No.594192

リリカルなのはSFIA

たかBさん

リリカルなのはSFIA IFエンド2
勢いで書きました。
後悔はしていない。

2013-07-04 09:01:36 投稿 / 全6ページ    総閲覧数:4820   閲覧ユーザー数:4301

 リリカルなのはSFIA IFエンド2

 

 

 

 問題 さあ、今回は誰の好感度が一番高い場合のエンドでしょうか?

 

 

 二年C組 エリオ・S・テスタロッサ

 

 『僕には一人の可愛い妹と優しいお母さんと愉快なお父さんがいます。

 お母さんは僕や妹のヴィヴィオの為に美味しいご飯を作ってくれます。

 お父さんは休みの前の日に地球という世界のアニメをレンタルショップで借りて来ては僕と一緒に見て、翌日にはアスレチック場に赴いてはよく遊んでくれます。

 特に模擬戦を表して親子の拳の語らいは楽しいものが…』

 

 あれ?キャロちゃん、どうしてそんなに慌てているの?

 え?普段はどんなお父さんとどんな暮らしをしているのって?

 お父さんは朝早くに建築現場に赴いて現場でレンチやスパナを振るっているけど?

 夕方頃にはお母さんと一緒に工事現場に迎えに行っているけど…?

 うん。普通だけど…。あ、でも、この間の休みにちょっとお父さんとお母さんが喧嘩したっけ、すぐに仲直りしたけど…。

 どんなケンカって?それは…。

 

 

 高志視点。

 

 「ほえ~」

 

 「にゃ~」

 

 マンションの一室で、ソファーに上半身を預けるようにだらけていると娘のヴィヴィオが膝の上に顎を乗せて俺同様にまったりしていたら、

 

 バアンッ!

 

 と、マンションの玄関にある扉が叩き壊される勢いで開け放たれる。

 その轟音に膝の上に顎を置いていたヴィヴィオはびくっと顔を上げた。

 そして、その扉を開け放った人物はその金色の髪を乱しながら真っ赤な瞳を困惑という感情を隠さずに叫んだ。

 

 「タカシッ、エリオに何をしたぁああああ!」

 

 …え?俺は泣くまでフェイトに殴られるの?

 いくら息子でもいきなり『ズキュウウウウン』とかしてないんだけど…。

 久しぶりの連休なので、昨日はエリオとヴィヴィオと一緒に地球のアニメDVDを借りて鑑賞会をしただけ。

 

 「そのアニメって?」

 

 「SENGOKU バサラ」

 

 「それだよ!さっき、エリオの訓練をしていたなのはから連絡があって、『シールドで完全に防がれた刺突を無理矢理押し通そうとしてカートリッジをフルドライブしてきた』って言ってたんだよ」

 

 エリオはまだ小さいからフルドライブは危険だから、命がかかわる時以外には使っちゃ駄目とフェイト母さんは常に言っているのにエリオは使っちゃたらしい。

 

 「しかも、エリオはその時『みっ、なっ!ぎっ!!るぅううあああああっ!!!』とか言いながら興奮状態だったから言うことをきかなくて、仕方なくなのはが『少し頭を冷やそうか?』って。…エリオが、エリオが光の中に」

 

 あ、幼少期になのはから受けたスターライトブレイカーを思い出したのか?

 説明していくうちに表情が青ざめて、体を震わせてきたフェイト。

 

 「…フェイトママ。大丈夫?」

 

 そんなフェイトを心配してかヴィヴィオが震えるフェイトに抱きついて落ち着かせる。

 それでも震えが止まらないようなので、俺も続いてフェイトを抱きしめる。

 

 「大丈夫だ、フェイト。ここに桜色の収束砲をぶっ放す非殺傷詐欺師はいない」

 

 「…ほんと?本当に、本当?」

 

 震えるフェイトを優しく抱きしめながら俺は優しくフェイトの頭を撫でた。

 そして、いくらか震えが収まったフェイト。兄の容態が気になるヴィヴィオと一緒にエリオが運び込まれた病院へと向かうのであった。

 

 

 ???視点。

 

 「て、事があってさ」

 

 と、にこやかに話すエリオ君の顔を見てはいられなかった。が、何故か、視線を逸らすことが出来ない。

 どうにか彼から視線をずらそうと考えた時だった。

 エリオ君の後ろから件の現『傷だらけの獅子』が現れてエリオ君の肩に手を置きながらあさっての方向を指さした。

 

 「さあ、行くぞエリオ!目指せ、管理局の星!」

 

 「わかったよ!父ちゃん!」

 

 父ちゃん?!

 て、いつの間にかエリオ君の服がいつの間にか管理局の制服から、下半身はジャージ。上半身は裸の上に筋トレ用具のエキスパンダーでガチガチに抑制された状態になっていた。

 

 「…エリオ」

 

 フェイトさん!そんな隅でエリオ君を見つめていないで!止めてあげて!

 このままじゃ、エリオ君が、エリオ君がっ!

 

 

 

 ゲジゲジ眉毛になっちゃう!

 

 

 キャロ視点。

 

 「エリオくぅううううううんっ!」

 

 私は悲鳴を上げながら六課の寮に準備されたベッドで目が覚めた。

 …酷い夢だった。

 自分達が戦闘とは関係ない普通の学校に通う夢。それはいい。だけど、追加設定がまずかった。

 フェイトさんと高志さんが結婚して、エリオ君とヴィヴィオちゃんが養子になった夢。

 別にあの二人が結婚するのは…。ちょっと待って?と、言いたくなるけどお互いに好きあっていればいいかな?

 

 「…フェイトさんにちょっと相談してみよう」

 

 断言できないのは現『傷だらけの獅子』である高志がエリオに及ぼす影響力である。

 エリオはフェイトに保護されてからは、それは品行方正な優等生といった感じだったが、高志に影響されてからは、荒ぶる熱血漢になりかけているのだ。

 先程見た夢が正夢にならないかどうかを確かめるためにキャロはフェイトの部屋に向かう途中で見た。見てしまった。

 

 「タカシさああああああんっ!」

 

 「ふははははっ!今日も(みなぎ)っているなっ、エリオォオオオオ!」

 

 「タカシさああああああんっ!」

 

 「エリオォオオオオオオ!」

 

 どっかん、どっかんっ。と、

 キャロがいる廊下の窓から見える六課の玄関口で、お互いに肉体強化を施した肉体と拳で殴りあっている高志とエリオの姿を見たキャロは再び夢の世界に飛び立ったのだった。

 

 

 答え 作者にもわかりません。

 

 


 
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