No.524871

私の記憶を返してください!!!

ペガガさん

『漫才のネタを作るように面白いライトノベル風を目指しています』

1日に、原稿3枚を書くのが目標で自分が面白くなりつつ、文章能力を良くしていければいいなと思ってます。

2012-12-29 21:51:52 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:389   閲覧ユーザー数:389

 

『エピソード0 現実と思考とでの解離』

 

 人には計り知れない欲望が渦巻いていると俺は思う。

 

 下校帰りの女の子に声をかけて誘拐しようとする犯罪、地下鉄の階段や段差で女の子のスカートの中を盗撮しようとする性犯罪、ロリ漫画で弾けろBBAと啖呵を切ってしまう性犯罪

 

 ちゃうちゃう、最後のは性犯罪やなかった

 

 とにかく! 俺はこんな腐った世の中に嫌気がさしていた。

 

 「ふあぁ〜」俺は欠伸をしながら、エロゲーをプレイし終わりそっとイヤホンを外す。

 

 「今日もりんこちゃん最高やった、ナイスロリヒロイン!!ヒヤッハーー」

 

 俺は小さくガッツポーズし、そっと窓を開ける。

 

 いつしか自分の部屋以外が別次元の世界なのではないいかと恐怖心で支配されてしまった俺の心(二十四歳の心)は外を見る行為自体に躊躇いを持つようになってしまった。

 

 久しぶりに見る『動く世界』これが俺に対してはどのような意味を持つか分かるだろうか? 『動く世界』の中に役割を持っている貴方達には理解出来ない境地であろう。

 

 まあ、とにかく俺には俺の心にはタメライとの思考の交差があるんだ。

 

 そんな自分語りを心の中に問いかけながら窓を開けた。二重なので網戸も開けた。網戸はニトリで買った。

 

 「・・・・・・・・・あれ?」

 

 窓を開けるとそこに広がるのは、時刻で言うと早朝5時で『動く世界』が日の出と共に動く姿のはずだった。

 

 しかし、そこに映った世界は『動く世界いや動き出そうとしていた世界』ではなくあたり一面が森・山で支配されていたジャングルであった。

 

 俺はそっとニトリで買った網戸をぶん投げた

 

 

 

 

『エピソード1 序章 ジャングル大帝』

 

 あたり一面がジャングルに包まれていた。

 

 ……俺はこれからどうすればいいんだろう

 

 まあまずは、人が生存しているのかを調べる必要がある。

 

 俺は慌てて今まで作業していたパソコンをつけインターネットを開く。

 「…繋がった」

 

 確かに繋がった。 だが今現在人が存在しているとは限らない。

 

 いつもはグーグルをホーム画面にしているからYahoo先生をお目に見ることはないが、最新の情報

を制圧しているのはYahoo先生だ!

 

 俺はYahooに飛んだ。

 

 最新のニュースを見ると柚子湯に浸かるカピパラ一家と言う可愛らしいニュースであった。 なんと和やかなのであろう。

 

しかし、ある異変に気づく今日は12月27日のはずなのに、12月22日で止まっていたのだ。

 

「やべえ」 俺は驚愕した。

 

12月22日に俺は『教えてりんこちゃん』を購入し五日五晩やり続けた。

 

この集中力のせいで五日分の情報がまるでない。

 

「クソ、この集中力の代償がこれだと言うのか」 

俺はボヤキながらネットを続けるまとめサイトもニュースも『教えてりんこちゃん』のツイッター情報そのどれもが22日を堺にして失われていたのだ。

 

「何で」 徐々に焦りと不安にさいなまれた俺は人が現在進行形で書き込む2チャンネルへと飛んだ。

 

やはり22日で止まっていた。

 

そこに書かれていたのは、今日で地球は滅亡だ(^q^) マヤの日キタ━(゚∀゚)━!

 能力者の皆そろそろ滅亡を止めに行くぞなどと書かれていた。

 

「マヤの予言の日?これが鍵を握っているのか?」 

 

人類滅亡と言うのは恒例行事の様に世間を毎日賑わす、そんな行事に今回も緊張感無く流していた。

 

「あれ?」 25日に書き込みがあったのを発見した。

 

俺は検索を続ける。

 

タイトルは、街から人がいなくなったんごwwwだった。

 

コメント1を見るとそのスレッドを作成した本人のコメントで、「誰もいない、2ちゃんにもいない誰かいたらコメントしてマジで頼む(´;ω;`)よ」と書かれ、その後ろにはメールアドレスが書かれていた。

 

「よし、俺以外にもいきている人がいるのか!」 孤独だと思っていた中の新たな希望に俺は胸が高鳴りそのメールアドレスが書き込まれていたページをそっと閉じた。

 

「よし、人探しに行くか!」パソコンの電源を消し俺はそっと部屋を出た。

 

 

 
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