成都 玉座の間
白蓮が使者として出発して二カ月成都に白蓮は到着、雛里、茉莉、深月を引き連れ白蓮は成都に入城した。そして護衛に深月だけ付けて玉座の間に入る白蓮
桃香「白蓮ちゃん、久しぶりだね。」
白蓮「ああ、しばらく見ないうちに王らしくなったじゃないか。」
何気ない挨拶を交わす二人
桃香「そうかな?」
白蓮「髪・・・切ったんだな」
そう、桃香はあの長い髪をそれこそ男と間違うくらい短くしていた
桃香「うん、正直これじゃ何の償いにはならないけど・・・・北郷さんの妹さんの為には出来る事はしたいの」
そう言って桃香は目を伏せる
白蓮は一応の罪は感じていると感じた。何かしらの甘い考えを取り乱して話すと思っていたが予想と違く本当に成長はしていると感じ本題に入る。
白蓮「・・・・・毒については聞いてるか?」
桃香「うん・・・・」
白蓮「ではまず北郷からの言を伝えるぞ?」
桃香「うん。」
白蓮「こほん、この度の騒動に付いて王として私はそちらに多大な対価を払ってもらう。一つ、計画した将の引き渡し。一つ参加した将を一時こちらに預ける事、期間は未定。一つ劉備はその言を持って謝罪を自ら言いに来る事、その際手薄になる益州の地は私を含めた4名で執り行う。ま、簡潔に単純に分かりやすく言えば・・・・・益州を一時的にこちらの支配下に置くという事だ。」
そこまで話すと蜀の重臣たちは
朱里「な!!そんな事認められましぇん!!」
詠「当然よ!一方的じゃない。」
愛紗「こちらを嘗めているのか!」
と、自分達を棚に上げ騒ぎたてる。
茉莉「まったくちょっとは自分達の立場をわきまえてよね~」
そう言うと茉莉は玉座の間に顔をだす。
桃香以外蜀将「!?」
桃香「あなたは?」
茉莉「私は北郷茉莉、此処の人達に毒を受けた本人です。」
包み隠さず自己紹介をする茉莉
桃香「毒を・・・・受けたんですよね?」
茉莉「そうだよ。ま、璃々の抗毒薬で何とか毒がまわるのを抑えられて助かったのが大きかったんだよね。奇襲を受けるのは良いんだけど毒はやり過ぎって言うのがこっちの見解。だよね白蓮さん」
白蓮「そう言う事。あ、下手に茉莉を怒らせるなよ?道中見せてもらったが・・・茉莉の力はとんでもないからな?」
茉莉「ほめても何も出ないよ~///」
道中白蓮は茉莉が異世界から来ている事を聞いていたので一刀達と同じ力を持ってるのか聞いてみたところ茉莉が「見たほうが早いよ~。璃々もお兄ぃも使ったから私も使いたいし♪」と簡単に白蓮にデバイスを使って見せた。その時竹林に見事な円状の空白が出来たのは・・・・一応内緒だ。
白蓮「さて、返答を聞こう」
桃香「質問をしてもいい?」
白蓮「ああ、答えられる範囲でなら」
桃香「計画した人は引き渡した後どうなるの?」
白蓮「ん~地獄行き?(精神的な意味で)」
桃香「!?」
その答えを聞いて桃香は顔を曇らせる。
白蓮「死にはしないけどな。(肉体的には)」
桃香「本当?」
白蓮「北郷は簡単に人は殺さない。(再三思うけど肉体的には)」
桃香「じゃあ参加人達は?」
白蓮「これも同様地獄行き(精神的にな)」
桃香「・・・・死なない程度に?」
白蓮「ああ(しつこいようだけど肉体的には・・・・)」
桃香「分かったよ白蓮ちゃん。王としてその申し出受けます。もしみんなの命にかかわるものなら戦争してでも抗ったけど・・」
白蓮「まあ・・・その時は蜀の兵も含めて地獄行きだな。(本当に精神的に壊れるぐらいにな)」
桃香「簡単に負けるつもりはないんだけど・・・・」
その答えに白蓮は
白蓮「・・・・茉莉」
と茉莉に声をかける
茉莉「了解!!」
そのまま茉莉は前に出る。それに警戒した愛紗と焔耶は桃香の前に出る。
茉莉「システムコール、デバイスアンロック、コード“紅水晶”、展開」
そう言うと茉莉の槍は形状を変える。
愛紗「そ、それは!!」
焔耶「ひぃ!!」
愛紗と焔耶は本能的に防御の構えをする。
茉莉「(ニコ」
二人「え?」
どさ
二人は何が起こったか分からなかった。茉莉が笑ったと思ったら二人は地面に倒れていたのだから。
茉莉「えっと・・・確か無感の覇気って言ったかな?覇気とは認識できず相手を無力化するんだけど・・・やっぱ二人が限界か~」
そう言うと茉莉は覇気を解く
愛紗「あ・・・・動く・・・・」
焔耶「・・・・・・・・」
桃香「実力は分かりました」
茉莉「えっと・・・・お兄ぃはこれの・・・・何倍?深月姉ぇ」
深月「私に振るな・・・・でばいすなしなら5戦3勝なんだが・・・・」
そう言うと深月は額に手を当ててやれやれと首を振ってみせる
桃香「・・・・・認識を改めるね」
茉莉「分かってくれて何より♪」
そんな話をしていると・・・
成都近衛兵「使者の方との謁見中もし訳ありません。」
桃香「?・・・どうしたの?」
成都近衛兵「はい・・・・呉王孫策様がお見えになってますが・・・」
桃香「!!」
白蓮「なるほど、王自らならたとえ使者が来ても報告せざるを得ないな。」
茉莉「・・・・・・決戦は赤壁か?」
深月「縁起でもない事を呟くな。」
そんなやり取りの中
白蓮「雛里、入ってこい」
白蓮は雛里を玉座の間に入れる。
雛里「あわわ、出番が無いかと思いました」
白蓮「そんな事はないさ。北郷が呉の連中が来てたりしたら雛里と茉莉で対応してくれって言われてるから。」
雛里「??」
白蓮「茉莉、北郷から雛里になら全部話してもいいって聞いてる。」
茉莉「そうなの?それじゃ雛里ちゃんお耳を拝借」
雛里「はい」
茉莉「・・・・・・・・・・ふぅ~」
雛里「あわぁぁぁ~~~ん」
白蓮、深月「ふん!!!!」
ずぱぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!!!!!!!!!!!!
茉莉「ふぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」
・・・・自業自得です。その後すぐにたたき起こされ茉莉は雛里にこっそり色々知識を耳打ちする。もちろんその間かなり雛里に警戒されていたのは言うまでもない。
あとがき
さて本日はこれで投稿を終わりにしましょう。
桃香の所に使者としてやってきた白蓮(普通じゃない!!)
そして色々あって顔を出す茉莉(精神的子供なので悪戯好き)
そしてタイミング悪く来る呉王孫策(KY)
色々真実を知った雛里はどんな策で孫呉に当たるのか!
ではまた次回、チェリオー!
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羽生なのです
連投乙
では本編どうぞ