No.616213

魔法戦記リリカルなのはmemories 最終章 新たなる聖王の歴史(メモリー) 本幕【終わり、そして始まりの日】 第百十三話

J・S事件から八年後、高町なのははある青年に会った。

その青年はなのはに関わりがある人物だった。

だがなのはにはその記憶が消されていた。

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2013-09-05 17:31:03 投稿 / 全2ページ    総閲覧数:1568   閲覧ユーザー数:1527

話数が第百十二話から第百十三話に変わっていますが、実はこれで合ってます。

 

実はですね、第百十話の話の後に本来ならば続く話が合ったのですが、それが抜け落ちているという事態に今更ながら気付いたのです。

 

そのことに気付かず、最新話書こうとしていた展開で、あれ?となってしまい。一話抜けていることに気づきました。

 

どうしてこうなったかと言いますと、実は本来の第百十一話の内容を書き終わらせ、いつもと違って後日投稿しようとしたのですけど、保存をせずすべて消してしまい、そのことを忘れて第百十二話を書いてしまいました。なんでその時気付かなかった。

 

そんなわけで、この話数は第百十三話で合っています。

 

また、そうなると展開的に困ることに気づき、最後の方に文章をほんの少し付け足すような感じとなりましたので。

「うぅ……ん……あれ、私は……」

 

 なのはに吹っ飛ばされた八神はやては吹っ飛ばされたあと意識を失い、ようやく意識を取り戻したけども、どうしてこうなったかということをすぐには思い出せずにいた。

 

「……たしか、なのはちゃんを倒したかと思ったら、突然背後から襲撃されて……っ!?」

 

 ようやく状況を理解し、すぐさまはやては立ち上がった。

 多分襲撃したのはなのはだろうとはやては思い、今現在なのはと共に戦っているのはフェイトやヴィータ、シグナムがいる。なのはの力はまだ本気を出していないだろうということからして、すぐさま戻らないとまずいかもしれないと感じた。

 そして上空を見上げると、見覚えのあるバリアジャケットを着た三人が浮いていることに気づき、すぐさま三人がいる方へと向かう。なのはの姿は見当たらないが、とりあえず三人が無事だということではやては安心していた。

 はやてが向かってくる姿をフェイトが気づき、大声を上げた。

 

「はやてっ!!」

 

 そのフェイトの言葉にヴィータとシグナムもフェイトが向いている方へと顔を向け、はやてが自分たちの方へと向かっていることに気づき、そしてそれほど怪我をしていないのを見てかなり安心した。

 そしてはやてがフェイト達と合流し、はやてがどういう状況なのかを聞く。

 

「それで、今どうなっているんや?」

「さっきまでなのはと戦っていたのだけど、シグナムが捨て身の攻撃でなのはに一撃を与えられたの」

「捨て身……? ってシグナム!? 脇腹大丈夫なんか!?」

 

 捨て身と聞いてはやてはシグナムの方へと向けるが、脇腹の一部が赤く染めあげていることに気づき、はやてはあわててシグナムに近づいた。

 

「主はやて、大丈夫です。それほど意外と軽傷みたいなものですし、死に至るほどではありません」

「ほんまか? 無茶しておるわけやないのな?」

「はい」

「ならよかった~」

 

 はやてはシグナムの脇腹から血が出ていることに慌ててはいたが、シグナムの言葉が本当だと信じてホッと安心するのだった。

 しかし、まだはやてはなのはがどこにいるのか聞いていなかったため、なのはがどこにいるのか三人に聞く。

 

「それで、なのはちゃんはどこに?」

「それが……シグナムの攻撃を受けた後、突如姿を消してどこへ行ったのかわからねぇんだ。逃げたわけじゃねぇと思ってあたしたちはなのはを探していたのだが……」

「姿も現さないし、もしなのはが逃げたとしたらどうするかということも考えてたの」

「そっか……それじゃあ――っ!?」

「……はやて?」

 

 はやてが何かを言おうとした刹那、突如はやての顔が驚いたような顔をしていた。

 突然の変化にフェイト達は一体どうしたのかと思うが、突然はやてがブリューナクを使い、ある方向へ放った。

 唐突な行動にフェイト達は驚いたが、放ったブリューナクが突然と姿を消した。はやてが消したということも考えたが、それだとブリューナクを放った意味がないために何かにぶつかったと三人は理解した。

 

「それで、どうして私に念話なんかしてきたのかな? なのはちゃん」

「……まぁ、何となくだよ。ちなみにどうして今まで姿を現さなかったのかというのははやてちゃんの意識を取り戻すのを待っていたから――」

 

 なのはの声が聞こえてきた直後、はやてが放ったブリューナクの方向の空間が突然と歪み、そこからなのはの姿が現れた。姿はフェイト達と戦っていた時と時わっておらず、両手には刀二本持っていた。

 なのはの姿が見えて、すぐにフェイト達はいつなのはが襲いかかってきてもいいように構える。しかしなのはは攻撃するような姿をみせず、なぜか微笑んでいた。

 

「……さて、そろそろ時間がないようだし……ここからは本気で行かせてもらう」

「その口調……まさかっ――!?」

 

 突然となのはの口調と雰囲気が変わり、口調を聞いたことがあったフェイトは何をしようとするのかが理解できた。

 またはやても、その口調をなのはとあった時にほんの少しだけ聞いたことがあったため、フェイトと同様に何となくこれからしようとしていることが理解できた。

 そしてなのは――いやナノハはバリアジャケットを解除させ、自分の右手にレイジングハートとテュディア――またの名をエクスティア、カリべリティアを指の間に挟んで唱え始めた。

 

『――エクスティア、カリべリティア。ツヴァイセッゼン・ゼーゲブレヒト』

 

 刹那、ナノハを中心に強く輝きだし、はやてたちは思わず目を瞑ってしまった。

 だが輝きは一瞬でおわり、輝きが弱まってナノハの姿を見ると、もう何度かみたオリヴィエに似た姿になっていた。

 ヴィータとシグナムはその姿を始めてみるため驚いてはいたが、すぐさまナノハへの警戒を取ることにした。はやては会っただけだが、実際の実力は艦船に放った攻撃のみなため、あまり危険だということは理解できておらず、ヴィータやシグナム並みの警戒を取っていたが、フェイトは一度対戦したことがあるためにあの姿が危険だと知っていたので、他に比べて警戒心をかなり取っていた。

 そして、二つのオッドアイと一本の件を持ちながら、ナノハは四人に向けて言い放つ。

 

「さぁ、はじめようか。せいぜい、私を楽しませてくれよな」

 

 そして、その言葉を最後になのはははやて達に向けて向かっていった――


 
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