔を見合わせ苦笑しつつ

彼女達が退却してゆく姿をそっと見送るしかしょうがなかったようであった

 

一方、呂布軍の進軍にもうすぐ囲みが解けるモノと信じて疑わなかった張徴を始めとした重臣達であったものの・・・

 

「何だと!? 呂布軍が戦わずに撤退していっただと!? 何故だ!? どうしてだ!?

 跡目争いで兄、張魯を追い出し、漸く我が手に漢中を・・・なのに

 その矢先に、のこのことやってきおった小物の劉備如きに、我は負ける・・・とでもいうのか!」

 

 

部下の報告に、頭をフラフラとさせ目の前が揺らぎ意識を失いかける張徴

張徴の叫び怒りは尚も収まらず、玉座に虚しく木霊するのであった・・・

 

 

一刀の指示を受けた明命が、呂布軍の援軍が来ないと落胆し、警戒が疎かになった数日後の夜陰に紛れて隙を衝く

漢中の北門と東門の城壁をうち崩し、劉備軍の侵攻をアシストする事に無事成功

 

北からは愛紗が、東からは鈴々と星が部隊を次々と展開させ、漢中を少数の被害で無事制圧することに成功する

劉備軍が短期間にて無事に漢中を制した事により、漸く同盟の初期段階が完了したといえた

 

 

あとはそれぞれの勢力に課された道を只管、がむしゃらに前へと突き進むまで・・・

 

「つまらない物だが そちらの方で良きように使ってくれ」

「「!!?」」

朱里と雛里が一刀から渡された中身の代物に、驚愕の表情を浮かべている間にも、一刀達は軍を移動

 

劉備軍一向に見送られながら、途中、馬騰軍が治める長安へ一日逗留し、函谷関、洛陽へと戻り

そこからは華琳が態々用意してくれたという水軍を利用し、黄河を下り外洋へと出て

数週間ほどの期間を費やして、漸く無事に建業へと帰還した一刀達であった

 

後日、一刀が約束した通り、恋とねね達の元へ2通の書簡が届けられた

 

一刀が約束した書簡には、見覚えのある月と詠の手跡で書かれた二人の近況報告と

恋の家族のセキトや張々の足跡が付いた家族の近況を知らせる書簡を見るに到り

大切な人達と家族の無事を喜び、漸く安堵する恋とねねの二人であったが

書簡の存在を残し、月と詠達に後々危害が及ばないよう焼き棄てて欲しいとの記述も忘れていなかった

 

書簡を確認し終えた恋とねねの二人は、セキトや張々の足跡が付いた書簡は恋の懐へと忍ばせ

月と詠の近況を報告した書簡の方を、すぐさま焼き証拠を隠滅したそうである

 

 

 

 

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●『真・恋姫†無双 - 真月譚・魏志倭人伝 -』を執筆中

 

※本作品は【お気に入り登録者様限定】【きまぐれ更新】となっておりますので、ご注意を

人物設定などのサンプル、詳細を http://www.tinami.com/view/604916 にて用意致しております

 

上記を御参照になられ御納得された上で、右上部にありますお気に入り追加ボタンを押し、御登録のお手続きを完了してくださいませ

お手数をおかけ致しまして申し訳ありませんが、何卒ご了承くださいますよう、よろしくお願いいたします<(_ _)>

 

■■■【オリジナル人物紹介】■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

 

 

 ○孫堅 文台 真名は緋蓮(ヒレン) 

 

  春秋時代の兵家・孫武の子孫を称し、各地で起こった主導権争いに介入し

  『江東の虎』の異名で各地の豪族を震撼させた

  優秀な人材を率い転戦、やがて軍閥化し孫家の基礎を築いた

 

  容姿:髪は桃色で、孫家独特の狂戦士(バーサーカーモード)になると、右目が赤色に変化するのが特徴で、平時は量目とも碧眼である

  祭と同じく胸が豊満で背は祭より高い 体格は祭よりすこし大きい 顔立ちは蓮華というより雪蓮に似ているだろうか

 

 ○張紘 子綱 真名は紅(コウ) 

 

  呉国の軍師の一人で主に外交を担当。 魏の程昱(風)の呉版と考えていただけると理解しやすいだろう

   『呉郡の四姓』と呼ばれる有力豪族の張氏の出 雪蓮直々に出向き、姉の張昭と共に臣に迎え入れられる

  張昭と共に『江東の二張』と称される賢人

 

  ※史実では、呉郡の四性でも張昭と兄弟でもありませんのでお間違い無きように。。。 

   呉郡の四性の中で張温しか見当たらなかった為、雪月の”脳内設定”です

 

  容姿は青眼で背丈は冥琳より少し低い 顔は姉の王林とは似ておらず童顔で人に安心感を与える顔立ちである

  髪は腰にまで届こうかという長く艶やかに保った黒髪を束ね、ポニーテールと呼ばれる髪型にしている事が多いが

  その日の気分により、長髪を肩辺りで束ね胸の前に垂らしている場合もあるようである

  服装は藍色を基調とした西洋風ドレスを身を纏っている

 

 ○魯粛 子敬 真名は琥珀(コハク)

 

  普段は思慮深く人当りも良い娘で、政略的思考を得意とし、商人ネットワークを駆使し情報収集・謀略を行う

  発明に携わる時、人格と言葉遣いが変化し、人格は燃える闘魂?状態、言葉遣いは関西弁?風の暑苦しい人に変化する

  このことから「魯家の狂娘・後に発明の鬼娘」と噂される

 

  ※穏(陸遜)は本をトリガーとして発情しちゃいますが、、琥珀(魯粛)は発明に燃えると・・・燃える闘魂に変身って感じです

 

  容姿は真名と同じく琥珀色の瞳をもち、髪は黒で肌は褐色がかっており月氏の特徴に似通っている

  背は明命と同じくらいで、服装は赤を基調としたチャイナドレスを身に纏っている

 

 ○張昭 子布 真名は王林(オウリン) 

 

  呉国の軍師の一人で主に内政を担当。 冥琳とはライバル同士で互いに意識する間柄である

   『呉郡の四姓』と呼ばれる有力豪族の張氏の出 雪蓮直々に出向き、妹の紅(張紘)と共に臣に迎え入れられる

  張紘と共に『江東の二張』と称される賢人

 

  妹の紅は「人情の機微を捉える」に対して「政(まつりごと)の機微を捉える」という感じでしょうか

 

  容姿は冥琳より少し高めで、紅と姉妹でありながら顔立ちが似ておらず、冥琳と姉妹と言われた方がピッタリの美人系の顔立ちである

  眼鏡は使用しておらず、服装は文官服やチャイナドレスを着用せず、珍しい”青眼”でこの眼が妹の紅と同じな事から

  姉妹と認識されている節もある 紫色を基調とした妹の紅と同じ西洋風のドレスを身を纏っている

 

 ○程普 徳謀 真名は楓(カエデ)

 

  緋蓮旗揚げ時よりの古参武将であり、祭と並ぶ呉の柱石の一人 「鉄脊蛇矛」を愛用武器に戦場を駆け抜ける猛将としても有名

  祭ほどの華々しい戦果はないが、”いぶし銀”と評するに値する数々の孫呉の窮地を救う働きをする

  部下達からは”程公”ならぬ『程嬢』と呼ばれる愛称で皆から慕われている

 

  真名は・・・素案を考えていた時に見ていた、某アニメの魅力的な師匠から一字拝借致しました・・・

 

  容姿は祭と同じくらいの背丈で、端正な顔立ちと豊かな青髪をうなじ辺りでリボンで括っている

  均整のとれた体格であるが胸は祭とは違いそこそこ・・・ちょっと惜しい残念さんである

 

 ○凌統 公績 真名は瑠璃(ルリ) 

 

  荊州での孫呉崩壊時(※外伝『砂上の楼閣』)に親衛隊・副長であった父・凌操を亡くし、贈った鈴をもった仇がいると

  知った凌統は、甘寧に対して仇討ちを試みるものの・・・敵わず返り討ちにあう間際に、一刀に救われ拾われることとなる

  以来、父の面影をもった一刀と母に対してだけは心を許すものの・・・未だ、父の死の傷を心に負ったまま

  呉の三羽烏の一人として日々を暮らしている

 

  容姿はポニーテールに短く纏めた栗色の髪を靡かせて、山吹色を基調とした服に身を包んでいる小柄な少女

 (背丈は朱里や雛里と同じくらい) 真名の由来で目が瑠璃色という裏設定もございます

 

  ○朱桓 休穆 真名は珊瑚(サンゴ)

 

  『呉郡の四姓』と呼ばれる有力豪族の朱氏の一族

  槍術の腕を買われ、楓の指揮下にいた 一刀の部隊編成召集時に選抜された中から、一刀に隊長に抜擢された『呉の三羽烏』の一人

  部隊内では『忠犬・珊瑚』の異名がある程、一刀の命令には”絶対”で元気に明るく忠実に仕事をこなす

 

  容姿:亞莎と同じくらいの背丈で、黒褐色の瞳に端正な顔立ちであり黒髪のセミロング 人懐っこい柴犬を思わせる雰囲気をもつ  

  胸に関しては豊満で、体格が似ている為よく明命から胸の事で敵視されている  

 

  ○徐盛 文嚮 真名は子虎(コトラ)

 

  弓術の腕を買われ、祭の指揮下にいた 一刀の部隊編成召集時に選抜された中から、一刀に隊長に抜擢された『呉の三羽烏』の一人

  『人生気楽・極楽』をモットーにする適当な性格であったが、一刀と他隊長である珊瑚と瑠璃・隊長としての責に接していく上で

  徐々に頭角を現し、後に部隊内では『猛虎』と異名される美丈夫に成長を遂げていくこととなる 

 

  容姿:思春と同じくらいの背丈で黒髪のショートヘア 体格も思春とほぼ同じく、遠めからでは瓜二つである 

  二人の区別の仕方は髪の色である(所属部隊兵談) またしなやかな動きを得意としている為、思春の弓バージョンと言える 

 

  ○諸葛瑾 子瑜 真名は藍里(アイリ)

 

  朱里の姉 実力にバラツキがあった為、水鏡から”猫”と称される

  その後、水鏡と再会時に”猫”が変じて”獅子”になりましたわねと再評価される

 

  天の御遣いの噂を聞きつけた藍里が冥琳の元を訪れ、内政・軍事・外交とそつなくこなす為、未熟であった一刀の補佐に転属させられる 

  初期には転属させられた事に不満であったが

  一刀に触れ与えられる仕事をこなす内に(わだかま)りも消え、一刀に絶大な信頼を寄せるようになる

  後に亞莎が専属軍師につくと、藍里の内政面への寄与が重要視される中で、藍里の器用な才を愛し、軍師としても積極的に起用している

 

  容姿は朱里より頭一つ高いくらい 茶髪で腰まであるツインドテール 朱里とよく似た童顔でありながらおっとりした感じである

  服装に関しては赤の文官服を着用しており、胸は朱里と違い出ている為、朱里とは違うのだよ 朱里とは・・・

  と言われているようで切なくなるようである(妹・朱里談)  

 

  ○太史慈 子義 真名を桜

 

  能力を開放しない雪蓮と一騎打ちで互角に闘った猛者  桜の加入により瑠璃が一刀専属の斥候隊長に昇格し

  騎馬弓隊を任されることとなった(弩弓隊・隊長 瑠璃→子虎、騎馬弓隊・隊長 子虎→桜に変更)

  本来の得物は弓で、腕前は祭を凌ぎ、一矢放てば蜀の紫苑と互角、多矢を同時に放てば秋蘭と互角という

  両者の良い処をとった万能型である

 

  武器:弓 不惜身命

  特に母孝行は故郷青州でも有名であり、建業の役人街が完成した際に一刀の薦めもあって一緒に迎えに行く

  隊長として挨拶した一刀であったが、桜の母はその際に一刀をいたく気に入り、是非、桜の婿にと頼み込む程であった

   

  容姿はぼん・きゅ・ぼんと世の女性がうらやむような理想の体型でありながら身長が瑠璃ぐらいという美少女系女子

  眼はブラウン(濃褐色)であり、肩下までの黒髪 気合を入れる時には、白い帯でポニーテールに纏める

  一刀の上下を気に入り、自身用に裁縫し作ってしまう程の手先の器用さもみせる

 

 ○高順

 

  「陥陣営」の異名をもつ無口で実直、百戦錬磨の青年 

  以前は恋の副将であったのだが、恋の虎牢関撤退の折、霞との友誼、命を慮って副将の高順を霞に付けた

  高順は恋の言いつけを堅く守り続け、以後昇進の話も全て断り、その生涯を通し霞の副将格に拘り続けた

 

 ○青(アオ)

  白蓮から譲り受けた青鹿毛の牝馬の名前

 

 ○馬騰 寿成 真名を翡翠(ヒスイ)

 

  緋蓮と因縁浅からぬ仲 それもその筈で過去に韓遂の乱で応援に駆けつけた呉公に一目惚れし

  緋蓮から奪おうと迫り殺りあった経緯がある

 

  この時、緋蓮は韓遂の傭兵だった華雄にも、何度と絡まれる因縁もオマケで洩れなくついて回ることとなるのだが・・・  

  正直な処、緋蓮としては馬騰との事が気がかりで、ムシャクシャした気持ちを華雄を散々に打ちのめして

  気分を晴らしていた経緯もあったのだが・・・当の本人は、当時の気持ちをすっかり忘れてしまっているが

 

  この事情を孫呉の皆が仮に知っていたのならば、きっと華雄に絡まれる緋蓮の事を自業自得と言いきったことだろう・・・

 

 

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※まず始めに、観珪様、Alice.Magic様、ぱちしえ様、西湘カモメ様、naku様、バズズ様、禁なる玉⇒金球様

  さすらいのハリマエ様、九条さん(前半戦からの投票順)

 この度の投票にご協力くださいました皆様に、厚く御礼申し上げます<(_ _)>

 

  第2章拠点ヒロイン候補の投票の詳細は”あとがき”の上に記載しております

 そちらを参照くださいますよう、よろしくお願い致します<(_ _)>

 

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【前半戦】

 

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01位:冥琳 34点(5票)08、10、09、03、04

02位:瑠璃 29点(4票)10、02、09、08

02位:霞   29点(4票)05、10、05、09

02位:緋蓮 29点(5票)08、06、05、07、03(修正前5位)

05位:思春 28点(5票)01、09、05、10、03

 

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06位:明命 24点(5票)02、04、08、09、01

07位:亞莎 23点(3票)08、08、07

07位:月   23点(4票)09、05、05、04(修正前10位)

09位:藍里 22点(4票)07、07、06、02 

10位:祭   21点(4票)10、01、06、04

11位:穏   16点(2票)10、06

12位:桜   14点(2票)07、07

13位:詠   12点(2票)06、06

14位:紅   09点(3票)04、03、02

15位:小蓮 04点(1票)04

15位:楓   04点(2票)03、01

17位:珊瑚 03点(1票)03

17位:琥珀 03点(2票)01、02

19位:王林 02点(1票)02      

20位:子虎 01点(1票)01

 

観珪様 修正 03点 緋蓮

西湘カモメ様 修正 04点 月

 

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【後半戦】

 

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01位:冥琳 47点(7票)05、04、05、09、08、06、10

02位:祭   46点(6票)01、06、10、10、10、09

03位:緋蓮 44点(7票)05、04、08、04、06、10、07

04位:思春 34点(6票)10、07、05、03 03、06

05位:瑠璃 32点(5票)03、08、06、10、05

 

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06位:亞莎 31点(5票)07、09、05、05、05

07位:紅   30点(7票)06、03、03、04、03、09、02

08位:桜   28点(4票)10、07、04、07

09位:明命 27点(4票)09、08、06、04

10位:藍里 24点(4票)09、06、07、02

11位:月   20点(4票)09、07、01、03

12位:穏   19点(3票)04、09、08

13位:詠   16点(2票)08、08

14位:琥珀 09点(2票)07、02

15位:珊瑚 08点(1票)08

15位:霞   08点(3票)02、02、04

17位:王林 05点(3票)02、02、01

17位:楓   05点(3票)01、01、03

19位:子虎 03点(2票)02、01

20位:小蓮 02点(2票)01、01

 

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【総合】→結果【第2章拠点候補ヒロインは、”冥琳”、”緋蓮”、”瑠璃”、”祭”、”思春”の以上5名に決定いたしました】

 

《今回》  《1章順位》《総得点》《総得票》        《順位得点》

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01位:冥琳 (01位)  81点  (12票)08、10、09、03、04/05、04、05、09、08、06、10

02位:緋蓮 (03位)  73点  (12票)08、06、05、07、03/05、04、08、04、06、10、07

03位:瑠璃 (10位)  70点  (09票)10、02、09、08/03、08、06、10、05

04位:祭   (02位)  67点  (10票)10、01、06、04/01、06、10、10、10、09

05位:思春 (05位)  62点  (11票)01、09、05、10、03/10、07、05、03、03、06

 

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06位:亞莎 (08位)  54点  (08票)08、08、07/07、09、05、05、05

07位:明命 (06位)  51点  (09票)02、04、08、09、01/09、08、06、04

08位:藍里 (11位)  46点  (08票)07、07、 06、02/09、06、07、02

09位:月   (--位)  43点  (08票)09、05、05、04/09、07、01、03

10位:桜   (13位)  42点  (06票)07、07/10、07、04、07

11位:紅   (09位)  39点  (10票)04、03、02/06、03、03、04、03、09、02

12位:霞   (--位)  37点  (07票)05、10、05、09/02、02、04

12位:穏   (04位)  37点  (05票)10、06/04、09、08

14位:詠   (--位)  28点  (04票)06、06/08、08

15位:琥珀 (13位)  12点  (04票)01、02/07、02

16位:珊瑚 (16位)  11点  (02票)03/08

17位:楓   (12位)  09点  (05票)03、01/01、01、03

18位:王林 (15位)  07点  (04票)02/02、02、01

19位:小蓮 (07位)  06点  (03票)04/01、01

20位:子虎 (17位)  04点  (03票)01/02、 01

 

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【第2章拠点候補ヒロイン決定投票に関する雪月(制作者)総括】

 

 

観珪様、Alice.Magic様、ぱちしえ様、西湘カモメ様、naku様、バズズ様、禁なる玉⇒金球様、さすらいのハリマエ様、九条さん

(前半戦からの投票順)前後半2回2週かけて投票戴きました事、誠にありがとうございました<(_ _)>

 

総合結果で皆様が抱いています熱き想いのキャラが、見事拠点候補ヒロインの栄冠を勝ち取りましたでしょうか?

 

やはり雪蓮と蓮華がいない得票では、前回とは違いぶっちぎりという訳ではありませんが

それでも貫禄のTOPを前後半維持し続けた冥琳さん さすがです

 

第1章とほぼ同じ顔ぶれとなった感ですが、その中で穏さんと瑠璃が交代となりました・・・ 

おっぱいさんの一角がこの度落ちてしまいました(泣

 

そして今回も亞莎、明命は惜しくも候補から漏れる結果と相成り

やはり初期の想像通り、お1方の投票で順位が入れ替わる鎬を削る厳しい戦いとなりました

 

雪蓮、蓮華を除きまして、この度は新規3名を加え、20名とさらに激化した訳なのですが

ほぼ作品での活躍順になってるのかなと思っております

 

その中でも、この度、オリジナルのキャラである緋蓮さんと瑠璃の二人が、拠点ヒロイン候補者に名を連ねた事は誠に嬉しい限りです

 

また今回の投票の中で、やはり特筆すべき事柄として真っ先に挙げられるのは

後半戦の祭さんの猛追、追い込み、これに尽きるかと思います 

 

ぱちしえ様の妄執?熱望されました魔法熟女・りりかる祭さんのコメントが、後半の得票をアシストしたのでしょうか?

・・・それはよく判りませんが(笑

後半戦だけで46得点に加え、10、10、10、09と4名の皆様による高得点猛チャージの甲斐あって

後半戦TOPの冥琳さんと1点差という・・・

 

もはや驚愕と言っても過言ではない!とてつもない追い上げで

私めの予想を覆し見事拠点ヒロイン強奪?という圧巻、伝説的?なゴールインお見事でした<(_ _)>

 

祭さんが圧巻のゴールを果たしました今となりましては・・・

魔法熟女・りりかる祭さんを制作する事に、少々困惑の度を増しております雪月でございます(滝汗

 

それとは対照的に霞さんの得票が、後半08点と伸び悩み失速致しました ( -`Д´-;A) アセアセ...  

裏を返せば、後半の祭さんへの得票が、前半戦の霞さんへの票だったのかな?と投票を終えた今、そう思えなくもありません

 

また瑠璃の得票が09票にも関らず拠点ヒロイン候補に選ばれ

対して紅さんは得票が二桁の10票に達しながらも11位と沈んでしまいました

 

ここには、得票の質(高得点と低得点の得票差)が、二人の明暗を分けたと言っても過言ではない

厳しさが覗える結果となりました

 

修正点数による推移をみてみますと、西湘カモメ様の月への前半修正点数 04点が加えられた事により

総合単独09位へと押し上げ(なければ同10位)

 

また、観珪様に至りましては、前半の修正加点、緋蓮さんへの03点の得票が

前半戦05位から02位へと押し上げ、総合で瑠璃を03位へ落とす結果になるとは・・・

両者拠点候補ヒロインには違いないのですが、僅かの修正点で総合順位争いが決するという・・・壮絶なドラマもありました

 

普段私の作品をお読み戴いております皆様方が

どういったキャラを愛しお読み戴いていますのかが解り、大変参考になり本当に感謝しております 

 

これを糧に今後とも鋭意作品を制作して参りたいと思っておりますので

今後とも変わらぬ作品への御支援、何卒よろしくお願い致します<(_ _)>

 

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【あとがき】

 

常連の読者の皆様、お初の皆様 こんばんは 雪月でございます

いつも大変お世話になっております

 

2週に渡り激闘を繰り広げました第2章の拠点候補のヒロインが決定致しました

 

【総合】→結果【第2章拠点候補ヒロインは、”冥琳”、”緋蓮”、”瑠璃”、”祭”、”思春”の以上5名に決定いたしました】

 

観珪様、Alice.Magic様、ぱちしえ様、西湘カモメ様、naku様、バズズ様、禁なる玉⇒金球様、さすらいのハリマエ様、九条さん

(前半戦からの投票順)前後半の2週に渡りご投票戴きました事、誠にありがとうございます<(_ _)>

 

この後の予定をカキコ致しますと、来週の投稿にて”第2章本編”を終えることとなります

そして雪蓮、蓮華の拠点のお話に続き、この度決まりました5名のヒロインを元にしましたお話と計7話を投稿しました後に

第3章 群雄淘汰・天下三分の計編へと突入する予定でいます

 

本編を早く!とご期待してくださっています皆様には、1ヶ月半に及ぶ期間お待たせしてしまうこととなりますが

暫くの間でございますが、お待ちくださいますよう宜しくお願い致します<(_ _)>

 

皆様のご期待に出来るだけ添える内容となるよう、鋭意制作して参りたいと思っております

 

これからも皆様の忌憚のない御意見・御感想を、制作の糧にすべくお聞かせ下さいませ

作品の完結まで皆様のご支援、何卒よろしくお願い致します<(_ _)>

 

それでは次回更新まで(*´∇`)ノシ マタネ~♪


 
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