No.569556

小・恋姫無双(小ネタ)45

荒田柿さん

今回は「いかにして人間は真理にたどり着いてきたか」をテーマに書かせてもらいました
これを読んでいただければそれに対する一つの答えを分かっていただけないだろうと思います

2013-04-24 23:08:06 投稿 / 全2ページ    総閲覧数:2059   閲覧ユーザー数:1840

221:何かが違う

桃香「愛紗ちゃんたちと会って、もう二年になるんだね」

愛紗「もうそんなになりますか。あの桃園の誓いは昨日のことのように思い出せます」

稟「春蘭様たちと出会ってもう二年になりますか」

春蘭「ほう、そうなのか。お前たちとはともかく、桂花とは百年くらい付き合わされてる気がする」

稟「あいかわらず仲が悪いですね。春蘭様も桂花にはなんだかんだで世話になっているでしょう。少々無礼ではないですか」

 

 

 

春蘭「問題ない。向こうは私と三百年くらい付き合わされてると思ってるに違いないからだ」

 

222:春蘭日記・十九の内

某月某日

戦場ではささいな直感が勝敗あるいは生死を左右することがある

私くらいになると戦経験が長いためか日常生活においても鋭い直感を持つようになる

特に悪い直感に関しては外したためしがない

例えば、『これを食べたら太る』『財布を落とした』『今やる気を出さないと書類の締切が守れないが、やる気が出ることは無い』といった直感はやたらよく当たる

反面、『これを食べたら痩せる』『この馬券は万馬券だ』『締切に関して今回に限れば笑って許してくれる』といった直感が当たることは皆無だ

今だってこれを見ている人に鼻で笑われているという直感をひしひしと感じている

 

223:個性の矛盾

白蓮「目立てば目立つほど個性がなくなって影が薄くなる?そんなことあるわけないだろ!ないったらないんだ!」

 

224:料理の秘訣

星「しかし、どうしてこういう料理ができるんだ」

愛紗「うう…面目ない」

星「いいか、余計なものはいれるな。変な気を利かすんじゃない。そうすれば、料理なんてうまくいくものだ」

愛紗「分かった。試してみよう」

 

 

 

愛紗「おや?おかしいな。余分なものを削ったら皿だけになってしまった。やはり、炒飯の材料で八宝菜は無理があったか」

 

225:春蘭日記・二十の夢

某月某日

今日はいつだったかに書いた講演会を行ったのでその内容を書こうと思う

講演会には普段のように堂々と壇上に立ち、時間が計れるように砂時計を厳かに置き、威厳を放ちながら講演を始めた

(あまりに立派だったせいか、見に来ていた霞からは『がちがちに緊張しているようにしか見えなかった』という高評価を得た)

「本日は私のような若輩者のためにお集まりいただき感謝の言葉もありません。

さて、恐縮ながら私は主である曹孟徳様ひいてはこの魏国のために全力を日々尽くさせてもらってます。こんな私がこれほど頑張れるのはひとえに軍師ないし文官の助けがあったからこそです。本日は私が特に懇意にしている軍師程昱、郭嘉、荀彧について語ろうと思います。

まず、程昱ですが、彼女は非常に高潔な人物です。性格と性格以外の部分を除いたところは特に高潔です。自分に都合の悪いところを言われても寝たふりという一時しのぎにすらなってない方法をとってでも現実逃避をしようとする姿勢には感服します。私などが真似をしたら、反省文を書かされているところです。

次に、郭嘉ですが彼女は程昱の古くからの友人だけあって立派な人です。特に、『礼』というものを重視していて、私に書類仕事を頼むときも、いつも神に祈るようなしぐさをします。『いいですか、今回こそは早めにお願いしますよ』といった祈りの言葉も忘れません。届かなくても祈るという気高い姿勢には敬服と申し訳なさすら覚えます。

最後に、荀彧ですが、彼女は一言で言うなら非常に慈愛に満ちた人物です。常に弱いものを身を挺してでも助けることを信条としていて、他人にもそうすることを求めています。なお、彼女は謙虚さも持ち合わせているので、一番弱いものは自分だとも思っています。よって、慈愛と謙虚が交じり合った結果が横暴になるという奇跡を体現した貴重な人物です。これは薬と薬を組み合わせた結果が必ずしも薬になるわけではないということに似ています。これで分からない人は炒飯をらーめんのなかに入れたものを食べてみてください。案外おいしいものです」

言いたいことをすべて言い切り、手元の砂時計を見ると予定の時間の半分もたってない

やはりもう少し準備をするべきだった

そうすれば、もっと小さい砂時計を見つけることが出来たのに


 
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