No.618331

恋姫 華陀紀行160

Peruさん

本作品は華陀への転生ものです。
【注意事項】
素人の書きなぐりです。
はっきり言って自己満足なだけのものです。
一応昔に恋姫はしたことありますが、うろ覚えですので、改変が多々あると思います。

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2013-09-11 06:39:23 投稿 / 全3ページ    総閲覧数:1714   閲覧ユーザー数:1578

 

 

 部屋は特に荷物が置いてあるわけではなく、普通の客間のようでした。

 

 

「自己紹介は、省かせてもらう。早速だが私の身体は後どれくらいもつ?」

 

 

 やはり、本人は気付いていたみたいですね。

 

 

 服を脱いで、そこの寝台に寝てくれ。

 

 

「分かった」

 

 

 周瑜の病魔は、予定よりもかなり広がっていました。

 

 

「かなりまずいな。このままでは他の病魔にかからなかったとしても、持って数年と言ったところだろう」

 

 

「そうか」

 

 

 そう言って服を着だす周瑜を止めました。

 

 

「まてまて。誰も治せないとはいっていない。俺にやらせてくれないか?」

 

 

 折角修行してきたんですよ!このために!

 

 

「前に一度失敗していると思ったが?」

 

 

「前と一緒にしてもらっては困る。あれから色々と学んだ。やれないことはない!現にあのときでも周瑜の身体を動かせる程度には治療したはずだ」

 

 

「・・・いいだろう」

 

 

 よし、お許しが出たと言うことで、お邪魔が入る前にやってしまう!

 

 

 その前に・・・。

 

 

「せめて、手をほどいてくれないか?」

 

 

 

 

 さて、手もほどいてもらったし、念願の治療ですよ!

 

 

 今までが長かった・・・。

 

 

「何故泣く?」

 

 

「ここまでのことを、走馬灯のように思い出していた・・・」

 

 

「お前も死ぬのだな・・・」

 

 

「いや・・・あくまで『ように!』だから」

 

 

「冗談だ。早くしてくれ」

 

 

 はいはい。やっちゃいますよ!

 

 

 鍼、準備よし!気力、問題なし!周瑜、怪しからん胸よし!

 

 

 見た目はいいけど、鍼通すのには邪魔だなあ・・・。

 

 

「痛みの遮断は行うが、完全にはいかないかもしれない」

 

 

「それくらい構わない。やってくれ」

 

 

 では、痛み止のツボを押しますよっと。

 

 

 では、鍼で範囲を抑えて・・・逃げられないようにして・・・。

 

 

 全身の気力を・・・込める!

 

 

「はああーーー!!!」

 

 

 ・・・・・・・・・。

 

 

「(ぜぇぜぇ)これで(ぜぇぜぇ)なんとか(ぜぇぜぇ)終わりだ(ぜぇぜぇ)」

 

 

 気力をほとんど一気に使ったから、倒れそうだが、なんとか治療には成功したようだ。

 

 

「ふむ。ところでいつまで胸を触るつもりだ?」

 

 

 これは、身体がもう動かないんだよ!察してくれよ!・・・もう駄目だ・・・。

 

 

 せめて、鍼を抜かなければ・・・。

 

 

 取れた・・・もう無理・・・。

 

 

 俺は、そのまま周瑜の胸へと倒れてしまった。

 

 

 誰かがすごい勢いで来てるな・・・嫌な予感がするけど、治ったんだから後はお任せでいいよね?

 

 

「冥琳!大丈夫!?」

 

 

 ・・・何故ここにきた・・・。

 

 

 

 

「それで、あの場から逃げたと?」

 

 

「自分の未熟を痛感したよ・・・」

 

 

 絶賛文武官に囲まれて、尋問・・・もとい、質問コーナーの時間です。

 

 

「それで、五斗米道で修行してきたと言うわけね」

 

 

「ああ、これがその証である腕輪だ」

 

 

 そう言って腕輪を見せるも、みんなの反応は薄かった。

 

 

「五斗米道の者で、黒なんぞみたことないぞ?」

 

 

「これは高徒の修行を修めた者だけだ。普通は白や茶色が一般的もしれん」

 

 

「取り敢えず、医療の腕はあると言うことよね」

 

 

 俺の苦労を簡潔に纏めてくれてありがとうよ・・・。

 

 

「貴方ここに、雇われない?」

 

 

 よし!これで当初の予定通りのフラグ回収イベント発生だ!

 

 

 「もちろ・・・」

 

 

 (百先生捨てないでたも~)

 

 

 (ここまできて見捨てるんですね・・・過去の女はポイ捨てなんですね・・・)

 

 

 (帰るのをお待ちしてます!)

 

 

 脳内に、誰かさんたちの声ガガガガガ・・・。

 

 


 
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