No.603887

IS 2体の魔神皇帝 夏休み編 Ⅳ

HIBIKIさん

後何話か夏休み編を書いたら2学期へと入ろうと思います。

2013-08-01 21:23:29 投稿 / 全2ページ    総閲覧数:1259   閲覧ユーザー数:1239

8月4日、セシリアが学園に戻って来た。一夏達研究所のメンバーも学園へ行き、セシリアを迎えた。

 

セシリア「皆さんお久しぶりです♪」←荷物を部屋に置いてきた後なので手ぶら

 

弾「あぁ、久しぶりだな!」

 

鈴「メール見てくれた?」

 

セシリア「えぇ。嬉しいですわ。皆さんと遊びに行けて♪水着もきっちり持ってきましたし♪」

 

一夏「・・・(嬉しくて仕方ない・・・のか?)」

 

箒「フフッ、相変わらずだな一夏は」

 

よく解ってない一夏の姿に箒は小さく笑う。

 

一夏「プールに行った翌日にこの近くの大きな神社でお祭りがある。そっちにも行くか?」

 

セシリア「勿論ですわ♪」

 

一夏(お祭りの翌日は筋肉痛になるかもしれないけどな・・・)

 

ラウラ「?」

 

箒「さて久しぶりに清香(相川の事)も含めてメンバーが揃った事だし食事会でもするか」

 

一夏&箒以外「「「「「「「「賛成!!」」」」」」」」」

 

一夏「買出しが大変だな・・・」

 

弾「お前の心配はそこかよ(汗)。確かに大変だけどさ」

 

束「アハハ(汗)一応コート使えば大丈夫でしょ?」

 

一夏「そうだけどさ・・・。買ってから仕舞ってまた出すっつ~のが・・・メンドイ」

 

箒「諦めろ。ほら行くぞ」

 

箒に引きずられながらモノレールの駅へ向う一夏。弾達もその後に続く。

対岸の駅前に大きなスーパーがあるので買い物は短時間で終ると思っていた。

 

清香「あ、ジャガイモが安い♪」

 

箒「中々いいな。ジャガイモで何か作るか・・・」

 

一夏「ポテチやフライドポテトでも作るか?」

 

束「おやつに良さそうだね♪」

 

鮮魚コーナーでは切り身などのセールを行なっていた。

 

弾「一夏、マグロの赤身サクが安い!買おうぜ!」

 

一夏「良い判断だ」

 

鈴「トロは?」

 

一夏「油の塊には興味ない。中トロなら許せるが」

 

シャル「へんなポリシー持ってるね・・・(汗)」

 

束「鮭は?」

 

弾「今回はいいでしょ。次回にしましょうや」

 

一夏「いや、ふりかけにでもすればいい。少し買おう」

 

束「やった♪(*´ω`*)ほにゃ」←鮭大好き

 

セシリア「お肉は如何します?」

 

セシリアの質問に一夏と弾、箒は集まって考え出す。

 

箒「ふむ・・・私は入れて良いと思うぞ」

 

一夏「野菜と魚関連と決めてたけど少し肉も入れるか」

 

弾「そのほうが良いな」

 

鈴「・・・なんだか男二人に色々決められていくわね」

 

蘭「まぁ、二人共料理が趣味で特技ですし・・・」

 

ラウラ「なんだ蘭、居たのか」

 

蘭「あぁたまたまですよ。私は家の買い物です」

 

彼女は偶々居合わせただけらしい。その後急ぐからと言い、一行と別れた。

 

弾「・・・シラタキとかも買って」

 

一夏「良さそうだな」

 

弾「人参持ってくる」

 

一夏「頼む。漬物はあるからいいか」

 

箒「そうだな」

 

ラウラ「箒姉様と兄様の漬物は楽しみです♪」

 

束「美味しいんだよね♪」

 

ラウラ「ハイ♪」

 

鈴「それは食べてみたいわね」

 

一夏「弾の漬物も中々だぞ」

 

弾「そうか?」

 

なんやかんやで買い物を済ませて学園の食堂へやって来た一行。

一夏と弾は前掛け(エプロンにあらず!)箒と束、ラウラは割烹着を、

鈴とシャル、セシリアはエプロンを付けて料理を始める。

 

セシリア「う~ん。本と何か違いますわね・・・。なら」

 

一夏「セシリア余計な事はするな(・・・・・・・・)。いいな?」

 

セシリア「ですが」

 

弾・一夏「「いいな!?」」

 

セシリア「はい・・・」

 

セシリアが何をしようとしたのかは割合。下手すればバイオハザードするらしいから・・・

30分後にはテーブルの上は様々な料理で彩られていた。

 

鈴「よっと。チャーハン人数分上がり♪」

 

箒「肉じゃがと焼き魚も出来たぞ。姉さん助かりました」

 

束「なんのなんの♪」←主に箒の手伝いをしていた。

 

弾「こっちもだ」

 

一夏「俺も出来た」

 

ラウラ「漬物切り終りました」

 

弾「この皿に盛り付けてくれ」

 

メニューは鈴の作ったチャーハン以外ほぼ和物である。

 

一夏「卵焼きにマヨとか怪しい液体入れよとしたときはゾッとしたぞ」

 

弾「そういうところさえなければセシリアの料理って美味そうなんだよな」

 

セシリア「だ、蛇足でしたか?」

 

箒「これからはしなければ良い」

 

セシリア「そうですわね♪」

 

鈴「それじゃぁ食べましょ♪」

 

全員が皿に盛られた料理をテーブルに運ぶ。そこへ・・・

 

千冬「一夏ァァァァ!!」

 

一夏「黙ってろ!アホ姉貴!」

 

千冬が突撃してきたが一夏のダイナマイトキックで黙らせられた。その後千冬も混ぜて夕食を食べ始める。

流石に食事時は千冬(痴冬?)も大人しくしているので楽しく食べる事ができる。

 

千冬「久しぶりの一夏のご飯は美味い」

 

一夏「ハァ・・・飯位作れるようになれよ・・・」

 

箒「全くだ。なぜ教えたとおりにやらないのか解らない」

 

弾「洗剤で米磨ごうとしたり、野菜洗おうとしたり・・・料理を馬鹿にしているのか?

  この前なんて海栗とタワシを間違えてたし胡瓜と南瓜すら間違えてたぞ・・・」

 

鈴「一寸待って・・・後者はどうやっても間違えたりしないでしょ?」

 

一夏「ところがどっこい・・・真顔で間違えていた」

 

ラウラ「・・・手遅れ?」

 

セシリア「そういえばプールは当日の何時頃行きますか?」

 

セシリアが話題を変えた。千冬はお陰で精神ダメージを受けずに済んだのだった。

 

鈴「その当りは束さんが調整してくれたわ」

 

束「行くプールって珍しく8時からやってるんだよね。まぁ室内が8時からで屋外は9時半からだけど。

  それで屋外の開放される少し前に現地に到着できる時間で予定を組んだけど、此処を8時に出発すれば大丈夫♪

  列車の遅れとか計算に入れてだけどね♪」

 

シャル「8時か。解りました」

 

一夏「了解・・・む?鈴味付け変わったか?」

 

弾「俺も気になってた」

 

鈴「あ、解る?少し加える調味料の量を変えてみたの」

 

一夏「俺としてはこの味は好きだな」

 

弾「俺は前のほうかな。だがこの味は万人受け出来る」

 

束「いっくん、鮭は?」

 

束は好物の鮭を一夏にせがむ。

 

一夏「はい、ふりかけ。皮はあぶって醤油をたらしました」

 

束「いっくん解ってるね。私の皮の好きな食べ方を知っているとは・・・」

 

箒「私もこの食べ方は好きですよ」

 

弾「姉妹なだけあるな。今度家のメニューにものせてみようかな?」

 

一夏「良いんじゃないか?今度新巻き鮭でも送るぞ」

 

弾「季節はずれだろ。旬のときに頼む」

 

了解と言いながら一夏はマグロの刺身を口に運んだ。大食いの彼らしく三切れいっぺんに。

弾は自重しろよと内心突っ込んだが普段の食べっぷりを見て自重している事はしているので言葉には出さなかった。

 

シャル「トマト美味しい♪」

 

鈴「旬なだけあるわね」

 

サラダのトマトを食べながら美味しいと言う2人だが

 

弾「トマトは冬が旬だぞ?もともとアルプスとかの方に自生していた植物だし。

  現地は気温も低いし土の栄養分も余り無い環境だぜ?」

 

シャル「でもこっちのトマトのほうが美味しいんじゃない?」

 

一夏「いや、そうでもない。今度元の環境に似せた状態で栽培されたトマト持って来てやるよ」

 

箒「アレは美味かった・・・」

 

ラウラ「確かに美味しかったです」

 

束「そういえば普通に出回ってるトマトってまだ緑の状態で出荷されて

  出回る当りで紅くなるんだよね?」

 

一夏「正解」

 

弾「だからちと青臭いんだよな・・・俺は気にしないけど」

 

その後も様々な会話があったが弾と一夏の豆知識の多さに驚き続けていたセシリア達だった。

その頃光子力研究所の一室ではマドカ用に調整されているマジンガーZの翼が十蔵によって製作されていた。

 

十蔵「フフフフフフ・・・自重などせぬぞ」

 

十蔵の近くに置いてある設計図にはマジンガーZが変形し、巨大な拳になっている姿が描かれている。

 

十蔵「これで一夏や箒達が楽になればよいが・・・。まぁマドカならきっちりやってくれるじゃろ」

 

弓「博士、夕食を持ってきましたよ。そろそろ一端休憩してください」

 

十蔵「そうじゃの。弓、後で手伝え」

 

弓「わかりました。カイザー2体の方は後は後日試験運用をすれば終わりです」

 

十蔵「お、予定より早いな。一夏達に開いている日を聞いておかないとな」

 

マッドな部分のある十蔵だがまだ相手の事を考える分そこらにいるマッドよりまともなのかもしれない

 

弓「私が聞いておきますよ」

 

十蔵「頼むぞ。ワシはまた暫く研究室に篭る事になるだろう。ちょくちょく様子を見に来てくれ。

   下手すると過労で倒れる可能性がある」

 

弓「以前カイザーを製作している時がそうでしたからね。束君が居たから良かったものの」

 

弓は昔を思い出して十蔵とともに溜め息を吐く。

十蔵は悪い癖として「物事に夢中になると止まらなくなる」というモノがある。

無論自覚はしているが夢中になっているときは気が付けないので周りの者に様子を見るように頼んでいる。

そして十蔵は暫く研究室に篭るのだった。

 

 

 

俺って日常を書いているほうが向いてるのかな?と最近考えるようになったのでISのパラレルワールドとして「ISの無い世界」で何か書こうと思ってます。

此方は変わらず続けますが不定期でこのようなものを投稿すると思います。

詠んでくださっている方々に楽しんで頂ければ幸いです。←まだ書いてないけど・・・(汗)


 
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