No.601586

魔法少女リリカルなのは-The BLAZBLUE- CROSS WILL

Blazさん

少女は再び生を貰い己が意志で生き抜こうとした。
だがある事件により少女には深い後悔が残った。
「・・・あの人を助けたい。」
たったその一つの願いを目的に少女は"蒼"を手にし
かつての友と戦う運命を選んだのだった・・・・・

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2013-07-25 22:36:11 投稿 / 全7ページ    総閲覧数:2659   閲覧ユーザー数:2532

Rebel3 「稽古の覇王と聖王の遭遇」

 

とある無人世界・・・・・

 

アイン「すいません、お時間を頂いて・・・・」

 

「いーのいーの!私もアインちゃんとは試合してみたかったから!」

 

アインの前にはオレンジの短い上着とスカート、十字のトンファーを両手に装備してリスの耳と尻尾がある女性「マコト=ナナヤ」が元気そうにアインに答えていた。そしてその二人の試合を見ようとルーテシアとマコト同様短い蒼のスカートと脇が見える上着を着た72・・・・  女性、「ノエル=ヴァーミリオン」が居た。

 

アギト「んじゃあ二人とも準備はいいか?」

 

アイン「いつでも。」

 

マコト「何処でも!」

 

("Heritage Museum verCP")

 

THE WHEEL OF FATE IS TURNING

 

アギト「んじゃあ・・・・・」

 

REBEL1

 

アギト「始めっ!」

 

ACTION!

 

アイン「フッ!」

 

マコト「いっくよー!」

 

 

刹那、二人は一気に間合いをつめ、マコトが右のストレートを放った。

だがアインはそれを体格の違いと身のこなしで紙一重で避け、そのまま右のカウンターを撃った。

 

ガシッ!

 

アイン「っ!」

 

マコト「ふふふ~甘いよ~サッカリン位に・・・・・・あっまぁぁぁぁぁい!!」

 

マコトは左手のみでストレートを受け止めそのまま投げ飛ばした。

そしてそのままマコトもジャンプしアインを飛び越えた。

 

マコト「ライトニングアロー!」

 

アイン「くっ!?」

 

マコトはそのまま右のストレートを打ち込んだ。

アインはそれを防御はしたが威力が高いせいか地面に叩きつけられた。

 

マコト「ふっふ~!どうよっ!」

 

アイン「まだですよ!」

 

アインは立ち上がり何をするかと思いきや精神統一を始めた。

 

マコト「あれれれ・・・・もう・・・ですか?」

 

アイン「はい・・・・・今回は新しいドライブ技を実験したいので。・・・・行きます!

{コード:ツヴァイ}・・・・開放!」

 

アインは一気に力を開放した。すると両手の甲には紋章が浮かび上がった。

 

マコト「ここで術式開放ですか・・・・・いいよ・・・掛かって来いやぁ!!」

 

とマコトは威勢よく言ってはいたが目は涙を流していた。

 

ノエル「・・アインちゃん、今回術式開放早いね。何かあったの?」

 

ルー「確か・・・新しい技が出来たとか・・・・」

 

ノエル「・・・・・・・・・・。」

 

 

マコト「アステロイドビジョンッ!!かーらーのー!マーズチョッパー!!」

 

アイン「っ・・・・・・・牙山っ!」

 

アインはマコトのコンボ攻撃をガードしそのままカウンターを仕掛けたが回避。

しかしアインはそのまま攻撃態勢に移った。

 

マコト「っ!?この距離って・・・・・!」

 

マコトはさらに距離を置こうとするがアインが一歩早く攻撃をした。

 

アイン「覇王・・・・・玄武剛弾っ!!」

 

アインは右腕に集中させた魔力を術式の応用で一気に圧縮しマコトに向かって撃った。

それはまるでロケットパンチのようだった。

 

マコト「ちょっそんなの聞いてなぁぁぁぁぁ!!」

 

刹那、マコトはガードするも崩されノックダウンした。

 

 

DISTORTION FINISH!!

 

アイン「うぅむ・・・・こんな物でしょう。」

 

マコト「ひ・・・酷い・・・・・新しい技がディストーションドライブだって先に・・・・ガクッ・・・・。」

 

アイン「いやでも教えたら威力試せないじゃないですか。」

 

ノエル「それを人にはどうかな・・・・・・・」

 

ルー「人体実験・・・・・」もぐもぐ・・・

 

そうしてアインとマコトの試合(新技実験)は終わりを告げたのだった・・・

 

小屋(自宅)・・・・・

 

ウルフ「で、ライチさんに何て言われた?」

 

ゼスト「・・・・・・"これ以上無理をするならベッドに括り付けます"だそうだ。」

 

一方で家では戻ってきたゼストがウルフと会話を交わしていた。

あの後主治医である「ライチ=フェイ=リン」からしばらくの戦闘行動を控えるようにと念を押され流石に                 ゼストでも頭が上がらず逃げ帰ってきたのだった。

 

ウルフ「まぁライチさんの言葉にも一理あるからな。あと少しで完治だってのにそんな時に戦ったら今度

こそ・・・・」

 

ゼスト「・・・解ってはいる。だがな。俺は・・・自分の目的のためなら・・命を賭ける覚悟はいつでも

あるさ。」

 

ウルフ「・・・・・はぁ。ったくよ・・・・・」

 

ウルフは寝ていた体勢から立ち上がりそのまま奥に戻って行った。

 

ウルフ「ったくよ・・・・ダイゴといいオッサンといい・・・・どうしてああ言う奴らほど                       命を賭けるのかね・・・・・。」

 

ウルフはそう言い一室に入った。そこにはホルスターと小さな物置の上に一枚の写真が張られていた。

 

 

 

???・・・・・

 

ここはとある場所。そこではマッドサイエンティストこと「ジェイル・スカリエッティ」が鼻歌を歌いながら作業をしていた。

 

ジェイル「ふんふ~ん・・・・」

 

ウーノ「ドクター、失礼します。」

 

すると後ろから一人の女性が入ってきた。名はウーノ。ジェイルが作り上げた「戦闘機人」の最初に作り上げられた女性である。ジェイルはウーノの言葉を聞き言葉を返した。

 

ジェイル「おやウーノ。どうしたんだい?」

 

ウーノ「いえ、お茶が入ったので。」

 

ジェイル「ありがとう。」ずずず・・・・

 

ジェイルはそう言いウーノが持っていたトレイの上から緑茶の入った湯飲みを取りすすった。

するとウーノは唐突にジェイルに質問をした。

 

ウーノ「あの・・・ドクター。」

 

ジェイル「? どうしたんだい?」

 

ウーノ「本当に・・・・すべてが終わったら・・・"あそこ"に行くのですか?」

 

ジェイル「・・・・・ああ。彼女からも誘いを受けているし私は自分の力を自分の為に使いたいのでね。」

 

ウーノは心配そうに質問をしたがジェイルはそれを軽く返答した。

すると今度はドアの向こうからドタドタと誰かがこちらに走ってくる音がした。

 

クアットロ「た・・・大変ですドクター!!」

 

ウーノ「クアットロ・・・それにチンクも・・・二人ともどうしたの?」

 

ドアの向こうから眼鏡をかけた女性「クアットロ」と片目に眼帯をつけている女の子が

「チンク」が慌てて入ってきた。

 

チンク「あ・・ウーノ姉ぇ様・・・・・・実は・・・・・」

 

ジェイル「実は?」

 

クアットロ「あの・・・・・・"聖王"の子が・・・・・・・・・脱走してしまいました・・

・・・・・・。」

 

ジェイル「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」

 

ウーノ「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」

 

クアットロ「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」

 

 

ジェイル「お・・・・・・・・・・・・・・・」

 

チンク「お?」

 

 

 

 

ジェイル「OH noぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!」(ブリッジ)

 

チンク「ブッ!?」(吹いた)

 

するとジェイルは椅子から転げ落ち地面でゴロゴロとローリングを始めた。

 

 

ジェイル「どーーーすんのよ!!?あの子が居ないと計画は頓挫するしそれに脳味噌どもにどやされるし給料減るし・・ってか私無職だった・・って行ってる場合じゃなあああああああああい!!!第一聖王の遺伝子手に入れるのにも時間掛けたし見つからずに手に入れるのめっさ苦労したんだよ!?それが全部パー!!パーだよ!?グーとかチョキとかじゃなくてパー!?パーパーパーパーって怪鳥ホヤホヤかってんだ!?ってぞくぞく村じゃねぇよ!?あーもーどうすんだよ!?やってられないんだZE!!「ドクター。」第一管理局に渡ったらどーすんのさ!?あの子が管理局に保護されたらそれこそアウトだよ!!!「ドクター。」あーもーこんな事だったらもう一人くらい作っとけばよかったのに脳味噌共が金をケチるからもー「ドクター・・・・?」こーなったら連中に嘘言って金をむしり取ってそれで国外逃亡だ!!そうだそれがいい!!ってどうすんだよ!?あーもーこのままじゃあ色々面倒臭い事になるしあーもーなんかもーやってられないんだZE!!ってマジでどうしようってんだ!!!」ゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロ

 

ウーノ「ド・・・・・クタ・・・・・・・・・・」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・・・

 

クアットロ「う・・・ウーノ姉ぇ様?」

 

カッ!(覚醒)

 

ウーノ「少し黙れやゴルァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!」

 

ドゲシッ!!!

 

ジェイル「ハサウェイ!?」

 

刹那、キレたウーノによりジェイルは蹴り上げられ25mも上の天井に突き刺さった。

 

ジェイル「ひ・・・酷いなウーノ・・・私だってテンパる時ぐらいある・・・・ガクッ」

 

 

チンク「さ・・・最近ウーノ姉ぇ様、トーレ姉ぇ様より恐ろしくならないか?」

 

クアットロ「え・・ええ・・・・流石長女・・・一家の大黒柱兼お父さ「あ゛あ゛?」いえ、何も・・・・・」

 

 

ジェイル「兎に角だ。一刻も早くあの子を回収しないといけない。クアットロ、現在位置は?」

 

ジェイルはそう言い落ちてくるとクアットロに問い詰めた。クアットロはディスプレイを出しデータを検索し始めた。

 

クアットロ「えっと・・・・グラナガンの旧工業地帯ですね。」

 

チンク「そういえばドクター。最優先なのは解るが何か他に理由があるのですか?」

 

ジェイル「ん?ああ・・・実はあの子の両足には・・・ジュエルシードが一つずつアタッシュに入っていてね。彼女との契約を全うするための物なんだよ。」

 

ウーノ「二つ?一つでいいのでは?」

 

ジェイル「もう一つは彼のだ。・・・・さて。では、チンク・クアットロはディエチを連れて回収に向かってくれ。向こうには私が依頼する。おそらくルーテシアが向かうはずだ。」

 

クアットロ「・・・・別にチンクちゃんが行かなくても私とディエチちゃんとで十分では?」

 

チンク「・・・それは私が足手まといだと?「いや・・そう言う訳では・・」なら何だ?」

 

ジェイル「まぁまぁ・・チンクを同行させるのは・・・・・保険だよ。」

 

そう言いジェイルは二人をなだめていた。するとウーノの端末に一つの情報が入った。

 

ウーノ「・・・・本当に保険ですね。」

 

ジェイル「? どうしたんだいウーノ?」

 

ウーノ「はい・・実は"彼女"が聖王の子と遭遇したらしく・・・・・」

 

ジェイル「彼女が・・・・・・?・・・・・・・・・・・・・・っ!!マズイな・・・」

 

ウーノ「ええ・・・とてもマズイです・・・。」

 

ジェイルとウーノは冷や汗を垂らしていたがクアットロとチンクには何が何なのか

解らなかった。

 

ジェイル「仕方ない・・・二人とも!急いで彼女と合流するんだ!」

 

ジェイルがそう言い二人も慌てて部屋を出て行った。

 

 

ジェイル「・・・・・管理局が出しゃばって来る・・・・・!」

 

 

 

首都グラナガン、旧工業地帯地下・・・・・

 

地下では暗い道を金色の髪で片目が赤ともう片目が緑のちいさな女の子がヨロヨロと歩いていた。

 

「・・・・・・・・。」

 

女の子は喋る気力も無くただただ歩いていた。

 

(誰か・・・・・助けて・・・・・)

 

ドンッ。

 

すると少女は何かにぶつかった。それは冷たいコンクリの柱ではなく暖かい誰かの腹だった。

 

ラグナ「こんな所でどうしたチビッ子。」「ブイッ♪」

 

少女は顔を上げるとラグナとイーブィが少女を見ていた。不思議と少女は怖い感じはなくその場にへたり込んだ。

 

ラグナ「・・・・・腹減ったのか?」

 

 

少女は少し首を縦に振った。ラグナは後ろのポケットからカロリーメイトを出し、少女に渡した。少女はよほど気力が無かったのか開けられずラグナは変わりに中身を出してあげた。

 

「っ!」がっがっがっ!!

 

すると少女は勢い良くがっつき瞬く間に食べ終えた。ラグナはそれを見て少し唖然としていた。

 

ラグナ「そんなに腹減ってたのかよ・・・・しかもボロボロの服だし・・・・・チビッ子。名前は?」

 

ヴィヴィオ「・・・・・・ヴィヴィオ。」

 

ラグナ「・・・・・なんか言いにくい名前だな。アタシはラグナ。ラグナ=ザ=ブラッドエッジだ。」

 

ヴィヴィオ「らぐ・・・・・な?」

 

ラグナ「そう。・・・・っとそろそろ行くかなチビッ子。お前の家は?」

 

ヴィヴィオ「家・・・・・?・・・・・・わかんない・・・・・・」

 

ラグナ「は?それってどういう・・・「ラグナー!!」おっアギト!それにルーと・・・・誰だっけ?チン〇?」

 

するとヴィヴィオが来た方向からルーテシア、アギト、チンクが向かってきた。

 

チンク「チンクだ!!下ネタじゃねぇか!!!」

 

ラグナ「あーはいはい・・わーったよチンクル。「お前・・・わざとだろ?」どうだろうね?で・・お前らどうしたの?」

 

ルー「その子を回収しに来たの。その子の足に付けられているアタッシュにはジュエルシードがあるから。」

 

ラグナ「ジュエルシード・・・って事はまたアイツかよ・・・・・言っとくがそれならさっさとトンズラした方が良いぜ。」

 

アギト「? どうして・・・・・ってまさか・・・・」

 

ラグナ「ご名答。」

 

するとラグナの後ろから管理局員が数名向かってきた。ラグナはヴィヴィオの足に付いている鎖を外し二人に渡した。

 

ラグナ「アタシはこの子連れて逃げるから。後よろしく~」スタコラサッサ~

 

チンク・アギト「「楽すんなゴルァァァァァァァァァァァァア!!!」」

 

ラグナはそう言って足早にその場から逃げて行った。すると局員がチンク達の前に現れた。

 

「目標発見!どうやら仲間が居たようです!これから拘束します!」

 

チンク「チッ!アギト・ルーテシア嬢は先に!ここは私が食い止めます!」

 

チンクはそう言いナイフを投げた。するとナイフは爆発を起こし瓦礫が局員の上に振ってきたのだった。

 

「ぐわああああ!!」

 

「くっ・・・やむえん!六課に応援を要請しろ!」

 

チンク「応援だと!?ルーテシア嬢!」

 

ルー「っ・・・・・!アギト、行くよ!」

 

アギト「あっちょっと待てよルー!」

 

ルーテシアそう言いはアギトと共に奥に逃げて行った。二人が逃げていると広い場所に出た。周りには柱がたくさん立っており二人は   取り合えず柱らの一本の下で休憩した。

 

ルー「・・・・巻けたかな?」

 

アギト「さぁな・・・・でも局の連中の応援が来るって行ってたし急いだほうが・・「確かコッチのはず・・・・!誰か居るの!?」ゲッ!!」

 

すると一方から誰かが向かってきた。それは六課のフォワードメンバーのスバルとティアナの二人でルーテシアは二人から見て一番奥の暗い場所に座っていた。

 

アギト「(ルー隠れろ!)」

 

ルー「っ・・・・」

 

そう言うとルーテシアは静かに二人が見えない方に隠れた。幸いAMFがいつの間にか張られており魔力で見つかる事はまず無かった。

 

スバル「んー・・・誰か話し声がしたよね・・・・・確か・・・・・・あっちだ!」

 

ティアナ「ちょっスバル待って!」

 

スバルはそう言うとルーテシアの方に向かいローラースケートを滑らせた。一方でルーテシア達はじっと我慢したいた。そして、「見つかるな、見つかるな」と心の底で叫んでいた。

 

スバル「っ・・・・ここっ!」

 

ルー「っ!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

スバル「・・・・・・・・・・・・・・アレッ?居ない・・・・・・・・気のせいかな?」

 

ティアナ「スバル・・・・・・・?」ゴゴゴゴゴゴゴ・・・・・・

 

スバル「ゲッ・・・・ティア・・・・ごめん☆」てへっ☆

 

 

ドゴズッ!!(鉄拳制裁)

 

 

結果スバルは一歩手前の柱しか見ずティアナから制裁を喰らった。すると再び後ろから四人の局員、                  ヴィータ、エリオ、キャロそしてスバルの姉ギンガが合流した。

 

ヴィータ「おーい!どうだーそっちはー?」

 

ティアナ「ああ、副隊長。こっちにはまだ誰も。」

 

ヴィータはそれを聞くと「ふーん」と素っ気無く答えスバル(死体)を見た。それにヴィータとギンガは呆れ、エリオ達は苦笑していた。  だが・・・・・・・・・・

 

 

フリード「っ・・・・・・・・・・・・・キュルルルルルル!!」

 

突然キャロに抱えられている子竜のフリードがうなり始めた。

 

キャロ「どうしたのフリード?」

 

フリード「クキュウ!!!」

 

キャロ「えっ?ここには私達以外誰か居るって言うの!?」

 

 

 

ルー「っ!!!」

 

すると辺りには再び張り詰めた空気が漂い始めた。

 

ギンガ「って事は・・・・スバルの勘は当たっていた・・・?」

 

ヴィータ「って事になるな・・・・・・」

 

ルーテシアとアギトは再び我慢してはいたが・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ガラッ・・・ゴトン!

 

ルーテシアが足元の石を蹴ってしまった。

 

ヴィータ「っ!其処だ!!!」

 

刹那、ヴィータが鉄球をルーテシア達が居る柱に向かって撃ち爆発が起こった。

ルーテシアとアギトは間一髪でその場から逃げ出したが同時に六課メンバーに見つけられてしまった。

 

エリオ「っ!あそこです!」

 

ルー「しまった!」

 

アギト「ルー、逃げるぞ!!」

 

ルーテシアとアギトは走ってその場から逃げた。

だがヴィータ達も後を追いスバルとギンガはローラースケートを滑らせ間合いをつめて行った。すると再び広い場所に出た。其処はラグナと合流前に設置した回収地点とACMF(アンチカウンターマギリンクフィールド)つまりはAMFのカウンター装置を設置した場所だった。

 

ルー「っ!ガリュー!ヘラクロス!」

 

ルーテシアはそれを知ってか召喚陣で使い魔のガリューとヘラクロスを出した。

 

ティアナ「っ!召喚師!みんな、気をつけて!」

 

ルー「ヘラクロス!辻斬りっ!!」

 

ヘラクロスは辻斬りを起こしエリオとスバルに攻撃した。その間にガリューはヴィータ達を狙うがヴィータ単身に止められた。

 

ヴィータ「お前の相手はアタシだよ・・・・!」

 

ガリュー「っ・・・・・!」

 

アギト「ルー!二体だけじゃ・・・・!」

 

ティアナ「ギンガさんっ!!」

 

ギンガ「任せて!」

 

ギンガはその隙にルーテシアの元に向かいアタッシュを回収しようとした。

だが、ルーテシアの手にはもう一個のモンスターボールが持たれていた。

 

ルー「アギルダー!!」

 

ルーテシアはアギルダーを出したがその姿は何処にも無かった。

ギンガは何かと思ったが気にせずルーテシアに向かった。だが突然左から何か攻撃を受けた。

 

ギンガ「っ!?一体何が・・・・!?」

 

ルー「・・・・・・"フェイント"」

 

アギルダー「・・・・!!」

 

スバル「っ!ギン姉ぇ!?「ヘラクロス。」ってうわっ!?」

 

ルー「テッカニン、"高速移動"!!」

 

ルーテシアは次にテッカニンを繰り出し高速移動でティアナ達を撹乱させた。

 

ティアナ「っ!早すぎる・・・・!「シザークロス」っ!」

 

キャロ「フリード!「クキュー!」ブラストフレア!」

 

フリードは口から炎を吐き攻撃したがテッカニンはそれを易々と回避した。

 

キャロ「嘘っ!?さっきより速い!?」

 

ルー「(特性"加速"・・・・これなら・・・)ツバメ返し!」

 

テッカニンはツバメ返しでキャロに攻撃を仕掛けようとするもフリードが噛み付こうとし当てられなかった。

 

アギト「ルー!そろそろ限界だ!」

 

ルー「でも・・・・・・「お嬢っ!」っ!」

 

するとルーテシアの後ろからチンクが合流した。チンクはナイフを天井に投げそれを爆破し天井に穴を開けた。

 

スバル「うわっ瓦礫が大量に!?」

 

ヴィータ「ちっ・・・・・一旦戻れ!」

 

ルー「みんな戻って!ガリュー、お願い。」

 

ルーテシアはポケモン達をボールに戻しチンクと一緒にガリューに担がれて天井から脱出した。フォワードメンバーとヴィータ、ギンガは  それを見て天井から二人を追った。

 

 

 

 

 

廃ビル屋上・・・・・

 

クアットロ「あらら・・・どうやら面倒な人達が来てしまいましたね・・・」

 

ディエチ「確かアイツ等アグスタでも邪魔してなかったっけ?」

 

クアットロ「そうね。これ以上は私のプライドが許しませんからね・・・・ココでブチ殺・・・・・っといけないいけない・・・・。」

 

ディエチ「・・・クア姉ぇがどんな人間か少しわかった。」

 

クアットロ「ちょっとそれっでどう言う事ですディエチちゃん!?私はナンバーズの参謀「兼ドS担当」                   そうそう男をロープで縛ってローションを・・って違います!!」

 

ディエチ「そんな事言ってたら来たよアイツ等。」

 

クアットロ「そんな事ってアナタが・・・・って本当でしたね・・・・」

 

一方でクアットロとディエチが言い合いをしていると戦闘があった場所からガリューに担がれているルーテシアとチンクそしてアギト。さらに後ろからはさっきとは違いなのはとフェイトが追ってきていた。

 

クアットロ「あらら~・・・・エースオブエースと雷の閃光ですか~・・・・シルバーカーテンを張ります。                ディエチちゃん牽制頼みますね。」

 

ディエチ「りょーかーい。・・・別に当ててもいいよね?」

 

クアットロ「まぁ・・・・お嬢様達を逃がす為なんで・・・・出来れば撃墜してやって下さい。」

 

ディエチ「りょーかい。IS・・・・起動・・・・・・!」

 

ディエチは大量の包帯で巻かれていた棒状の何かを掴み包帯を外した。それは巨大な狙撃銃でそれを使ってなのは達を狙っていた。

 

クアットロ「シルバーカーテン展開完了。・・・ディエチちゃん"アニマ機関"の調子は?」

 

ディエチ「良好・・・むしろ前よりは気分が良いよ。お陰で集中できる。」

 

ディエチはそう言い静かに狙撃体勢になった。一方でなのは達はガリューを追ってはいたがクアットロ達は全く見えていなかった。

 

なのは「これ以上逃げても罪が重くなるだけだよ!」

 

フェイト「お願い!今ならまだ間に合うから!」

 

 

アギト「・・・・だそうだ。」

 

ルー・チンク「「だが断る。」」

 

なのは「なら無理にでも捕まえるまで!」

 

フェイト「ってそれって・・・・」

 

アギト「公務員がする事かあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

アギトは弾幕を避けているガリューの上で叫んでいた。だが流石のガリューでも限界が近づき万事休すかと思っていたが。

 

クアットロ『チンクちゃん!六時方向、双子のビルの上に!』

 

チンク「っ・・・お嬢!「ガリュー!」「っ・・!」」

 

チンクはクアットロの通信を聞きその方向にガリューを誘導した。だがその先は海になっていた。

 

なのは「海・・・・ってことは飛行?」

 

フェイト「でも、あの子達に飛行能力があるならとっくに・・・・まさか!?」

 

 

ディエチ「もう遅い・・・・・・ファルケ・ブラスト!!」

 

ディエチは圧縮した魔力を一気に発射した。その速さは圧倒的で十秒と掛からずなのは達に向かい着弾した。

 

シュウウウウウウ・・・・・

 

ディエチの銃は横から煙が吹き冷却された。

ディエチのオリジナル技である「ファルケ・ブラスト」は威力とスピードはあるが一回の発射までの時間と冷却時間が長いのがネックとなっている。だが基本的な威力は極めて高く大抵の魔導師は一回で撃墜される技となっている。

 

ディエチ「狙い撃ったぜ・・・・」(ドヤァ)

 

チンク「ディエチか、助かった。」

 

クアットロ「・・・私も居たのだけど「あ。居たのか。」ひ・・・酷い・・・・。」orz

 

アギト「取り合えず早くトンズラここうぜ。」

 

アギトがそう言うと彼女達は転送されていった。

 

 

 

 

 

 

『ロングアーチよりスターズ1ライトニング1へ!大丈夫ですか!?』

 

なのは「痛てて・・・・なんとか大丈夫です。」

 

フェイト「それよりあの子達は?」

 

はやて『残念やけど・・・・ロストしたわ・・・・。一課の方でもロストしたから大目玉喰らってるらしいで・・・。』

 

一方で六課の面々は今回も任務が失敗し上層部からどやされはしたが幸い一課の始末書

5000枚というのは免れた。

 

はやて「5000枚も何を書くんやろ・・・過去の清算?」

 

リィン「それは中二です・・・・・・」

 

その頃ジェイルのアジトでは・・・・・

 

ヴィヴィオ「いーやー!!」

 

ウーノ「・・・・困りましたね・・・・」(チラッ)

 

ラグナ「・・・・・・・・・。」(そっぽ向く)

 

ウーノ「このままではこの子が何時また脱走するか・・・・」(チラッ)

 

ラグナ「・・・・・・・・・・・・・・。」

 

ウーノ「はぁ・・・・どこかに腕も確かで面倒見のいい人がいないかしらねぇ・・・・

ラグナ?」

 

ウーノはそう言いラグナに問い詰めた。ラグナは未だにそっぽを向いており本人は汗を垂らしていた。しかもヴィヴィオもラグナを見ておりラグナにとっては気まずい状況だった。

 

ラグナ「・・・・・アタシは嫌だぜ。あんた等がその子を作って監視が甘いせいで脱走したんだ。それに、子育てなんて真っ平だ。」

 

すると横からジェイルが頼みに来た。流石のジェイルでもこの子をどうあやせばいいか解らず頼みはラグナ唯一人だった。

 

ジェイル「それは承知だがな・・・・計画の事も考えると君に預けた方がこの子も安心だしな・・・・・それに・・・・・君の所には  「覇王」も居るだろ?」

 

ラグナ「チッ・・・・・・・・「・・・・・うー・・・・」・・・・・・・・・・はぁ・・わーっよ・・・・当日まで預かればいいんだろ?」

 

ジェイル「そう言う事。それでは頼むよ。」

 

ジェイルがそう言うとウーノはヴィヴィオをラグナの元へと渡した。ヴィヴィオは満面の笑みを浮かべラグナはそれに比べ苦笑の顔だった。

 

ラグナ「・・・・・しゃーねーな・・・よろしくなヴィヴィオ。」

 

ヴィヴィオ「うん!」

 

 

 

小屋(自宅)・・・・・

 

アイン「・・・・でその子を預かってきたと。」

 

ルー「ロリコン・・・・・・」

 

アギト「いやココはシスコ(ドゴズッ)・・・・・・・ごめんなさい。」

 

ラグナ「まぁそう言う事だ。仲良くしなよ。特にアインはヴィヴィオに言葉の練習と・・・"アレ"について・・・・・時が来たら話してやれ。」

 

アイン「っ・・・・・・・うん、わかった。」

 

ヴィヴィオ「よろしくね~」

 

アイン「よろしくね、ヴィヴィオ(聖王)。」

 

アインはそう言いヴィヴィオと握手をした。だがルーテシアには誰か別の二人が握手しているように見えたのだった。

 

 

 

 

子供達が寝静まった頃ラグナとゼストとウルフは言葉を交わしていた。

 

ゼスト「あの子が聖王だと?」

 

ラグナ「と言っても厳密には聖王のクローン。でもどうやら記憶はあるらしいって。」

 

ウルフ「それでアインをパートナーに選んだのか?」

 

ラグナ「まぁね。それに術式の練習も入れるように言っておいたし。」

 

ゼスト「術式・・・・・お前は戦士でも作る気か?」

 

ラグナ「さてね・・・・・・・それにさ。そろそろアタシ一人じゃキツくなって来るかもしんないし・・・。」

 

ウルフ「・・・・・今日何があった?」

 

ラグナ「・・・・待ち伏せ。アタシが今日、局のサーバールームに侵入する事を知ってたらしくってね・・・エースオブエースと雷の閃光に待ち伏せ喰らったよ。」

 

ゼスト「・・・・では地下では逃走中だったと?・・・・一体誰が・・・・・」

 

ラグナ「さぁな。でも明日、局に入って情報盗んできてくれるスパイと会うからソイツに聞いてみるよ。」

 

ウルフ「・・・・・・なんかキナ臭せぇから・・・・気をつけろよ。」

 

ラグナ「・・・わーってるよ。」

  

 

管理局とある一室・・・・・

 

そこでは一人の男がディスプレイを使いデータを検索していた。するとドアが開いたので急いで別のディスプレイに切り替えた。

 

フェイト「あ・・お疲れ様です。」

 

「お疲れ様。調子はどう?」

 

フェイト「はい、変わりなく。アナタはどうです?最近妹と会ってないとか・・・・」

 

「あ・・・はははは・・・・最近デスクワークが忙しくて・・・・」

 

フェイト「・・・・・・それは解りましたが身体には気をつけて・・・・」

 

「・・・・でそう言えばフェイト執務官はココに何を?」

 

フェイト「あ、ちょっと資料を返しに。」

 

「そっか・・・そうだ、今日執務官あのSSS級犯罪者と遭遇したんだって?」

 

フェイト「あ・・はい。実は今日六課に新しい諜報部員の人が入ってきてくれてその人に次にアイツが現れる場所を教えてもらって・・・・でも・・・逃がしちゃって・・・。」

 

「・・・・でも凄いよ。正面からだろ?俺じゃあ到底無理だよ・・・・。」

 

フェイト「フフフ・・またまた。」

 

「ははは・・・所で・・その諜報部員の名前って?」

 

フェイト「? えっとカズマ大尉だっけ・・・・・」

 

「カズマ・・・・・ね。ありがとう。ごめんね引き止めちゃって。」

 

フェイト「いいですよ。久しぶりにアナタと話せましたし。では・・・・・また妹さんに顔、見せてくださいね。」

 

フェイトはそう言いドアの向こうに消えて行った。男はホッとし再びさっきのディスプレイを開きその中でさっきフェイトが言っていたカズマを検索していた。

 

「カズマ、カズマ・・・っと・・・・あった!えっと・・・入局は・・・3月・・・・・って・・・・二ヶ月前!?それで大尉って・・・・・・一体・・・・・・・・」

 

 

カズマ「今日は月が綺麗ですね・・・・・・・・」

 

 

 

 

 

 

 

オマケ・オリジナル設定

 

 

アニマ機関

とある機関が開発した魔道エネルギー炉。その設計図を貰いジェイルが開発した。 

ジュエルードとは違い空気中の魔力素を吸収し自分の魔力にする言わば擬似リンカーコアとなっている。さらに作中でディエチが「むしろ、前より気分がいい」と言ってた通りジュエルシードのような危険な影響を受けず安定しており安全性などから戦闘機人は全員アニマ機関を搭載している。(というかジェイルがアニマ機関搭載型に改修した)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次回は六課side後日談編です。


 
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