No.565356

NOVEL大戦 FIRST スカルマン

ギアルさん

ついに終盤に差し掛かりました。

ゆっくりしていってね!

2013-04-12 14:47:46 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:2390   閲覧ユーザー数:2203

現在、ジンヤ達はガンビットに乗り、現場に急行していた。

 

アリスが今回の事件について解説していた。

 

「今から、約1時間に怪人が出現したと通報が入った。BSAAが部隊を派遣する所、IS委員会の部隊が出撃し、怪人の殲滅任務に当たったが部隊は壊滅。民間人の避難は完了しておらず委員会の部隊は敗走している。このままでは委員会がやむを得ないとして怪人こと街を爆撃する可能性も有る…現在、シャル達及びクリス・レッドフィールド、ピアーズ・二ヴァンスが率いるアルファチーム、ジル・バレンタインが率いるエコーチームが民間人救助に当たっている。諸君等は怪人の殲滅任務に当たってもらう」

 

かつての姿だった、エージェントのメタルA風に喋るアリス。

 

すると、ジンヤは手を上げて質問した。

 

「アリス、今出現している怪人のデータや映像をくれ」

 

「はぁい、パパ♪」

 

アリスは笑顔でそう言うと、その怪人のデータや映像を出した。

 

「確か…BSAAのデータファイルに有る、ドキュメントストロンガーの…」

 

「デルザー軍団の鋼鉄参謀だ…」

 

一夏は怪人の姿を見て呟いた。

 

なお、一夏は普段BSAAのデータファイルで過去の事件や武器の種類等を確認する。

 

本人曰く、再生怪人が現れてもすぐに倒せるようにとの事。

 

「デルザー軍団?」

 

「芽衣は知らないの?デルザー軍団は普通の組織と違って改造人間じゃなくて魔人を改造した改造魔人の集まり。13体全てが大幹部。最強の改造魔人軍団だ」

 

「因みに13体目はジェットコンドルと呼ばれていて、アメリカ空軍や海軍第7艦隊と戦い、日本に向かったがアメリカ軍との戦いの際に戦闘機の小さな欠片がエンジンに入っていて、向かう途中でエンジントラブルを起こして、死亡したらしい」

 

一夏がなにやら補足(?)をした。

 

「よし、着いたぞ!」

 

ラウがそう言うと、ジンヤ達はガンビットから降りた。

 

街は壊滅状態だった。

 

「これは…デルザー軍団の仕業なの…」

 

「ああ、気を抜くなよ」

 

『スティィィィィル!!』

 

すると、そこに巨大な鉄球を持った怪人が現れた。

 

「あれは!」

 

「ああ、フィンランドの白夜に現れるという巨人、黄金魔人の子孫、鋼鉄参謀だ!」

 

一夏が丁寧に答えると、鋼鉄参謀は笑顔(?)で言った。

 

『ほう…この俺の事を知っているとは……貴様は俺のファンか?!』

 

「違います」

 

『参謀、ソイツが仮面ライダーだ』

 

すると、全身黒ずくめで顔に骸骨の仮面をした男、スカルマンが現れた。

 

「お前がこの事件の黒幕か?何者だ?」

 

『俺は…何者ではない。この仮面を手にするまでな…だが名が必要なら…俺はスカルマンだ』

 

『彼は何者でもない。ただ、彼は影から生まれ、影と共に育った男よ』

 

すると、後ろからマトロイド、マトリックスのロトNが現れた。

 

「マトロイド!厄介だな…」

 

『そうね、貴方達人類に消えてもらうわ!』

 

ロトNがそう言うと、何処からか口笛が聞こえてきた。

 

「口笛?」

 

「一体何処から…」

 

『そこだ!』

 

スカルマンは足に装着してあるソードオフショットガンで瓦礫の山の影を撃った。

 

すると、そこから男が出てきた。

 

その男は青いジーンズに赤いシャツにSというマークが入っていて、青い上着、手にはグローブをした男だった。

 

『貴様は!』

 

その男を見た鋼鉄参謀は思わず叫んだ。

 

「よう、久しぶりだな。鋼鉄参謀」

 

すると、ラウは叫んだ。

 

「城先輩!!」

 

その男はブラックサタン、デルザー軍団と戦った戦士、城茂だった。

 

ガキンッ!!

 

空を見ると、そこにはトルコの伝説的な妖怪、竜巻魔人エキムの子孫、荒ワシ師団長がある戦士と戦っていた。

 

「洋の奴も頑張っているね…」

 

一方、上空では荒ワシ師団長が戦っていた。

 

『スカーイキッーク!!』

 

荒ワシ師団長は戦士の一撃を盾で防ぐが衝撃が荒ワシ師団長の身体に響く。

 

『おのれ…スカイライダー!!』

 

荒ワシ師団長が戦っている相手、スカイライダー…筑波洋はかつて悪の秘密結社ネオショッカーと戦った戦士で昭和ライダーの中で空を飛べる戦士である。

 

そして、場所はジンヤ達の所に戻った。

 

『さてと、戦闘開始よ!』

 

ロトNがそう言って右手を上げると、戦闘員コンバットのアロボTが複数現れたが…

 

すると、何処からか車が投げられてそれがアロボTに直撃した。

 

残ったアロボTは何処からか謎の光線を浴びて凍り付けになった。

 

ラウはその方を見るとある2人を見た。

 

「ベイン!ミスター・フリーズ!」

 

1人は徹底的に鍛え上げられた強靭な肉体、スキンヘッドを覆う形状のマスクをして袖の無いプロテクターの上から薄汚れたコートを着用した男、ベイン。

 

もう1人は筋力増強も兼ねた冷凍スーツに身を包み、冷凍銃を持つ男、ミスター・フリーズ。

 

2人共、ゴッサムシティを守るスーパーヒーロー、バットマンの敵である。

 

しかし、単独でISに勝てる危険な存在としてIS委員会に狙われているので一時的に味方になった。

 

「何故、お前等がここに?」

 

「俺はベイン、災いだ。災いある所に俺が居るだけだ…まあ、お前に死なれたら困るからな」

 

「雑魚は俺達に任せろ!」

 

フリーズは親指を立てて、笑顔で言うとラウは軽く笑いながら言った。

 

「ああ、頼むぜ!」

 

一方、とある場所では委員会の部隊の女性隊員がビルの狭間に隠れていた。

 

「何よ…話が違うじゃない!あの化け物にISが通用しないなんて…それに応答しないなんて!!」

 

その女性は通信機を地面に叩き付けた。

 

すると、後ろから物音がした。

 

瞬時にその女性は予備の拳銃を取り出して後ろを向いた。

 

「ひっ…」

 

そこには小さな女の子とその姉らしき女の子が居た。

 

女性は銃を下ろすと優しく言った。

 

「ごめんね…悪い人と思って銃を向けちゃって…」

 

「うしろ!」

 

女の子の言うとおりに後ろを向くとそこには狼男らしき怪物が居た。

 

「!見つかった!」

 

そう言うと、女性は銃を撃つが狼男には通用しない。

 

すぐに弾が切れた。

 

『ガルルルルルルルル!!』

 

狼男は涎を撒き散らしながら女性に襲い掛かった。

 

(私、死ぬのかな…せめて、この子達を守りたかったな…)

 

女性は自分を子供達の盾になるように手を広げ盾になると、目を瞑った。

 

「させるかぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

『きゃうん!?』

 

とある男性の声と共に狼男の悲鳴が聞こえた。

 

恐る恐る目を開けると、そこには倒れている狼男と黒いロングコートを着用した頬に傷が有る男が居た。

 

その男の顔を見た女性は叫んだ。

 

「神崎ジンヤ?」

 

「違う…Zと呼んでくれ」

 

その男はZだった。

 

「それより、急いで出るぞ!」

 

「あ、はい!」

 

ビルの狭間から出ると救助任務に当たっていたクリスとピアーズを見つけた。

 

「(あれは…クリス参謀にピアーズ参謀!)おーい!」

 

「!ピアーズ、生存者だ!」

 

「了解、隊長!」

 

すると、2人はZの所へ駆けつけた。

 

「生存者は女性と子供の姉妹です。お願いします!」

 

「分かった、だがお前…ジンヤに似ているな!」

 

「取りあえず、お願いします」

 

Zはそう言うと、すぐにその場から立ち去った。

 

(まさか、あの2人と会えるとは…ムーンベースでアイツにクリス参謀が殺されて、ピアーズ参謀は学園都市の機動鎧、パワードスーツの部隊の指揮官になったりしたからな…)

 

Zが走っていると、夏輝と弥太郎と合流した。

 

「2人共大丈夫か?」

 

「ええ、大丈夫っス!今、NEO・BSAAの部隊が救助活動をしているっス!」

 

「…無線を傍受した結果、敵はデルザー軍団という改造魔人の集団です」

 

『ほう…面白い奴が居るな…』

 

3人が上を見ると、そこには鳥の形をした改造魔人が居た。

 

その改造魔人は荒ワシ師団長と同じく飛行能力を持ち、アラビアの怪鳥、ロック鳥の子孫、デルザー軍団13体目の改造魔人、ジェットコンドルだった。

 

『におうぞ…私の同族が…』

 

更に狼男の子孫にしてデルザー軍団諜報機関SD長官を務めるオオカミ長官が現れた。

 

『!貴様…人間の姿をしているが…人間じゃないな!何者だ!』

 

その言葉にZはニヤリと笑みを浮かべて言った。

 

「…本当の地球人、ノンマルトだ。久しぶりに変身といくか」

 

「頑張れっス!」

 

「…武運を祈ります」

 

そう言うと、Zは懐からある物を取り出した…

 

 


 
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