アリーナ。
芽衣達は困惑していた。
そして、ジンヤは表に出していないが混乱していた。
オヒュカスのスイッチャーが自分と同じ顔で自らを神崎ジンヤと名乗ったから…
「混乱しているのも無理はないな…」
オヒュカスのスイッチャーことZは愉快そうに笑みを浮かべながら話した。
「俺はパラレルワールドの神崎ジンヤ、24歳。現在はホロスコープス13番目の使徒、オヒュカス・ゾディアーツ。元仮面ライダーだ」
Zの言葉に芽衣とシャルは反論した。
「仮面ライダーって…なんで、ホロスコープスに?!」
「そんな…どうして?!」
芽衣とシャルの言葉にZは両手をやれやれのポーズにすると言った。
「そんなのどうでもいいだろ、まあ一応言うと…ISという存在に絶望したからな。女尊男卑、織斑千冬の狂信者、仲間の死、間違いを認めようとしない委員会のババア共………俺が信じた友の裏切り。それが俺を蛇に変えた」
そう言うと、Zはスイッチを押し、オヒュカス・ゾディアーツになった。
『見学料の情報代はここまで…一応、サービスしていおこう』
そう言うと、オヒュカスは右腕に巻きついている蛇をシャル達に向けた。
すると、蛇の口から光線が出て、シャル達に直撃しそうになると、それが薄いバリアになった。
「シャル、大丈夫?!」
「うん、大丈夫だよ芽衣!」
シャナやミストライン、莉乃はバリアに触った。
「これは…すごっくぷにぷにするな」
「本当に柔らかいな…」
「くせになっちゃいそうだな~」
莉乃達がそう言っていると、オヒュカスが説明した。
『そいつは殆どの攻撃を撥ね返すバリア。戦いが終わってから、消滅する。俺は遠くから見ているとしよう…』
そう言うと、オヒュカスはワープして消えた。
「コラァー!貴様等!私達を忘れるな!!」
一方、篠ノ之とエミリーはジンヤ達に忘れられていたので怒っていた。
「あ、ごめん。まったくもって忘れていた」
「いきなり、ジンヤと同じ顔の人が出てきたからね…」
ジンヤと芽衣の言葉に篠ノ之とエミリーは激怒した。
「貴様!エミリー、行くぞ!」
「分ったわ!」
すると、エミリーは刀型変身ツールのサソードヤイバーとサソリ型コアのサソードゼクターを手にした。
篠ノ之は腰にライダーベルトを装着し、手には戦いの神と呼ばれるクワガタムシ型昆虫コアのガタックゼクターをつかんだ。
「「変身!」」
『『Henshin』』
電子音と共に2人は変身した。
エミリーは仮面ライダーサソード・マスクドモードに篠ノ之は仮面ライダーガタック・マスクドモードに変身した。
「へっ、ムシムシコンビか。相手にとって不足無しだ!」
「行くよ、ジンヤ!」
芽衣がそう言うと、懐から龍騎のカードデッキを取り出すと、腰にVバックルが出現した。
「変身!」
そして、カードデッキをVバックルにセットすると、芽衣は仮面ライダー龍騎に変身した。
「鬼の力を見せてやるぜ」
そう言うと、ジンヤは変身音叉、仁義を取り出すと、仁義を鳴らした。
それを額に持っていくとジンヤの周りに桜吹雪が舞った。
『ハァッ!』
そして、ジンヤは音撃戦士、仁鬼に変身した。
『さ~てと、この龍鬼コンビがおたくらをバシッと倒してやるぜ!』
『いくよ、ジンヤ!』
こうして、龍騎VSサソード、仁鬼VSガタックの戦いが始まった。
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今年最後の更新なのでがんばります!