No.570913

一刀の晋王転生録 第四章四話

k3さん

今度は劉備軍の動きになります。

2013-04-28 22:41:07 投稿 / 全4ページ    総閲覧数:2876   閲覧ユーザー数:2567

 姓:司馬 名:昭  性別:男

 

 字:子上

 

 真名:一刀(カズト)

 

 北郷一刀が転生した者。

 

 

 

 

 姓:司馬 名:懿  性別:女

 

 字:仲達 

 

 真名:理鎖(リサ)

 

 一刀と瑠理の偉大なる母。第三章で死亡した。

 

 

 

 

 姓:司馬 名:師  性別:女

 

 字:子元

 

 真名:瑠理(ルリ)

 

 母を目標にする一刀の姉。一刀を異性として愛す。

 

 

 

 

 姓:張  名:春華 性別:男

 

 真名:解刀(カイト)

 

 一刀と瑠理の父にして、一刀の師。

 

 

 

 

 姓:王  名:元姫 性別:女

 

 真名:美華(ミカ)

 

 一刀に異常なまでに執着する一刀の妻。

 

 

 

 

 姓:鄧  名:艾  性別:女

 

 字:士載

 

 真名:江里香(エリカ)

 

 後の司馬家軍の宿将。司馬家に対して恩を感じている。

 

 

 

 

 姓:賈  名:充  性別:女

 

 字:公閭

 

 真名:闇那(アンナ)

 

 司馬家の隠密。一刀のために働くことを生きがいとする。

 

 

 

 

 姓:王  名:濬  性別:女

 

 字:士治

 

 真名:澪羅(レイラ)

 後の司馬家の水軍の将。一刀を気に入り、司馬家のために戦う。

 

 

 

 

 姓:司馬 名:望  性別:女

 

 字:子初

 

 真名:理奈(リナ)

 

 一刀達親戚で、一刀と瑠理とっては義姉という立場。

 

 

 

 

 

 

 姓:杜  名:預   性別:女

 

 字:元凱

 

 真名:綺羅(キラ)

 

 一刀とは同期。親同士の仲は良くないが、当人達の仲は良い。  

  第四話

   「劉備軍のケイ州攻略」

 

 

 一方、劉備軍もケイ州から進攻を開始していた。

 

 その理由は益州は地形が入り組んでいてそのまま進攻するのは危険と判断。

 

 ケイ州と言う拠点を手に入れて万全の体勢で挑もうとしているのだ。

 

「ねぇ、どうしても戦わなきゃ駄目なのかな?」

 

 劉備は今回の戦は乗り気では無かった。首謀者の袁家を倒した以上、戦う必要は無いのではと彼女は思っている。

 

「確かに、彼等に投降を呼びかければ終戦させることが出来るかも知れません。しかし漢がそれを望んでいません。独断でそれをすれ

 

ば、最悪我等が反逆者と扱われる可能生があります」

 

 諸葛亮は劉備に嗜めるように言った。

 

「やっぱり駄目なんだ」

 

「はい、何太后は漢に逆らうことがどういう事かを知らせるという事しか考えていないでしょう。そしてそのことを分かりやすくした

 

のが殲滅という形です」

 

「……どうして、殺して解決することしか考えないんだろう、これじゃあただの暴君だよ……」

 

 諸葛亮は何も言えなかった。

 

 確かに彼女の言うとおり、何皇后は少し過激すぎる。これでは漢を畏れさせるのではなく恐れさせるしまう可能性が高い。

 

 畏怖では無く恐怖で国を統治する事になる。まさしく暴君と言える。

 

 さらに諸葛亮にはもう一つ懸念があった。それは曹操軍と孫策軍も疑念抱いた、あの制圧した領土を統治しても良いというものだ。

 

 此方からするとかなり魅力のあるものだ。しかし何故そうしたかと考えると、司馬家という答えが出る。彼等は袁家の乱でさらに名

 

声を高くした。それも皇室以上といえるほどに。そのためこれ以上何かを与えたくなかったという思惑が出てくる。今回の討伐に参加

 

させなかったというのが証拠だ。

 

 つまり司馬家と皇室の間で何かが起こってしまうのでは無いかと思わざるおえない。

 

「ねぇ、朱里ちゃん」

 

「何でしょう?」

 

「この戦いが終わっても、乱世が終わるのかな? なんだか不安だよ」

 

「……」

 

 再び諸葛亮は何も言えなくなった。

 

 だがそのことに不安に思っているような暇は無い。

 

 もうすぐケイ州に着き、戦が始まるのだから。

 彼女達のケイ州攻略は、曹操軍や孫策軍ほど簡単では無かった。

 

 その理由は、二人の武将の存在だ。

 

 その二人とは黄忠と魏延と言った。

 

 魏延は関羽や張飛ほどでは無いにしても並の猛将では無い、そして黄忠に至っては二人と互角の力持っていたのだ。

 

 彼女達の存在に思いのほか苦戦を強いられた。

 

 しかしその戦は急展開を迎える。

 

「こ、これは?」

 

「ここの太守、韓玄の首だ」

 

 何と、関羽の元に魏延がそれを持って降伏してきたのだ。

 

「なぜ主を殺した?」

 

 関羽はこの不忠とも取れる行動を許すことは出来そうに無かった。

 

「黄忠を知っているな?」

 

「ああ、あの時の……その者がどうした?」

 

「あの方には娘が居られる。韓玄はあの方に何の罪も無いのにあの方の娘を殺そうとした」

 

「な、何だと!?」

 

 関羽はさらに彼女に詳しく聞くと、韓玄は民に悪政を働いており、散々苦しめてきたという。黄忠の娘が殺されそうになった事でつ

 

いに堪忍袋の尾が切れたとの事。

 

(これは、こいつを責められんな)

 

 関羽にとって彼女の行動は当然のものであると思うことになった。

 それから劉備は黄忠、魏延を引き入れようと説得に動いた。

 

「わかりました。私の力がお役に立つならば」

 

 黄忠は劉備の誠意と熱意に打たれ、劉備軍に入る。

 

「お美しい! 是非貴方様の配下に!」

 

 魏延は劉備と対面した直後、あっさりと入った。


 
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