天水城下
明命「着きましたよ~風様~」
風「やっとですね~。明命ちゃんここまで護衛ありがとうございました~」
明命「いえいえ、風様も記憶をお持ちで驚きましたよ。」
風「私は猫を追いかけて武都内で走り回る明命ちゃんを見て驚きましたよ~」
明命「ははは・・・・面目ないです。」
風「それじゃ、月ちゃんの所に行って仕官してみましょうか~・・・・本当にいいんですか~?」
明命「はい!」
風「そうですか~では行きましょう~(本当お兄さんは罪作りですね~)」
天水城内 月の部屋
月「なるほど・・・」
深月「一刀が消えない・・・・本当なのだな?」
左慈「あぁ、俺は嘘は言わん。ついでに言うと条件は2つ完了している。あと一つで開示条件を満たすぞ?」
一刀「え?結構早いね。」
左慈「そのように誘導しているからな。」
璃々「左慈・・・・色々危ない発言だよ?信頼と言う意味で・・・・」
茉莉「さっすが左慈!」
月「ご主人様、ひとつだけ・・・・旗揚げしないのは反対です。」
一刀「な、なんで?」
月「ご主人様はすでに名実共に王の資格をお持ちです。そんな方が旗揚げしないのは無責任です。」
そんな月の言葉に一刀は目を伏せ黙ってしまう。
左慈「ふむ、旗揚げしない理由は前線に出辛いという事だろう?いい例があるじゃないか」
璃々「いい例?」
左慈「前線に出る王・・・・・・・孫策だ。」
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茉莉以外「あ~・・・・」
茉莉「え?え?」
建業
雪蓮「ハックション!」
冥琳「風邪か?雪蓮」
雪蓮「なんか理不尽な納得された気がする・・・・」
冥琳「噂でなく納得?ふむ・・・・・どうせ雪蓮の性格がたとえに出され周りが一斉に納得したのだろう?」
雪蓮「具体的すぎる!・・・・否定できないけど。」
天水
警備兵「申し上げます」
月「どうしました?」
警備兵「は、城門前に北郷一刀が居るなら取り次ぎをお願いするというものが2名ほどいらっしゃってますが?」
一刀「!?」
左慈「・・・ここは本当に何でもありだな」
璃々「増える・・・・・どんどん増える・・・・・」
茉莉「・・・・・・・・・・・・・・・(怒」
深月「璃々、茉莉、諦めろ」
璃々、茉莉「シュン」
月「ここに通して下さい。」
警備兵「了解しました。」
一刀「誰だろう?」
左慈「ふん、誰だろうとおまえの嫁には変わらんだろう?」
茉莉・璃々「嫁・・・・」
深月「それより、ここまで来ると他にも記憶持ちが居てもおかしくなくなったな。」
月「・・・・・調べてみたほうがいいですね」
???「それでしたら、良い情報がありますよ~」
???「調査ならお任せです!!」
一刀「そ、その声は・・・・・・風!明命!」
風「お兄さんお久しぶりです。・・・・・(ポフ)お兄さんの匂いなのです~」
明命「一刀様!お久しぶりです!・・・・・風様!?うぅ~ずるいのです。」
一刀「はは、おいで明命」
明命「!!・・・・はい!・・・・・・(ポフ)えへへ~」
3人以外「・・・・・・・もげろ」
一刀「な!?」
風、明命「相変わらずです(ね~」
一刀「もう・・・それで風、良い情報って?」
風「・・・・・ぐぅ」
一刀「寝るな!」
風「おおぉ!・・・・・ふふふこのやり取り、やっぱりいいですね~」
一刀「それで風、情報って何?」
風「それなんですが、記憶持ちの方ならある程度風が予測しましたよ~」
左慈「ほう、その根拠は?」
風「本来ならあり得ないので記憶を持ってるかな~程度ですが」
一刀「教えてくれ、風」
風「はい、記憶持ちの可能性がある人は二人、袁紹さんのとこの桂花ちゃん、寿春太守袁術さんです」
一刀「え・・・・麗羽のとこに桂花・・・・?まだいるの?それに美羽が?」
風「はい、まず袁紹さんの所はもう抜けだしてもいい頃なのにいまだ軍師の位置に居る事です。これは桂花ちゃんの性格上あり得ません。」
一刀「だな」
風「さらに袁術さんのとこですが・・・・・・優秀な太守、だそうです」
一刀「・・・・なん・・・・・だと?」
明命「ここは私が御報告を!現在はどうかわかりませんが孫堅様が行方不明になり江東の地の豪族が暴れだしましてそこで袁術様が孫策様を保護すると軍を動かしまして・・・・そこまでなら記憶通りなのですが、その後ちょくちょく兵を貸してくれるのです。記憶通りなら一人たりとも貸してくれないのに・・・・さらに寿春には私も一度入りましたがとても良い街並みでした。どこか一刀様が治めている街のようなそんな感じでした。」
一刀「なるほど・・・・記憶持ちの美羽・・・・・手強い相手になりそうだな。」
左慈「?どういうことだ」
一刀「ねぇ明命、美羽の武に関しては情報ある?」
明命「やはり・・・・・そうなのですか?」
一刀「そう言うってことは・・・・」
明命「はい、ものすごく・・・・強いそうです」
深月「どのくらいだ?」
明命「詳しくは・・・・でもあの呂布さんとも渡り合えるという噂が」
深月「いやいやいや、それはあり得んだろう。あれは獣の範疇、本能の化身だぞ?」
一刀「いや、俺の知っている美羽になってるならあり得る。あの子・・・というより袁家の真の素質っていうのかな?傲慢で高飛車、我が儘、これがなくて民の為にあろうとする、そして守る力を求める心、これを持った袁家はとてつもない力を持つよ。」
全員「・・・・・・」
一刀「ここは考えても仕方ない。美羽ならこっちに賛同してくれるだろうし、敵になる可能性は少ないよ。問題は華琳や雪蓮、桃香たちだ。」
左慈「おそらく戦いは避けられないだろう。」
璃々「益州もどうなるか微妙だね。桃香お姉ちゃんが入蜀するかどうか・・・・それにかかってると思う。」
月「やはり・・・・ここはご主人様も旗揚げすべきですね。この天水から始めてください。」
一刀「えぇ!月、それは出来ないよ」
月「いえ、このままいけば私は洛陽に呼ばれ、いずれ失脚します。そうなる前に私は一線を退きご主人様に仕えお世話を今度は一生いたします。」
璃々、茉莉「・・・・・なん・・・・・だと?」
左慈「そのネタはもう一刀がやったぞ?」
茉莉「そんな事はどうでもいいのよ!」
璃々「そりゃ・・・・月お姉ちゃんは一兄のメイドさんだったから・・・・でもそんなの嫁入りのセリフだよ・・・・」
月「え?・・・・・・へう///」
深月「無自覚とは・・・・やりますね月様」
月「と、とにかく。ご主人様、これでいいですね?」
一刀「詠や霞になんて説明するの?」
月「そのまま包み隠さずここはご主人様の領土になると。」
左慈「ふむ、まだひと波乱ありそうだな。」
一刀「こうなったらどうにでもなれだ・・・・」
あとがき
え~なんて言ったらよいでしょうか?こうして見るとちっちゃい子が集まっていますね
ですが後悔も反省もしていない
麗羽と美羽どっちかって聞かれたら美羽って即答できる。
ミサカとラストオーダーどっちかと聞かれたら迷ってミサカと答える!
さて次回は・・・・・黄巾党!やっと物語が進みます・・・・と思います。
それでは皆さん、れっつごーねくすとすてーじ、英語力?なにそれ美味しいの?
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羽生なのです。
今回は風と明命の合流のお話
では本編どうぞ
誤字修正しました。