No.558050

なんか神の不手際で転生するらしい

さん

第六十五話:こんなの絶対おかしいよ!

2013-03-22 23:38:08 投稿 / 全2ページ    総閲覧数:11131   閲覧ユーザー数:10122

やあ、あれから。少し経過したよ。とりあえずレジアス中将には会いに行った。無論ゼストが問い詰めているときの二人きりの時に結界張ってね・・・・しかし一週間でよくもまああそこまで調べたものだ。流石はエース・・・場数が違うね。最も俺のことについては思いっきり見当違いなところを調べているみたいだが・・・・まあソレは好都合。そして、いろいろと俺が管理局の裏側を暴露してレジアスが海と丘での人材の確執がどうこうで結果的にこの行為も止む無し、と割り切っての行動だったらしい。そしてそれを聞いたゼストと喧嘩に発展してから、あまりにも暇だったためちょっと外に出てスカさん(呼びやすいから)のところのスパイのドゥーエに接触したことくらいかな。聞いた話だと最高評議会の平和ボケの哀れな脳味噌(ドゥーエ曰く)どもは水面下で起こっていることはおろかジェイル・スカリエッティが(形式上)死んだことにすら気づいていないらしい。・・・・馬鹿だろ・・・いや一応ダミープラグ入れているが(俺なら)24時間もあればちょっと調べれば分かることだぞ。

そして今なんだが・・・・・

 

 

 

「馬鹿な!?俺はオリ主なんだぞ?その俺がこんなモブに・・・」

 

 

 

うん、現在フセテン(不正転生者)を撲滅している最中なんだ。・・・・にしても、ここにきてやけにフセテンが多く出てきたな。しかもそれなりに手ごたえがある奴等が・・・・まあ油断して慢心しているところを文字通り初見殺しで抹殺したけどな。今のATMヘアーの転生者もその一人・・・・

 

 

 

「これで20人目か・・・にしても多い。しかも実力からして結構前からいた連中だな・・・おそらく闇の書・・・いや砕けえぬ闇が終わってすぐ・・・・」

 

 

 

待てよ・・・・今まで起きた大きな事柄は三つ。一つはジュエルシード。二つ目が闇の書。そして三つ目が砕けえぬ闇。・・・・・仮にコイツ等は、形はどうであれ転生した。・・・・原作知識を持ったまま。

しかし調べてみれば砕けえぬ闇まで終わっており、何者かが転生者を片端から排除しているため仕方ないからその次に起こるであろう重大な何かに備えて力を蓄えて身をひそめていた・・・・として・・・此処までフセテンの活動が活発ということは・・・・近いうちに何かが起こるのか?

 

 

 

『その可能性はありえますね』

 

「やっぱりか・・・セイバー」

 

『ああ、最も、私もコイツ等も原作知識は無いから何が起こるかは知らないがな』

 

「う~ん」

 

『主よ。私に策があります』

 

「なに?」

 

『奴らがその原作知識を持っているのなら利用してやればいいのです。』

 

「つまり・・・泳がせろ・・・と?」

 

『はい・・・それに、何かが起きるということは少なからず彼女たちも関わるということ・・・・なら』

 

「来るとすれば小五の・・・・一学期はじめ・・・か・・・・一理あるな。それでいくか。」

 

 

 

ということでランスロットの意見を採用することにした。今は一月の下旬・・・・二か月もたてば忘れているだろう・・・・・多分。

にしてもこの推測が事実だとしたら馬鹿だよな・・・・もう俺達・・・いや仮に俺達がいなくともアイツ等が此処にいる時点で原作なんて崩壊しているのによ。

 

 

 

「・・・・・哀れだな」

 

『何か言ったか?』

 

「・・・・いや、なんでもない」

 

 

 

そして、入学式及び始業式・・・・

 

 

 

「ちょっと!アンタ達!!なんでこの前の花見来なかったのよ?」

 

 

 

開口一番にそう言って怒鳴ってきたのはアリサだった。え?何があったかって?

 

花見に来いとメール→レヴィたちが行くと言うも俺がパス→だから俺以外(セイバー、アーチャー、タマモ含む)の面子・・・・ぶっちゃけエーベルヴァイン家のみが行く→夕方あたりに帰ってきた→なんか知らんがアイツ等もここに来る→立てこもりスルー→インターホン煩い→エーベルヴァイン家からの道もシャットアウトし徹底抗戦→なんとビックリ三日間も立てこもる羽目に

 

まあこんな感じ因みに俺達は

 

「一狩り行こうぜ!」

 

「「「おう!」」」

 

 

 

ずっと修練の門で面白可笑しく愉しく野生の一員となって命がけの狩りをしていました・・・・最近モンハンの世界に近い修練の門作ったからな。愉しかったよ。ティガレックスとかリオレウス希少種とかラオシャンロンとかイビルジョーとか・・・・え?どうやって持ってきたのかって?現地調達に決まっているじゃないか!!因みに狩った猛獣たちは美味しくいただきました。鍛錬になり美味しいものも食べられて動物と触れ合えてなおかつ仲間とともに分かち合えて愉しい!!花見に現ぬかしたり馬鹿みたいに家を包囲したりするよりか数十倍上手く時間を有効活用していると思うよ。だって前世でも親がいたころですら花見しなかったし花粉酷いしね。本当、眼と鼻が酷いことになってまで桜の花を見に行こうとする輩の心境がよくわからん。桜なんか窓越しから見るか買い物の行く道に咲いているのをちょっと見るくらいで充分だろ。つか、花見るだけなら生け花飾って鑑賞でもしてろ。マジ花粉死ね・・・・・今(今世的な意味で)花粉症じゃないからいいけど。つーかならないし。

あとコイツ等三日間俺ん家を包囲するとか頭イカレてんだろ・・・・・ちょっと幻滅した。

因みにその後アイツ等は風邪をひいたらしい・・・ざまぁ

後、刃は家の事情(面倒臭い)でパス。理由は、アイツは花粉症だから。

 

 

 

「面倒臭いから」

 

「なんですって!?」

 

「伸君流石にそれは無いよ・・・」

 

「俺が行くも行かないも俺の勝手。お前等に強制される義理は無い。」

 

「なんで・・・そんなこと言うの?」

 

「では聞くが俺の時間はお前たちのために使わなければならないのか?」

 

「それは・・・」

 

「ならいちいち聞くな。俺の時間をどう使おうが俺の勝手。お前等に指図されるいわれも強要されることも束縛されることもない。」

 

 

 

現にシュテル達は一発で下がってくれたからな・・・・レヴィに関しては少しあれだったがその辺は致し方ないしなんだかんだ言ってアイツも聞き分けはいいしな。少なくともコイツ等よりかは俺がどういう人間か知っているし。

 

 

 

「やっぱ、そっけないな・・・そう思わへん?」

 

「昔からああいう奴だからね。」

 

「だから言ったであろう子鴉。」

 

「「よう!なのは達!久し・・・」」

 

「席に着けドブネズミ共」

 

 

 

あ、そうそう。俺ら五年生になったけどクラス割は三年生に戻った。まあその時のアイツ等のリアクションは・・・・この世の終わりを見るような目だったな。

 

 

 

 

始業式兼入学式

 

 

 

「そうか・・・君たちは望むか?耳や指に夥しいほどのタコができ、地獄の閻魔も逃げ出すような苦痛と快楽にまみれた勉学をしたいか?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『スタディ!スタディ!スタディ!』

 

 

 

 

 

 

 

 

「よろしい!ならば勉強(スタディ)だ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「では!今日からこのクラスの担任のボボボーボ・・・・」

 

「冗談はやめてくれ。ここの担任は僕だよ。義務銀河南無・・・・・ええー・・・というわけでここの担任はゼツ・・・・ウワナニヲスルヤメロー」

 

「ええー、お前たちの担任だったトゲトゲアロエヤローは今謎のアフロによって拉致された。よって個々の担任はこのうちはイタチが取り持つ。因みにあのアフロにさっきの名前を言ったらもれなく(アフロの次兄の居るところに)連行されるから気をつけろ。」

 

『・・・・・(なんですかソレ?)』

 

「現に数人の生徒が連行された」

 

『(いや止めろよ!!)』

 

「さてそれはそうと一つ忠告しておく。この学校には生徒として俺の弟もいる。そいつに手を出したら・・・・・夜は気を付けておけ」

 

『(こ、怖ええええええ)(汗)』

 

「さて、それから転校生が15人ほど入る。入ってこい。」

 

 

 

ついに来たか・・・・て、ちょっと待て!

 

 

 

「先生!」

 

「なんだ麻井?」

 

「いくらなんでも多すぎません?」

 

「仕方がないだろう。このクラスだけでなく。他の五年のクラス全員が転校生15人入ってくる。むしろここは少ないくらいだ。多いところでは20人突破しているからな。」

 

「クラス作れば・・・・」

 

「クラスの空きがない」

 

 

 

そう言われればどうにもできない。てか・・・・最低人数が45人ってどんだけいるんだよ

因みに自己紹介はカット・・・・もうすごかったね。髪の色だけで虹や色彩とか色相環について勉強できそうだったよ。しかも被り無し。あと一人一人の自己紹介が長いし、しかも全員、『家が金持ちだとか資産がどうとか』自分の身の上を話すは、最後は決まって『俺の女達に手を出すな』なんだもん。そして極めつけは全員あれだったな・・・・高町達を見て気持ち悪い笑みを浮かべていたよ・・・・セイバーにも・・・・因みに席は離れた。いやだって、これだけはいるし・・・・ねぇ?あと今回ばかりは高町達に同情する・・・・・だってバカ男×17人だぜ?俺なら精神崩壊しかねん。後どうでもいいが転校生全員フセテンな。

 

 

 

「では四時間目は体育だったな。これより手裏剣術の練習に入る」

 

 

 

こうして騒がしい初日は手裏剣で終わった。あと下校時にバカ男×17が高町を追って行ったのは当然のことだと思う。

 

「おかげで私は追われずに済みましたけどね。」

 

「我も」

 

「私も」

 

「僕も!」

 

「オリジナルには申し訳ありませんが囮になってもらいました」

 

「高町達は犠牲になったのだ・・・シュテル達平和の犠牲にな。」

 

 

 

 

あとがき

 

 

うちはイタチ:伸のクラスの先生。弟がいる。ブラコン。どれくらいかというと前に銀行強盗があった時に弟を人質に取られるも全員四肢をへし折って救出する(実話)くらいのお人。実力的には上位に食い込む(英雄王や正義の味方や錬鉄の英雄全員が手を組んできても素手で勝てる)天才にしてこの学校先生の中では最年少の天才。この学校の数少ない常識人にして非常識人(いろんな意味で)。ここだけの話。月村のような特殊な一族の家系で一族だけの特殊な秘術を8歳でマスターした。

 

 

ゼツ:伸のクラスの担任になるはずだった人。通称トゲトゲアロエヤロー。禁句を言ったため連行。もう二度と帰ってくることはない・・・・・多分

 

 

謎のアフロ:伸のクラスの担任になるはずだった人?現在は副担任の枠に収まっている。義務銀河南無という単語はNG。・・・・おや宅配かな?こんな時間に・・・・

 


 
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