No.531107

外史の果てに 第一章 捨てる神あれば拾う女神あり(一)

あさぎさん

心機一転、一発目。はりきって行ってみよー。

2013-01-13 03:32:23 投稿 / 全2ページ    総閲覧数:6675   閲覧ユーザー数:4956

 

 

空を見上げると、満天の星空がそこにはあった。

 

あの日と変わらない煌びやかに光る無数の星々。

 

そういえば、あの頃は面白い噂が大陸中に蔓延っていた。

 

確かそう…あれは、天の御使いとか云う平和を齎す者の話だったっけ。

 

 

 

星が落ちるなんて、この世もいよいよ終わりだろうか。

 

物思いに耽りつつも足取りは決して緩めない。

 

明りのない荒れた地を行く一つの影があった。

 

腰まで伸びた漆黒の髪をなびかせて、凛とした足取りで目的地を目指す。

 

その風貌からも分かる通り、影の正体は女性であった。

 

しかも、暗闇の中でも遠目から見ても、恐らく皆が息を呑む気品と美を兼ね備えた女。

 

(何やら眩しいと思いましたが、まさか星が落ちるなんて…妖か何かの類でしょうか…?)

 

目指す場所が近付くにつれて、一歩一歩が慎重になる。

 

護身の術は身に付けているが、夜分であるからと気を遣い、誰にも知らせずに出たのはまずかった。

 

そんなことを考えるが、言葉とは裏腹に後悔の念には駆られない。

 

知的好奇心が、彼女の中に眠るものを燻らせてしまったのだから仕方ない。

 

考えているうちに、目的地は目と鼻の先。

 

携えてきた一振りの剣を握る力が自然と強まる。

 

その場所には巨大な岩が落ちたように、大きなへこみができていた。

 

そして、その中心には---------人が居た。

 

何の変哲もなさ気な男が一人。

 

この出会いがこの物語の始まり。

 

長い、長い物語の最初の一ページ目であった。

 

 

 

 

 

 

 

どうも、お久しぶりです。

これ、昔の作品を読み返しながら書いてるんですけど、まぁ恥ずかしい恥ずかしい。

中二病というか、痛々しい表現というか、なんだ…”私の物語へようこそ”とか。

穴があったら生き埋めにされたい。

 

さて、これを読んでくれている人が居るかどうかは分かりませんが、

取り敢えず、考えていることが一つあります。

前のシリーズを消去するか否かです。

消さないでという意見がありましたら考えますが、何もなければ近々消そうかと思ってます。

取り敢えず何か反応があると嬉しいです。

ではではー。

 


 
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