No.601782 IS×ウルトラマンHIBIKIさん 2013-07-26 14:24:11 投稿 / 全3ページ 総閲覧数:5135 閲覧ユーザー数:5060 |
一応オリキャラなどの紹介をしておきます。
織斑絆
織斑一夏と織斑箒(旧篠ノ之)の娘 18歳
容姿は箒に良く似ているが短髪である。
胸をサラシで巻きつけていたので鈴やラウラクラス程度しかない。
敬語で話す。怒ると怖い。
また重度の修行好き(修行狂?)である。
ジープでなく装甲車などを避けるか受け止めるなどといった修行を積んでいるので体力と頑丈さはチートレベル。
父の織斑一夏がウルトラマンネクサスである。
ISは「白式・絆」
元一夏の機体で紅椿のコアも搭載し、零落白夜と絢爛舞踏の二つが使用可能。
機械的な部分は殆どなくなっていて見た目はタダの服と簡単な装甲のみ。
背中にウイングガンダムゼロ(EW)の翼がある。
この翼は大きさを変えられるので使用しないときは小さくなって背部小形ランドセルの中に収納される。
織斑一夏
絆の父。この小説内ではウルトラマンネクサスへ変身する。
絆を修行好きにした張本人。名前以外殆ど登場しない予定
織斑箒
旧姓篠ノ之
絆の母で過去に一度光の国を訪れ、プラズマエネルギーの影響で
老化しにくくなり、寿命もウルトラマンクラスになった。(細かい事は気にしないで下さい)
一夏と同じく名前以外殆ど搭乗はしない予定
一応書いておきます。
PIXIVで投稿している地球と絆のウルトラマンの未来の話です。
また地球と絆のウルトラマンの話の前にウルトラマンサーガの話があります。
時系列でいえばIS×ウルトラマンサーガ→地球と絆のウルトラマン→この作品の順番です。
次の項より本編です。楽しんで頂ければ幸いです。
絆SIDE
どうも、私は織斑一夏と織斑箒の娘の織斑絆(18)です。
私は今お父さんから受け継いだ白式・絆を纏い、別の宇宙に来ています。
因みに白式・絆は殆ど服みたいになっていて腕にアームドネクサスが、胸にコアゲージを模した
装甲があり、背部に天使のような羽(ウイングゼロ(EW)の羽)があるのが特徴です。
お父さんがネクサスであったせいなのか別の宇宙に行くことが出来、大抵の環境なら普通に行動できます。
ネクサスはウルトラマンノアというウルトラマンの不完全な形態らしいです。あ、話が逸れた。
ここはM78宇宙と言い、お父さんと以前一緒に戦ったウルトラマンゼロという方の故郷らしいです。
いまM78星雲の光の国の近くに来ています。
絆「本当に光り輝いているんですね」
話でしか聞いた事が無いので本物を見て凄く驚いています。
お母さんは一度此処に来てからお父さんと同じ年のとり方になったので
今だ20代になったばかりと思える外見です。寿命も恐ろしい程延びたようです。
話が逸れてしまいました。今私はあの星に行こうかそれともこの付近を散策するかで迷っています。
え?お父さん達がこの宇宙に来たとき私は如何していたかって?
束叔母さん達の所に居たらしいです。タイガ叔父さんは叔母さん達とは結婚しなかったのですが
叔母さん達に襲われて喰われたとか言ってましたけどどういう意味なんでしょう?
叔母さん達はタイガ叔父さんとの間に子供が出来たからそれで良いみたいなこと言ってましたけど。
タイガ叔父さんはその発言には怒っていましたね。あ、また話が逸れてしまいました。
絆「如何しましょう?」
こうなったらコイントスで決めましょう。裏なら行かない。表なら行くで・・・
ピンッ! パシッ!
表と裏、どちらなんでしょう?
・・・・・・・・・・・・・・・表ですか。なら行きましょう。
星に近づいたら光が若干強く感じます。お父さんが言うには普通の人間なら
死んでしまうそうです。私が平気なのはウルトラマンと地球人のハーフだからでしょうか?
いや、どちらかと言うとクォーターと言うべきでしょうか?
絆「本当に綺麗な街ですね」
此処はクリスタルタウンと言うらしいです。あ、ウルトラコロセウムです。
まるで地球のコロッセオみたいですね。確かあそこが宇宙警備隊の本部だったはず・・・
挨拶しようにも知り合いが居ないから・・・如何しましょう?
「君は誰?」
声を掛けられたのでその方向を向くとひし形のカラータイマーを持った方がいらしゃいました。
たしかメビウスさんでしたっけ?
メビウス「君は・・・地球人なの?だとしたら何で此処に?」
絆「お父さんに旅にでたいといったらこの宇宙に行ってみろって言われて・・・
それで以前話してくれたこの星に来ました」
メビウス「お父さん?そのお父さんって誰?」
絆「えっと・・・地球人としての名前は織斑一夏でウルトラマンネクサスでもあります」
メビウス「あぁ!あの人の娘さんなんだ!だったら着いておいでよ。大隊長達に合わせたいんだ」
絆「あ、はぁ・・・」
この人なんでこんなにテンションが高いんでしょう?とりあえず肩に乗せてもらい、着いたのはとある一室の前。
何か描いてありますけど私にはまだ読めません。ウルトラ文字なんですもん。
メビウスさんがドアをノックすると中から声が聞こえました。大分大人な感じの声です。
メビウス「失礼します、大隊長」
立派な角を生やしている方ですね。たしかウルトラの父で本名はケンさんだったかな?
ウル父「メビウス、如何したんだ?それに肩に乗せている地球人の女の子は一体?」
メビウス「10年くらい前に此処にきたネクサスさんこと一夏さんと箒さんのお子さんですよ」
ウル父「なんとあの2人の子供とは・・・よくきてくれた。私はウルトラの父と呼ばれている。
宇宙警備隊の大隊長だ。よろしくな。えっと・・・」
絆「織斑絆です。父の変身するネクサスから付けて貰いました」
ウル父「良い名前だ。よろしく頼む」
メビウス「あ、僕も自己紹介がまだだったね。僕はメビウス。ウルトラマンメビウスだよ」
メビウスさんが人間の姿になりました。こういう方たちも居るとは聞いていたのですがやっぱり驚きます。
青年「この姿の時はヒビノ・ミライです。よろしくね、絆ちゃん」
絆「ヒビノ・ミライさんですね。ではその姿の時はミライさんと呼ばせていただきますね」
ミライさんと握手をしてウルトラの父とも握手(といってもサイズの差があるので指先で触ったくらいですけど)しました。その後ウルトラの父にケンさんと呼ぶ許可をもらいました。ウルトラの父って一々いうのも他人行儀な気がしますし。
そしてメビウスさんの案内で警備隊の隊舎を見学させてもらいました。
最初に気になったのがトレーニングルームです。お父さんからは装甲車で追い掛け回されたり色々厳しい特訓をされましたけどここではどの様な訓練をしているのでしょう?
トレーニングルームにはまるで獅子のような双子の赤いウルトラマンが居ました。メビウスさんやケンさん色々ウルトラマンの事を聞いておいたのですが、メビウスさんやケンさんはシルバー族、今目の前にいるような体の真っ赤な方がレッド族、体の青い方たちがブルー族というらしいです。
メビウス「レオ兄さんにアストラ兄さん、トレーニングに来てたんですね」
レオ「まぁな。日々体を鍛えておけばいざという時に役に立つ」
アストラ「僕はレオ兄さんの付き添いだよ」
この方達は双子でしょうか?似ています。
レオ「でメビウス、その子は?」
あ、自己紹介しないと
絆「織斑絆です」
レオ「織斑というと彼の娘か。俺はレオ。ウルトラマンレオだ」
アストラ「僕はアストラ。レオ兄さんとは双子だよ」
あ、やっぱり双子だったんですね。トレーニングと聞いて修行したくなってきました。
私はどうも修行狂らしいです。お父さんと暇さえあれば修行か遊んでもらうかのどちらかをしていた記憶しか有りません。あ、そういえば・・・
絆「レオさん、お父さんから聞いていたのですがジープで追い掛け回されたというのは本当ですか?」
レオ「あぁ・・・アレはきつかった・・・」
本当だったんですね・・・私は装甲車くらい出ないときついと感じなくなっていますど最初はジープでもきつかったです。
絆「解ります。私も最初はお父さんにジープで追い掛け回されました」
レオ「そうか・・・」
アストラ「・・・って一寸待って。いま最初はって言ったけど今は?」
絆「装甲車です」
なんで皆さん絶句していらっしゃるのです?
アストラ「君のお父さんは鬼か何かか?」
絆「私から頼んだんです。ジープじゃ軽く感じるようになったので」
レオ「俺もまだまだ修行が足りなかったか・・・」
レオさんが遠くを見つめてますね。・・・なんででしょう?
メビウス「レオ兄さん、しっかりして下さい」
絆「お父さん曰く私は修行狂らしいです。厳しい修行ほど楽しそうにやってるみたいなので」
この後は色々と修行に関する意見などを頂きました。
之を元に帰ったら更に厳しい修行をするつもりです。
タロウ「にぎやかだと思ったらレオにアストラにメビウスじゃないか。それに・・・って地球人の子?!」
此処まで驚かれると傷つきます・・・そんなに驚かなくても良いじゃないですか・・・
メビウスさんが色々と説明をしてくれたお陰で直ぐにレッド族の方は落ち着いたようですが。
この方は確か・・・角があるからタロウさんかな?
タロウ「はじめまして。僕はウルトラマンタロウ。警備隊の新人たちの教官をしているよ」
絆「織斑絆です。あとで色々ご教授願っても良いですか?」
タロウ(この子修行が好きなのかな?)
メビウス(タロウ兄さんその子修行好きどころか修行狂です)
タロウ(マジで!?)
何をしているんでしょう?テレパシーで何か話しているのでしょうけど・・・返事が欲しいです。
タロウ「僕が何か教える事があるかはわからないけど・・・後で時間が出来たらいいよ」
絆「有難う御座います」
これで楽しく修行できそうです。それに誰かを守る為の強さも付けられる・・・一石二鳥です。血が騒ぎます。
メビウス「修行はまた後でにして違う所に行こう」
絆「・・・・・・・解りました」
修行、直ぐにやりたかったです。・・・本当に残念です。
でも後で出来るのだから楽しみにしておきましょう。
レオ(本当に修行が好きなんだな・・・)
タロウ(規格外な子だな・・・)
アストラ「自分に厳しいのかな?」
「「それはない」」
失礼な!
次に案内されたのはウルトラ兄弟の方々専用の執務室でした。部屋には3人居ました。
メビウス「お疲れ様ですゾフィー隊長、ハヤタ兄さん、エース兄さん」
マン「あぁ、メビウスか」
A「今日は非番のはずだろ?」
ゾフィー「ん?その子は?」
ゾフィーさんが私に気がついたようですね。自己紹介しないと。
絆「織斑絆です」
ゾフィー「織斑・・・あぁ彼と箒君の娘だね。私はゾフィーだ」
絆「よろしくです。父から色々話は聞いてます」
マン「頭に火が付いたりとかかな?」
絆「いえ。色々な武勇伝を聞いてます。バードンという怪獣をゼロさんと倒したりとか・・・」
マン「そうか。自己紹介が遅れたね。私はウルトラマンだ」
この宇宙の地球に始めて(?)訪れたという方ですね。
絆「よろしくお願いします。先程メビウスさんがハヤタ兄さんとお呼びしてましたが?」
マン「あぁ、地球で一体化していた地球人の名前だね」
絆「マンさんとは言い辛いのでハヤタさんとお呼びしても?」
マン「ん?構わないよ」
さて最後はエースさんですね。
名前しか知らないからどんな方なのか解らないです。
A「俺はウルトラマンエースだ。趣味で料理をしてる」
絆「あ、私も修行と料理が趣味なんです。後で一緒に何か作りませんか?」
A「なら夕食の時にしようか?」
絆「よろしくです♪」
思わず♪が付いてしまいました。料理が趣味とは家庭的な方ですね。
お父さんは切断王とか技のエースとか言ってましたけど。
マン「因みにギロチン技がずば抜けて多いからギロチン王子なんて言われてる」
余計な事言わないで下さい。私は切断技が大好きなんですよ?人には言えませんけど・・・
A「ハヤタ兄さん・・・」
マン「すまんすまん」
ゾフィー「結構毒舌だなお前・・・」
本当に毒舌で余計な一言が多いです。
あ、また誰か・・・ハヤタさんやゾフィーさんに似てるからジャックさんですね。あ、80さんも。
ジャック「あ、メビウス。お客さんを案内してるんだって?」
メビウス「はい。彼女が織斑絆ちゃんです」
80「よろしくね」
やっぱりメビウスさんはちゃん付けなんですね。構いませんけど。
その後ジャックさん達とも自己紹介をしました。ジャックさんは呼び捨てで読んでくれました。
基本的に私は呼び捨てにされるのが好きです。80さんは君付けでした。ちゃんよりはマシです。
それより早く修行がしたいです。体が疼きます。あ、あの人は確か・・・ゼロさんのお父さんです。
セブン「ゾフィー、報告書が出来た。目を通しておいてくれ」
ゾフィー「解った」
セブンさん、気が付きませんね。生真面目なんでしょうか?
ジャックさんがさり気なく私の事を知らせてくれました。
セブン「いや、小さいから気が付かなかった」
絆「地球人馬鹿にしてません?」
セブン「というか地球人自体がこの星では一定区域でしか活動できないからね。此処に居るとは思わないというか居なくて当然と言うか・・・」
あぁ、盲点でした。
ゾフィー「そういえばちょっと気になったんだが・・・絆君は誰かに訓練されていたのかい?」
?・・・どういうことでしょう?
確かに訓練というか修行はつけて貰っていましたけど・・・
ゾフィー「何というか・・・身体つきが普通の同年代の地球人の女子とは
比べ物にならないくらい鍛えられているようだからね」
ゾフィーさんって結構な観察眼をお持ちなんですね。
メビウスさん以外のご兄弟の方々なんか驚いた後そんな事ないなんて笑っていらっしゃいます。
セブン「まさか。俺の鍛えたレオじゃあるまいし」
マン「そうだぞゾフィー」
絆「いえ、お父さんにジープや装甲車で追いかけてもらったりそのほかにも色々と厳しい修行をつけてもらってましたけど?」
あ、セブンさん達が真っ白になってます。何でですか?
ゾフィー「なるほど。それなら納得だ」
ゾフィーさんは相変わらず冷静ですね。他の方とは違って。
メビウスさんは苦笑いしてます。何時になったら修行出来るんでしょうか?
あの後レオさんやタロウさんに稽古をつけてもらいました。
レオ「ゼェ~・・・ゼェ~・・・」
タロウ「ハァ・・・ハァ・・・」
絆「フィ~、疲れました・・・」
やっと修行が出来ました。満足です。レオさん達はばててはいますけど私なんか擦り傷や切り傷だらけです。
レオさんとタロウさんは人間サイズです。私は大きくなれません。当たり前ですけど。
因みにレオさんとタロウさんはほぼ無傷です。ただの体力切れです。
セブン「凄いスタミナだな・・・」
ゾフィー(勧誘しようかな?)
マン「まさかタロウとレオの方がバテているとは・・・」
絆「体力だけは人の10倍あるつもりです」
A「まぁ確かにまだ未熟な所が多々有ったからね。それより母さんに治療してもらおうか」
絆「はい!」
Aさんの肩に乗ってメディカルセンターへ向いました。ゾフィーさんも付いてきてくれました。優しいんですね。
レオさんとタロウさんは寝てればOKらしいので執務室に隣接している仮眠室へ他の兄弟の方々が連れて行かれました。あ、ジャックさんにウルトラブレスレットの稽古をつけてもらいましょう。基本私は武器に頼らないですけど。
個人的にジャックさんが好きなだけです。文句は言わせません。
ウル母「エースにゾフィー、待ってましたよ。その子ですね?」
A「はい。よろしくお願いします」
ウル母「構いませんよ」
聖母みたいな方ですね。たしかこの人はマリーさんだった気がします。マリーさんの手のひらから光が溢れて私を包んでいます。
・・・眠くなってきました。
ウル母「眠いのなら寝て構いませんよ?」
でもエースさんと夕食作る約束してます・・・
A「時間になったら起こしに来るから安心しなさい」
エースさん、すいません。お休みなさい・・・お母さん・・・
絆SIDE END
第3者SIDE
ウル母「可愛いですね。この子は」
A「まぁ彼等の子ですし、それにこの子が人懐っこいのも一因なんじゃないですか?」
ウル母「フフフ、そうですね。エースは戻りなさい。この子は暫く私が見ていますから」
A「お願いします、母さん」
エースはあと少し残っている仕事を終える為にゾフィーと執務室へ戻っていった。
ウルトラの母は手のひらで眠っている絆を人間サイズのベットに寝かせる。
絆はスヤスヤと眠っている。時折「修行がしたい」や「お父さん」「お母さん」と寝言を言っている。ウルトラの母は可愛くて仕方が無い。
家では彼女が紅一点だから仕方が無いのかもしれない。
ウル母「一夏君と箒ちゃんに許可貰ってお母さんと呼んでもらおうかしら?」
するとウルトラの母宛のウルトラサインが浮かんだ。
発信者は一夏ことウルトラマンネクサスからだった。内容は
「そちらに絆がお邪魔していると思いますが其方の宇宙での母になってもらえませんか?」
というの物だったのでウルトラの母は喜んで「是非に!」と返事をした。
返事で「有難う御座います。暫く絆をよろしくお願いいたします」と返って来た。絆は本人の与り知らぬところで母親が増えた。
ウル母「ケンのところにも先程と同じサインが来ているのでしょうか?」
ウルトラの母はウルトラの父に聞いてみると似たような内容で
「この宇宙での父親になって欲しい」と言う内容だったようで了解と返事をしたそうだ。
ウル父「思わぬところで娘が出来たな」
ウル母「そうね。彼女は2人の父と母を持ちましたね」
第3者視点 SIDE終了
絆SIDE
大分寝ていたようです。怪我も跡形も無く治っています。
起きたらマリーさんがお父さんからの伝言でマリーさんがこの宇宙での母親になってくれるということでした。でも良いのでしょうか?嬉しいんですけど・・・
マリー「遠慮なんてしないの。私も娘が欲しいって思っていたの」
あ、確かにマリーさんの一家は男の方ばかりですね。ジャックさんの所に妹さんが後親戚にセブンさんのお姉さんが居る位だった筈ですし・・・
絆「解りました。これからよろしくお願いします。母さん」
おをつけないのは区別をつけるためです。
母さんはとても喜んでくれました。父さんそう呼んだらも喜んでくれました。
ということはエースさんとタロウさんもお兄さんになりますね。
お二人は兄さんと呼びましょう。セブンさんとジャックさんは今までどおりで良いですね。
ジャックさんは叔父さんになりますけど。あ、エース兄さんが来ました。そろそろ時間なんですね。
A「母さん、絆を迎えに来たよ」
ウル母「解ったわ。夕飯、期待してるからね」
A「任せてください」
絆「エース兄さん早く行きましょう」
エース兄さんが呆然としています。私変な事言いましたか?
母さんが色々と説明してます。それで「あ~なるほど」と納得してくれたようです。
さてエース兄さんの肩に乗っかって出発です。厨房は人間サイズ、つまり私に合うサイズの厨房でした。気を使ってくれたのでしょうか?食堂も同じ人間サイズです。
A「此処はよく父さんや母さん、そして兄弟達と使っている部屋なんだ。
絆「でもこれで私も心置きなく作業できます」
本当に嬉しいです。とある人が言ってました。
「病は食から。「食べる」と言う字は人が良くなると書く」と。
昔お父さんが教えてくれた言葉です。とある人って誰なんでしょう?
エース兄さんはボルシチを作ってます。私は・・・和食で行きましょう。
和食大好きですしというか和食しか作れません、それにゾフィーさん以外の皆さんは地球では日本にいたと聞いています。
白いご飯にわかめと豆腐のお味噌汁、それに卵焼きが良いでしょうね。
後は・・・あ、お父さんが多めに持たせてくれた漬物が有りました。
因みに味噌汁の味噌はお父さん特製の手作りです。私はこの味噌が大好きなんです。
お父さんは主に修行用道具と色々な調味料を持たせてくれました。
お陰で好物がここでも食べられます。楽しみです。
絆SIDE END
エースSIDE
全くこの子には驚かされる。
和食で簡単なものばかりなのだがどれも俺の作るものより美味い。
彼女は父に料理を教わったのだと言う。あれ?お母さんは?と聞くと
お母さんからも教わったが料理の八割方は父からだという。
主夫じゃないか・・・と呟いたらその通りだと言われた。
一夏は相変わらずらしい。以前彼の料理や家事の腕を見せてもらったが
母さんは自分以上だと言っていた。まぁ母さんは銀十字軍の仕事で忙しいから
しょうがないと言っておいた。彼もそれに同意してくれたから助かった。
さてそろそろ皆来る頃・・・ってタロウが絆の作ったおにぎりをつまみ食いしようと・・・
止めないと
エースSIDE OUT
絆SIDE
フフフフフフフフフフ・・・・タロウ兄さん私に喧嘩を売っているんですか?
つまみ食いなんていい度胸ですね・・・・・・お父さんが言ってました
料理人が料理を作っているときにつまみ食いをする奴には食わせる飯は無いって・・・
有限実行です。タロウ兄さん、オカクゴヲ・・・
エース「タロウ!よせ!絆がキレた!」
はいブチ切れ状態です。
とある仮面の戦士の状態で言えば真っ黒な状態で目も真っ黒です。
タロウ「だってお腹すいたんだよ」
言い訳無用です。エース兄さんが羽交い絞めをしているので動けません。
放してください、あいつをムッコロセナイ!!
エース「兄さん達、タロウを止めてくれ!絆が完全にブチ切れる!!」
ゾフィーさんはタロウ兄さんを止めていますけどタロウ兄さんはそれでもつまみ食いを
・・・・・・・・・・・ユルサナイ。
絆SIDE END
ゾフィーSIDE
全くタロウの食いしん坊にも困ったものだ・・・
しかし食べ物の事でここまで寿命が縮む思いをしたのは初めてだ。
タロウ「ゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサイ
ゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサイ
もうしませんゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサイ
許してくださいゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサイ」
絆君は一体タロウに何をしたんだ?
エースの羽交い絞めを解いたと思うとタロウの角を掴んで奥の部屋に行った後タロウの悲鳴が聞こえたが・・・
絆君は戻ってきても不気味なんて生温いくらいの笑顔を浮かべたままだ。
確か「絶対零度の笑み」とか「アブソリュートゼロスマイル」等色々言われていた気がする。
瞳もなんだか黒い・・・というか光が全くない。ハイライトが無いと言うのだったかな?
因みにタロウにはご飯抜きが絆君から言い渡された。タロウは反論しようとしたが彼女の
「とある人が言ってました。男にはやってはいけない事が3つ有る。
女の子を泣かせること、食べ物を粗末にする事、そして料理をつまみ食いすることです」
この言葉に黙らせられた。地球にはそんな言葉もあるのか?
地球での滞在時間の長いほかの兄弟達にも聞いてみたが・・・
A「俺は聴いたこと無いですよ?」
マン「私もだ」
セブン「右に同じ」
ジャック「恐らく一夏が彼女に教えたのでしょう」
成程、一夏ならありえるな。彼もタロウのつまみ食いを一切許さなかったし。
箒も箒でつまみ食いをするなら半年間飯抜きにすると言っていたしな。
本当に厳しい・・・我々ウルトラ族は食事の必要が無いが地球へ行ってから
食事の楽しさを知り、このように食事会を行なっていたり夜食をエースに作ってもらったりしている。特にタロウは食いしん坊だからなぁ・・・
む、そろそろ他の皆や大隊長達も来る頃だ。機嫌を直してもらおう。
ゾフィーSIDE END
絆SIDE
あの後ゾフィーさんに説得されて今回のみタロウ兄さんを見逃す事にしました。
今回ダケデスヨ?次ハアリマセン・・・次ハ本当ニムッコロシマス。
マン「しかし女性と言うのは何処でも強いものだな」
ジャック「確かにそうですね」
そうでしょうか?家ではお父さんはお母さんより立場が上ですしお母さんもそれに不満が全く無いようです。私もそうですけど。
A「タロウは完全に尻に敷かれたな」
???わけが解りません。
メビウス「絆ちゃん?」
首をかしげているのを不思議がっているのかメビウスさんに声を掛けられました。
絆「なんですか?」
メビウス「どうして不思議そうにしてるの?」
絆「私の家ではありえない光景だからです」
「「「「「「「「「へ?」」」」」」」」」
セブン「それは一体?」
絆「お父さんが家のヒラルキーのトップで尻に敷かれる所を見た事が無いんです。
というか完全に今も新婚気分でイチャコラしてると思いますし」
ゾフィー「なんと・・・」
ジャック「まぁ確かにそうだったね。彼等は」
マン「アレは相当重症だと思うのだが・・・」
KIZUNA「ナニカイイマシタカ?」
マン「いや、なにも・・・」
タロウ「それよりお腹減ったよ、もう食べて良い?」
絆「駄目です。タロスが生意気言わないで下さい」
A「タロス?タロウの間違いじゃ・・・」
絆「いいえ。タロスです」
今私はタロスを思いっきり叱りたい気分です。もうそろそろ父さんと母さん達も来るのに。
先に食べるのは我が家ではご法度です。前に私もお叱りを受けました。お父さんから。
その日はパンの耳しか食べられませんでした。うぅ~アレはトラウマです・・・
80「絆君が何か黒いものを背負っています」
アストラ「大隊長ももう来るんだから元気出して、ね?」
絆「はい・・・」
本当にあの時のお父さんは怖かったです。
あ、父さんと母さんに青い人が来ました。あの青い人は確か・・・ヒカリさんでしたか?
ヒカリ「む、君が大隊長の言っていた・・・俺はヒカリ。ウルトラマンヒカリだ」
絆「よろしくです。さて食べましょう」
タロウ「やった!」
絆「タロスは待て!」
父さんが何故かコケていますけど如何したのでしょう?
ウル父「タロス?タロウではなくてか?」
マン「そこですか!?」
どうして不思議がっているのでしょう?母さんは全く不思議がっていないのに・・・
絆「つまみ食いしようとした罰です」
タロスは人の分まで食べてしまうとエース兄さんも言ってました。
タロウ「せめてタロスはもう止めて・・・彼らが来る可能性がある」
絆「他人の分まで食べないように」
タロウ「はい・・・」
タロウ、絆以外(彼等ってだれだ!?)
さて灸も据え終えた事ですし食べましょう。
A「さぁ、今度こそ」
全員「頂きます」
私は最初にエース兄さんの作った料理を食べます。今まで外食なんかした事ないし
お父さんやお母さん以外の人の料理を食べるのは初めてです。
絆「あ、美味しい」
麻婆豆腐、何時の間に作っていたのでしょう?とても美味しいです♪なんだかお父さんの味に似ています。
A「それは良かった。麻婆系は一夏に色々教わったんだ。彼、和洋中何でも御座れだったし」
絆「私は和だけです」
A「それも良いんじゃないか?」
ウル母「そうですね。この味噌汁、美味しいですね」
ウル父「む、合わせ出汁だな」
父さん凄いです。大抵の人には解らないのに。
マン「懐かしいな・・・」
セブン「今度休暇を取って地球に行くか・・・」
ジャック「それは良いですね」
ゾフィー「仕事が終ってでの休暇なら良いがサボりで行くなよ。特にタロウ」
タロウ「美味い美味い」
タロウ兄さんは・・・人の分まで食べるなって言ったのに。それに人の話を聞いてませんね。
ウル母「タロウ、少し食べすぎです」
タロウ「あ、はい」
ヒカリ「美味いな・・・興味深い」
メビウス「実験しちゃ駄目だよ?」
ヒカリ「食べ物で実験などしない。今度作ってみようと思ってな」
A「作れたら教えてくれ」
ヒカリ「願っても無い事です。判定をよろしくお願いします」
レオ「おにぎりに味噌汁、漬物に卵焼き・・・見事に和の料理だな。しかし懐かしい」
ウルトラ兄弟の方々は全員日本に居たからやっぱり懐かしいんですね。作ってよかったです。
アストラ「これをレオ兄さんは地球にいたとき食べていたんだね。とても美味しいよ」
80「懐かしいなぁ、この味」
メビウス「カレーが食べたいなぁ~」
カレーが好きなんでしょうか?私は一寸苦手です。
A「なら今度作ってやろう」
絆「私はハヤシライスは作れるけどカレーは失敗ばかりです」
マン「まぁ、之だけの物を作れるから良いじゃないか」
ハヤタさんが慰めてくれました。ですけどもっと色々と作りたいという欲望があるんです。
A「ま、作っていくうちに慣れて行くさ。俺もそうだったし」
ゾフィー「この緑茶というモノは渋味が有って美味いな」
ゾフィーさんって兄弟の仲では一番の地球好きだって聞いてましたけど結構知らない事も多いんですね。
絆「知らなかったんですか?」
マン「仕方ないさ。ゾフィーは我々の中では一番地球滞在時間が短いし」
ゾフィー「はははっ。マンの言う通り仕方ないさ。こっちも忙しいし」
笑って気にしてないって言ってくれました。
絆「ヒカリさんが一番短いと思ってました」
ヒカリ「俺は意外と長く居たぞ?なぁ、メビウス?」
メビウス「そうだね。ゾフィー隊長が地球時間では2~3日しか滞在していなかったと思うよ」
意外と短いんですね。それなら地球について知らない事があっても仕方ないです。
ゾフィー「どんなに長くても5日くらいだな。ヒカリは数ヶ月滞在していたかな?」
そんなに差が有ったとは・・・。
絆「ゾフィーさんってセブンさんにはぶられムグムグ・・・」
いきなりハヤタさんに口を塞がれました。苦しいです・・・・
ゾフィー「?」
セブン(あぁ、あの時の事か・・・)
ゾフィーさんは頭に?マークを出してます。この事は知らないというか
知らせない方が良いみたいですね・・・。ハヤタさんもう・・・流石・・・に・・・苦し・・・い・・・
ジャック「ハヤタ兄さん、絆が窒息します」
マン「おっとすまない」
絆「プハァ!ハァ・・・・ハァ・・・・く、苦しかった・・・」
し・・・死ぬかと思いました・・・。お父さんとお母さんに親孝行も出来ずに
死ぬのは最大の親不孝です。私は親不孝者にはなりたくないです。
母さんと父さんの娘になったばかりなのにその日を命日にしてくれるつもりでしたか!?
マン「そういえば二人は今何処に居るんだい?」
絆「知りません」
セブン「へ?」
絆「この宇宙に来るまでは一緒でしたけど、途中で分かれました」
ウル母「そうだったの・・・あの時聞いておけば良かったわ」
私も何処に行くのか聞いておけば良かったです。
そうすればお父さんと簡単に連絡が取れたのに・・・
ウル父「まぁその内様子を見に来るさ」
そうですね。お母さんは・・・ですけど・・・お父さんは何故か珍しいタイプみたいですね。
娘を溺愛する父親とかじゃなくて谷底か地獄へ突き落として鍛える父ですから。
私の認識が違っているのかもしれませんけど。
私の中では大抵父親と言うのは娘を溺愛してなかなか嫁に行かせないというイメージで固定されてます。・・・お父さん以外。
結構前、自分に彼氏が出来たらどうする?と聞いた事があるのですが・・・
一夏「ん?好きにしろ」
これですよ?父親としてもう少し何か言う事はないのでしょうか?
ご馳走様。エース兄さんのご飯美味しかったです
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