No.561965

真・恋姫無双-道

ツナまんさん

なかなか思うように進めない。( ̄▽ ̄;)自分は未熟だと
思ってましたが、ここまで来ると寧ろ向いてない?(゜ロ゜;
でも、支援してくださった方も居るので、頑張ります

作者未熟なためキャラ崩壊や違和感等あるかもしれませんがご了承ください。(-_-;)

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2013-04-02 19:27:01 投稿 / 全3ページ    総閲覧数:1489   閲覧ユーザー数:1356

第1章ー参話『邂逅』

 

《一刀》

 

兵を連れて走っていた。撤退する群れから外れた集団を追うために。

この先に邑があると桂花は言っていた。奴らがそれを知っているかどうかは分からないが、

そんな所に流れれば奴らが取る行動は分かりきっている。

 

「くそっ、間に合えよ!」

 

焦りと共に急ぐ。もうすぐ邑が見えてくるといったところで逃げた集団の最後尾が見えてくる。

(間に合ったか)と安堵したが、別の疑問が沸いてくる。

(何で動かないんだ?)そう思いながらも更に距離を詰める。はっきり見える所まで近づいてその

疑問が解決する。

倒れ付した賊、その場に佇む一組の男女。彼らがやったのだと。

 

「礼を言わなくちゃなぁ。」

 

そんな事を考えながら二人に近づいて、

 

「えっ?」

 

驚きの声をあげる。別に知っている人間ではない。だが、男の見馴れない服装に目が止まる。

それは、あくまでこの世界で見馴れない物、紺を基調とした着流しにブーツ、羽織を肩に掛けた格好。

ブーツを除けばそれは自分の知る伝統的なソレで。左手にに持つ物もやはりこの世界では見ない物だった。

その人物に目をやれば、同じように驚いた顔をしている。

その様子に何か感じたのか、

 

「えっとぉ、お二人は知り合いなんですか?」

 

と女性の方が声を掛けていた。

 

《和輝》

 

時間はほんの少し遡る。

 

「こっちに来る。」

 

「どうするんだ?徐晃。」

 

それは、徐晃と共に邑の周辺を見廻っている時だった。最近、賊が多いからと見廻りをしていた訳だが、

目の前に迫るソレが彼女のいう賊だったと理解はしたのだが。妙に切羽詰まった感じがしている。

 

「あれくらいなら何とかなるでしょ。どちらにしろここで押さえないと邑が危ないし。」

 

そう言って彼女は手にした槍斧を構えていた。

 

「多分ちょっとビビらせれば帰ってくと思うし、お兄さんはここで待ってて。」

 

「あっ、おいっ。」

 

言うが早いか、徐晃が駆け出す。それを見ながらもう一度賊に目をやり、そこで気付いた。

 

(ありゃぁ、手負いか!?)

 

よく見れば、怪我や返り血で汚れている。手に持つ武器にも血が着いている。ともすれば、これを追ってる

奴らもいるだろう。そこでやっと賊の切羽詰まった雰囲気に納得がいった。同時に

 

(こりゃあ、たちが悪いなぁ。)

 

組の抗争で、追い詰められた者が危険なのは経験していた。徐晃がどれ程強いかは知らないが放っては置けなかった。

 

(まぁ、一宿一飯の恩もあるか。)

 

等と思いながら徐晃の元に駆け寄る。回りには彼女に殺られた賊の躯(むくろ)が並んでいる。

 

「徐晃。大丈夫か?」

 

「大丈夫!!だけど、コイツら何か変!」

 

そう言う徐晃の表情は焦りが見れた。

 

「多分、コイツらは誰かにヤられて逃げて来たんだろう。追っ手もいるだろうし、必死なんだろうさ。

気ぃ付けねぇと手負いの輩は危ねぇぞ。」

 

「分かった、じゃあ、もうちょっと本気出す。」

 

「俺も加勢するぜ。」

 

そう言って彼女の隣に立つ。組の抗争とはまた違う、けれども命のやりとりをする空気を感じながら、

目を閉じる。

 

「目つぶってんじゃねぇぞ!」

 

賊が剣を降り下ろす。

...チン

瞬間、賊の腕が宙を舞った。その様子を見ていた賊の動きが止まる。腕を落とされた者も何をされたか理解できていないようだ。

 

「俺の命(タマ)取るにゃあ、ちと役不足だったな。」

 

言ってとどめをさす。仲間が殺られたのを見て我に還った賊が襲い掛かる。

 

「遅ぇ…」

 

…チン、音と共に絶命する。そして怯んだ所で更に刀を抜き放つ。…チン。また間合いにいた賊が絶命する。

 

「...今ので終いか。」

 

そう言って辺りを観ると賊は見当たらず、徐晃が近づいてくる所だった。賊は粗方彼女倒がしたらしい。

 

「お疲れ。お兄さん思ったより強いんだね。」

 

「そんな事ないだろ、ほとんど徐晃が倒してたろ。」

 

「でも、お兄さんの動き殆ど見えなかったし、凄いよ。」

 

「じゃあ、今は素直に受け取るか。」

 

「なら、ついでに私の真名も受け取ってくれないかな?」

 

唐突に言い出して驚く。

 

「大事なモンじゃなかったのか?」

 

「う~ん、でも、一緒に邑を守ってくれたし、そのお礼って事で。」

 

「…分かった、そういうなら徐晃の大事なモン、預かろう。」

 

「うん♪私の真名は『伽羅』(きゃら)だよ。あと、お兄さんの事、和輝さんって呼ばせて貰うね♪」

 

「あぁ、改めて宜しくな、伽羅。」

 

「うん♪あっ、官軍来たみたい。」

 

見れば賊と違い曹の旗を掲げた一団が近づいていた。その中から出てきた人物を見てぎょっとする。

纏う雰囲気もそうだが、その青年の白い服装は場違いな感じたがした。顔を見れば、青年もこちらを見て

驚いていた。そんな様子を見て伽羅は

 

「えっとぉ、お二人は知り合いなんですか?」

 

と声を掛けていた。

 

あとがき

 

見直すと、一刀サイドが短い気が・・・。まぁ、今は気にしないでおこう。

次回から本格的に魏の面々が出るわけで、作者的にはキャラ崩壊が凄く心配です。(-_-;)

そんな未熟な作者ですが応援よろしくお願いします。コメントあれば泣いて喜びます。( ̄▽ ̄;)

では,また次回お会いしましょう。


 
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