「ん・・・」
朝・・・か、まあ当然だけどまだ体は治っていないわね。まあ、解毒薬作っていないから当然なんだけど・・・・
取りあえずいつも通りに起きて朝食を作ろうと起き上がろうとした時だった。
モサッ
・・・・ん?
フサッフサッ
フサ?なにかしら?このモフモフしたまるで大きな狐の尻尾のような感触は・・・
とりあえず横を向くと
ピンク髪の狐耳の美女が心地よさそうに寝ていた。
・・・・・・いや、どうリアクションしろと?
「ん~、とりあえず頬をつねって夢かどうか確かめましょう」
そう言って頬をつねった・・・・・・寝ている狐耳のを
ギュ~
「痛たたたたた!?ちょ、いきなり何をするんですか?てか、初のアプローチがそれってご主人様は鬼ですか?」
「外道よ」
「ええ!?」
「で、貴方は一体誰?」
「あ、はい。申し遅れましたが私貴方に助けられた狐こと玉藻の前と申します。その節はどうもありがとうございました。」
あ~、やはりただの狐じゃなかったのね。まさかあの九尾の玉藻の前だとは
・・・・ん?玉藻の前?
「・・・・名前マジ?」
「ええ、マジです」
「あれ?おかしいな~私の記憶が確かならあなたって平安の人よね?」
「ええ、そうです。今思い出しても阿倍のヤロー・・・いきなり出てきて私の・・・いえ、正確には私じゃないのですが・・・ともかくいきなりズカズカ入ってきて正体を暴きやがって・・・記憶がなかったときは本当に焦りましたよ!第一、狐が人間の愛情を欲しいとか仕えたいとか思っちゃいけないんですか・・・」
「あー、話が脱線するから。元に戻すけどなんであそこにいたのよ?」
「簡単です。重症を負いながら逃げてきたのです。現代人から・・・あ~もう!神社の私の分体と仲良く世間話してどこかにいい主がいないか雑談していただけなのに・・・今思い出してもムカツク・・・あの骨格イカレイケメン醜悪魂野郎・・・・まあ、あの狐の飼主は綺麗な心をしていましたからそれにかまけて無意識に尻尾二本にしていた私にも落ち度はありましたけど・・・でも仕方ないですよね?ただでさえ普通の狐の姿に化けるのは疲れるんですよ?ちょっとは楽したいじゃないですか!」
「ん?てことはもしかして」
「ええ、私は転生したのですよ。
「本体?」
「ええ、私・・・強いてはその前任の九尾もですけど元はとある存在の一人格に過ぎないのです。というより九尾の本体はあの時からいつも転生しているんですよ。最も、人格は主人格を除いていつもバラバラですし自分が九尾で本体から分離した一人格だって自覚したのは最初を除けばこれが初ですけど・・・」
「因みにその本体って?」
「
「ブッ!!」
「ちょ・・・どうしたんですか!?いきなり噴出して・・・」
「そりゃ驚くわよ!てか、今の何気にものすごい爆弾発言よアンタ。」
誰があの白面金毛九尾の狐が実はあの太陽神天照の片割れだと思うだろうか・・・てか、コレが事実ならなにか?人間は自分たちを救済してくれる存在である神を自分たちの手で殺したということか・・・なんて罰当たりな・・・
つまり今目の前にいるこの狐娘の前世は九尾であり天照大神でもあるということか
「ええ、その解釈で合っています。しかし、それにしても記憶は本体経由で貰っていましたが昨今の人間は魂が醜いことこの上ないですわね・・・まさか愛おしさすら感じられないとは・・・それに比べたらご主人様の魂はもう『素晴らしい』の一言に尽きますよ!奈落の穴とかブラックホールも顔負けぐらいに真っ黒いくせにそれでいてとても透き通るくらいに輝かしくて美しい!!なんで女の子になっているのか知りませんが・・・もう、合格ですよ!合格!!苦節10年・・・苦労して仕えたいと焦がれる主にようやく出会えました!!」
「合格判定くれるのは嬉しいけどご主人様って?」
「え?だってご主人様と私の間にパスが出来ていますし・・・なにより、貴方が魔法で直したから明確な自我を持てたんですよ?転生したとはいえ身体は狐ですから本体が本体なので理性や知性なんてなかったようなものですし。そもそも、転生した当初なんて私、自分がなんなのかすら知りませんでしたし。自分がおぼろげですけどなんなのか知ったのもその神社の分体に会ってからですからつい最近のことでしたもの・・・まあ、こうやってパスができたから、理性も記憶も前世の九尾よろしく私の情報全て取り戻したわけですけど。てっきりご主人様が意図的につなげたものかと。」
「あ、ホントだ。」
今更だがこの狐と私の間に確かにパスができている。しかしこれはアルフのような使い魔としてのものともザフィーラの守護獣のソレとも違う・・・どちらかと言うと、セイバーやアーチャーを現界させているときのそれと同じ感じだ。
「今はほとんど私の力だけで現界しておりますのでこの姿を取っておりますが、ご主人様が少し通してくださればこの狐耳と尻尾も隠せますよ。」
「じゃあ早速・・・」
とりあえず、魔力を送ってみると。タマモの狐部分が完璧に消えた。これなら見た目はただの絶世の美女だろう。
「ああん、ご主人様の魔力がタマモの中に入ってきて・・・もう・・もう・・・」
「ふざけたこと言うとパス切るわよ(ルールブレイカーで)」
「申し訳ございません!ですからどうか見捨てないでください!」
「まあいいわ・・・とりあえず聞くけどあなた実力はあるの?」
「えー、なんというかー、そのー」
「ないのね・・・」
「い、いえ!ある事にはあるんですよ・・・ただ・・・」
「ただ?」
「私、肉弾戦はとてもピーキーでして・・・このまま闘ってくれと言ったらまず不可能です。使い物になりません」
「・・・・ってことは肉弾戦以外ならいけるってこと?それにこのままって言ったわよね?」
「はい!さっすがご主人様!話が速くて助かります!」
「で、具体的には?」
「単純に言いますと融合ですね。」
「融合・・・ユニゾンデバイスみたいなもの?てか、ユニゾンデバイスなんて単語知らないわよね?」
「いえ、知っていますよ。転生する際にその時代の基本的なことは知識として入れられていますから。それから厳密には少し違うんですよね・・・どちらかと言うと憑依に近いですし・・・あ、でもやっぱり融合かな?」
「どっちでもいいけど・・・まさか戻れないとかいうんじゃ・・・」
「あ、それは大丈夫です。ご主人様側からいつでも切れますので」
ほうほう、それは便利。それにしても主と融合することで真価を発揮する使い魔・・・いやサーヴァントか・・・普通の使い魔じゃないし・・・新しいな。それに人造魂魄を使わずにそのまま使い魔になった・・・・まあソレを言ったらセイバーやアーチャーも同じようなものなんだけど
「因みに合体すると?」
「ご主人様が出してくれる魔力量にもよりますが、簡単に言いますと普段の状態なら基本的な呪術くらい今やっているこの人間の姿に化けることですかね、多いと尻尾から無数に軍勢作っちゃったり、某忍者漫画に出てくる妖狐のようなこともできたりしちゃいますね。まあ、最も強さはあんなものじゃないですけど・・・第一本物の九尾なら人間に無理やり操られるなんてことありえませんし、まあどんな能力持っていても人間単体なら不死身でもない限りはくしゃみ・・・いや蝋燭の火を息で消す感覚で倒せますね・・・・写輪眼の幻術なんて私には通用しませんし。てか、自分で言うのもアレですけど、実際その集合体とか何とかのあの何たらボッチよりも私強いですし・・・まあそれも融合したらの話ですけどね!子狐の身体じゃそもそも出力に耐えられなくて・・・あ、当然ですけど私天照としての力はございませんのでご容赦を」
つまり『てばよ』の中にいる九でラマーな狐をムチャクチャ強化してマダラにも手に負えなくした感じか・・・アレ?何気にスゲェチートじゃね?特に十尾大量生産って・・・・少なくとも私を瞬殺くらいはできるわね。
「はい!あ、でも大丈夫です!私はいつでもご主人様の味方ですから。多分ご主人様の魔力なら出し惜しみ無しの全開状態で何たらボッチの大量生産も楽にできますよ?それに相性もよさそうですし?」
「相性?てか、さっきもだけど地味に心読んだわね。」
「まあ、一つはあなたが転生という形で別の神に直接会ったことで神性を持っているんですよね・・・まあ残り香みたいなものですけど」
香りがいまだに残っているってすごいわね。そして今のはスルーっと・・・
「まあ後は・・・あなたと私が似ているからでしょうか?」
「・・・ああ、確かに似ているかもね。」
「ふふふ、でしょ?」
「でも、そのご主人様っていうのやめてくれる?」
「ではマスターと・・・あ、それとも旦那様・・・もしくはダーリン☆と!」
「マスターになさい。そのほうがまだいいわ・・・それと・・・なんで
「え?あーこれは決してマスターのにおいを嗅いで寝たかったわけじゃなくてですね・・・」
「問☆答☆模☆様」
「あじゃぱー」
「では、改めまして。マスター麻井伸の
「ちょっと待て!」
「ん?どうかいたしましたか?」
「どうかしたのかではない!玉藻の前ってあの玉藻の前か?」
「ええ、そうですよ。ほら、ちゃんと狐耳も尻尾もありますし・・・ちょっとそこのショートカット茶髪の全力全壊と貧乳ツルペタ騎士王・・・尻尾モフモフするのやめてください。そこはマスターだけの特等席ですよ!」
「誰がツルぺタですか!」
「セイバー」
「セイバー」
「セイバー」
「セイバー」
「王」
「「「「「・・・・・(ガシッ)」」」」」
「今ようやくあなた達を外道と判断した(涙)」
「まあ、安心なさい。世の中貴方のようなツルぺタ好きもいる・・・皇魔王鬼とか」
「あんな下郎に好かれるくらいなら聖杯の泥を浴びたほうがマシです。」
「まあ、この尻尾はマスター専用ですので・・・さあ!マスター!!ぜひとも私の尻尾の中に・・・」
「ルールブレ・・・」
「申し訳ございませんでした。」
「ねぇねぇ、それよりさ王様。タマモノマエってなに?」
「レヴィ・・・今年最後の授業の歴史の授業でやったであろう。」
「あ、あ~!思い出したよ!!たしかジョーコーとかいう奴の妻になったけど・・・ってやつよく覚えてないけど。」
「でもなんか私たちの知っている九尾となんか違いますね。」
「それについてはかくかくしかじか」
「・・・・歴史学者が昏倒するような話だな」
「(まあ、そんなこと言ったらここにいるアーサー王とランスロットもそうなんだけどね)」
「・・・・なんか皮肉な話ですね。神を崇めているのにもかかわらず、その神が現れたら手の平を返して殺しにかかるって・・・」
「まあ、それだけ人間が狭量な存在だということでもあるわね。自分で必至こいて祈って助けを請いだにもかかわらずそれが現れれば得体の知れないものとして迫害する。まあ人間なんてそんなものよ。他にも魔女狩りだとか異端審問とかいろいろあるんだし。」
「まあ、大昔のミッドとベルカの戦争も発端はそんなところですから。『自分の知らない魔法体系がある』それがどうしようにも怖かったんでしょうね。」
「まあ、とりあえず朝ごはんにしましょうか?」
「僕もうおなかペコペコだよ!」
「さて・・・それじゃあさっそくやってみましょうか」
「ハイ!マスター」
そういうとタマモの身体が光だし、私の中に入って行った
「特に変わって・・・いるわね」
とりあえずいうと・・・・ケモミミが生えていた・・・・まあ予想できなかったことじゃないから大して驚きもしないし取り乱したりもしないけど
「ねえ、タマモ」
(なんでしょうか?)
「これどうにかならない?」
(あ、なりますよ。と言っても今は初融合なので何度か融合と分離を繰り返せば長くても今日中には完璧に同調して通常形態時のケモミミと尻尾は無くなりますよ。いや~それにしても相性はいいと言いましたがまさかここまでいいとは思ってもいませんでした!)
「どういうこと?」
(相性が良ければ良いほど、術者寄りの姿になりますけど悪いと狐寄りの姿になるんですよね。狐的に・・・しかも最悪の場合・・・・)
「?」
(殺生石になって二度と元には戻りません。九尾的に)
危!?てか・・・そんな大事なこともっと早く言いなさいよ!!
(しかしすごいですよホント!普通なら良くてキタキツネくらいになるのが関の山ですのにいきなり人の形保っているんですからこれは誇ってもいいと思いますよ!!)
「そ、そう・・・」
(ではこの調子でどんどん行ってみましょう!)
とりあえずその後2時間でケモミミは無くなった。
そしてその後私たちは今翠屋に向かっている・・・のだが
「いや~、狐姿でもこうしてマスターに尽くせるのは狐冥利に尽きるものですよ。」
「冬限定だけどね」
そう、今タマモは子狐形態で私の首元にいる。つまり超簡易マフラーである。因みに認識阻害の魔法が私を中心にそのまま動いているため問題ない。
カランカランー
「いらっしゃい~」
「お、蓮こっちだ」
「はいは~い」
そう言って席に座る。しかし―――
「いやあこれ傍から見たら刃ハーレムよね」
ただいまの面子
男:刃
女:蓮、高町、アリシア、フェイト、八神、バニングス、月村、シュテル、レヴィ、ディアーチェ
「実際お前覗いても男一人いるけどね」
「なんのことかしら?」
「ほら・・・」
「あ、ザフィーラ」
見ると足元に子犬フォームのアルフとザフィーラがいた。確かにザフィーラ含めれば二人ね。
「ところで蓮」
思うんだけど高町やテスタロッサ達って呼び間違えたりしないよね・・・なんでだろ?
「その首に巻いてあるモゾモゾしているマフラーみたいなの・・・何?」
「ああ、コレ?これはね・・・」
そう言って、マフラーことタマモを置く。すると―――
『かわいい~』
まあ予想通りの反応でした。はい
「どうしたの?この狐?」
「昨日の買い物の時に拾ったのよ」
「何処で拾ったの?」
「えっと・・・高町とユーノが最初に会ったあそこ」
「あー、懐かしいね」
「思えばあそこから始まったんだよね」
(フェイト、フェイト!)
(どうしたの?アルフ?)
(あの狐・・・ただの狐じゃないよ!魔力がある。)
「え?」
「あ、そうそう。この狐私のサーヴァント・・・使い魔だから」
『えええええ!!?』
「助けたのはよかったんだけどいつの間にかパスが出来ちゃっていてね・・・」
「でもサーヴァントって?」
「簡単に言うと契約・・・と言うより根本が違うからだよ。例えばアルフの場合はミッド式の使い魔、ザフィーラの場合はベルカ式の使い魔でしょ?だけどこの狐はその二つに当てはまらないのよね・・・だからサーヴァントって新しく別枠を作ったってわけ」
「でも・・・なんだろう?本当にこの狐アルフやザフィーラとなんか違う・・・」
「お、流石に使い魔従えているだけはあるわね!」
「何が違うんや?」
「使い魔って普通契約したらその動物を触媒に人造魂魄を降ろして使役するでしょ?」
「うん」
「へぇ~そうなんか」
「はやて・・・君はザフィーラがいるんだからそれくらい知っておこうよ」
「い、嫌やな刃君・・・うちはちゃんと知っていたで?」
『(絶対嘘だ)』
「でもこれって中身の魂そのものがもうすでに違うんだよね。」
「そうだね」
「でもこの狐の場合は本物の魂使っているんだよ」
『え?』
「だからこの狐の場合、この狐の魂をそのまま使っているのよ。」
「嘘!?」
「ね、ねえ、それってすごいことなの?」
「少なくとも今までの使い魔でそんなものはいなかったな」
いつの間にか人間形態になっているアルフとザフィーラ。
「でもそれってなんかすごいのかい?言っちゃ悪いけどそこまでメリットない気がするよ」
「メリットは、単純に言うとその魂が輪廻・・・つまり平たく言うと前世のポテンシャルをそのまま発揮したりできる。前世の記憶全部思い出して・・・」
本当はマジで転生しているんだけどこの方が違和感ないでしょ・・・転生者のことをあまり口走るのはよくないし・・・
「?つまり・・・どういうことだい?」
「つまり例えばの話、この狐の魂の前世がフェイトだったとしよう。そうするとこのサーヴァントは前世で持っていたフェイトの力をそのまま扱えるってわけ。」
「ちょっと待ってよ!じゃあこの狐は今・・・・」
「うん、前世での力を扱えるんだけど・・・」
「それを扱おうとするとこの狐の身体が持ちません」
認識阻害と音声遮断結界張ったままにしておいてよかった
『喋った!?』
フェイトと使い魔たち以外が驚いた
「そりゃ私も使い魔ですから喋りますわよ。何今更驚いているのですか?」
「い、いや・・・まあそうだけど・・・ねえ?」
「でもどういうことだ?体が持たないということはそれだけ前世のお前が強大だということか?」
「まあ、そうですね。」
「因みに前世はなんだったんだい?」
「あ、申し遅れましたが私、玉藻の前と申します。」
「タマモノマエ?どこかで聞いたことがあるような・・・」
「ヒント:九尾」
「それ答えよ。タマモ」
『えぇ!!!?』
「ちょ、ちょっと!!?どういうことよ!?説明なさい!!」
かくかくしかじか(天照の一人格については言っていない)
『・・・・・・(涙)』
「なんで泣いてるのよ?」
「だって・・・だって・・・・そんな真実だったなんて・・・」
「私・・・九尾に関して考え改めるわ」
「もうこれ完璧に人間側悪役やないか・・・」
「でも、アンタがそんなすごい存在なのは分かったけどさ・・・使えないんなら意味無いんじゃ・・・」
「ええ、ですから・・・ふふ」
『?』
「私と融合することで使用可能にしたのよ」
『ええ!?』
「もう初めて融合して身も心も一つになった時のあの心地よさと言ったら・・・ムフフフフフ。」
「ク・・・な、なんかすごくうらやましいよ・・・」
「因みに融合するとより親密にマスターのことがよくわかりますのよ?マスターの心のうちとかわかりますし」
「逆に使い魔の心のうちもわかるんだけどね・・・・精神リンク以上に」
「フェイト!私たちも融合しよう!」
「ど、どうやって!?」
「気合で!!」
「ええ!?」
「あ、そうそう。タマモのことについて誰かに行ったら・・・・・バラすからからそのつもりで。」
こんなこと知れたら管理局の連中が何しだすかわからないし・・・下手をしたらその辺の動物を乱獲してサーヴァントにしだしたりするだろうし
『は、はい!!!』
オマケ
玉藻の前
蓮(伸)によって拾われた狐。魔法で治療したらいつの間にかパスができた。その正体は平安時代にいたとされる九尾において天照の一人格が転生した存在。ただし前任の九尾(エクストラのキャス狐)が現在お呼び出しを受けているため元と姿は同じだが人格は違うため厳密には平安時代にいたとされる玉藻の前とは違うが、天照が直接転生させた点と人間に仕えたいという気持ちとご主人様絶対主義という点においては変わらない。なお、此処ではセイバーとアーチャー含めてサーヴァントと言っているが中身は全く別物である。狐の状態では力はほとんど発揮できない(具体的に言うと初期キャス狐以下、できるのはケモミミが生えた獣人形体とただの狐のように化けるのが精いっぱい。因みにそれを解くと、九尾の子狐になる。) が、マスターである伸とユニゾンデバイスのように融合することでその真価を発揮する。また、英霊として呼ばれたわけでもないためエクストラのような枷が無いためまさにチートの権化とかしている。ただし伸の体の適性が良いとはいえ、所詮は生身の人間のためそれでも本当の意味での全力は出せない(出せたら玉藻の本気で次元世界がヤバイぐらいになる。闇の書?鼻息で転生機能ごと木端微塵になりますが?くらいのレベルになる)。融合は仙人モードを思い浮かべてくれると分かりやすい。(同調が悪いと最悪殺生石になって考えることをやめたになるため)
とある神社にいる狐は自分の分体とのこと。なので、よく狐達に崇められているとかなんとか・・・狐ネットワークなるものを持っている。本人いわくこれのおかげで今まで人間に見つからなかったとか。
神社を拠点に休息をとっていたらとあるオッドアイに虐められてああなったらしい。
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第五十八話:どうやら自戦力がひどいことになったらしい