第1章ー肆話『御使い』
「えっとぉ、お二人は知り合いなんですか?」
その声を聞いてお互い我に還る。
「いや、俺は初対面だな。」
「あぁ、俺もです。」
和輝が答えると、その青年も同意を示す。
「あっ、俺は北郷一刀っていいます。近くで賊の討伐をしていたんですが、こっちに一部流れてしまって。」
そう言って辺りを見て、
「でも、お二人のおかげで何とかなったみたいですね。ありがとうございました。」
と頭を下げてくる。
「気にしなくていいよ♪私達は自分の邑守っただけだし。」
「まぁ、そうだな。おっと、自己紹介が遅れたな。俺は橘 和輝。で、こっちが…」
「あっ、姓は徐、名は晃、字を公明っていいます。」
少し遅れて名乗る。そして徐晃が訪ねる。
「えっと、一刀さんだっけ?もしかしてお兄さんも字と真名が無かったりするの?」
「あ~うん、確かに字も真名も無いよ。」
「やっぱり。和輝さんもそうだし、二人とも何者なの?」
「さぁね。俺が聞きてぇな。」
「俺は一応、天の御使いって事になってるけど。」
一刀がそう言うと、徐晃が固まっていた。
「どうしたんだ?伽羅?」
「 北郷さんが御使い様って事は、もしかして和輝さんも御使い様?」
「分からん。一刀って言ったな、其処んとこどうなんだ?」
「あはは、それが実は俺もよく分かってなくて。」
と言って苦笑している。
「まっ、知らないんじゃしょうがねぇか。それより、あれはお前さんとこの迎えじゃないかい?」
指さす方には、一刀の連れた兵と同じ鎧の兵達が見える。
「あぁ、本当だ。なぁ、もしよかったら一緒に来てもらえないかな?華琳…曹操に二人を紹介したいんだけど。」
「俺は伽羅に任せる。」
「えっ?あっ、はい、では、ご一緒します。それと御使い様、私の事は伽羅って呼んで下さい。」
「あ~、分かったよ。これからよろしくね、伽羅。後、俺の事は一刀って呼んでくれると助かるかな。どうも御使い様ってのは馴れなくて」
「えっと、じゃあ、一刀さんで。」
「うん、じゃあ、皆と合流しよう。」
そうして兵を纏めた一刀に連れられ、和輝と伽羅は、本隊と合流しつつ陳留を目指す事になった。
あとがき、
頭痛が痛いツナまんです。とりあえず、短くても上げとこうと頑張りました。(;´д`)
この後は、一度オリキャラ紹介挟んで、本編→拠点の流れで行こうと思ってます。(^-^;
それでは、また次回お会いしましょう。
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今回は、前回の尻尾切れの部分です。なので、短いです。( ̄▽ ̄;)
作者未熟なためキャラ崩壊や違和感等あるかもしれませんがご了承ください。オリキャラ出ます。(^-^;